ホンダ・シビックが日本向けラインアップに復活、しかし高すぎる車両価格
今秋、ホンダはシビック シリーズを日本ラインアップに復活させる。セダン、ハッチバック、タイプRの3種類の日本仕様が発表された。発売日は2017年9月29日に予定されている。
(写真は寄居工場で生産中のシビック セダン)

シリーズの中で唯一の国内生産となるのがシビック セダン。レギュラーガソリン仕様で車両価格はHonda SENSING装備車が265万320円に設定される。

しかし、1.5Lターボエンジン搭載のFFセダンとして考えればかなりの高額ではないだろうか。トヨタならマークXのエントリーモデルとほぼ同額であり、こちらは2.5L V6エンジン搭載のFR車である。マツダであれば、2.2Lディーゼルのアクセラセダンにあと少しで届くという水準だ。シビック セダンの最高出力は173psとかなりのスポーティーな走行が楽しめそうで、なおかつ全車アルミホイールが採用されるなど、上級スポーツ車のポジションで販売されるということではあるが、それでもこの価格設定を理解できるのは少数派ではないだろうか。ちなみにトランスミッションはCVTのみだ。
シビック ハッチバック/TYPE Rは英国スウィンドン工場からの輸入販売となる
(写真は英国工場で生産中のシビック ハッチバック)

そして、シビック ハッチバックについては英国スウィンドン工場生産の輸入車ということで、搭載される1.5Lターボエンジンはハイオク仕様、最高出力は182psとなる。

車両価格はHonda SENSING装備車で280万440円からと、もちろん国内生産のシビック セダンより値上がりとなる。こちらのトランスミッションはCVTに加えて6MTも設定されるのが唯一の救いとなるが、やはり高い。タイプRに手が届かないファンからは一つの選択肢とされるだろう。
(写真はシビック タイプR)

最後にタイプR。2.0L VTEC TURBO搭載のスウィンドン工場生産モデルとなる。エンジンタイプは先代型踏襲ながらもブラッシュアップを受けており、最高出力320ps、最大トルク40.8kgfm、軽量化が施され車体重量は1390kgに抑えられる。車両価格は450万360円に設定される。先代型は750台の限定輸入販売であったが、本モデルに限定台数は設定されていない。
#1
匿名さん2017/07/28(Fri)08:05:33
ま、日本市場はオマケとしか考えてないからこんな値段設定なんだろうな
#2
匿名さん2017/07/28(Fri)09:42:28
せめて同じターボのジェイドRSぐらいの価格だったらねぇ
ホンダは全体的に割高だな
#3
匿名さん2017/07/30(Sun)07:35:59
セダンとハッチバックがそっくり、、、。
セダンはすぐ終売になりそう。
#4
匿名さん2017/07/30(Sun)10:11:01
シビックが高いのではなく、マークXが破格に安いだけかと
#5
匿名さん2017/07/31(Mon)10:23:24
ちゃんと値段なりのブランド作ってくれよ。ホンダ。
#6
匿名さん2017/07/31(Mon)23:22:19
日本以外ではそれなりに売れそうではある。
だが欲しいのはこれではない。1Lターボでいいから、200万を切ってほしい。
#7
匿名さん2017/08/01(Tue)17:23:50
♯6
0.66Lターボで何卒ご容赦を。
#8
匿名さん2017/09/05(Tue)17:46:46
♯6
お前貧乏?
#9
匿名さん2017/12/06(Wed)20:36:15
4WDがあったら買ったのに
#10
肥溜めストーリー2019/08/16(Fri)23:05:34ID:E3OWMwYmGZ
確かに強気過ぎる価格設定。
フィットとシビック の間が空き過ぎ。
#11
匿名さん2019/09/07(Sat)20:20:26ID:E2NDg1NTzN
欧州フリークを蹴散らすニュル仕込みの走り。
#12
匿名さん2019/09/07(Sat)21:33:53ID:JlOWViMTDZ
欧州車への憧れ。
欧州車への劣等感。
必死にニュルを攻める日々。
超えたい壁。しかし、決して超えられぬ壁。
無駄と知っても、やらぬよりはやった方がマシ。
「努力は必ず報われる」こんな世の中になることを望んで止まない。
車名 | シビック | シビック |
代表グレード | セダン | セダン ホンダセンシング |
発売日 | 2019年10月 | 2019年10月 |
型式 | DBA-FC1 | DBA-FC1 |
ボディ形状 | 4ドア セダン | 4ドア セダン |
乗員定員 | 5名 | 5名 |
全長(mm) | 4650 | 4650 |
全幅(mm) | 1800 | 1800 |
全高(mm) | 1415 | 1415 |
ホイールベース(mm) | 2700 | 2700 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1545/1565 | 1545/1565 |
室内長(mm) | 1930 | 1930 |
室内幅(mm) | 1525 | 1525 |
室内高(mm) | 1160 | 1160 |
車両重量(kg) | 1300 | 1300 |
エンジン型式 | L15B | L15B |
シリンダー配列 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量(cc) | 1496 | 1496 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 73.0×89.4 | 73.0×89.4 |
最高出力 | 173ps(127kW)/5500rpm | 173ps(127kW)/5500rpm |
最大トルク | 22.4kg・m(220N・m)/1700〜5500rpm | 22.4kg・m(220N・m)/1700〜5500rpm |
圧縮比 | 10.6 | 10.6 |
過給機 | ターボ | ターボ |
燃料タンク容量(L) | 47 | 47 |
使用燃料 | レギュラーガゾリン | レギュラーガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 19.4 | 19.4 |
サスペンション(フロント) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
サスペンション(リア) | マルチリンク式 | マルチリンク式 |
ブレーキ(フロント) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ(リア) | ディスク | ディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 215/55R16 93V | 215/55R16 93V |
タイヤサイズ(リア) | 215/55R16 93V | 215/55R16 93V |
最小回転半径(m) | 5.3 | 5.3 |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | FF | FF |
消費税込み車両価格 | 2,627,900円 | 2,699,400円 |
車名 | シビック | シビック |
代表グレード | ハッチバック | ハッチバック ホンダセンシング |
発売日 | 2019年10月 | 2019年10月 |
型式 | DBA-FK7 | DBA-FK7 |
ボディ形状 | 5ドア ハッチバック | 5ドア ハッチバック |
乗員定員 | 5名 | 5名 |
全長(mm) | 4520 | 4520 |
全幅(mm) | 1800 | 1800 |
全高(mm) | 1435 | 1435 |
ホイールベース(mm) | 2700 | 2700 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1535/1555 | 1535/1555 |
室内長(mm) | 1910 | 1910 |
室内幅(mm) | 1465 | 1465 |
室内高(mm) | 1160 | 1160 |
車両重量(kg) | 1350 | 1320 |
エンジン型式 | L15C | L15C |
シリンダー配列 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量(cc) | 1496 | 1496 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 73.0×89.4 | 73.0×89.4 |
最高出力 | 182ps(134kW)/6000rpm | 182ps(134kW)/5500rpm |
最大トルク | 22.4kg・m(220N・m)/1700〜5500rpm | 24.5kg・m(240N・m)/1900〜5000rpm |
圧縮比 | 10.6 | 10.6 |
過給機 | ターボ | ターボ |
燃料タンク容量(L) | 46 | 46 |
使用燃料 | ハイオクガゾリン | ハイオクガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 18.0 | 17.4 |
サスペンション(フロント) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
サスペンション(リア) | マルチリンク式 | マルチリンク式 |
ブレーキ(フロント) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ(リア) | ディスク | ディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 235/40R18 95Y | 235/40R18 95Y |
タイヤサイズ(リア) | 235/40R18 95Y | 235/40R18 95Y |
最小回転半径(m) | 5.5 | 5.5 |
トランスミッション | CVT | 6MT |
駆動方式 | FF | FF |
消費税込み車両価格 | 2,780,800円 | 2,852,300円 |
過去記事(2017/05/03)
新型シビックは今夏発売のスケジュール、4ドアセダン、5ドアハッチバック、タイプR
ホンダ新型シビックの日本発売が7月に予定されている、通常ラインアップに復活
ホンダ新型シビックの日本発売が2017年7月にスケジュールされている。
(写真は新型シビック セダン)

シビックシリーズは日本市場向けには長らく通常ラインアップから外されていたが、その間、欧州および米国の市場を中心に進化を遂げており、今回のフルモデルチェンジで10代目となる。日本導入されるのは4ドアセダン、5ドアハッチバック、そしてタイプRを含めた3モデルとなる。

新型シビックは1.5Lターボと2.0L NAの2タイプをラインアップ、タイプRは2.0Lターボ
新型シビック日本仕様に搭載されるエンジンは、セダンとハッチバックには1.5L VTEC-TURBOが採用されるとしてきた。さらに2.0L NAも加わる見込みとなっており、2タイプのエンジンラインアップとなる。欧州仕様は直3 1.0LのVTEC-TURBOもあるが、これは導入されないだろう。
(写真は新型シビック ハッチバック)

タイプRは先代型のブラッシュアップ版となる2.0L VTEC-TURBOを搭載し、最高出力は320psとなる。タイプRは2017年3月のジュネーブモーターショーで市販型が公開されたばかりで、日本仕様も欧州仕様と同時期の発売となる。

4ドアセダンは日本国内での生産となるが、5ドアハッチバックとタイプRは英国スウィンドン工場からの輸入販売となる。月販目標台数は合わせて2000台程度となるだろう。
(写真は新型シビック タイプR)

シビックの歴史は1972年の初代モデルから続くが、度重なるフルモデルチェンジを経てボディサイズは大きくなり過ぎた。今回の新型で、セダンが全長4630mm×全幅1800mm×全高1415mm、ハッチバックが全長4500mm×全幅1800mm×全高1420mmとなる見込み。シビック復活とはいえ、国内で多くの販売台数が見込めないのもこういったところに理由がありそうだ。

ホンダの2017年のフルモデルチェンジは、NSX、シビックに続き、N-BOXが予定されている。この内、台数が出そうなのが軽自動車のN-BOXだけということで、少しさみしい内容と言えるかもしれない。
過去記事(2017/03/28)
シビックタイプR、ゴルフGTIクラブスポーツSのニュルブルクタイムを更新か
シビックタイプR量産型が公開、ニュルブルクリンクFF車最速を奪還できるのか
ホンダの新型シビックタイプRの量産型がジュネーブモーターショー2017で発表された。
(写真は新型シビックタイプR、ジュネーブモーターショー2017)

新型シビックタイプRは、新たなボディとブラッシュアップされた2.0L VTEC-TURBOエンジンを搭載し、先代型からの進化を感じさせるものとなった。

新型シビックタイプRはライバルのゴルフGTIクラブスポーツSを超えることができるか
ただし、進化したのはシビックタイプRだけではない。ライバルのフォルクスワーゲンは2016年にゴルフGTIクラブスポーツSを発売。これはニュルブルクリンク北コースのラップタイムで7分47秒19というレコードを叩き出し、先代型シビックタイプRの7分50秒63という記録を更新している。

そんななか新型シビックタイプRに期待されるのは、ゴルフGTIクラブスポーツSからニュルブルクリンクFF車トップの座を奪還することとなる。

ジュネーブでの市販型ワールドプレミアを終え、今夏の発売を控えた段階となった現在ではあるが、新型シビックタイプRのニュルブルクリンクタイムの結果がまだ公表されていない。

改良を受けた2.0L VTEC-TURBOエンジンは最高出力320psというスペックが発表されており、これは先代型タイプRあるいはゴルフGTIクラブスポーツSの310psという数値と比較してもアドバンテージとなっていることは確かである。

しかし、タイムで結果が出なければファンは納得しないはず。発売日までには、先代モデルから約3.5秒以上のタイムを短縮させたFF車最速レコードを出してくるのではと予想する。
過去記事(2017/03/09)
ホンダ新型シビックタイプRの量産型が世界初公開、ジュネーブモーターショー
新型シビックタイプR、今夏発売の量産型をジュネーブで公開
シビックタイプRの量産型が本日一般公開日を迎えたジュネーブモーターショー2017でワールドプレミアとなった。
(写真は新型シビックタイプR、ジュネーブモーターショー2017)

ホンダはこれまでに、シビックタイプRのプロトタイプを1月の東京オートサロン2017でも出品しており、次期タイプRが日本発売されることをアナウンスしてきた。

今回のジュネーブモーターショーでは、遂に量産モデルが発表され、その発売が待たれる段階となった。

新型シビックタイプRは最高出力は320psに到達、VTEC-TURBO搭載
新型シビックタイプRに搭載されるエンジンは2.0LのVTEC-TURBOということで、先代モデルからのキャリーオーバーとなる。ただし、ブラッシュアップは盛り込まれており、最高出力は320psを達成。これは先代モデルの310psから+10psアップということになる。なお最大トルクについては400Nmということでスペック上は先代モデルから変わりがない。

新型シビックタイプRのベースとなっているのは、新型シビックのハッチバックモデルであることはご覧の通り。このタイプRでは、ねじり剛性として先代モデル比で38%の向上が公表されている。

2017年夏の発売が欧州市場に向けて公表されており、これは日本市場に向けたものと変わりがない。先代型の日本販売は、モデル末期となってから限定数の輸入販売ということであったが、新型はカタログモデル化され、欧州と同じタイミングで販売されることになる。

新型タイプRは英国のスウィンドン工場での製造が予定されており、日本仕様もここで生産されたものが輸入販売される予定だ。
過去記事(2017/02/03)
ホンダ新型シビック、セダン、ハッチバック、タイプRが2017年夏に日本発売
ホンダ新型シビック10代目モデル、日本発売に向けて準備中
東京オートサロンで公言された通り、通算10代目となる新型シビックの日本発売が2017年夏に実施される見込みとなっている。
(写真は新型シビック セダン)

新型シビックは既にグローバルでは販売が始まっている地域があるが、日本市場に向けても東京オートサロンでセダンとハッチバック、タイプRプロトタイプが初公開されており、これらの発売が確定的となっている。

新型シビックはVTEC-TURBOのみでハイブリッドは無し、日本での販売規模は小さそう
まず通常版シビックのセダンについては、埼玉県の寄居工場での生産計画が立てられており国内生産モデルということになる。ただし、ハッチバックについては英国スウィンドン工場で生産されたものが輸入販売されることになり、国内生産の計画は無い。
(写真は新型シビック ハッチバック)

シビック日本仕様に搭載されるエンジンは、VTEC-TURBO 1.5Lの一本に絞られる見込みとなっている。欧州仕様ではVTEC-TURBO 1.0Lが設定されているが、その日本導入は見送られるだろう。

他にハイブリッドモデルの設定も無いことから、日本での販売規模はあまり大きくはならないことが予想される。セダンは国内生産されるが、一定数は輸出向けに割り振られる可能性がある。

そしてシビック タイプRは、やはりベースがハッチバックということもあり、英国生産モデルとなる。搭載されるエンジンは先代型と同タイプのVTEC-TURBO 2.0Lであるが、最高出力は300psから新型320ps程度へパフォーマンスアップされる。来月3月のジュネーブモーターショー2017では市販型がいよいよワールドプレミアとなる見込み。2017年夏に通常版シビックと同時発売されることになるだろう。
過去記事(2017/01/13)
ホンダ新型シビック日本仕様は、セダン、ハッチバック、タイプRの3種類あり
ホンダ新型シビック、10代目モデルは日本市場でも本格的に販売される
東京オートサロン2017が1月13日から15日の日程で、千葉の幕張メッセで開催中となっている。そこでホンダは今夏発売予定の新型シビックシリーズを出展した。
(写真はシビック タイプR プロトタイプ)

新型シビックシリーズについては欧州、米国でのデビューが済んでおり、日本発売が待たされている状況にある。なかでもシビックセダンは国内の埼玉製作所での生産が予定されていることから、日本市場への導入が確実視されていた。

そして、今回の東京オートサロンでは、セダン、ハッチバック、タイプRの3種類のプロトタイプが出展された。いずれのモデルも日本仕様が用意され、販売されることになる。
(写真はシビック セダン プロトタイプ)

日本で生産予定のないハッチバックとタイプRについては、英国生産モデルが導入される見込みで、これらは輸入車ということになる。

新型シビックは2017年夏に発売、セダン、ハッチバック、タイプRがほぼ同時にラインアップ
新型シビックの発売時期については2017年夏頃が計画され、英国輸入のハッチバックとタイプRについても同時期のラインアップが予定されている。
(写真はシビック ハッチバック プロトタイプ)

ハッチバックにはSPORTのバッジが付けられている。
タイプRについては、グローバルでも市販に至っていない。ただし、2017年3月のジュネーブモーターショーでタイプRの市販型がワールドプレミアされると予想されており、英国生産モデルが夏頃に日本で輸入販売されるというのは現実的なスケジュールに思える。

日本仕様のセダンとハッチバックのパワートレインは、1.5Lターボエンジンの搭載される。欧州市場で先行導入される1.0Lターボは今回も見送られる可能性が高い。また、ハイブリッドエンジン搭載モデルのラインアップも予想される。
タイプRは先代型から引き続き2.0L VTEC-TURBOとなる見込みで、パフォーマンスアップが盛り込まれる。
過去記事(2016/11/23)
次期シビックタイプR量産型がジュネーブモーターショー2017で公開予定
UKホンダがシビックタイプRの量産型公開について言及、ジュネーブモーターショー2017
ホンダは、新型シビックタイプRの量産型を2017年3月に開催されるジュネーブモーターショーでワールドプレミアさせる予定となっている。
(写真は次期シビックタイプR)

ホンダでは次期シビックタイプRが開発中となっており、そのプロトタイプがパリモーターショー2016で公開されたばかりであった。
(写真はシビックタイプRプロトタイプ、パリモーターショー2016)

次期タイプRについてはセダン説があったが、これはパリのプロトタイプが5ドアハッチバックがベースとなっていたことにより否定された。搭載されるユニットは2.0L VTEC-TURBOになることが見込まれており、先代型からのキャリーオーバーながらもパフォーマンスアップが期待される。

シビックタイプRの生産は2017年後半に英国スウィンドン工場で開始される見込み
新型シビックタイプRの生産は英国のスウィンドン工場で2017年後半にも開始され、ここから世界各国へ輸出されることになる。日本発売については公表されていないが、先代型が限定数発売された実績を考えると、新型も同様の販売が予想される。ただし、日本に入ってくるのはもう少し先になるだろう。

シビックタイプRは英国の自動車雑誌「What Car?」における2017年カーオブザイヤー リーダーアワードの最終選考に残された。最近の同アワードでは、2015年にHR-Vが1位、2016年にNSXが2位に選ばれるなどホンダ車に目立った功績がある。2017年はシビックタイプRの他に、ジャガー・I-Pace、ランドローバー・ディスカバリーといった有力な英国系新型車が最終選考に残っており、シビックタイプRのライバルとなる。
過去記事(2016/11/19)
ホンダ・シビッククーペSiプロトタイプがロサンゼルスオートショーで公開
新型シビックのSiプロトタイプがワールドプレミア、Siグレード発売予定
ホンダは2015年から全世界的にシビックのフルモデルチェンジを進めているが、なかでも北米は重要視されている市場の一つ。そんななか開催中となっているロサンゼルスオートショー2016では、シビックSiプロトタイプが初出展され話題となっている。
(写真はシビックSiプロトタイプ)

シビックシリーズのスポーツモデルといえばタイプRがまず頭をよぎるが、これは最上級スポーツという位置付けで車両価格も高く実際に保有するとなるとなかなか手を出すことができないモデルでもある。シビックSiは通常シビックとタイプRの間を埋めるスポーティグレードとしてのポジションが与えられる。

シビックSiはデュアルVCT付き1.5Lターボ搭載、日本仕様セダンに期待
シビックSiに搭載されるエンジンは、デュアルVTC付きのVTEC-TURBO 1.5Lとなる。これまでVTEC-TURBO 1.5Lは燃費重視型にセッティングされてきたが、Siではパフォーマンス重視の設定が望まれるだろう。

この他、アクティブダンパー、アクティブステアリングシステム、LSDなどの装備でスポーツ走行に対応する。

今回発表されたSiプロトタイプはシビッククーペがベースとなっている。シビックシリーズはセダン、クーペ、5ドアハッチバックの3つのボディタイプが存在するが、このうちセダンとクーペにSiグレードが設定され、2017年の北米発売が予告されている。

日本市場向けにはシビックセダンが2017年秋に発売される計画となっているから、このSiグレードのラインアップも期待される。
過去記事(2016/11/11)
シビックタイプR市販型がジュネーブモーターショーでワールドプレミアの予測
シビックタイプR市販型が早くも登場、次期型も日本販売されるのか
ホンダはシビックシリーズのフルモデルチェンジをグローバルで進めている。日本仕様も久々にセダンのみではあるが通常ラインアップに復活するとのこと。
(写真は新型シビックタイプRプロトタイプ、パリモーターショー2016)

そしてシビックタイプRについては今秋のパリモーターショー2016でプロトタイプが発表された。その市販型が早くも2017年3月に開催予定のジュネーブモーターショーで欧州市場に向けて発表されると予測する。

次期シビックタイプRについてはセダンがベースになるという情報もあったが、プロトタイプは5ドアハッチバックモデルの車体がベースとなった。

日本で販売されることになる通常のシビックセダンは日本生産される計画となっている。しかし、5ドアハッチバックモデルにそういった予定は無く、つまりシビックタイプRについても先代型と同様に英国生産となる可能性が高いだろう。シビックタイプRのレギュラーラインアップ化も期待されたが、海外生産ということになると限定数販売になるかもしれない。
パワートレインは先代のFK2型シビックタイプRを踏襲、パフォーマンスアップは盛り込まれる
次期シビックタイプRのパワートレインは先代型と同じくK20C型のVTEC-TURBOが採用されるだろう。先代型は最高出力310ps、最大トルク40.8kgfmというパフォーマンスであったが、次期型ではブラッシュアップを受け数値が上乗せされるはずだ。

現在のところ次期シビックタイプRが日本販売されるという具体的な情報は無い。やはり日本販売は後回しにされ、モデル末期になってからの輸入販売となるか。
過去記事(2016/11/05)
ホンダ・シビックセダン日本仕様は国内生産モデル、2017年秋より生産開始
新型シビックはセダンのみが日本発売される、生産は国内工場で行われる
ホンダは昨年から今年2016年にかけて北米と欧州でシビックのフルモデルチェンジ発表を行い、10代目モデルへの切り替えを進めてきた。日本市場向けにはタイプRを除きしばらくラインアップから外されていたシビックシリーズであるが、新型はセダンに限り日本発売されることが公言されている。
(写真は新型シビックセダン、パリモーターショー2016)

そして、その生産計画も明らかになりつつある。シビックセダン日本仕様は、国内の狭山工場で2017年秋から生産される予定となっている。これまでシビックセダンの日本発売は2018年とされていたから、これは少し早まる可能性がある。

新型シビックセダンは日本で販売台数を伸ばすことができるか、5ドアの追加発売にも期待
セダン離れと言われて久しい日本市場であるが、多くのセダンモデルが車種整理され競合モデルが減っている状況だ。セダンとは言え魅力的なモデルを投入することができれば手堅い販売台数を獲得できるチャンスでもある。

シビックセダンの属するCセグメントセダンのカテゴリでは、トヨタ・カローラ、スバル・インプレッサ、マツダ・アクセラといったシリーズにセダンが設定されており主な競合モデルとなるだろう。ただし、これらの販売の主役は、どちらかと言えば5ドアハッチバック車の方である。
(写真はシビックハッチバック)

シビックはグローバルでは5ドアハッチバック車が用意されているが、日本市場に導入されるのはセダンのみ。あえて5ドアを日本導入しないのはフィットの販売に専念したいためと考えるが、ライバル車種がそうであるようにやはりユーザーのニーズは5ドアハッチバック車にあるのではと考える。
(写真はグレイス)

実はホンダはフィットベースのセダンとしてグレイスを販売しているが、知らない人もいるのではないだろうか。このクラスでセダンのみで車名を持つとマイナー車種化してしまう恐れもある。
シビック5ドアの日本導入も期待したいところだが、今のところそういった動きは無い。
過去記事(2016/10/11)
新型シビック欧州仕様には直3 1.0L VTEC-TURBOを搭載、パリモーターショー
ホンダVTEC-TURBO 1.0L第一弾は欧州シビック、ダウンサイジングターボエンジン
ホンダは開催中のパリモーターショー2016でフルモデルチェンジした新型シビックのセダンとハッチバックを公開した。
(写真は新型シビックハッチバック)

そして、搭載が予定されるガソリンエンジンとしては、直3 1.0L VTEC-TURBO、直4 1.5L VTEC-TURBOの2タイプが欧州仕様には用意されることになっている。


日本ではハイブリッド優先のためVTEC-TURBO 1.0Lの普及が遅れる、シビックセダン日本仕様への採用に期待
ホンダは新世代のダウンサイジングターボガソリンエンジンとしてVTEC-TURBOエンジンを開発し、採用モデルを増やしつつある。

そんななか最も小排気量である直列3気筒1.0Lのタイプについては、これまでフリードやシャトル、あるいはフィットへの搭載が噂されていた。しかし、日本市場向けモデルはハイブリッドが優先されたこともあって、なかなか実現されずにいた。
(写真はシビックセダン)

結局のところ今回発表された新型シビック欧州仕様への搭載が市販車初搭載ということになり、その実力が期待されることになる。

VTEC-TURBO 1.0は最高出力129ps、最大トルクは6MT車が20.4kgfmでCVT車が18.4kgfmというパフォーマンスとなる。
(写真はVTEC-TURBO 1.0)

(写真はVTEC-TURBO 1.5)

さらにステップワゴンやジェイドで先行採用されてきたVTEC-TURBO 1.5も新型シビック欧州仕様に搭載予定となっている。

新型シビックは通常モデルの日本発売がセダンに限り計画されている。シビックシリーズが日本ラインアップへ復活するのは、タイプRを除くと2010年以来となる。
過去記事(2016/09/30)
次期シビックタイプRはセダンではなくハッチバック、プロトタイプがパリで発表
次期シビックタイプRプロトタイプが早くもパリモーターショーでワールドプレミア
パリモーターショー2016のプレスデーがスタートした。そこでホンダはシビックタイプRプロトタイプを発表し、車体を公開した。
(写真はシビックタイプR PROTO TYPE)

ホンダは2015年からシビックシリーズのフルモデルチェンジをグローバルで進めてきた。そして、ボディタイプとしてセダン、クーペ、5ドアハッチバックとあるなかで、次期タイプRのベースとなるのはセダンになるという話であった。しかし、今回ワールドプレミアとなったシビックタイプRプロトタイプは5ドアハッチバックのボディとなっており、セダンという話は誤報だったということになる。

現行シビックタイプRの日本仕様は、昨年2015年に750台限定で発売されたばかり。早くも次期プロトタイプが発表され、欧州向けには2017年後半の発売となる見込みだ。

新型シビックシリーズの日本仕様について整理すると、ノーマル車ではセダンのみが2019年頃に発売される見込みで、これはおそらく日本生産となることが予想される。タイプRについては、現行型のような限定数の輸入販売ではなく、次期型はセダン同様に日本生産でカタログ車としてラインアップされることも予想されたが、この話はハッチバックベースのタイプRということであれば実現性が低くなった。
次期タイプRは、日本生産されないハッチバックがベースということであれば、やはり英国スウィンドン工場からの輸入販売と考えるのが妥当か。
新型シビックのハッチバックはルーフが低い、セダンとの見分けが難しい
(写真は新型シビックセダン)

新型シビックはセダンとハッチバックの区別が非常につきにくい。リアからのアングルであれば判別は容易だが、前方からのアングルであったり少し離れて見た感じではハッチバックがセダンに見えることはあり得る。ハッチバック車としては室内高が低く抑えられており、リアシートに座るとヘッドクリアランスが少なくセダンのような感覚だ。
(写真は新型シビックハッチバック)

次期タイプRがセダンという誤報も、おそらく単純な見間違いによるものではないだろうか。
過去記事(2016/09/20)
10代目シビック欧州仕様は1.0L、1.5Lの2種類のVTEC-TURBOがラインアップ
ホンダ・シビック欧州仕様がフルモデルチェンジ、パリモーターショー出展
シビック欧州仕様のフルモデルチェンジが進められている。10月1日に一般公開日を迎えるパリモーターショー2016での出展が計画されている。
(写真は新型シビック ハッチバック)

新型シビック ハッチバック欧州仕様のボディサイズは全長4497mm×全幅1800mm×全高1421mm、ホイールベース2700mmとなる。フォルクスワーゲン・ゴルフが席巻する欧州Cセグメントクラスに投入され、シビックシリーズは今回のフルモデルチェンジで10代目となる。

シビック欧州仕様では、日本より先に1.0L VTEC-TURBOを投入
既に米国向けにはセダンとクーペが販売中となっているが、これらに搭載されるエンジンは、直4 2.0L NAと、VTEC-TURBOとして直4 1.5L ターボが採用された。そして欧州向けに搭載されるエンジンが正式発表され、2種類のVTEC-TURBOエンジン、直3 1.0L ターボと直4 1.5L ターボが採用されることになった。
(写真はVTEC-TURBO 1.5L)

VTEC-TURBO 1.5Lの方は、北米シビックだけでなく、日本向けにもステップワゴンやジェイドでの搭載実績があったもの。
(写真はVTEC-TURBO 1.0L)

VTEC-TURBO 1.0Lの方は日本では新型フリードやフィットに搭載されるという計画があったが、これは未だ実現されていない。1.0Lターボは日本よりも先に欧州デビューを果たすことになる。
トランスミッションは6MTと7速マニュアルモード付きCVTがそれぞれのエンジンタイプに用意される。
パリモーターショー2016ではシビックハッチバックの他にセダンが出展される予定。セダンも欧州で販売されることになるだろう。そして、シビックセダンは日本市場への導入が公言されており、日本発売の時期は2019年頃が予想される。
過去記事(2016/09/17)
ホンダ10代目シビックハッチバック、米国市場の次は欧州に向けて準備
ホンダ新型シビックの欧州市場に向けてのプロモーションが本格化
ホンダは10代目シビックのハッチバックモデルをパリモーターショー2016で発表する予定となっている。これに先駆けて、イギリスにあるスウィンドン工場から生産中のシビックハッチバックの写真が公開された。
(写真は新型シビックハッチバック)

既に新型シビックハッチバックの量産はスウィンドン工場にて開始されており、先行して発売される米国に向けての輸出が進められつつある。次は販売のメインに位置付けられる欧州市場に向けて、ここからデリバリーされることになる。

新型シビックは日本でも発売される予定、ただしセダンのみで2018年
ホンダはこれまでにしてきたスウィンドン工場への投資は1989年からの累積で22億ポンドを超えている。なかでも新型シビックの生産準備のためには2億ポンドをかけてきた。イギリスのEU離脱により、スウィンドン工場が今後もホンダの欧州におけるフラグシップ工場のポジションを維持できるかというまた別の問題はあるが、ひとまずグローバルモデルである新型シビックの生産が無事にスタートすることができた。

日本向けには、5ドアハッチバックのボディタイプはおそらく販売されない。これはすぐ下のクラスのBセグメントに主力車のフィットがポジションニングされていることと無関係ではないだろう。ただし、新型シビックハッチバックに関して言えば、フィットとは別次元のスポーティな雰囲気が与えられている。ハッチバック車では野暮ったくなりがちなリア周辺の造形は、セダンやクーペとも共通する美しさである。
シビック日本仕様はセダンに限った販売が計画されている。これは北米やヨーロッパより少し遅れ、2018年頃の発売が見込まれる。
過去記事(2016/09/12)
新型シビックハッチバックがパリモーターショーでワールドプレミアの予定
ホンダがパリでシビックハッチバックの市販型車両を初公開する計画
ホンダは2017年9月29日にプレスデーを迎えるパリモーターショーでシビックハッチバックをワールドプレミアさせる予定となっている。
(写真は新型シビックハッチバック)

ホンダは新型シビックハッチバックの画像一点を欧州向けに公開した。これはリアコンビネーションランプ部分のズームとなっているが、既に北米向けには市販車両の画像が公開されており、欧州向けもこれに近い仕様となることが確認できる。
(写真は新型シビックハッチバック米国仕様)

この新型シビックハッチバックは欧州向けに2017年の初期よりデリバリー開始されることが公表された。新型シビックシリーズは英国スウィンドンにあるホンダの事業所で生産される。まずは2016年秋より米国向けの輸出販売が先行して行われ、その後欧州向けに割り当てられる。シビックシリーズはこれまで米国向けにはセダンとクーペをメインに販売されてきたが、今回の新型からはハッチバックについてもラインアップされる。
(写真はシビックセダン)

新型シビックは日本向けにはセダンが導入される見込み、2018年発売予想
一方で日本市場向けにはセダンを導入することが公言されており、2018年の発売が予想される。ホンダの日本向けラインアップでは、タイプRを除けば、2010年に販売終了となったFD型以来のシビック復活ということになる。
(写真はジャズ Spotlight)

ホンダは今回のパリモーターショーでシビックハッチバックの他に、ジャズ Spotlightを出展するとしている。新型シビック セダンをベースにした次期タイプRコンセプトの出展が噂されていたが、これには触れていない。
過去記事(2016/09/05)
シビックタイプRコンセプトがパリモーターショーで発表か、次期型はセダン
日本販売されたばかりのシビックタイプR、早くも次期コンセプトを公開か
ホンダは次期シビックタイプRのコンセプトモデルを9月29日よりプレスデーが開催されるパリモーターショー2016で発表する可能性がある。
(写真は2015年発売シビックタイプR)

ホンダの日本向けラインアップでは、しばらくシビックの車名は姿を消していた。そんな中、昨年2015年12月にシビックタイプRのみが限定数750台で英国から輸入販売され、話題となったことがまだ記憶に新しい。
シビックのフルモデルチェンジがグローバルで進められている、日本市場にセダンを販売する計画あり
一方で、ホンダはシビックシリーズのフルモデルチェンジを進めており、セダンとクーペについては北米市場主導で市販型の発売を済ませている。
(写真はシビックセダン)

残る5ドアハッチバックについては、プロトタイプが3月のジュネーブモーターショー2016で発表されていた。市販型については、2016年秋に先行販売される米国に向けて、生産国の英国から輸出中となっている。
(写真はシビッククーペ)

そして、この新世代シビックにもタイプRが設定されることになり、開発が進められている。そのコンセプトモデルがパリモーターショーで公開されるとの情報が拡散している。
(写真はシビック ハッチバック プロトタイプ)

前述の2015年日本発売のシビックタイプRは、5ドアハッチバック車をベースに開発されたものであった。現在開発中のタイプRは、セダンがベースになる。セダンのタイプRについては、2007~2010年の期間、日本でも販売されたことがあり、次期タイプRの日本発売が期待される。また、通常版シビックはセダンに限り日本発売が計画されている。
過去記事(2016/08/18)
新型シビックハッチバックを2016年秋に米国で発売、英国生産の輸入モデル
シビックハッチバックが今秋アメリカで発売、セダンとクーペに追加
ホンダは英国生産される新型シビックを米国でも輸入販売することを発表した。2016年秋に発売される予定となっている。
(写真はシビックハッチバック米国仕様)

シビックシリーズはこれまで米国市場では、4ドアセダンと2ドアクーペをメインに販売されてきた。シビックの5ドアハッチバックモデルが米国で販売されるの今回のモデルが初となる。既に米国市場では新型シビックのセダンとクーペが販売されており、ハッチバックが追加発売される形となった。
(写真はシビックハッチバック市販プロトタイプ)

シビックハッチバック米国仕様は1.5L VTEC-TURBOを搭載、CVTと6MTを設定
シビックハッチバック米国仕様に搭載されるエンジンは1.5L VTEC-TURBOとなり、トランスミッションとしてはCVTと6MTが用意される。この新型シビックハッチバックは、排気量がさらに小さい1.0L VTEC-TURBOの採用が計画されていたが、今回の米国仕様では設定されないようだ。2017年が予定されている生産地の英国発売よりも、米国発売が早くなったのもこの辺りに理由があるのかもしれない。

新型シビックハッチバックのエクステリアについては、2016年3月のジュネーブモーターショーで発表された市販プロトタイプとほぼ同じと思われる。市販プロトタイプと今回の米国仕様で外観上確認することができた違いは、イエロー色のブレーキキャリパーが採用されていない程度である。
(写真は1.5L VTEC-TURBO)

新型シビックの日本発売については、セダンが2018年頃を目処に計画されているが、ハッチバックについては情報が無い。今回、異例とも言えるシビックハッチバックの米国発売が実現されたことを考えると、日本発売を望む声も増えそうだ。
過去記事(2016/06/03)
シビックタイプRの次期型はセダン、2.0L VTEC-TURBO搭載で開発中
シビックシリーズは世代交代のタイミング、タイプRの追加発売は難しい
現行シビックタイプRが発売されたのが昨年2015年の12月であった。限定750台の英国生産モデルが車両価格428万円にて日本で輸入販売されたが、予約受付早々に完売ということで多くのファンが手にすることができなかった。
(写真は現行シビックタイプR)

一方で通常型のシビックはというと、2015年に北米においてセダンがフルモデルチェンジし、2016年に入ってからは5ドアハッチバックのコンセプトモデルが欧州発表されている。世代交代が進みつつあるなかで、現行シビックタイプRが追加発売される可能性は低いと考えた方がよさそうだ。

次期シビックタイプRが開発中、新型セダンに2.0L VTEC-TURBOを搭載
そして、ホンダでは次期シビックタイプRの話が進められている。これは北米向けセダンのボディをベースに開発されており、タイプRセダンの復活ということになる。
(写真は新型シビックセダン北米仕様)

日本においてはハッチバックのイメージが強いシビックシリーズであるが、フィットの躍進以降は販売台数を奪われる形となり、2005年モデルからハッチバックの国内販売を停止し、セダンの導入に切り替わった。この流れを受けて2007年にセダンのシビックタイプRが販売されてきた歴史がある。
(写真はシビックタイプR セダン)

次期シビックタイプRに搭載されるメインユニットは、2.0LのVTEC-TURBOが踏襲されるだろう。もちろんブラッシュアップは受けることになり、現行型では最高出力310ps/6500rpm、最大トルク40.8kgm/2500rpmであったパフォーマンスが、どれだけ上乗せされるかが注目される。
次期シビックタイプRの発売時期は2018年秋頃が想定される。
過去記事(2016/05/07)
シビック復活、北米の新型セダンが日本でも販売される、2018年の発売見込み
北米で販売されるシビック 5ドアセダンが日本で発売される
ホンダは北米シビックのフルモデルチェンジを昨年2015年に実施し、既に販売を開始している。まずはセダンボディから市場導入された新世代シビックであるが、これは日本発売されることがホンダの八郷社長の発言からも明らかとなっている。ホンダの国内向けラインアップからシビックが復活することになる。
(写真はシビック セダン北米仕様)

シビックが復活、Cセグメントセダンの競合モデルが少ない日本市場に活路
日本市場では現在もシビックタイプRがラインアップされているが、これは限定販売のスポーツモデルというかなり特殊な存在。一般的なユーザーに向けられたシビック シリーズは2010年以来、姿を消している状況だ。シビック復活の時期は2018年頃が想定されている。

シビックシリーズは、日本での販売が終了してからも、欧州市場では5ドアハッチバックが、北米市場では4ドアセダンと2ドアクーペをメインとしてフルモデルチェンジを繰り返し販売が継続されていた。このうち日本市場に導入されるのは4ドアセダンのみということになる。

セダン離れの進んだ日本市場では5ドアハッチバックの方が売れそうであるが、シビックのすぐ下のクラスに価格面も含めて商品力の高いフィットがあるために、ハッチバックは売りにくい。むしろ、競合するモデルが少ないセダンの方が日本市場でも販売できる余地がありそうだ。

ちなみにシビック ハッチバックの方は、新世代型がまだ発売されておらず、プロトタイプが3月のジュネーブモーターショーで発表された段階である。
過去記事(2016/03/03)
シビック ハッチバック プロトタイプがワールドプレミア、ジュネーブ画像
ホンダがCIVIC HATCHBACK PROTOTYPEを発表、次期欧州向けシビック
ホンダはシビック ハッチバック プロトタイプをジュネーブモーターショー2016で発表した。
(写真はCIVIC HATCHBACK PROTOTYPE)

ホンダの次世代型シビックとしては、北米シビック セダンの市販型が2015年秋に発表されていた。これに続く今回のシビックハッチバックプロトタイプは欧州市場向けの次世代型を予告するものであり、発売時期としては2017年の初頭頃が計画されている。

次期5ドア シビックには1.0L VTEC-TURBOを搭載、ホンダのダウンサイジングターボエンジン
シビック ハッチバックに搭載されるパワートレインとしては、1.0Lの直噴ガソリンターボエンジンが採用される見込み。この1.0L VTEC-TURBOと呼ばれるユニットは、日本市場向けの次期フリードなどへの搭載が噂されていた。しかしこれは延期されたとのことで、市販車への搭載はしばらく果たせそうにない。日本向けモデルを差し置いて、欧州向けシビックが最初の1.0L VTEC-TURBO搭載車となる可能性があるだろう。
この他に、日本のステップワゴンで搭載実績のある1.5L VTEC-TURBO、新世代ディーゼルの1.6L i-DTECも用意される見込みである。

ハッチバックのシビックは、日本市場ではフィットに需要を奪われる形で2005年に販売を終了させている。以降はタイプRのみが限定台数で販売された。

一方でセダンのシビックに関しては、2005~2011年に日本での販売実績があり、さらに新型北米モデルの日本発売が計画されている。
(写真は新型シビック セダン、北米モデル)

新型シビックハッチバックが日本発売されることは無さそうだが、セダンのみのラインアップでシビック復活となりそうだ。
過去記事(2016/02/18)
新型シビックハッチバックがワールドプレミア、ジュネーブモーターショー2016
新型シビックハッチバックのプロトタイプがジュネーブで公開予定
ジュネーブモーターショー2016が3月1日にプレスデーを迎え開幕する。そこでホンダは次期型シビック ハッチバックをワールドプレミアさせる予定となっている。
(次期シビックハッチバック)

シビックシリーズの新世代モデルとしては、昨年2015年にセダンが北米市場向けに発売されている。
(写真は北米シビック セダン)

今回ジュネーブで発表されるモデルはこれに続くハッチバックモデルということになる。公開されるのはコンセプトではなくプロトタイプの段階に位置付けられており、ほぼこのままのエクステリアデザインで市販されることになるだろう。従来型同様に生産は英国工場で行われることになる。ホンダはこの新型シビックの生産準備として昨年2015年から2億ポンド(約325億円)の投資を行ってきた。

次期シビックの日本発売はやはり難しい、
現在のところ公開されているシビックハッチバックのエクステリアは、バックショット一枚だけであるが、フロントデザインは北米のシビックセダンに近くなることが予想される。
さて、シビックと言えば、タイプRが日本市場向けに発売されたばかりであるが、欧米市場では、この通り次期型への移行期にある。シビックハッチバックの欧州発売は2017年の早い時期になる見込みだ。一回り小さいフィットが席巻する日本市場では、やはり次期型も導入される可能性は低いだろう。
(写真は現行シビック タイプR)

次期シビックも従来型同様にタイプRが設定されることが予想されるが、こちらの日本導入を期待したい。
過去記事(2016/02/15)
ホンダ・無限シビックタイプRコンセプト画像、アフターパーツが発売予定
シビックタイプRにアフターパーツ装備のコンセプトモデルが発表
ホンダはシビックタイプRの日本発売をしたが、早くもその無限カスタマイズモデルが東京オートサロン、大阪オートメッセで公開された。
(写真は無限シビックタイプRコンセプト)

シビックタイプRは英国ホンダ工場から輸入されるモデルとなる。搭載されるのは直4 2.0LのVTEC-TURBOエンジンで最高出力310ps、最大トルク40.8kgfmというスペック。

近年のホンダではこういったスポーツ志向の強いモデルはラインアップから姿を消していたわけであるが、シビックタイプRの発売を契機に無限ブランドからアフターパーツが用意されることになり、今回のカスタマイズカーイベントでの出展に至った。
無限シビックタイプRコンセプトに使われたパーツのいくつかは市販予定品
ただし、無限シビックタイプRコンセプトと名付けられたモデル名が示す通り、あくまでコンセプトモデルということで、公開されたすべてのパーツが市販されるわけではないようだ。市販化は代表的なパーツに留まる。

まずは市販化されるものとしては、フロントエアロバンパー、リアエアロバンパー、リアディフューザー、リアウィング、スポーツエキゾーストシステム、ブレーキパッド、アルミホイールが挙げられる。そもそもシビックタイプRの車体自体が国内販売750台限定のモデルであるから、数多く売れるものではないのだが、注目するファンは多かった。

一方でフロントエアロフェンダー、エアロボンネット、リアエアロフェンダー、フロントサイドリアリップスポイラーについてはコンセプトモデルスペシャルとしており、市販予定は無い。
過去記事(2015/10/31)
東京モーターショー2015、見逃せないモデル(前編)
東京モーターショー2015、マツダ、日産、メルセデスベンツ、ホンダ、スズキ
東京モーターショー2015が10月30日(金)~11月8日(日)の日程で開催中となっている。見逃せない主要モデルをリストアップ。
前編:マツダ、日産、メルセデスベンツ、ホンダ、スズキはこのページ
後編:三菱、レクサス、スバル、ダイハツ、トヨタはリンク先へ
マツダ
まずは西棟1Fの1・2ホールから。マツダではRX-VISIONがメインモデルとなる。RX-8後継のロータリーエンジン搭載モデルを予告するコンセプトカーということで、RX-9としての市販化が待望される。これを見るために東京モーターショーへ訪れたというファンも多いはずだ。
(写真はマツダ・RX-VISION)

日産
日産ブースでは、次期ジュークコンセプトとも言われるGRIPZが主力モデルの一つとなる。他に自動運転車のIDSコンセプト、無地インテリアに映像を映し出すTEATRO for DAYZ、ゲームのCONCEPT 2020 VISION GRANTURISMOもあるが、混雑の中あまり時間を割いて見るほどの内容ではないかも。インフィニティQ30やスカイラインクーペが出展されず残念。
(写真は日産・GRIPZ)

(写真は日産・IDSコンセプト)

メルセデスベンツ
長い通路を通り東棟1・2・3ホールへ。メルセデスベンツが東京モーターショー向けにコンセプトカー1台をワールドプレミアさせている。
(写真はメルセデスベンツ・Vision Tokyo)

ホンダ
お隣のホンダでは、燃料電池車CLARITY FUEL CELLの市販モデルがワールドプレミアとなる。NSX、シビックタイプRもそれぞれ市販型が日本初公開となる。
(写真はホンダ・クラリティFUEL CELL)

(写真はホンダ・NSX)

(写真はホンダ・シビックタイプR)

スズキ
今回のスズキはかなり意欲的。市販型ニューモデルとして、AセグメントクロスオーバーSUVのイグニス、Bセグメントハッチバックのバレーノ、BセグメントクロスオーバーSUVのエスクードを公開。ステージ上にはワールドプレミアのコンセプトカーとして3車種が飾られる。さらに5MTターボのアルトワークスも市販確定ということで見どころ満載となった。
(写真はスズキ・イグニス)

(写真はスズキ・バレーノ)

(写真はスズキ・エスクード)

(写真はスズキ・マイティデッキ コンセプト)

(写真はスズキ・アルトワークス)

通路を挟んで向かいの東棟3・4・5ホールへ(後編:三菱、レクサス、スバル、ダイハツ、トヨタ)
過去記事(2015/10/28)
ホンダ・シビックタイプRは限定750台428万円、東京モーターショー2015で発表
シビックタイプRが日本発売、欧州からの輸入販売が実現
10月28日、東京モーターショー2015が開幕した。ホンダはシビックタイプRを出展し、日本発売を正式に発表した。
(写真は新型シビックタイプR)

新型シビックタイプRの日本向けに割り当てられた限定台数はわずか750台。これまでの予測では約1000台というものが多かったが、これよりも少ない台数となった。

ベースとなっているのは欧州仕様シビック5ドアモデル。このベースモデルからして日本で正規販売されておらず、このタイプRが抜群の存在感を放つことになるのは間違いない。

新型シビックタイプRは2.0L VTEC-TURBO搭載でニュルブルクリンク7分50秒63、FF車最速
シビックタイプRに搭載されるエンジンはVTEC-TURBOの2.0Lタイプ。そのパフォーマンスは最高出力310ps/6500rpm、最大トルク40.8kgm/2500rpm。車体重量は1380kgとなる。

ボディサイズは全長4390mm×全幅1880mm×全高1460mm、ホイールベースは2600mmと、まさに欧州Cセグメントハッチバックカーど真ん中。ニュルブルクリンクサーキットでは7分50秒63というレコードを保持し、これはFF車で最速となる。
リアには大型のスポイラーが装備される。

シートはレカロではなくホンダオリジナルとのこと。

コックピットの+Rボタンを押すことでエンジン特性とハンドリングがサーキットモードへとスイッチされる。
トランスミッションは6速MTとなる。タイヤはコンチネンタル235/35ZR19を装着。
車両価格は消費税込み428万円ということで、即完売は確実と見ていいだろう。ホンダ英国工場からの輸入販売となる。
過去記事(2015/09/28)
ホンダ シビックTYPE Rが10月28日に日本発売、約500万円予測、東京MS出展
新型シビックTYPE Rが間もなく発売、欧州から限定台数の輸入販売
欧州にて先行発売される新型シビックTYPE Rの日本発売が2015年10月28日になる見込みとなった。
(写真は新型シビックTYPE R、フランクフルトモーターショー2015)

シビックシリーズは1972年に初代型が発売された。その後モデルチェンジを繰り返し、北米ではセダンを、欧州ではハッチバックを主力に販売されてきた歴史を持つ。ただし、日本仕様については2012年に4ドアセダンタイプのシビックTYPE Rを最後にラインアップから姿を消していた。

今回、シビック復活として日本発売されることになるのは、欧州仕様シビック5ドアをベースに開発されたTYPE Rモデルとなる。英国工場で生産され、限定数1000台が日本で輸入販売されることになる。

シビックTYPE Rは新開発2.0L直噴ターボエンジンを搭載、最高出力310ps
新型シビックTYPE Rに搭載されるエンジンは直4 2.0L VTEC-TURBOとなる。ホンダは新世代直噴ターボエンジンとしてVTEC-TURBOを開発してきた。エンジンサイズは直3 1.0L、直4 1.5L、直4 2.0Lと3タイプが用意されるが、なかでも新型シビックTYPE Rに搭載される直4 2.0L VTEC-TURBOはハイパフォーマンス仕様となっており、最高出力310ps、最大トルク40.8kgmといったスペックとなる。

新型シビックTYPE Rの英国価格は2万9995ポンドとなった。日本仕様は約500万円となる見通しだ。

新型シビックTYPE Rの車体は、10月28日にプレスデーを迎える東京モーターショー2015で出展され、同日に発表・発売となる。
過去記事(2015/07/04)
ホンダ・シビック タイプRが英国スウィンドン工場で生産、日本向け1000台限定
シビックタイプRの生産がスタート、新開発2.0L VTEC TURBOを搭載
ホンダは欧州向けシビックをベースにしたシビックタイプRの生産をスタートさせた。
(写真は新型シビック タイプR)

シビックタイプRに搭載されるユニットは新開発の2.0L VTEC-TURBOとなる。そのパフォーマンスは最高出力310ps、最大トルク40.8kgfmで最高速度は269km/h。組み合わさるトランスミッションは6速MTとなる。

新型シビックタイプR日本仕様は英国スウィンドン工場から限定1000台の輸入販売
新型シビックタイプRの生産は英国のスウィンドン工場にて行われ、ここが唯一の生産拠点となる。そして今回、欧州市場に向けてのデリバリーがスタートした。

新型シビックタイプRの英国での車両価格は29,995ポンドに設定され、これは日本円換算で約574万円に相当する。普及車クラスのCセグメントハッチバックカーがベースのスポーツモデルとしては、かなり強気な価格設定と感じた。ただし歴代シビックタイプRを振り返ってもこれほどのハイスペックマシンは例が無く、ファンにとって重要なモデルであることは間違いないだろう。

そして、この新型シビックタイプRは限定1000台で日本発売される計画となっている。日本仕様についてもこのスウィンドン工場で生産され、輸入販売されることになる。車両価格もやはり600万円前後になることが予想され、購入することはおろか路上で実車を見ることすら難しくなりそうだ。

日本仕様の発売時期については、まだ言及されていない。しかし、10月開催の東京モーターショー2015に出展されることが予想され、遅くともその頃には明らかとなっているだろう。
過去記事(2015/06/21)
シビックタイプR、英国価格2万9995ポンド(日本円換算約584万円)で7月欧州発売
シビックタイプRの欧州発売が迫る、車両価格2万9995ポンド
シビックタイプRが2015年7月に欧州発売される見込みとなっている。
(写真はシビックタイプR市販型、ジュネーブモーターショー2015)

新型シビックタイプRは、欧州向けシビックをベースに開発されたモデル。これまで毎年3月に開催されるジュネーブモーターショーにおいて、2014年にコンセプトカーが、2015年に市販モデルがワールドプレミアされてきており、販売の中心もやはり欧州となる。

ただし、日本販売も限定台数で実施される計画だ。これについては英国向けの右ハンドル仕様が同国から輸入販売されることが予想される。その英国での新型シビックタイプRがの車両価格は2万9995ポンドとなり、これは日本円に換算にして約584万円に相当する。

新型シビックタイプRは先代モデルから大幅に格上げ、2.0L VTEC-TURBO搭載
さて、シビックタイプRなるモデルはこれまでも日本販売されてきており、4ドアセダンとタイプRユーロとして3ドアハッチバックの2タイプのボディが用意された。
新型シビックタイプRは、このうちのタイプRユーロの直接的な後継モデルに相当するだろう。先代タイプRユーロのスペックは、最高出力201ps、最大トルク19.7kgfmで車両価格は300万円であった。

先代タイプRユーロと比べ新型シビックタイプRは2倍近い車両価格ではあるが、排気量2.0Lの新開発VTEC-TURBOを搭載することで最高出力310ps、最大トルク40.8kgfmと大幅にパフォーマンスをアップさせている。価格、スペックともに先代型とは格が異なる印象だ。
過去記事(2015/06/06)
新型シビック タイプRの欧州発売が迫る、新色画像を公開、VTEC-TURBO搭載
シビックタイプRの新たな画像が公開、2015年7月に欧州発売の予定
2015年7月に予定されている新型シビック タイプRの欧州発売が迫っている。欧州ホンダはこれに先駆けて、新たな画像を公開した。
(写真は新型シビック タイプR)

新型シビック タイプRは3月に開催されたジュネーブモーターショー2015で市販モデルが初公開された。その時のボディカラーは、チャンピオンシップホワイトということであったが、今回のボディカラーはミラノレッドとなる。この他にクリスタルブラック、ポリッシュドメタル、ブリリアントスポーティブルーを加えた全5色が用意される予定だ。

新型シビックタイプRのボディサイズは全長4390mm×全幅1878mm×全高1466mm、車体重量は50Lの燃料を満載した状態で1382kgとなる。ベース車となるのが欧州仕様のシビックということもあり、欧州をメインに販売されることになるが、限定数1000台程度の規模で日本発売される計画もあり、注目しているファンも多いだろう。

シビックタイプRには2.0L VTEC-TURBOを搭載、最高出力は310ps、最大トルクは400Nmと公表
新型シビック タイプRに搭載されるユニットは新開発の直4 2.0LのVTEC-TURBOをとなる。同じVTEC-TURBOと名付けられたユニットは今春フルモデルチェンジしたステップワゴンにも搭載されるが、こちらは直4 1.5Lで燃費重視にセッティングされたエンジンとなる。

シビックタイプRに搭載される2.0Lターボはパフォーマンス重視型ということで、最大出力310ps/6500rpm、最高トルク400Nm/2500-4500rpmを発揮する。トランスミッションは6速MTが搭載される。

ホンダではこの他に直3 1.0LのVTEC-TURBOが開発中で、こちらはフィットへ搭載されることが予想される。
過去記事(2015/05/04)
シビックタイプRが日本発売、ホンダが東京モーターショー2015で発表か
ホンダ新型シビックタイプRが東京モーターショーでジャパンプレミア予定
欧州向けシビックをベースに開発されたシビックタイプRが2015年3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアされていた。
(写真は新型シビックタイプR、ジュネーブモーターショー2015)

この新型シビックタイプRは、2015年10月30日に一般公開を迎える東京モーターショーにも出展される見込みとなっており、日本発売が確実視されつつある。

新型シビックタイプRの英国価格は換算546万円、310psの2.0L VTEC-TURBOを搭載
新型シビックタイプRは、まずは欧州市場向けに2015年の夏から販売がスタートされる計画となっている。既に英国向けの車両価格として29995ポンドが公表されている。

この日本円換算にして約546万円にもなる価格は、FF 2.0Lクラスの普及車をベースにしたスポーツカーにしては少々割高感がある。そういったこともあってか日本市場向けの販売台数は1000台程度の限定数になる見込みだ。

新型シビックタイプRに搭載されるエンジンは、ホンダ新開発の2.0L VTEC-TURBOで、その仕様は最高出力 310ps/6500rpm、最大トルク 40.8kgm/2500rpmとなる。組み合わさるトランスミッションは6MTが設定される。最高速度は270km/h、0-100km/h加速は5.7秒というスペックが公表されている。
(写真はパルサー ニスモ コンセプト)

一方で、日産は2014年のパリモーターショーにて、パルサー NISMO コンセプトを発表していた。こちらもCセグメントハッチのFFスポーツカーということで、シビックタイプRのライバルになり得るモデルとして注目している。