新型【レヴォーグ】フルモデルチェンジいつ?次世代e-BOXERでストロングハイブリッド化は2025年か、エアスクープ消失の可能性【スバル最新情報】2024年秋はE型へ一部改良の予想、2023年秋のD型年次改良は小変更と値上げで363万円~

レヴォーグ

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レヴォーグはフルモデルチェンジを待たずE型かF型で次世代e-BOXER採用?トヨタから技術提供を受けたストロングハイブリッド

現行型レヴォーグは、2020年秋にフルモデルチェンジ発表された2代目モデル。以降、毎年秋の年次改良が実施され、2023年秋に登場したD型が販売中となっている。

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これまで、1.8L ターボと2.4L ターボのエンジンラインアップで販売されてきたが、電動パワートレインの「e-BOXER」は採用されていない。

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ただし、スバルが発表した内容によると、レヴォーグへの次世代e-BOXERの搭載は、スバルのラインアップのなかで比較的早く実施される可能性がある。

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北米仕様 新型フォレスター

スバルは、2023年5月に「国内生産体制の戦略的再編」を発表した。一年前、2022年5月に発表したもののアップデート版となるが、これにより次世代e-BOXERの導入時期として2025年が明示化された。さらに、北米フォレスターのフルモデルチェンジ発表会では、2024年春の発売と、その1年後にはハイブリッドモデルの追加が明言された。つまり2025年の日本発売が想定される新型フォレスター(B型)は次世代e-BOXERを搭載することになる。

スバル ストロングハイブリッド

次世代e-BOXERとは、トヨタから技術供与を受けて、スバルが独自開発する本格的ハイブリッドシステムである。これは水平対向エンジン、シンメトリカルAWD、THSの3つの技術を組み合わせて開発が進められている。

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「国内生産体制の戦略的再編」の中で、スバルでは2車種の次世代e-BOXER搭載モデルの計画を明らかとしている。一つは矢島工場で生産される従来タイプのe-BOXER搭載車が、次世代e-BOXER搭載へとアップデートされるようだ。この具体的な車種は、前述の通りフォレスターであることが推定される。

もう一つの車種は本工場で生産され、現行ラインナップではe-BOXERの設定が無いモデルであると、資料から読むことができる。現在、本工場で生産されているモデルは、レヴォーグ、インプレッサ、クロストレック、WRX、BRZである。このうちe-BOXERの設定が無いのは、レヴォーグ、WRX、BRZである。この3車種のなかでは、ハイブリッド化が期待されるのは、レヴォーグしか無いだろう。これには、派生SUVの新型レヴォーグ レイバックも含まれるはず。

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レヴォーグ レイバック

一方、エクステリアでも大きな変化が予想される。国内販売されるレヴォーグは、初代からターボエンジンを搭載してきたが、次世代e-BOXERの搭載により、NAエンジン採用に伴う、ボンネットのエアスクープの消失がありそうだ。

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欧州仕様レヴォーグ初代型には、FB20B型のNAエンジン搭載車が存在した

ただし、エアスクープの無いレヴォーグの姿は、現行型レヴォーグをベースとしたものか、フルモデルチェンジを受けた次期レヴォーグなのかは、現在のところ両方の可能性が残される。レヴォーグのモデルサイクルを6年と仮定すれば、2020年11月発売の現行レヴォーグは、フルモデルチェンジまであと1年程度という微妙なタイミングで、次世代e-BOXER導入時期を迎える。

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D型レヴォーグはフェイスリフト無し、2023年秋 年次改良モデル

現行型レヴォーグは、2020年秋にフルモデルチェンジ発表された2代目モデル。以降、毎年秋の年次改良が実施され、2023年秋にはD型が登場した。

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D型への改良では、アイサイトのステレオカメラに広角単眼カメラが追加された。これにより、デジタルマルチビューモニターにおいて、4つのカメラから取り込んだ映像を合成して車両周囲360°を映し出す3Dビュー表示や、車速15km/h未満時には自動でフロントビューとトップビューを表示するAUTOモードが追加された。

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音響面では、ハーマンカードンサウンドシステムが「STI Sport EX」と「STI Sport R EX」に標準装備、「GT-H EX」にメーカーオプションとして設定された。また、「SUBARU STARLINK」にはリモートエアコン機能が追加され、Apple CarPlayのワイヤレス接続にも対応した。

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一方、グレード体系は「GT-H EX」、「STI Sport EX」、「STI Sport R EX」の3グレードに整理された。特別仕様車「Smart Edition」は「Smart Edition EX」へと改名され、エントリーグレードとしてカタロググレードに昇格。そして、新たな特別仕様車として「Black Interior Selection」が設定された。

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派生車種として、SUVテイストの「レヴォーグ レイバック」が追加されたことも大きな注目を浴びた。

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今後の展開で注目されるのは、次世代e-BOXERがレヴォーグへ採用されるのがどのタイミングになるのか。スバルの発表からは、その時期は2025年頃であることが想定されるが、これはF型の現行レヴォーグなのか、あるいはフルモデルチェンジを受けた次期型なのかが焦点となりそう。

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レヴォーグ特別仕様車「Smart Edition」発売 2023年7月

スバルは、レヴォーグ特別仕様車「Smart Edition」を2023年7月3日に発表した。

現行レヴォーグは2020年10月にフルモデルチェンジ発売された2代目モデルで、2022年11月の一部改良によるC型が販売中となっている。

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レヴォーグ特別仕様車「Smart Edition」

今回の「Smart Edition」は、カタログモデルの「GT」、「GT EX」グレードをベースに、先進の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムや、スポーティさと上質感を感じさせるブラック塗装+切削光輝の18インチアルミホイール、高触感革の本革巻ステアリングホイールといったアイテムが採用された。お求めやすい特別なモデルとしている。既に2023年6月15日より受注を受け付けている。

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消費税込み車両本体価格は、「Smart Edition(アイサイト X 無)」が、3,432,000円、「Smart Edition(アイサイト X 有)」が、3,542,000円となる。

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「Smart Edition」の主要な特別装備

  • 先進の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム
  • 高触感革の本革巻ステアリングホイール(シルバーステッチ仕上げ)
  • 光輝加飾付きブラックベゼルヘッドランプ
  • ブラック塗装+切削光輝の18インチアルミホイール
  • 運転席10ウェイ&助手席8ウェイのパワーシート
  • アルミパッド付きのスポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)

レヴォーグの納車時期

スバルは、レヴォーグの工場出荷時期の目処として、2023年6月9日時点で2ヶ月程度としている。SUVのフォレスターが4~5ヶ月程度、インプレッサ e-BOXERが5ヶ月程度というなかで、レヴォーグは比較的手に入りやすい車種となっている。

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レヴォーグ 一部改良 C型 発売 2022年11月24日

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レヴォーグの一部改良が2022年11月24日に実施された。

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今回の一部改良は、小変更にとどまっており、エクステリアやパワートレインでの変更点は無し。一部改良の内容は「ヘッドランプ/室内灯消し忘れ時の自動消灯機能を追加」、「リレーアタック対策として、スマートキーへスリープ機能、およびモーションセンサーを搭載」、「ライティングスイッチの操作性見直し、2ポジション化」といったものとなる。ちなみに前回2021年11月の一部改良では、FA24型2.4L水平対向ターボエンジン搭載モデルを追加導入するという大掛かりなものであった。

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また、昨今の原材料費の高騰が反映されたのか、STI Sport系グレードにおいて、5万5000円のアップという値上げも実施された。一方で、GT系グレードは、価格据え置きとなっており、値上げは免れた。

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月間販売台数は1550 台に設定される。

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新型レヴォーグ 一部改良 2.4Lターボ追加など 2021年11月

販売期間約1年を迎えるタイミングとなる2021年11月25日には、新たなパワートレイン選択肢として2.4Lボクサーターボ直噴エンジン(FA24型)が追加設定された。

スバル レヴォーグ STI Sport R

レヴォーグ STI Sport R

このFA24型エンジンに合わせて開発された「スバルパフォーマンストランスミッション」も備わる。

スバルパフォーマンストランスミッション

スバルパフォーマンストランスミッション

レヴォーグ FA24型エンジン搭載モデルの消費税込みメーカー希望小売価格は、「STI Sport R」が4,389,000円(値上げ)、「STI Sport R EX」が4,774,000円(値上げ)となる。これらは、同日にフルモデルチェンジ発売となった新型WRX S4日本仕様のFA24型エンジン搭載車と全く同じグレード名・価格が設定された。

レヴォーグ STI Sport R FA24

レヴォーグ STI Sport R FA24型

また、これまでラインアップされてきたCB18型エンジン搭載車を含めての一部改良も実施された。

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サンルーフをメーカー装着オプションとして新たに設定。パワーリヤゲートは、車内からドアロックしている状態でも運転席スイッチでの開閉操作が可能となり、日常の使い勝手が向上した。

安全面では、アイサイトXの「ドライバー異常時対応システム」機能により車線内で停車した際、全てのドアを自動で開錠し、非常時の車外からのアクセス・救出をスムーズに行えるようになった。

レヴォーグ STI Sport R インテリア

レヴォーグ STI Sport R

また、ボディカラーには、よりスポーティな世界観を表現する「セラミックホワイト」、「サファイアブルー・パール」、「イグニッションレッド」が新たに設定された。

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レヴォーグ2代目モデル、EXグレードが人気

スバルの新型レヴォーグが2020年10月に発表された。既に先行発売の受付を8月より開始していたが、この正式発表の段階で8290台の予約数を獲得済み。そのなかでもアイサイトX搭載のEX系グレードの比率は93%となる。完全新設計となった新世代アイサイトへの期待が数字からも示された。

新型レヴォーグ

新世代アイサイトは、ステレオカメラをVeoneer製に変更

スバルの先進運転支援システム「アイサイト」は、これまで日立オートモティブ社、ルネサスエレクトロニクス社など主に国内メーカーとの協力によりデバイスの開発と供給が行われてきたが、一方で、根本からのシステム刷新も迫られていた。

そんななか新世代アイサイトで採用されたステレオカメラは、これまでダイムラーなどへの供給実績があるスウェーデンのVeoneer(ヴィオニア)社製のものとなった。

新世代アイサイト

新世代アイサイト

新世代アイサイトでは、このステレオカメラの広角化が盛り込まれ、認知範囲が広くなった。さらに、77GHz帯のミリ波レーダーによる認知も加わり、より高いレベルの先進運転支援システムが実現される。交差点での衝突回避支援もその一つで、ブレーキ制御だけでなくステアリング制御も加わる。

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アイサイトXを装備するEXグレードが人気

この新世代アイサイトの機能を最大限に発揮するのがアイサイトXで、EX系グレードに装備される。準天頂衛星みちびき、3D高精度地図データによるサポート、11.6インチ縦長のセンターインフォメーションディスプレイ、12.3インチフル液晶メーターがセットで備わる。

準天頂衛星みちびき

準天頂衛星みちびき

レヴォーグ センターインフォメーションディスプレイ

センターインフォメーションディスプレイ

そもそも新型レヴォーグのインテリアは、中央の大型ディスプレイありきでデザインされている。EXグレードを選択しなければ、ここが空白になってしまうか、価格的に割りに合わないオプションナビを設定するしかない。こういったこともEXグレードが人気となっている理由だろう。

渋滞時ハンズオフアシスト

渋滞時ハンズオフアシスト

アイサイトXは、主に自動車専用道路での機能が追加される。「渋滞時ハンズオフアシスト」、「渋滞時発進アシスト」、「カーブ前速度制御」、「料金所前速度制御」、「アクティブレーンチェンジアシスト」、「ドライバー異常時対応システム」が備わる。

なお、手放し運転は、ドライバーが前方確認をしている状態のみで機能する。こういったドライバーの動きは「ドライバーモニタリングシステム」によって監視されている。

レヴォーグ フル液晶メーター

フル液晶メーター

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レヴォーグの後席は、ニースペースをさらに拡大

新型レヴォーグはSGP(スバルグローバルプラットフォーム)が採用される。

ボディサイズは、従来型から拡大となる。
全長 4,755mm(従来比+65mm )
全幅 1,795mm(従来比+15mm )
全高 1,500mm(従来比+10mm )
ホイールベース 2,670mm(従来比+20mm )

特にホイールベースが拡大した分については、そのままが後席に充てられた。レヴォーグの後席ニースペースは従来型でも余裕があったが、新型は更にゆとりを感じさせるものになっている。

レヴォーグ発表会

CB18型水平対向エンジン搭載、新開発1.8Lボクサーターボ

新型レヴォーグに搭載されるエンジンは新開発のCB18型1.8Lボクサーターボエンジンである。
ボア・ストロークが80.6mm×88.0mmの直噴で、最高出力が177ps、最大トルクが30.6kg-mとなる。

CB18型エンジン

CB18型エンジン

燃費性能は、WLTCモードで13.6km/L、JC08モードで16.5km/L。

従来型エンジンは1.6LターボでJC08モード16.0km/Lであったので、新型は排気量アップながらも燃費改善していることになる。

駆動方式は4WDで、トランスミッションはCVTとなる。CVTの変速比幅が拡大していることもあり、シーケンシャルシフトは従来型6速から新型8速に多段化している。

LEVORG STI SPORT

LEVORG STI SPORT

STI SPORTはZF製の電子制御ダンパーが備わるのも魅力の一つである。

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レヴォーグ モデルチェンジ まとめ

まとめ更新日: 2024/02/08

  • 2023年秋 D型への年次改良はフェイスリフト無し
  • 2025年頃、次世代e-BOXER搭載モデル登場の可能性
  • 次世代e-BOXER搭載時期は推定されるものの、E型かF型かフルモデルチェンジなのかは不明
  • 2020年10月フルモデルチェンジ発表
  • SGP(スバルグローバルプラットフォーム)採用
  • 最新CB18型、1.8Lターボエンジン搭載
  • 2021年11月の一部改良で、FA24型2.4Lターボエンジンモデルを追加
  • 2022年7月3日 特別仕様車「SMART EDITION」発表

新型レヴォーグ 一部改良の内容 2023年10月

  • ステレオカメラに広角単眼カメラを搭載した新世代アイサイトを装備
  • 新機能を追加したデジタルマルチビューモニターを装備
  • ハーマンカードンサウンドシステムを装備
  • SUBARU STARLINKにリモートエアコン機能を追加
  • Apple Carplayのワイヤレス接続対応
  • 12.3インチフル液晶メーター上でのApple Carplay地図アプリ情報の表示機能を追加
  • Android AutoTM 11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの表示画面の拡張

新型レヴォーグ 価格 2023年10月 一部改良

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新型レヴォーグ 一部改良の内容 2022年11月

  • ヘッドランプ/室内灯消し忘れ時の自動消灯機能を追加
  • リレーアタック対策として、スマートキーへスリープ機能、およびモーションセンサーを搭載
  • ライティングスイッチの操作性を見直し、「車幅灯/尾灯&OFF」を 1ポジションから、「車幅灯/尾灯」と「OFF」に分け、2ポジションに変更
  • GT系グレードは、値上げなし
  • STI Sport系グレードは、5万5千円の値上げ

新型レヴォーグ 価格 2022年11月 一部改良、2023年7月 特別仕様車SMART EDITON

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新型レヴォーグ 特別仕様車 SMART EDITION 画像 2023年7月

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新型レヴォーグ 画像 2022年11月 一部改良

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新型レヴォーグ 画像 2022年1月

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