クロストレックB型から次世代e-BOXER搭載の可能性、2024年内の受注受付、2025年序盤発売か
スバル、トヨタ、マツダの3社共同によるマルチパスウェイワークショップが2024年5月28日に開催されました。
そこでスバルは、次世代e-BOXERのパワートレインユニットと、擬装フィルムが貼られたクロストレックのテストカーを出品しました。
既に、スバルはクロストレックに次世代e-BOXERを搭載することを発表済みでした。
2024年5月13日の決算説明会での「新体制方針アップデート」において、次世代e-BOXERがクロストレックにも展開することを予告していました。
先行して、次世代e-BOXERの搭載車種として、フォレスターが公表されてきました。しかし実際に発売日が近いのは、後から公表されたクロストレックの次世代e-BOXER搭載モデルである可能性があります。
2024年秋から北本工場で、次世代e-BOXERの主要部分であるトランスアクスルの生産開始が公表されています。
こういった公表済みのスケジュールからは、2024年内に実施されるクロストレックのB型への年次改良において、次世代e-BOXER搭載モデルの追加ラインアップがあることが期待されます。また、実際の発売日は、2025年の序盤あたりになることが、決算説明会の資料から読み取ることができます。
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クロストレック搭載の次世代e-BOXERの排気量は、1.8L、2.0L、2.5L?まだ未公開
クロストレックへの搭載が想定される次世代e-BOXERのパワートレインユニットの特徴を見ていきます。
水平対向エンジンならではの特性を生かし、上方の空きスペースにパワーコントロールユニットが配置されている点が印象的です。
ただし、このハイブリッドパワートレインの具体的な燃費性能の数値はまだ明らかにされていませんし、エンジンの排気量についても公表されていません。
2018年に発表された米国仕様のクロストレック ハイブリッドでは、FB20エンジンをベースにプラグインハイブリッドシステムが構築されていました。このため、次世代e-BOXERでも同様にFB20型ベースのユニットが引き継がれているかもしれません。
しかし、その後の2020年には、ボアピッチ短縮などによりコンパクトに新設計されたCB18型エンジンがリリースされています。この最新のCB18型をベースに新たに開発されたなら1.8Lであることも可能性の一つでしょう。
また、FB25型エンジンがベースである場合、国内向けクロストレックに搭載するにはオーバースペックになるかもしれません。しかし、北米向けクロストレックやフォレスターへの搭載をメインとするなら2.5Lエンジン採用の可能性は残されます。
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クロストレック次世代e-BOXERが、2024年のB型への年次改良で正式発表の可能性
スバルの新型クロストレックは、2022年12月に市場に投入されたモデルです。この車は、2024年に入り販売から1年が経過したことで、B型として初めての年次改良が行われることが期待されています。
新型クロストレックは、事実上SUBARU XVの後継モデルと位置づけられています。過去にはSUBARU XVで低価格な1.6L NAガソリンエンジン搭載モデルが提供されましたが、新型クロストレックの現在販売されているA型では、2.0L e-BOXERエンジンのみが選択可能で、消費者からはより多彩な選択肢に対する要望が出ています。
低価格なガソリンモデルの追加は、多くの消費者から期待される実現可能な選択肢の一つです。同様の2.0L NAエンジンが搭載された新型インプレッサが市場に出たことから、同じパワートレインをクロストレックにも追加採用することが期待されます。
一方、スバルが現在公表している計画は、そういった内容は含まれず、電動パワートレインの導入に焦点を当てています。トヨタとの技術協力により、2025年から次世代e-BOXERの生産が開始されることが発表されており、フォレスターがその最初の採用モデルとなると予測されています。続いて、2つ目の採用モデルとして、クロストレックが公表されたことから、早ければ2024年に実施されるB型の年次改良で正式発表となる可能性があります。
また、以前噂された新開発CB15型ターボエンジンに関する市販化計画は、現在中断されていると見られています。スバルがこれまでに公表したロードマップにそのエンジンの記載はなく、市場への導入は難しいと推測されます。
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新型クロストレックが2023年1月東京オートサロン、2月大阪オートメッセ出品
2023年1月の東京オートサロンでは、クロストレック BOOST GEARコンセプトの出品により、ルーフキャリアタープなどアウトドアギアがフル装備されたモデルが提案された。
さらに2月の大阪オートメッセでは、「CROSSTREK STI Performance」出品された。東京オートサロンで出品されていた「インプレッサ STI Performance」に相当するパーツが取り付けられたクロストレック版で、STIルーフスポイラー、STIアルミホイール 18インチ(シルバー)、センター2本出しのSTIパフォーマンスマフラー&ガーニッシュキット、STIフレキシブルタワーバーなどが装着された。
新型「クロストレック」は2022年12月1日に正式発表されており、これより以前より、予約受注をスタートさせていた。
また、米国仕様はe-BOXERは設定されず、2.0Lと2.5LのNAのボクサーエンジンからの選択となる。
新型「クロストレック」は、従来型「スバルXV」からのフルモデルチェンジに相当するが、エントリー価格が大幅に上げられている。そのためか、新型車としては満足なオーダー数を獲得できていない可能性がある。昨今の納期が長期化する社会情勢の中では、相当早く手に入る状況が明らかとなった。
新型「クロストレック」が、従来型「XV」と比較して、大幅な値上げとなった理由は、装備の充実や原材料費の高騰などもあるだろうが、一番大きいと考えられるのが、パワートレインが「2.0L e-BOXER」に絞られたことにある。従来型「XV」に設定されていた低価格な「1.6L」は廃止となった。また、燃費性能や価格でメリットとなるFFモデルが新たに設定されが、それでも価格差を十分に埋めるには至っていない。
- 従来型 SUBARU XV(エントリーモデル)1.6i アイサイト 4WD … 2,200,000円
- 新型クロストレック(エントリーモデル)Touring (2.0L e-BOXER FWD) … 2,662,000円
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新型クロストレックが発表、従来XVからのフルモデルチェンジ相当 2022年12月
スバルは「新型クロストレック 日本仕様」の正式発表を2022年12月1日に行った。
「Touring」は17インチタイヤ、上級の「Limited」は18インチタイヤの装備となる。AWDモデルのほか、燃費性能に優れたFWDモデルも用意される。パワートレインは、全車マイルドハイブリッドの2.0L e-BOXERを搭載し、WLTCモード燃費は 16.4~15.8km/Lを達成する。車両本体価格は 266万2000円~328万9000円に設定され、既に受注受付がスタートしている。
また、月間販売台数としては 2,600台が計画されている。
ベースとなる5ドアハッチバックモデル「インプレッサ」は、2022年11月にワールドプレミアが実施され、日本仕様も2023年1月の東京オートサロンで出品された。今回のフルモデルチェンジから、派生SUVモデル「クロストレック(XV後継車)」のスケジュールが先行しており、スバルのSUVモデルを重視していく方針が明確となっている。
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新型クロストレック発売へ、従来型XVのフルモデルチェンジ
新型クロストレックは、2022年9月15日にワールドプレミアを迎えていた。従来型XVのフルモデルチェンジに相当し、これまでスバルのエントリーSUVとして米国で使われてきたモデルネーム「CROSSTREK」が国内向けにも導入される。
ボディ骨格ではフルインナーフレーム構造が採用され、エンジンは2.0L e-BOXERに絞られた。先代モデルの1.6Lエンジンは廃止となる。
ボディサイズは全長4,480mm×全幅1,800mm×全高1,580mm、ホイールベースは2670mmとなる。従来型XVと比較して、全長は+15mmの拡大となるが、全幅と全高、ホイールベースは変わらず。
インテリアでは、縦型の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイが備わる。また、運転支援システムの新世代アイサイトでは、スバルの国内向け車種としては初となる、広角単眼カメラが採用される。従来からのステレオカメラを加えた三眼式となる。
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XVはフルモデルチェンジでクロストレックに改名、北米向けモデルネームを国内向けにも採用
スバルは新型クロストレックのワールドプレミアを2022年9月15日に行った。これはXVのフルモデルチェンジに相当する。XVの次期型は北米向けに使われてきたモデルネームが、日本仕様でも使われることになる。
スバルでは2016年からグローバルプラットフォームのSGP採用によるラインアップ一新を進めてきたが、今回の新型クロストレックの登場により2巡目を迎える。レガシィ アウトバック、レヴォーグ、WRX S4で先行導入されてきた、「フルインナーフレーム構造」、「アイサイト(広角単眼カメラ)」、「縦型11.6インチセンターディスプレイ」などの最新の装備と技術が新型クロストレックに導入された。
従来型XV(GT系)は2017年のデビューであった。2021年12月にはF型への最終の年次改良が実施されていた。
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新型クロストレックへフルモデルチェンジ、リークされていたエクステリア動画
新型XVについては、偽装パターンが貼られたテスト車両の走行動画が、以前からリークされていた。
新型XVのフロント部分は、ヘッドランプとエンブレムを一本のバーで繋げた新たなデザインが採用され、大きな特徴となっている。ヘキサゴングリルはSUVらしい迫力を感じさせるシェイプとなり、グリル内は大柄のハニカムパターンでデザインされる。また、リアコンビネーションランプは小型化され、引き締まった印象となる。さらにコの字のテールランプがしっかりと張り出され、立体感が強く表現されているのが確認できる。
新型クロストレックは11.6インチ縦型センターディスプレイ搭載
新型クロストレックでは、レヴォーグなどで導入済みの11.6インチ縦型センターディスプレイが採用された。
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スバルグローバルプラットフォーム×フルインナーフレーム構造採用へ
従来XVには、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)が採用済みである。新型クロストレックでは、さらなる高剛性化と軽量化を実現する「フルインナーフレーム構造」が採用された。
フルモデルチェンジで、新型クロストレックは初期型のA型からラインアップ
従来のXVシリーズは、ベース車のインプレッサ発売から約1年遅れで登場していた。新型クロストレックは2022年9月15日に発表され、インプレッサよりも先にデビューした。つまり、これまで約1年遅れのXVには、初期型であるA型が無かったわけだが、新型クロストレックではA型からのラインアップとなる。
ただし、昨今の半導体など自動車部品の供給状況を踏まえれば、実際の発売日および生産スタートは発表時期から大幅に遅れる可能性がある。
スバルXV、従来型GT系の一部改良履歴と歴史
2016年、従来型XVのベースであるGT/GK系インプレッサが発売された。スバルグローバルプラットフォーム(SGP)が初採用されたのもこのモデルからで、以降スバルのアウトバック以下のボディサイズのモデルは、SGPによってプラットフォームが共通化されることになる。
新型インプレッサ登場の翌年、2017年4月にはXVがフルモデルチェンジを受けGT系の「B型」の販売がスタートされる。当初は、FB16型とFB20型の二種類のエンジンラインアップが用意された。
2018年10年の年次改良で「C型」の販売がスタートされ、新開発の電動パワートレインとして、e-BOXER搭載モデルがラインアップに追加される。これはFB20型をベースに、MA1型の10kWモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムとなる。
2019年10月の年次改良で「D型」に切り替わった。パワートレインラインアップでは、FB20型エンジンのコンベンショナル版は廃止となり、2.0L車は全てe-BOXERの搭載となった。
2020年9月にはマイナーチェンジを受けて「E型」となる。エクステリア、バンパー、グリル、アルミホイールに新デザインが採用され、フェイスリフトを受けた。また、サスペンションにも改良が施されたほか、「e-アクティブシフトコントロール」が導入された。
そして現行販売されるXVは、2021年12月の年次改良を受けた「F型」である。また、2012年にインプレッサシリーズから「SUBARU XV」へとモデルネームが独立してから10周年にあたるタイミングでもあり、これを記念する特別仕様車「Advance Style Edition」が発売された。
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スバルXV F型、一部改良2021年12月発売
スバルは「XV」を一部改良し、2021年12月16日に発表した。
従来型XVは2017年にフルモデルチェンジされた3代目モデル。発売以降、毎年秋に改良モデルの導入されてきたが、本年2021年は少し遅れての実施となった。
XVが一部改良でE型からF型へ(2021年12月)
2021年12月の一部改良では、XVとして初めてファブリックシート×フロントシートヒーターの組み合わせを設定。2.0e-S EyeSightとAdvanceに標準装備となった。
また、1.6Lモデルの外装色に、サファイアブルー・パールが新たに設定された。
スバルXVの消費税込み車両価格は、220万~301.4万円に設定される。
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XV誕生10周年、特別仕様車「Advance Style Edition」
さらに、SUBARU XV誕生10周年を記念した特別仕様車「Advance Style Edition」が発売される。
エクステリアはフロント、リヤ部分にグレーメタリック塗装の専用パーツを採用し、18インチアルミホイールは、ダークガンメタリック塗装でコーディネート。また、インテリアは光沢を抑えたブラックラスト加飾と鮮やかなイエローステッチのコントラストにより、引き締まったシックな印象の中にエネルギッシュさを感じさせる空間に仕上げられた。
特別仕様車「Advance Style Edition」の消費税込み車両価格は、291.5万円となる。
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SUBARU XV特別仕様車「2.0e-L EyeSight Smart Edition」2021年6月に発売
スバルは、SUBARU XV特別仕様車「2.0e-L EyeSight Smart Edition」を2021年6月に発表した。
この特別仕様車は、通常モデル「2.0e-L EyeSight」をベースに、LEDヘッドランプの標準化とダークグレーメタリック塗装を施した専用17インチアルミホイールが装備される。さらに、ボディカラーには「Advance」グレード専用であった「ラグーンブルー・パール」を設定。
内装ではシルバーステッチを用いたモノトーンのカラーコーディネートが採用される。
上級装備を含めながらも消費税込み車両価格は、270万6000円からとコストパフォーマンスの高さを感じさせるものとなった。
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新型クロストレック まとめ
まとめ更新日: 2024/08/25
クロストレック B型 予想 まとめ
- 2024年8月~秋予想、年次改良B型の発表が待たれる
- 次世代e-BOXERモデルの正式発表の可能性
- 2024年5月の決算説明会とマルチパスウェイワークショップの発表内容により、クロストレックに次世代e-BOXERが搭載されることが公表済み
クロストレック発売、XVからのフルモデルチェンジ まとめ
- 新型クロストレック2022年9月15日ワールドプレミア
- 2022年12月1日 日本仕様が正式発表
- 2022年11月11日より先行予約受付
- 従来XVのフルモデルチェンジ相当、日本仕様もグローバルネームに統一
- エンジン選択肢は、2.0L e-BOXER のみ
- スバルグローバルプラットフォーム✕フルインナーフレーム構造
- 11.6インチマルチインフォメーションディスプレイ
- デジタルマルチビューモニター(4つのカメラ映像を合成して車両周囲360°を映し出す3Dビュー/トップビュー)
- フルLEDハイ&ロービームランプ+LEDコーナリングランプ(SUBARU初)
- 新型ステレオカメラユニット(画角を従来型の約2倍と大幅に拡大)
- 新世代アイサイトに広角単眼カメラを追加(低速での走行時に、新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラを新採用。SUBARU日本市場初)
- ボディカラー新色のオフショアブルー・メタリックとオアシスブルーを含む、全9色
- 上級リミテッドに18インチアルミホイール
新型クロストレック 画像 2023年10月 ジャパンモビリティショー
新型クロストレック 価格表 2022年12月
グレード | 駆動方式 | 車両本体価格(円) |
ツーリング | FF | 2,662,000 |
4WD | 2,882,000 | |
リミテッド | FF | 3,069,000 |
4WD | 3,289,000 |
新型クロストレック 仕様
全長×全幅×全高(mm) | 4,480×1,800×1,580 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,930 ×1,505×1,200 |
乗員人数(名) | 5 |
ホイールベース(mm) | 2670 |
最小回転半径(m) | 5.4 |
最低地上高(mm) | 200 |
車両重量(kg) | 1,540~1,620 |
エンジン | 2.0L DOHC 直噴+モーター(e-BOXER) |
トランスミッション | リニアトロニック |
ステアリング | ラック&ピニオン式 |
サスペンション形式[前/後] | ストラット式独立懸架 / ダブルウィッシュボーン式独立懸架 |
ブレーキ [前/後] | ベンチレーテッドディスク / ベンチレーテッドディスク |
タイヤサイズ・ホイール | 225/60R17 / 225/55R18 |