スバルXVのフルモデルチェンジは、2022年12月の発表が予想される。
スバルでは、グローバルプラットフォーム(SGP)採用の2巡目となるフルモデルチェンジの準備が進められている。現行型XV(GT系)は2017年のデビューで、2021年12月にはF型への年次改良が実施された。これが現行モデルの最終型ということになりそう。

新型XVのフルモデルチェンジ、エクステリアはリーク済み
次期XVについては、偽装パターンが貼られたテスト車両の走行動画が、既にリークされている。偽装パターンのすぐ下には、ほぼ市販型に近いパーツが装着されていると考えられ、その完成度は高い。
次期XVのフロント部分は、ヘッドランプとエンブレムを一本のバーで繋げた新たなデザインが採用され、大きな特徴となっている。ヘキサゴングリルはSUVらしい迫力を感じさせるシェイプとなり、グリル内は大柄のハニカムパターンでデザインされる。また、リアコンビネーションランプは小型化され、引き締まった印象となる。さらにコの字のテールランプがしっかりと張り出され、立体感が強く表現されているのが確認できる。
日本国内でもテストカーが目撃される段階となってきた。
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これなんのテストカー?
50号走ってたからスバルかな? pic.twitter.com/W98eW0wy2w— あまちゃん (@AMATAKE15) May 31, 2022
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フルモデルチェンジ新型XVは、初期型のA型からラインアップされる可能性
従来のXVシリーズは、ベース車のインプレッサ発売から約1年遅れで登場していた。2022年12月が想定されるフルモデルチェンジでは、XVとインプレッサの同時発表が予想される。つまり、これまで約1年遅れのXVには、初期型であるA型が無かったわけだが、次期XVではA型からラインアップされる可能性が高い。
ただし、昨今の半導体など自動車部品の供給状況を踏まえれば、実際の発売日および生産スタートは発表時期から遅れる可能性がある。
また、新型XVへの採用が予想される装備としては、アイサイトX、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ、12.3インチフル液晶メーターなどが挙げられる。近年のスバルの最新装備が新型XVにも採用されることになるだろう。

スバルXV、現行型GT系の一部改良履歴と歴史
2016年、現行型XVのベースであるGT/GK系インプレッサが発売された。スバルグローバルプラットフォーム(SGP)が初採用されたのもこのモデルからで、以降スバルのアウトバック以下のボディサイズのモデルは、SGPによってプラットフォームが共通化されることになる。
新型インプレッサ登場の翌年、2017年4月にはXVがフルモデルチェンジを受けGT系の「B型」の販売がスタートされる。当初は、FB16型とFB20型の二種類のエンジンラインアップが用意された。
2018年10年の年次改良で「C型」の販売がスタートされ、新開発の電動パワートレインとして、e-BOXER搭載モデルがラインアップに追加される。これはFB20型をベースに、MA1型の10kWモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムとなる。
2019年10月の年次改良で「D型」に切り替わった。パワートレインラインアップでは、FB20型エンジンのコンベンショナル版は廃止となり、2.0L車は全てe-BOXERの搭載となった。
2020年9月にはマイナーチェンジを受けて「E型」となる。エクステリア、バンパー、グリル、アルミホイールに新デザインが採用され、フェイスリフトを受けた。また、サスペンションにも改良が施されたほか、「e-アクティブシフトコントロール」が導入された。
そして現行販売されるXVは、2021年12月の年次改良を受けた「F型」である。また、2012年にインプレッサシリーズから「SUBARU XV」へとモデルネームが独立してから10周年にあたるタイミングでもあり、これを記念する特別仕様車「Advance Style Edition」が発売された。
スバルXV F型、一部改良2021年12月発売
スバルは「XV」を一部改良し、2021年12月16日に発表した。
現行XVは2017年にフルモデルチェンジされた3代目モデル。発売以降、毎年秋に改良モデルの導入されてきたが、本年2021年は少し遅れての実施となった。
XVが一部改良でE型からF型へ(2021年12月)
2021年12月の一部改良では、XVとして初めてファブリックシート×フロントシートヒーターの組み合わせを設定。2.0e-S EyeSightとAdvanceに標準装備となった。
また、1.6Lモデルの外装色に、サファイアブルー・パールが新たに設定された。
スバルXVの消費税込み車両価格は、220万~301.4万円に設定される。
XV誕生10周年、特別仕様車「Advance Style Edition」
さらに、SUBARU XV誕生10周年を記念した特別仕様車「Advance Style Edition」が発売される。
エクステリアはフロント、リヤ部分にグレーメタリック塗装の専用パーツを採用し、18インチアルミホイールは、ダークガンメタリック塗装でコーディネート。また、インテリアは光沢を抑えたブラックラスト加飾と鮮やかなイエローステッチのコントラストにより、引き締まったシックな印象の中にエネルギッシュさを感じさせる空間に仕上げられた。
特別仕様車「Advance Style Edition」の消費税込み車両価格は、291.5万円となる。

SUBARU XV特別仕様車「2.0e-L EyeSight Smart Edition」2021年6月に発売
スバルは、SUBARU XV特別仕様車「2.0e-L EyeSight Smart Edition」を2021年6月に発表した。
この特別仕様車は、通常モデル「2.0e-L EyeSight」をベースに、LEDヘッドランプの標準化とダークグレーメタリック塗装を施した専用17インチアルミホイールが装備される。さらに、ボディカラーには「Advance」グレード専用であった「ラグーンブルー・パール」を設定。
内装ではシルバーステッチを用いたモノトーンのカラーコーディネートが採用される。
上級装備を含めながらも消費税込み車両価格は、270万6000円からとコストパフォーマンスの高さを感じさせるものとなった。
