シビックハイブリッドのリコール(ホンダFD3)口コミ評価とトラブル

ホンダ

シビックハイブリッドの口コミ評価についてレポートしたい。
リコール、トラブル情報についてはページの下の方をご覧ください。

シビックハイブリッドの口コミ評価

ホンダのIMAハイブリッドと言えば、インサイト、フィットハイブリッド、CR-Zが思い浮かぶが、シビックハイブリッドも忘れてはいけない。
シビックハイブリッドは、ハイブリッドカーの中ではマイナー車種であるが、2001年登場の初代ES9型から現在2代目のFD3型になっており、歴史のあるハイブリッドカーだ。
シビックといえば、ハッチバックタイプのボディを思い浮かべる人も多いだろう。現在の国内のラインアップではセダンボディのみとなっている。通常のガソリンエンジンのシビックもシビックハイブリッドもトランクの付いたセダンボディである。

スペック

メーカー ホンダ
モデル シビックハイブリッド
グレード MXB
メーカー希望小売価格 2,289,000円
年式 2005-
型式 DAA-FD3
駆動方式 FF
全長(mm) 4535
全幅(mm) 1750
全高(mm) 1435
ホイールベース(mm) 2700
室内長(mm) 1900
室内幅(mm) 1470
室内高(mm) 1170
車両重量 1260kg
最小回転半径 5.3
サスペンション前 マクファーソン式
サスペンション後 ダブルウイッシュボーン式
エンジン LDA-MF5
1.3L 3Stage i-VTEC+IMA
4気筒
SOHC
トランスミッション CVT ホンダマルチマチックS
10・15モード燃費 31.0km/L
JC08モード燃費 25.8km/L

スポーティーな感覚で乗れるハイブリッド

ハイブリッドカーは燃費性能ばかり取り上げられ、運転のしやすさを軽視して評価される場合が多い。
シビックハイブリッドは、欧州車やスポーツセダンからの乗り換えでも満足できるハンドリング性能と車体剛性が長所だ。
極端に軽量化されたトヨタ社のハイブリッドと違って、しっかりとした車体剛性がありコーナリングも気持ちよく曲がれる。走り出しはモーターアシストによる力強い加速感があり2.0Lエンジンの車を運転しているような感覚だ。
シビックハイブリッド

乗り心地がいい

プリウスは大きな車体ながらコンパクトカーに乗っているような乗り心地なのに対し、シビックハイブリッドの乗り心地はしっかり煮詰めてセッティングされた上質なセダンの乗り心地そのものである。
特に、高速道路での巡航は快適、ドライバーは直進安定性の良さに疲れを感じず、同乗者は静かで優しい揺れの室内で快適だ。
サスペンション形式はフロントがマクファーソンストラット、リアがダブルウィッシュボーンを採用。コストが掛かっているだけでなく、硬すぎず軟らかすぎずの絶妙な調整バランスが素晴らしい。
欠点を言うなら、リアシートのクッションが薄いことだ。長時間の乗車ではシートの硬さを感じるようになる。
フロントシートは極端なスポーツ走行をしなければ、非常に満足ができる仕上がりだ。

実燃費は良好

実燃費はシビックハイブリッドのオーナーからの口コミ報告によると、街乗りで13~17km/L、郊外で18~21km/L程度の報告が多い。
車の性格上、スポーティな運転をするドライバーも多いが、燃費運転を心がけずに加速感を楽しむような運転をしても、実燃費は15km/L前後と好成績だ。
燃費性能の極限を追求するならトヨタのプリウスだろう。燃費性能とドライビングの楽しさの両立がシビックハイブリッドにはある。

車体価格を安くして法人需要を掘り起こすべき

ボディがセダン形状のために現在の一般顧客の市場では人気車となりにくい。
最近の傾向では、セダンは高級でラグジュアリーな雰囲気を持つものしか人気が出なくなってきている。
シビックは質素で大衆向けな車なので、セダンを支持するような客層からも注目されることはない。
ただ、法人需要がもう少しあってもよかったのではないかと思う。
いずれにせよ、プリウスより高い値段では売れない。プリウスよりも15万円は安くしなければ売れないだろう。

シビックハイブリッドがリコール

ホンダ シビック ハイブリッド(DAA-FD3)に対するリコールの届出が出された。
これまでに生産された全台数ではなく、平成17 年9 月9 日~平成18 年10 月24 日に生産された一部の車両が対象となる。

リコール対象の車体番号

FD3-1000005~FD3-1007223
平成17 年9 月9 日~平成18 年9 月2 日
(合計7,219台)

FD3-1100001~FD3-1101406
平成18 年9 月19 日~平成18 年10 月24 日
(合計1,406)

不具合の箇所

ハイブリッドシステムの一部に含まれる、電圧変換器いわゆるDC-DCコンバータに問題があるようだ。
DC-DCコンバータ回路内のダイオードに品質基準未満の部品が含まれている。
DC-DCコンバータの交換が必要である。

不具合が発生すると、どうなるか

DC-DCコンバータが故障し、メインヒューズが切れる。
電気供給が遮断されて、エンジンが止まる。
その後、エンジンをかけることもできない。

リコール対策済みかどうかの見分け方

運転席側の右フロントドアのヒンジボルトに黄色の塗料が塗られていることを確認。
もしくは、右フロントのドアストライカー付近に2716のステッカーが貼り付けてある。
(ドアストライカーとはドアがロックされる部分のボディ側のフック)
国土交通省 リコールの届出について(ホンダ シビックハイブリッド)

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