ハスラー マイナーチェンジ相当ならず小変更、3型一部仕様変更は特別仕様車と法規対応、そして値上げ
ハスラーの3型への一部仕様変更は、2024年5月ごろの正式発売が予想される。
既に、販売店では先行して予約受注受付を開始しており、契約が可能な状況となっている。
今回の一部仕様変更の主な内容は、値上げ、法規対応、特別仕様車「タフワイルド」の設定となった。
「ハスラー」モデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
新型ハスラー 3型 一部仕様変更 2WD車 【暫定】消費税込み予想 価格表 2024年5月
旧価格(円) | 新価格(円) | 値上げ(円) | |
特別仕様車 タフワイルド ターボ | 1,838,100 | ||
HYBRID Xターボ | 1,639,000 | 1,750,100 | 111,100 |
HYBRID Gターボ | 1,520,200 | 1,596,100 | 75,900 |
特別仕様車 タフワイルド | 1,760,000 | ||
HYBRID X | 1,538,900 | 1,672,000 | 133,100 |
HYBRID G | 1,387,100 | 1,518,000 | 130,900 |
- 2トーンカラーは+49,500円(従来2型の+44,000円から5,500円の値上げ)
- 4WD車は、2WD車から134,200円のアップ。
「ハスラー」モデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
新型ハスラー特別仕様車「タフワイルド」とグレード構成
新型ハスラー 3型の発売は、販売期間4年半に迫るタイミングということで、マイナーチェンジ相当のフェイスリフトなども期待されたが、これは盛り込まれず。
ただし、特別仕様車として「タフワイルド」がNA HYBRID/ターボ HYBRIDともに設定され、専用のフロントデザインを装備するモデルが追加される。一方、従来まで人気の特別仕様車であった「JスタイルⅡ」は廃止となる。通常のGグレード、XグレードについてはNA HYBRID/ターボ HYBRIDともに販売継続される。
法規対応では、アルトなどで実施済みのメーター内にリヤパーキングセンサー作動表示灯が追加された。
「ハスラー」モデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
ハスラー、電動パーキングブレーキの装備いつ?
2022年5月のハスラー2型への一部仕様変更では、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)が標準装備化されるという部分もあった。しかし一方で、同時採用が期待されていた電動パーキングブレーキは見送りとなっていた。ACCの動作において、停止保持を含めた渋滞追従に対応することができず、装備面での弱点となっている。
フルモデルチェンジを迎えた新型スペーシア、新型スペーシアカスタムの登場で、スズキが軽自動車向け電動パーキングブレーキが実用化された。
3型 ハスラーでも採用が期待されたが、今回は見送りとなる。ハスラーへの導入は、フルモデルチェンジまで行われないかもしれない。
「ハスラー」モデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
ハスラーにマニュアルトランスミッション(MT)の復活も期待
また、マニュアルトランスミッション車の追加も、2型への一部仕様変更で期待されるものの一つであった。現行ハスラーに搭載されるパワートレインは、マイルドハイブリッド化されたR06A型(ターボ)とR06D型(NA)があり、いすれも組み合わさるトランスミッションはCVTのみとなっている。先代型ハスラーにマニュアルトランスミッションの5速MTモデルがあったことから、MTの復活を期待する声も大きい。
特にターボエンジンのR06A型に対応した5MTモデルが実現すれば、アルトワークス復活への布石にもなることから期待が高まる。
ワゴンRでは、2023年の改良で5MTの設定が継続されたものの、コンベンショナル版R06Dエンジンのみ。ハイブリッド版は引き続きCVTのみとなっている。
「ハスラー」モデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
ハスラーにBEVの計画あり、スズキ 2030年度に向けた成長戦略
スズキから、「ハスラー」にBEVの計画があることを思わせる発表があった。
スズキは、2023年1月26日に「2030年度に向けた成長戦略」を発表。その中で日本市場に向けたBEVの導入計画が公開された。これは、2030年度までに6モデルのBEVを市場投入するというもの。ただし、6モデルの内訳については、明言が避けられており、黒塗りされたシルエットによる表現にとどまっている。そのなかに「ハスラー」に酷似したモデルがあり、その隣には、多くのコンポーネントが共通化される「ワゴンR」らしきシルエットもある。
資料の上段左は、2018年の段階からEV化が検討されていた「イグニス」であることが予想される。
さらに、下段3モデルについて、左がいち早く発売されると思われる軽商用EVの「エブリィ」となるだろう。残りの2モデルについては、まだ見慣れない姿であるものの、インド発表されたばかりの「フロンクス」と「eVXコンセプト市販型」であることが想定される。
その後、ジャパンモビリティーショーでは、eWXとして乗用タイプの軽自動車BEVのコンセプトモデルが発表された。そのエクステリアは「ラパン」のデザインコンセプトを継承する角丸長方形をモチーフとしたもので、6モデルのいずれにも当てはまらないものであった。下段の3モデルは、発売時期が近く、シルエットに実物のエクステリアが反映されていると考えて良さそう。しかし、上段の3モデルのシルエットは、まだ具体的なモデルが確定していなかった可能性もありそうだ。
「ハスラー」モデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
2022年5月一部仕様変更と特別仕様車「J STYLEⅡ」発売
スズキの軽自動車「ハスラー」に一部仕様変更と特別仕様車「J STYLEⅡ」が設定され、2022年5月23日より発売される。
現行型ハスラーはSUVスタイルの軽自動車として、2020年1月にフルモデルチェンジ発売となり、2代目モデルの販売が行われてきた。販売期間約2年半のタイミングで実施される今回の改良は、安全装備の充実、ボディカラーの再編などが主な内容となる。
特に安全装備では、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]と車線逸脱抑制機能が標準装備化された。一方で、電動パーキングブレーキの装備は見送りとなる。
また、全方位モニター付メモリーナビゲーション装着車では、すれ違い支援機能が追加される。
「ハスラー」モデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
新型ハスラー、5速MT復活ならず、マニュアル車の追加発売は見送り
パワートレインでは、追加が期待されていたマニュアルトランスミッション車(5速MT)の設定は実現しない。従来型同様に全車マイルドハイブリッド+CVTが用意される。
通常ハスラーのグレードラインアップは「G」と「X」の2種類、エンジンタイプは「NA」と「ターボ」、駆動方式は「FF」と「4WD」が用意され、消費税込み車両本体価格は138万7100円~177万3200円となる。
また特別仕様車「J STYLEⅡ」は、インテリアおよびエクステリアで専用装備が奢られた上級グレードで、消費税込み車両本体価格は162万1400円~183万3700円でラインアップされる。
部品の供給状況が不安定な中ではあるが、ハスラーシリーズの月間販売目標台数として6,000台が公表されている。
2021年の販売実績は82,486台を記録しており、ワゴンRの派生クロスオーバーSUVというポジションながらも堅調なセールスとなった。
「ハスラー」モデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
ハスラー モデルチェンジ 改良 まとめ
まとめ更新日: 2024/03/20
- 3型への一部仕様変更、正式発売2024年5月予想
- 既に契約可能、先行受注受付中
- 特別仕様車タフワイルドを設定
- タフワイルドは専用フロントグリルデザイン
- 法規対応(メーター内にリアパーキングセンサーの作動表示灯を追加)
- 値上げ
- G系統グレード、X系統グレード継続
- 従来の特別仕様車JスタイルⅡは廃止
- 小変更にとどまり、マイナーチェンジ相当のフェイスリフト無し
- 電動パーキングブレーキ装備無し
ハスラー フルモデルチェンジ予想
- 現行ハスラーは2020年1月フルモデルチェンジ発売の2代目
- スズキの軽自動車向け電動パーキングブレーキは、フルモデルチェンジした新型スペーシアで実用化済み
- 2030年までのBEVモデルの導入計画に、軽SUVらしきシルエットあり(ハスラーかラパンの可能性)
ハスラー ジャパンモビリティショー 画像 2023年10月
ハスラー 東京オートサロン 画像 2023年1月
「ハスラー」一部仕様変更の主な特長 2022年5月
充実した安全装備
- アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]と車線逸脱抑制機能をハスラー全車に標準装備。
- 全方位モニター付メモリーナビゲーション装着車にすれ違い支援機能を追加。
車体色
- 新たに採用したソフトベージュ2トーン仕様車に「コーラルオレンジメタリック」を設定するなど、全13パターンの車体色。(ソフトベージュ2トーン4色、ガンメタリック2トーン4色、モノトーン5色)
- 2トーン仕様車のバンパーガーニッシュをルーフと同色に変更。
機能&装備
- USB電源ソケット(HYBRID X、HYBRID Xターボ)
- 時間調整付フロント間欠ワイパー(HYBRID X、HYBRID Xターボ)
- LEDヘッドランプ(HYBRID Gターボ)※2
- ルーフレール(HYBRID Xターボ)
ハスラー 画像 2022年5月
ハスラー特別仕様車「J STYLEⅡ」の主な特長(ベース車:HYBRID X、HYBRID Xターボ)
エクステリア
- 専用メッキフロントグリル
- メッキフォグランプガーニッシュ
- HUSTLERアルファベットエンブレム[メッキ](フロントフード)
- メッキドアハンドル
- ルーフレール
- J STYLEエンブレム(バックドア)
インテリア
- レザー調&ファブリックシート表皮[ブラウン&ダークブルー]
- レザー調ドアトリムクロス[ブラック](フロントドア)
- ドアトリムカラーガーニッシュ[チタニウムグレー]
- インパネカラーガーニッシュ[チタニウムグレー]
- フロアコンソールトレー[ドリンクホルダー付][チタニウムグレー]
- メッキインサイドドアハンドル
車体色
- 特別仕様車専用のウッディブラウン2トーンを採用したほか、ソフトベージュ2トーン仕様車に「アーバンブラウンパールメタリック」を設定するなど、全8パターンの車体色。(ウッディブラウン2トーン2色、ソフトベージュ2トーン3色、ガンメタリック2トーン3色)
機能&装備
- 「ナノイー X」※3搭載フルオートエアコン[エアフィルター付]
- 360°プレミアムUV&IRカットガラス
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
機種名 | エンジン | 駆動 | 変速機 | 燃料消費率 WLTCモード走行 (km/L) |
燃料消費率 JC08モード走行 (km/L) |
エコカー減税 (重量税) |
価格(円) |
HYBRID G |
0.66L DOHC 吸排気VVT (マイルドハイブリッド) |
2WD | CVT | 25 | 30.4 | 50% | 1387100 |
4WD | 23.4 | 27.8 | 50% | 1521300 | |||
HYBRID Gターボ |
0.66L DOHC VVTターボ (マイルドハイブリッド) |
2WD | 22.6 | 26.6 | – | 1520200 | |
4WD | 20.8 | 24.4 | – | 1654400 | |||
HYBRID X |
0.66L DOHC 吸排気VVT (マイルドハイブリッド) |
2WD | 25 | 30.4 | 50% | 1538900 | |
4WD | 23.4 | 27.8 | 50% | 1673100 | |||
HYBRID Xターボ |
0.66L DOHC VVTターボ (マイルドハイブリッド) |
2WD | 22.6 | 26.6 | – | 1639000 | |
4WD | 20.8 | 24.4 | – | 1773200 | |||
特別仕様車 J STYLEⅡ |
0.66L DOHC 吸排気VVT (マイルドハイブリッド) |
2WD | 25 | 30.4 | 50% | 1621400 | |
4WD | 23.4 | 27.8 | 50% | 1755600 | |||
特別仕様車 J STYLEⅡ ターボ |
0.66L DOHC VVTターボ (マイルドハイブリッド) |
2WD | 22.6 | 26.6 | – | 1699500 | |
4WD | 20.8 | 24.4 | – | 1833700 |