新型【ノア・ヴォクシー】フルモデルチェンジ発表2022年1月予想、トヨタvsホンダのミニバン戦争再燃

ノア

トヨタのミニバン、ノア・ヴォクシーのフルモデルチェンジ発売が2021年度内、つまり2022年3月までに実施される見通しとなった。2021年末から2022年始にかけてのタイミングで発表や事前オーダーの受付スタートが予想される。

ヴォクシー

現行ヴォクシー

一方で、ライバルのホンダ・ステップワゴンは2022年春頃にフルモデルチェンジ発売される見込み。新車投入時期がノア・ヴォクシーと近くなることから、来春はトヨタvsホンダのミニバン戦争が再燃しそうだ。

フルモデルチェンジにより新型ノア・ヴォクシーはTNGA採用、1.8LハイブリッドはFFとE-Four

既に多くのトヨタ車種に採用されてきたTNGAプラットフォームであるが、いよいよミニバン車種にも採用されていく段階となった。

なかでも次期ノア・ヴォクシーに搭載されるハイブリッドシステムには諸説あったが、プリウスと同じ系統である2ZR-FXE型の1.8Lハイブリッドとなる公算が大きい。トヨタの中小型車向けハイブリッドシステムは、いずれは1.5Lと2.0Lのダイナミックフォースエンジンに集約されていくという予想もあったわけだが、これは誤りで1.8Lも残される。2009年発売の3代目プリウスからスタートした1.8Lハイブリッドは、まだまだ伸び代があるようで、改善を盛り込んだ上で次期プリウスでも継続採用される見込みとなっている。

ハイブリッド4WDのE-Fourが新型ノア/ヴォクシーで設定される

プリウス ハイブリッドエンジン

2ZR-FXE ハイブリッド 改良型

2ZR-FXE型の1.8Lハイブリッドについては、特にノア・ヴォクシーに関して言えば、2015年発売の現行プリウスで実施済みのE-Four対応すらできておらず、ハイブリッド車はFFのみのラインアップとなっている。

次期ノア・ヴォクシーはFFとE-Fourが用意され、ハイブリッドの販売比率、つまり電動化率を高めていくことになる。

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新型ノア/ヴォクシーはフルモデルチェンジでGA-C車種とプラットフォーム共用

TNGAとはトヨタの新世代プラットフォーム技術の総称である。そのなかでも新型ノア/ヴォクシーに採用されるのは中型車向けのGA-Cとなる。これまでGA-Cを採用しフルモデルチェンジてきた車種は、プリウス、CH-R、レクサスUX、カローラといったあたり。次期型ではこれらのモデルとプラットフォームを共用することで開発コストを集中させ、ハイレベルな技術を投入していく狙いがある。

TNGA プリウス

TNGA (GA-C)

プラットフォーム共用とはいえ、それぞれが全く同じボディ骨格を持つというわけではない。特にノアやヴォクシーのようなミニバン車種はボディ形状が特殊である。ルーフは高く、キャビンは箱型、スライドドアと三列目シートを装備し、フロアはフラット。このあたりは次期ノアとヴォクシーのために専用設計していくしかない。

共用される代表的な部分はエンジンルームと、そこに搭載されるパワートレインということになる。前述のプリウスと共用される1.8Lハイブリッドもその一つである。

現行型ヴォクシー/ノアの参考出品の画像【東京モーターショー2013】
新型ノア&ヴォクシーのフルモデルチェンジ発売日と価格、HYBRID 285万円から
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ヴォクシーとノア、フルモデルチェンジ後の新型も低価格モデル、2.0L NA ガソリンエンジン車を設定

次期型ノア・ヴォクシーのパワートレインについて、多くのユーザーにとって気になるのは、ハイブリッド車よりもガソリン車ではないだろうか。というのも、ノアとヴォクシーの販売台数に占めるハイブリッド車の比率は、現状で3割程度に留まっており、過半数を占めるのが低価格なガソリン車なのである。

こういった販売状況もあり、フルモデルチェンジ後についても2.0Lガソリン車の設定は残される見込み。ただし現行エンジン3ZR-FAE型のキャリーオーバーではなく、ダイナミックフォースエンジンのM20A-FKS型が搭載される可能性が高い。

ダイナミックフォースエンジン2.0L

次期ノア・ヴォクシーに採用されるGA-Cプラットフォームに限れば、これまでM20A-FKS型を搭載した国内モデルは、レクサスUX200、カローラツーリング “2000リミテッド”といったプレミアム車種に留まっている。

しかしM20A-FKS型がプレミアム車種向けのエンジンかといえば、そうとも言えず、北米ではカローラの通常モデル等にも採用されている。国内でも車体がワンサイズ大きくなるGA-Kプラットフォーム車種では、ハリアーやRAV4のエントリーモデルにも搭載されてきた。

ノア

現行型ノア

ミニバン車種は、車両重量および空気抵抗が大きく、燃費が悪化しがちである。熱効率40%を誇るM20A-FKS型の採用が望まれるところである。

また、M20A-FKS型と組み合わさるトランスミッション、Direct Shift-CVTも期待されるメカニズムの一つ。その中身は、発進用ギヤ+ベルト式CVTの構成となっており、変速比幅(レシオカバレッジ)7.5を達成。燃費性能の向上に寄与することになる。

ダイレクトシフトCVT

ベルト式CVTが不得意とするLOW側をギア伝達とすることで、力強い加速を実現するとともに、アクセル操作に対して一瞬遅れるようなベルト式CVT特有の発進時のもたつき感が改善される。

新型ノア/ヴォクシーも全車3ナンバーとなるのか、フルモデルチェンジで次期型はGA-C採用

ノア/ヴォクシーがGA-C採用のフルモデルチェンジで新型となるにあたっては、全車3ナンバーとなる可能性がある。

カローラフィールダー

カローラフィールダー

かつてカローラがGA-C化されるときには、法人需要から5ナンバー車の継続が求められた。カローラのグローバルモデルの全幅は1790mmにもなり、大き過ぎるというわけだ。そして、国内向けには専用設計されたナローボディが提供された。しかし、その全幅は1745mmまでしか縮めることができず、全車3ナンバーとなった経緯がある。

ただし、ノアのようなミニバン車種は、ボディ骨格の多くを専用設計する必要がある。そのため5ナンバーモデルが設定される可能性は残される。

フルモデルチェンジで、次期型はノアとヴォクシーの両方が残る可能性、新型発表は2021年末~2022年1月

現行型ノア/ヴォクシーは2014年にフルモデルチェンジを受けた3代目モデル。販売期間が7年となるタイミングに来ている。

ノア GR フロントグリル

一方で、トヨタでは販売チャネルの統合が進められており、既にノア、ヴォクシー、エスクァイアはトヨタ系の全販売チャンネルでの取り扱いとなっている。次のフルモデルチェンジでモデルネームも整理され、これら三姉妹ミニバンの新型はノアに統合されることが基本的な流れであった。

ただし、販売台数で優勢なのはヴォクシーという実情がある。2020年度の車名別販売台数でも以下の実績となった。

  • ヴォクシー 71,903台
  • ノア 46,755台
  • エスクァイア 19,800台

ヴォクシーがノアよりも売れているという状況である。

ノアに統合されるというのは、三姉妹モデルがノアを起点に派生していったという、これまでの歴史を考慮した上でのことである。一方で、販売実績が大きい車種を残すというのも理にかなっている。今後、新型の発売に向けた調整の中では、ヴォクシーの車名が継続される可能性も残される。

何れにせよ、モデル開発が終盤となった現段階で、2種類のボディデザインが存在しており、ヴォクシーのエクステリアイメージを後継するグレードが次期型でも用意されるのはほぼ間違いない。

なお、エスクァイアについては、販売実績の面からもモデルネームの継続は難しそう。つまり廃止ということになる。

エスクァイア

現行エスクァイア

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新型ノア/ヴォクシーのフルモデルチェンジ発売日に向けて想定されるスケジュール

新型ノア/ヴォクシーについては、東京モーターショー2021でのフルモデルチェンジ発表が予想されたが、同ショーは新型コロナウィルスの影響で中止となった。

現在2021年9月の時点で確定的なフルモデルチェンジの日程を出すのは困難であるが、2021年度末の駆け込み需要に合わせた発売には間に合わせたいだろう。

ノア GR

また、トヨタは2021年度の国内販売として320万台弱を見込んでいる。このなかには日本発売予定のカローラクロスのほか、新型ノア/ヴォクシーの台数が含まれている可能性がある。ただし、車載向け半導体が世界的な供給不足となっており、さらに、半導体工場の相次ぐ火災や2021年2月の震災の影響も受けた。問題は簡単には解消されそうにない。このことが本年度の目標台数の未達原因となったり、ノア/ヴォクシーのフルモデルチェンジ発売の時期を遅らせる可能性がある。

ノア/ヴォクシーの弟分、シエンタも新型にフルモデルチェンジへ

ノア/ヴォクシー/エスクァイアよりワンサイズ小さい3列シートミニバン、シエンタも新型へフルモデルチェンジの準備が進められている。これには1.5Lのダイナミックフォースエンジンが搭載される予定。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアとシエンタの次期型で共通することとしては、全高が少し低くなる可能性が高いということ。近年のトレンドに従い、ミニバンもスポーティーなイメージに仕上げられる。低床化は盛り込まれるだろうが、やたらと居住性を追いかけてきた流れは、ひとまず休止となりそうだ。

ノア/ヴォクシーのライバル、セレナは2022年新型にフルモデルチェンジか

セレナ e-POWER

ミドルクラスミニバンのライバル、日産・セレナは早くても2022年秋頃のフルモデルチェンジとなりそう。

半導体不足の問題は、特に日産では深刻な影響を受けている。セレナの発売時期も延期される可能性が高いだろう。新型ノアの発売スケジュールから約半年から1年遅れのタイミングになる可能性がある。トヨタvsホンダのミニバン競争に遅れることになるだろう。

また、搭載されるe-POWERは、新型ノートで採用された新技術を導入し、主力パワートレインとしての存在感が高められる。

そして、ルノーとの共通プラットフォームであるCMF-C/Dが採用される見込み。これにより全車3ナンバー化される可能性が高い。グローバル向け共通プラットフォームの採用で、国内向け5ナンバーサイズを維持できないという事情は、次期ノア&ヴォクシーと同じのようである。

もう一つのライバル、ステップワゴンの新型へのフルモデルチェンジは2022年春

ステップワゴン SPADA

現行ステップワゴン SPADA

ステップワゴンのフルモデルチェンジ時期については、予想が難しい状況であったが、2022年の春頃を目処に準備していることが判明した。ノア、ヴォクシーのフルモデルチェンジ時期と近くなり、トヨタvsホンダのミニバン戦争が再燃することになるだろう。

現行型ステップワゴンは不人気車としての実績を残してしまった。その原因の一つが「わくわくゲート」であるとされているが、これは廃止となる見込み。

また、次期型6代目はエンジンラインアップに変更があり、VTEC TURBO 1.5Lは廃止され、2.0L NAとなる見込み。2.0L NAのほうが、日本市場で売りやすい性能、価格に設定しやすそうである。2.0Lハイブリッドエンジンのe:HEVは継続採用される見込み。

新型となるノア、ヴォクシーよりも5人乗りワゴンが人気

フルモデルチェンジで新型となるノア、ヴォクシー、エスクァイアが車種統合される理由は、販売チャネル統合によるものだけではないと見ている。そもそも以前のように3列シートミニバンが売れていないのだ。

TANK

タンク(ルーミーに統合)

そんななか、人気となっているのが5人乗りの箱型ワゴンである。
ダイハツ・トールのOEMモデルで、トヨタではルーミーのモデルネームでラインアップされる。姉妹車として、もう一種類あったタンクはルーミーに統合となった。

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