現行型クロスビーは、2017年12月に発売されたモデル。販売期間が長くなっており、フルモデルチェンジが待望される時期に来ている。デザインコンセプトを同じくする軽自動車のハスラーは、2020年1月に2代目へフルモデルチェンジを果たしている。
最近のクロスビーでは、2023年末に一部改良が施された。しかし、その内容は法規対応によるリヤパーキングセンサーの標準化と、値上げというものに留まっていた。
一方、スズキは国内市場向けに新型のコンパクトSUVを発売する計画を進めており、インドで生産されるフロンクスもその一つである。この車は、全長3,995mm、全幅1,765mm、全高1,550mm、ホイールベース2,520mmというサイズで、クロスビーの全長3,760mmを上回り、全幅は3ナンバー規格に該当する。2024年内の国内発売が予想される。
さらに、2024年春に日本での発売が噂されていたジムニーの5ドアモデルもある。現時点では並行輸入による販売が実現している。しかし、正規販売への法的手続きが進んでいることも伺え、将来的には正式に販売される可能性がある。
これら2モデルの新型コンパクトSUVが近い将来、国内市場に追加されることは十分に考えられ、スズキがクロスビーのフルモデルチェンジを行うかどうかは不透明です。
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クロスビー 一部仕様変更と値上げ 2023年12月13日 発売
クロスビーに一部仕様変更と値上げが実施され、2023年12月13日に正式発売となることが発表された。
「HYBRID MZ」と「HYBRID MV」は、一律90,200円の値上げとなる。また、「HYBRID MX」は、法規対応に伴うリヤパーキングセンサーが追加されてことで、値上がり幅は、101,200円となった。
シリーズ全体では、1,941,500~2,335,300円となる。(価格は全て消費税込み)
機種名 | 駆動 | 新価格(円) | 旧価格(円) | 差額(円) |
HYBRID MZ | 2WD | 2,190,100 | 2,099,900 | 90,200 |
4WD | 2,335,300 | 2,245,100 | 90,200 | |
HYBRID MV | 2WD | 2,084,500 | 1,994,300 | 90,200 |
4WD | 2,229,700 | 2,139,500 | 90,200 | |
HYBRID MX | 2WD | 1,941,500 | 1,840,300 | 101,200 |
4WD | 2,086,700 | 1,985,500 | 101,200 |
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クロスビー マイナーチェンジ 2022年8月
スズキはクロスビーのマイナーチェンジを実施し、2022年8月10日より発売する。
クロスビーは小型クロスオーバーSUVとして、2017年12月に発売されたモデル。これまで一部仕様変更や特別仕様車の設定がされてきたものの、フェイスリフトが含まれる改良は施されていなかった。
今回、3型となる一部仕様変更とともに、新デザインのフロントグリルが採用された。月間の販売目標台数は2,000台が設定され、後期モデルとしての販売がスタートした。
新型クロスビー、マイナーチェンジ後のグレードと消費税込み車両本体価格
※旧価格
グレード | 駆動方式 | 燃料消費率 WLTCモード走行 (km/L) | 燃料消費率 JC08モード走行 (km/L) | 消費税込み車両本体価格(円) |
HYBRID MX | FF | 18.2 | 22.0 | 1,840,300 |
4WD | 17.0 | 20.6 | 1,985,500 | |
HYBRID MV | FF | 18.2 | 22.0 | 1,994,300 |
4WD | 17.0 | 20.6 | 2,139,500 | |
HYBRID MZ | FF | 18.2 | 22.0 | 2,099,900 |
4WD | 17.0 | 20.6 | 2,245,100 |
新型クロスビーに採用されるパワートレインは従来型キャリーオーバーの1.0L ターボエンジンのK10C型となる。トランスミッションは全車6速ATで、駆動方式としてFFと4WDが各グレードに設定される。
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新型クロスビーはアルミホイールも新デザイン
新型クロスビーはアルミホイールも新デザインが採用された。切削タイプのアルミホイールが全車に採用された。
フロントドアにプレミアムUV&IRカットガラスやIRカット機能付フロントガラスが追加された。
インパネ中央部にはUSB電源ソケット(Type-A 1個、Type-C 1個)が追加された。
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クロスビーはマイナーチェンジで新色ボディカラーが多数入れ替え
新型クロスビーのボディカラーは、車体色として「メロウディープレッドパール」と「ミネラルグレーメタリック」、ルーフ色に「メロウディープレッド」と「ミネラルグレー」が採用された。
ボディカラーラインアップはこれらの組み合わせにより、3トーンが2パターン、2トーンが7パターン、モノトーンが4パターン用意される。
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新型クロスビーのインテリアもマイナーチェンジで商品力アップ
インテリアでは、シルバーステッチを施したラックススェード&ブラウンレザー調の専用シート表皮やブラウンメタリックのインパネとドアトリムのカラーパネルなどを採用した「ブラウンアクセントパッケージ」がメーカーオプションとして設定された。
またシートカラーアクセント、シートパイピングに「レディッシュブラウン」が採用された。
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クロスビー モデルチェンジ まとめ
まとめ更新日: 2024/02/24
- 新型クロスビー 2017年12月発売
- 2020年10月 一部仕様変更による2型が発売
- 2022年8月 一部仕様変更による3型が発売
- 2023年12月 値上げを実施、リアパーキングセンサーの全車標準装備化で法規対応
- スズキは新型小型SUVのフロンクスとジムニー5ドアを国内導入予定
- クロスビーのフルモデルチェンジは実施されるとは限らない