新型【シエンタ】フルモデルチェンジ速報、発売日2022年夏、トヨタのミニバン戦略、バイポーラニッケル水素電池

シエンタ

トヨタ・シエンタが2022年夏頃にフルモデルチェンジを受けて新型に切り替わる見込み。

シエンタ トヨタ

現行シエンタ(初期型)

来年2022年は3列シートを備えたミニバン車種のフルモデルチェンジが一斉に行われる。特にシエンタの属する小型ミニバンのセグメントでは、長年ライバル関係にあったホンダ・フリードが2022年秋にフルモデルチェンジ発売される計画で、先発の新型シエンタよりも有利な条件で、価格と装備を設定してきそうだ。

現行型フリード

ホンダ 現行型フリード

シエンタより下の車格を計画、ダイハツ生産モデル

さらに、シエンタの弟分的な存在となる新型車種も計画されている。

ロッキー e-SMART HYBRID 構造

e-SMART HYBRID

ダイハツでは「e-SMART HYBRID」を搭載する新開発の小型3列シート車投入の動きがあり、そのエクステリアはSUVスタイルに整えられる見込み。2017年に提案されたコンセプトカー、DNマルチシックスの市販型が発売される可能性がある。

DNマルチシックス コンセプト

DNマルチシックス市販型は、トヨタブランドでも姉妹モデルが設定され、2012年に販売終了したパッソセッテのポジションを後継する。

パッソセッテ

パッソセッテ

かつてシエンタは、2003年発売の初代モデルの段階でカタログ落ちとし、2008年発売のダイハツ生産のパッソセッテがポジションを引き継ぐという計画もあった。しかし、パッソセッテのセールスが思うように伸びず、結局のところ、初代シエンタは一旦終了となった生産が再開され、フェイスリフトも受けることで2015年まで販売が延長されるという経緯となった。

シエンタ

初代シエンタ後期

次期シエンタは、TNGA-B導入とバイポーラ式ニッケル水素バッテリー搭載が大きなテーマ

シリーズ3代目となる次期シエンタは、TNGA-Bプラットフォームの導入とバイポーラ式ニッケル水素バッテリーの採用が技術的に大きなテーマとなる。

シエンタ

現行型初期モデル

シエンタの2022年フルモデルチェンジで、アクアのバイポーラ式ニッケル水素電池が採用される可能性

次期シエンタには、新型アクアで採用がスタートした、新開発バイポーラ式ニッケル水素バッテリーが採用される可能性が高い。

新型アクア

新型アクア

全固体電池の実用化が期待されるトヨタであるが、現在主流のリチウムイオンバッテリーに加え、前世代のニッケル水素バッテリーについてもシエンタを含めた現行販売されるハイブリッドカーの一部で採用している。このニッケル水素バッテリーも、2021年夏にフルモデルチェンジを受けた新型アクアからは、新技術としてバイポーラ構造を取り入れた、新開発ニッケル水素バッテリーへと進化している。Chief Technology Officer 前田 昌彦 氏

バイポーラ式ニッケル水素バッテリーについては、2021年9月7日に開かれた「電池・カーボンニュートラルに関する説明会」でも技術説明があり、この先もニッケル水素バッテリーを使っていく方針を確認することができた。今後さらに、コストダウンできる可能性も残されているという。

バイポーラ式ニッケル水素電池

バイポーラ式ニッケル水素バッテリーは、新型アクアでの採用に留まらず、次期シエンタへも搭載されることになるだろう。

TNGA-Bで開発される新型シエンタ、2022年フルモデルチェンジ

シエンタの2022年フルモデルチェンジで注目される、もう一つの技術的なトピックは、TNGA(GA-B)の導入である。

シエンタ

現行型シエンタ

数あるTNGAプラットフォームのなかでも、次期シエンタに導入されるのはGA-Bで、プリウスやレクサスUXなどのGA-Cよりも一回り小さいサイズとなる。GA-Bは既にヤリス、ヤリスクロス、アクアで採用実績がある。トヨタの車種は着々とTNGA世代のプラットフォームに切り替わっていき、順番的に次にTNGA化されるのが、このコンパクトミニバンのシエンタとなる。

プラットフォーム

TNGA(GA-B)プラットフォーム

次期シエンタと共通プラットフォーム、GA-Bのヤリスは2020年度、販売台数ナンバーワン
ヤリスとヤリスクロスの違い、トヨタの新世代小型SUV
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シエンタの直4エンジンはフルモデルチェンジで直3のダイナミックフォースエンジンに刷新

次期シエンタに搭載されるのは、GA-Bプラットフォーム車種で実績のあるダイナミックフォースエンジンとなる。コンベンショナルのM15A-FKS型と、ハイブリッドのM15A-FXE型が用意されており、特に後者は世界最高水準の熱効率41%を達成している。いずれもメインユニットに1.5Lの直列3気筒ガソリンエンジンを採用しており、現行型シエンタの4気筒エンジンから大きく刷新される。

M15A-FXE ハイブリッド

M15A-FXE

これまでのヤリスなどでは燃費を重視したセッティングが行われてきたわけだが、ミニバン車種のシエンタではボディサイズも大きく乗車人数も増える。こういったことから、ある程度はパフォーマンス重視にセッティングされる可能性がある。

M15A-FKS

M15A-FKS + Direct Shift CVT

ハイブリッド仕様に電気式4WDのE-Fourが用意されているのもダイナミックフォースエンジンの特徴の一つである。現行型シエンタでは、4WDを求めるユーザーはコンベンショナルエンジンしか選択肢が用意されていない。次期型ではハイブリッドにE-Fourが用意され、これはトヨタブランド全体としての電動化率を向上させることにもなる。

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日本の「ガソリン車禁止」案は形だけ、現状サプライチェーンを維持
...

次期シエンタはシエンタクロスも計画中

さらに、SUV志向のシエンタクロスも計画されている。
実は現行型も2020年12月にシエンタクロスオーバーとしてSUVグレードが台湾向けに発売されていたが、これについては日本導入の話がない。その理由は恐らく、フルモデルチェンジが迫っているためだろう。

台湾シエンタ クロスオーバー

台湾シエンタ クロスオーバー

しかし、台湾シエンタクロスオーバーは専用サスペンションで最低地上高を上げ、SUV風のバンパーアクセサリーとルーフレールを取り付けた程度のものである。

シエンタクロスコンセプト

2015年シエンタ クロス コンセプト

一方でヤリスシリーズには、専用エクステリアまで与えられたヤリスクロスがあり、販売も好調である。新型シエンタクロスについても専用エクステリアの本格的な仕様になることが期待される。

ヤリスクロス

ヤリスクロス

フルモデルチェンジで新型シエンタのボディサイズはコンパクト、低重心化

GA-Bの採用となる次期シエンタであるが、ホイールベースはヤリスの2550mm、ヤリスクロスの2560mmから当然延長されることになる。
現行シエンタの2750mmとの比較でも20mmの延長が見込まれており、新型シエンタのホイールベースは2770mmとなる見込み。
これに伴い、全長も伸ばされることになるが、それでも4.3m未満の水準に留まるだろう。

シエンタ

現行型シエンタ

ユーザーが求めるコンパクトなサイズ感は維持される。次期シエンタもホンダ・フリードとライバルであり続け、ワンサイズ上のミニバンであるノアとの差別化もしっかりと継続される。
全高方向については、低重心化と近年のデザイントレンドに合わせて、やや縮小されることが予想される。ボディスタイルは現行型の曲線的から直線的なイメージとなり、これも昨今の流行に合わせたものになるだろう。

シエンタ リアコンビネーションランプ

現行型シエンタ

全幅は1695mmで5ナンバーサイズが維持される。

新型シエンタへのフルモデルチェンジ時期、発売日はいつ頃か

2021年にはフルモデルチェンジされるのではという予想もあったが、後述する2021年6月の一部改良が実施されたこともあり、その可能性は無くなった。一部改良から1年後の2022年夏頃にフルモデルチェンジと考えるのが妥当だろう。
さらに、昨今の自動車向け半導体の世界的供給不足により、自動車メーカー各社は新型車導入スケジュールを遅らせる動きすらあり、2021年内のフルモデルチェンジは絶望的である。

ヤリス

ヤリス

また、昨年2020年に発売されたヤリス、ヤリスクロスの販売が非常に好調であることもシエンタのフルモデルチェンジを急がない理由の一つと考える。ヤリスシリーズと新型シエンタはパワートレイン部をはじめ多くのパーツが共用されることになる。しばらくはヤリスとヤリスクロスの生産能力を落としたくはないだろう。

シエンタに一部改良と特別仕様車発売、フルモデルチェンジ前の現行型最終モデルか

シエンタに一部改良の実施と特別仕様車の設定がされ、6月2日に発売となった。

フルモデルチェンジ前のシエンタの一部改良は、オートライト義務化への法規対応

今回のシエンタの一部改良については、コンライト(オートライト)を全車標準装備とした簡単なものである。このタイミングで手の込んだ改良が盛り込まれると、2022年のフルモデルチェンジを疑う必要性が出てくるが、それには及ばないだろう。
シエンタ コンライト
オートライトについては、既に新型車に対しての義務化がスタートしている。継続生産車の乗用車については、2021年10月1日からの義務化が決まっており、今回のシエンタの一部改良は、これに対応したものとなる。
夕刻時間帯に事故が増える原因の一つに、ヘッドランプ未点灯が考えられてきた。低コストで装備でき、事故の減少も見込めるわけだから、義務化は当然の流れだろう。
これにより消費税込み車両価格は、わずかに値上がりで、181万8500円~258万0000円に設定される。

フルモデルチェンジに向けた最終型か、シエンタ特別仕様車“Safety Edition Ⅱ”は、こだわりのブラックアイテムと安全機能を装備

特別仕様車“Safety Edition Ⅱ”は、通常グレードの「G」と「FUNBASE G」をベースに、ガソリン車とハイブリッド車の両方に設定された。
シエンタ 特別仕様車
インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]と後方の映像を表示し車庫入れをサポートするバックカメラを含むナビレディパッケージが特別装備される。
シエンタ 特別仕様車 ミラー
エクステリアではブラック加飾を施したアウターミラーやホイールキャップ、インテリアもブラックでまとめられる。
シエンタ 特別仕様車 ホイール
ボディカラーとしては、特別設定色グレイッシュブルー(写真のもの)を含む5色が設定される。
シエンタ 特別仕様車 インテリア
シエンタ特別仕様車の消費税込み車両価格は211万0000円~251万7000円に設定された。
シエンタ 特別仕様車 カメラ

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