レクサスではNXシリーズのフルモデルチェンジに向けた準備が進められている。
次期NXはGA-Kプラットフォームで車格アップ
次期NXシリーズはGA-Kプラットフォームが採用される。
従来型との比較では車格アップということになる。
GA-KプラットフォームをベースとしたクロスオーバーSUVとしては、トヨタブランドでラインアップされるRAV4、そして2020年6月に発売されたハリアーがある。これら2モデルのホイールベースは2690mmで共通していたが、新型NXもこれらと同じホイールベースとなる見込み。
なおGA-Kプラットフォームのロングホイールベース版は、クラウンSUVで採用が見込まれる。詳しくは、
トヨタ・クラウン終了でSUV化
トヨタ・クラウン終了でSUV化
パワートレインは一新、最上級はプラグインハイブリッドを採用
空前のEVブームを迎えつつある昨今であるが、トヨタはEVに限らずHV、PHV、FCVと全方位での商品展開を行うことが宣言された。レクサスNXのフルモデルチェンジはそのような環境下で進められる。
次期NXシリーズの予想されるパワートレインラインアップは以下となる。
- NX450h+(2.5L PHV)
- NX350h (2.5L ハイブリッド)
- NX350(2.4L ターボ)
PHVとハイブリッドは、RAV4で先行導入されるA25A-FXS型ダイナミックフォースエンジンからの流用が予想される。
そして、2.4Lターボは新開発型で、3.5L V6クラスのリプレイスとしての役割が与えられる。しかし、この過熱した電動化ブームの中で、ダウンサイジングとはいえ、純ガソリンエンジンのターボ車というのは違和感がある。無用な批判、ブランドイメージ低下を避けるためにも、国内向けには発売当初はラインアップさせないというのも手段の一つではないか。
ちなみに日本市場では、まだ本格的なEV化は来ないだろう。詳しくは、
日本の「ガソリン車禁止」案は形だけ、現状サプライチェーンを維持
日本の「ガソリン車禁止」案は形だけ、現状サプライチェーンを維持
新型NXの発売時期
新型NXシリーズの発表時期は2021年秋頃が想定される。
その後の発売は遅くとも2022年の夏前には実現されるはず。
NXシリーズはあくまで北米がメイン市場となる。日本での発売タイミングも北米の事情に左右されそうである。