レクサスではNXシリーズのフルモデルチェンジに向けた準備が進められている。そのエクステリア、インテリアの動画がリークしてしまい、予定よりも早く知ることとなった。
プロモーションの一環で、あえて流出させるというのはありがちであるが、今回は単純ミスによるものか。流出元となったYoutubeからはすぐに消去された。
フロントはもちろんスピンドルグリルだが、その内部デザインはラグジャリーイメージ。
デイタイムランニングライトはヘッドランプユニット内に収まる。現行型よりもシンプルな印象となった。
リアコンビネーションランプは一文字タイプ。UXよりも力強く感じる。
リアクォーターウィンドウは現行型よりもシャープなイメージとなった。
リアのドアハンドルを境に、キャラクターラインが上段、下段と入れ替わる。
次期NXはGA-Kプラットフォームで車格アップ
次期NXシリーズはGA-Kプラットフォームが採用される。
従来型との比較では車格アップということになる。
GA-KプラットフォームをベースとしたクロスオーバーSUVとしては、トヨタブランドでラインアップされるRAV4、そして2020年6月に発売されたハリアーがある。これら2モデルのホイールベースは2690mmで共通していたが、新型NXもこれらと同じホイールベースとなる見込み。
トヨタ・クラウン終了でSUV化
パワートレインは一新、最上級はプラグインハイブリッドを採用
空前のEVブームを迎えつつある昨今であるが、トヨタはEVに限らずHV、PHV、FCVと全方位での商品展開を行うことが宣言された。レクサスNXのフルモデルチェンジはそのような環境下で進められる。
次期NXシリーズの予想されるパワートレインラインアップは以下となる。
- NX450h+(2.5L PHV)
- NX350h (2.5L ハイブリッド)
- NX350(2.4L ターボ)
PHVはRAV4で先行導入されるA25A-FXS型ダイナミックフォースエンジンからの流用が予想される。E-Fourのみの設定か。
2.5L ハイブリッドは、従来型ハイブリッドの2AR型からの刷新となり、モデルネームもNX300hからNX350hに変更となる。
そして、2.4Lターボは新開発型で、3.5L V6クラスからのリプレイスとしての役割が与えられる。しかし、この過熱した電動化ブームの中で、ダウンサイジングとはいえ、純ガソリンエンジンのターボ車というのは違和感がある。
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新型NXの発売時期
新型NXシリーズの発表時期は2021年秋頃が想定される。
その後の発売は遅くとも2022年の夏前には実現されるはず。
NXシリーズはあくまで北米がメイン市場となる。日本での発売タイミングも北米の事情に左右されそうである。