カローラ ツーリング、スポーツ、セダンの現行型最後となるであろう一部改良が、2024年4月2日に実施される見込み。これに向けて、販売店ではオーダーストップの措置が取られてきたが、3月上旬ごろから多くの販売店で契約可能な状況となっている。
従来型モデルの納車が完了していないせいか、未だ正式な発売日は迎えていない。しかし、一部改良による新型の実質的な販売は始まっているようだ。
販売店のなかには、2024年3月9日現在の工場出荷時期として、5月下旬~6月中旬頃の案内をしており、これは一部改良モデルが対象となっているだろう。
2025年頃が想定されるフルモデルチェンジ前の一部改良ということで、フェイスリフトなど大規模な変更点は無い。しかし、特別仕様車の設定がある。
カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ
カローラ(セダン)とカローラ ツーリングに「特別仕様車アクティブスポーツ」を設定
カローラ(セダン)とカローラ ツーリングに「特別仕様車アクティブスポーツ」が用意され、これは「HYBRID WxB」グレードをベースに専用装備が奢られる上級グレードとなる。
特別仕様車の消費税込み車両本体価格は、セダンの2WDが3,140,300円 、4WDが3,338,300円。ツーリングの2WDが3,190,300円、4WDが3,388,300円で設定される見込み。
カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ
カローラ スポーツ/セダン/ツーリングのフルモデルチェンジは2025年頃の実施が予想される
現行型カローラシリーズは、2018年にスポーツ、続いて2019年にツーリングとセダンが市場に登場した。これらカローラシリーズは、5~7年のサイクルで更新される傾向にあった。2023年終盤からのオーダーストップの動きは、一部でフルモデルチェンジへの期待も高まっていたが、実際には一部改良ということになる。
2024年春の一部改良後には、全面的な受注再開となる見通しである。カローラシリーズ12代目モデルの最終章を飾る特別仕様車の設定も期待される。
欧州向けには、2023年10月に2024年モデルの一部改良が発表された。欧州仕様には、「ナノイーX」や「スマートデジタルキー」の採用、新たなボディカラーの追加が行われた。特に、ハッチバックとツーリングスポーツにはスーパーグリーンメタリック、セダンにはプレシャスシルバーが追加された。
欧州仕様2024年モデルにはフェイスリフトが実施されておらず、2024年春の日本仕様の一部改良でも、エクステリアに大きな変更がないことが予想される。
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カローラ/ツーリング/スポーツが一部改良(マイナーチェンジ相当) 2022年10月
パワートレーンの刷新
ハイブリッド車は、全ての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムが採用された。優れたモーター性能により、素早く軽やかな発進と伸びやかな加速が実現された。
ガソリン車には、優れた燃費性能と走りの楽しさを追求した新世代のダイナミックフォースエンジンが採用された。カローラ・カローラ ツーリングは、1.5L、カローラ スポーツは2.0Lとなる。
マイナーチェンジの<まとめ><価格表>は、次のベージ
Toyota Safety Senseの機能拡大
プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能が追加された。運転状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストが追加された。ソフトウェアのアップデートにより、購入後も最新の運転支援技術を備えた、より安全・安心なクルマへ進化する。
次世代マルチメディア(ディスプレイオーディオ・T-Connect)搭載
コネクティッドナビに対応した8インチのディスプレイオーディオと10.5インチのディスプレイオーディオPlus(車載ナビ機能付)が設定された。スマホアプリApple CarPlayはワイヤレスで利用可能となる。車内Wi-Fiがオプション設定される。
その他
ドライブレコーダー(前方)とバックガイドモニターが標準装備される。
録画機能付バックガイドモニターがオプション設定される。
ヘッドランプやフロントロアグリルなどの外装デザインおよび一部の外板色が変更される。
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値上げ、210系カローラ、2022年10月の一部改良はマイナーモデルチェンジ相当
カローラ・スポーツ/セダン/ツーリングの3モデルが2022年10月3日に一部改良を受けた。その内容は、フェイスリフトとパワートレイン刷新を含めたマイナーモデルチェンジ相当となった。
ガソリンエンジンを1.5L NAにコストダウンしたにも関わらず値上げ
新型カローラツーリングは搭載されるガソリンエンジンについてはコストダウンが実施される。「従来1.8L NA」と「従来1.2L ターボ」はいずれも廃止となり、新たに「1.5L NA」が採用される。エンジングレードが下げられたことで、低価格モデルの登場が期待されたが、他の装備類の充実により、むしろ値上がりとなった。
カローラツーリングのエントリーモデルは、「従来G-Xグレード 1.8L」の2,013,000円から、「新型Xグレード 1.5L」の2,070,000円となり、これは5万7000円の値上がりとなる。
ハイブリッドは第5世代の最新型採用により、やはり値上げ
ハイブリッドパワートレインは、新型ノア/ヴォクシーで初導入された1.8Lの第5世代ハイブリッドが採用される。従来からのW✕Bグレードは新型でも継承され、値上り幅は5万500円となる。
カローラスポーツの6速MTモデルが廃止、遅れてMTが出る可能性は?
マイナーチェンジの<まとめ><価格表>は、次のベージ
新型カローラは、マイナーチェンジでパワートレインを変更
カローラシリーズの従来型エンジン
「カローラスポーツ」、「カローラ」、「カローラツーリング」の搭載エンジンは、1.8L ハイブリッド(2ZR-FXE型)、1.2Lターボ(8NR-FTS型)、1.8L NA(2ZR-FAE型)、さらに一部の上位グレードには、2.0L NA(M20A-FKS型)が限定台数で設定されてきた。
カローラシリーズは2022年10月の一部改良(マイナーチェンジ相当)でエンジンラインアップ変更
カローラの1.8L ハイブリッド(2ZR-FXE型)は、第5世代に進化
これまで販売実績の大きかった、1.8L ハイブリッドは採用が継続されたが、これは第5世代へ刷新された。1.8L THSⅡは、2022年1月にフルモデルチェンジ発売された新型ノア/ヴォクシーより、第5世代に進化しており、これはカローラへも採用が拡大された。先に発表された欧州仕様の2023年モデルでも、第5世代のハイブリッドシステムの採用が明記されている。
カローラの1.8L NA(2ZR-FAE型)モデルは、1.5L(M15A-FKS型)へダウンサイジングされる
1.8L NAガソリンエンジン搭載車については、1.5L NA(M15A-FKS型)の搭載へ変更となり、グレードラインアップが大きく変わった。1.5L NAエンジンはヤリスで採用実績がある、直列3気筒のダイナミックフォースエンジンで、このクラスではトヨタの最新エンジンとなる。排気量やパフォーマンスでは格下ということになるが、燃費性能は向上した。
1.5L NAエンジンモデルが採用されることで、車両本体価格の値下げも期待されたが、実際には他の部分でコストアップとなる最新装備が採用されることで、値上がりとなった。それでも、納期が遅れがちなハイブリッドモデルを補う重要な選択肢となりそう。
カローラの1.2Lターボ(8NR-FTS型)は廃止へ
1.2Lターボについては販売実績が良くないこともあり廃止となる。本来は欧州市場でのダウンサイジングターボエンジンの需要に応え開発されたユニットであるが、現在の同市場はHEV(ハイブリッド車)、BEV(バッテリーEV)の採用が事実上必須となっており、1.2Lターボエンジンの役目は終えている。国内向けを含めて販売縮小され、生産を終えることが予想される。
そして、2.0L NA(M20A-FKS型)がカローラスポーツに初採用される見込み。これまで、M20A-FKS型は北米向けカローラスポーツに搭載されてきた。また国内向けには、限定数500台の「カローラツーリング 2000リミテッド」での採用に留まっていた。新たな20A-FKS型搭載車は、2022年10月以降のカローラスポーツの通常グレードとして設定された。
新型カローラは12.3インチ液晶メーター、10.5インチセンターディスプレイ採用
2022年新型カローラは後期型へフェイスリフト、フルモデルチェンジまでの期間は延長されないはず
トヨタも国内向け車種については、モデルサイクルを延長していく動きがある。ただし、カローラシリーズは、グローバル販売されるトヨタの主力車種の一つ。近年の5~6年程度のモデルサイクルは継続されることが予想され、2024年頃には13代目へのフルモデルチェンジの実施が予測される。
こういったフルモデルチェンジ予測は、2022年のタイミングで後期型へのフェイスリフトが実施されたことにより、実現の可能性が高まった。
マイナーチェンジの<まとめ><価格表>は、次のベージ
カローラ(ツーリング/セダン/スポーツ)モデルチェンジのまとめ
まとめ更新日: 2024/03/16
- 2024年4月2日に一部改良予定
- 販売店では、既に一部改良の新型が契約可能な状況
- セダン/ツーリングに特別仕様車アクティブスポーツの設定
- 2025年にフルモデルチェンジで13代目登場予想
カローラ ツーリング/スポーツ/セダン 2022年10月一部改良
- 2022年10月3日マイナーチェンジ発売
- 全モデルのガソリン車において、1.2Lターボと1.8L NAを廃止
- ツーリング/セダンのガソリン車は、1.5L NA採用
- スポーツのガソリン車は、2.0L NA採用
- スポーツの6速MTモデルが廃止
- 全モデルのハイブリッド車は1.8L 第5世代(ノア/ヴォクシーの最新型)
- 上位モデルでは12.3インチ液晶メーターと、10.5インチのディスプレイオーディオを採用
カローラ スポーツ 2022年10月一部改良 画像
カローラツーリング価格表(2022年10月一部改良)
パワートレイン・グレード | 消費税込み車両本体価格(円) | 差額(円) | ||
旧価格 | 新価格 2022年10月改定 | |||
ガソリン 2WD | W×B 1.8L・CVT | 2,365,000 | – | – |
W×B 1.2L TURBO・6MT | 2,473,900 | – | – | |
S 1.8L・CVT | 2,216,500 | – | – | |
G-X 1.8L・CVT | 2,013,000 | – | – | |
W×B 1.5L・CVT | – | 2,500,000 | – | |
G 1.5L・CVT | – | 2,300,000 | – | |
X 1.5L・CVT | – | 2,070,000 | – | |
HYBRID 2WD | HYBRID W×B | 2,799,500 | 2,850,000 | 50,500 |
HYBRID S | 2,651,000 | – | – | |
HYBRID G-X | 2,480,500 | – | – | |
HYBRID G | – | 2,650,000 | – | |
HYBRID X | – | 2,460,000 | – | |
HYBRID E-Four | HYBRID W×B | 2,997,500 | 3,048,000 | 50,500 |
HYBRID S | 2,849,000 | – | – | |
HYBRID G-X | 2,678,500 | – | – | |
HYBRID G | – | 2,848,000 | – | |
HYBRID X | – | 2,658,000 | – |
カローラ(セダン)価格表(2022年10月一部改良)
パワートレイン・グレード | 消費税込み車両本体価格(円) | |
ガソリン 2WD 1.5L・CVT | W×B | 2,450,000 |
G | 2,220,000 | |
X | 1,990,000 | |
HYBRID 2WD | W×B | 2,800,000 |
G | 2,570,000 | |
X | 2,380,000 | |
HYBRID E-Four | W×B | 2,998,000 |
G | 2,768,000 | |
X | 2,578,000 |
カローラスポーツ価格表(2022年10月一部改良)
パワートレイン・グレード | 消費税込み車両本体価格(円) | |
ガソリン 2WD 2.0L・CVT | G“Z” | 2,640,000 |
G | 2,450,000 | |
G“X” | 2,200,000 | |
HYBRID 2WD | G“Z” | 2,890,000 |
G | 2,700,000 | |
G“X” | 2,460,000 |