新型カローラ【ツーリング/スポーツ/セダン】フルモデルチェンジいつ?2026年度予想、マルチパスウェイプラットフォーム採用、BEVからの派生で新開発小型エンジン搭載のHEV/PHEV、ギガキャストの採用は無しか【トヨタ最新情報】カローラコンセプトがデザインスタディ

カローラ

corolla-concept-049

カローラ ツーリング/スポーツ/セダンは2026年度フルモデルチェンジ予想

フルモデルチェンジによる新型カローラの登場時期は、2026年度内と予想されます。

corolla-concept-027

ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)で世界初公開された「カローラコンセプト」は、次世代カローラの方向性を示すコンセプトモデルであり、フルモデルチェンジに向けた準備が進んでいることが示唆されました。

corolla-sport-002

現行カローラ(日本仕様)は2018年に登場しており、2026年度に次期型が発売されるとすれば、モデルサイクルとしても妥当なタイミングと考えられます。

「カローラ」の<まとめ>は、次のページ

カローラコンセプトが示した次期型カローラの輪郭

ジャパンモビリティショー2025のトヨタブースで公開されたカローラコンセプトは、低いボンネットとロングホイールベースのプロポーションが特徴です。ボディは従来のカローラセダンよりも明らかにローアンドワイドで、室内は現行セダンより各方向でゆとりがあります。

corolla-concept-018

トヨタはこのコンセプトを、カローラ60周年の節目に向けた将来像と位置付け、世界中の多様なニーズに対応するバリエーション展開と、各地域のエネルギー事情に合わせたマルチパスウェイ戦略の象徴としています。単なるショーカーというより、量産を前提としたデザインスタディとして考えられます。

corolla-concept-030

現地取材では、このカローラコンセプトは「マルチパスウェイプラットフォームを採用する」との明言がありました。

「カローラ」の<まとめ>は、次のページ

次期カローラはマルチパスウェイプラットフォームを採用

マルチパスウェイという言葉は、もともとトヨタが掲げてきた、地域や用途に応じて多様なパワートレインを並行展開する考え方を指しています。電気自動車(BEV)、ハイブリッド(HEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、水素エンジンや燃料電池といった複数の道筋を組み合わせることで、世界全体のカーボンニュートラルに現実的に近づいていくという発想です。

multipathwayworkshop-014

2024年5月のマルチパスウェイワークショップでは、この戦略を支える具体的なハードウェアとして、新開発の1.5L直列4気筒と2.0L直列4気筒の次世代エンジンが公開されました。これらは電動ユニットとの組み合わせを前提に、従来より小型で低く作り直された内燃機関です。トヨタはここで、エンジン単体の熱効率向上だけでなく、エンジンを小さくしてボンネットを下げ、空力を改善することで、セダンクラスで燃費をおよそ1割以上向上させる狙いも示しました。

toyota-lexus-gigacasting-battery-002

また、車両開発の手順も大きく異なります。まずBEVのパッケージングからクルマを設計し、これにコンパクトなエンジン付きのHEVやPHEVを組み合わせるという、新しい順番が強調されました。これは、従来のTNGA世代で見られた「ICEとHEVをベースに、派生としてBEVを設定する」という流れとは、明らかに発想に差があります。

TNGA-C

この考え方に立つと、マルチパスウェイプラットフォームとは、BEVに最適化した車体と電動アーキテクチャを軸にしつつ、そこへ新開発の小型エンジンを載せたHEVやPHEVを同じ骨格で展開する次世代のプラットフォームと整理できそうです。

「カローラ」の<まとめ>は、次のページ

次期カローラは新開発の小型1.5L直列4気筒エンジン採用予想

次期カローラの方向性を示すカローラコンセプトでは、「マルチパスウェイプラットフォーム」の採用が明言されましたが、その詳しい内容はまだ公表されていません。

corolla-concept-025

こうした公式の技術説明とカローラコンセプトの実車パッケージング、さらにマルチパスウェイプラットフォーム採用を明言している事実を重ねると、次期カローラは新開発の小型1.5L直列4気筒エンジンが採用されると予想されます。

「カローラ」の<まとめ>は、次のページ

次期カローラはギガキャストは導入されない可能性

生産技術の面では、トヨタがテスラに続き、車体を巨大なアルミ一体成形で作るギガキャスト技術を導入する方針を示しています。

toyota-lexus-gigacasting-battery-003

ロイターは2023年時点で、トヨタが2026年に発売する次世代電気自動車の生産コストを下げるため、ギガキャストや自走台車を活用した新しい組立ラインなどを組み合わせた次世代の生産システムに取り組んでいることを報じました。

corolla-concept-041

一方、カローラコンセプトについてギガキャスト技術の導入を質問したところ、「ノーコメント」という回答を得ています。

corolla-concept-033

こういった状況からは、次期カローラに採用されるマルチパスウェイプラットフォームは、ギガキャストを導入した完全な次世代プラットフォームというより、従来TNGA世代に近い技術の発展型である可能性があります。

「カローラ」の<まとめ>は、次のページ

GRカローラは英国工場に生産移管され、現行型の販売継続の見込み

一方、GRカローラについては元町工場で生産されてきましたが、2026年半ばより英国工場での生産移管に向けて準備が進められています。カローラシリーズの次期型へのフルモデルチェンジが開始されるタイミングと近くなりますが、デビューが遅かったGRカローラは、すぐにフルモデルチェンジとはならずに、英国生産による現行型の販売が継続されることが予想されます。

新型【GRカローラ】一部改良2025年11月発売、8AT 598万円、6MT 568万円、2025年3月3日のマイナーチェンジ型がさらに進化【トヨタ最新情報】2026年半ばから英国工場へ生産移管、元町工場生産モデル最終型か
TOYOTA GAZOO Racingは「GRカローラ」の一部改良を発表。2025/09/18に注文受付を開始し、発売は2025/11/03。価格は8AT・4WDの「GR-DAT」が5,980,000円、6MT・4WDが5,680,000円。構造用接着剤の塗布長を従来比+13.9mの合計32.7mへ拡大し剛性を強化。サーキット信頼性と日常域の快適性を両立し、街乗り~スポーツ走行で一体感ある操縦性を狙う。吸気系に「クールエアダクト」を新採用し連続高負荷時の吸気温を抑制。室内はJBL9スピーカー(サブウーハー付)やANCチューニング刷新、ASCを新搭載(3モード×3段階/出荷時OFF)。供給体制も見直し、抽選販売中心だった供給を改善。さらに2023年モデル向けに最大トルク370→400Nm化とGR-FOUR制御更新(REAR→GRAVEL、TRACKは前60~30:後40~70可変)のアップグレードを2026年春に予定。

カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ

カローラ スポーツ/セダン/ツーリング 納期

2025年6月中旬の時点での納期として、ある店舗では、カローラ スポーツ 4ヶ月、セダン 4ヶ月、ツーリング 3ヶ月としています。

corolla-date-202506

また、トヨタが2025年6月6日に公表した工場出荷時期では、いずれのモデルも3~4ヵ月程度としています。

カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ

カローラ 一部改良でガソリン車廃止でハイブリッド専用車種に、2025年5月

トヨタはカローラ スポーツ、カローラ ツーリング、カローラ セダンに一部改良を施し、順次発売すると発表しました。カローラ スポーツは2025年5月9日に発売し、やや遅れてツーリングとセダンも5月19日に発売日を迎えます。今回の一部改良では「従来オプションだった先進装備の標準化」と「ハイブリッド専用化」が大きな柱となっています。フェイスリフトなどエクステリアの大幅な変更はありません。

価格改定も行われました。セダン、ツーリングにおいては、エントリーグレードのXで大幅な値下げが実施されています。

カローラスポーツの一部改良、価格表

corolla-sport-006

グレード名 駆動 新価格 旧価格 差額
G“X” 2WD 2,481,600円 2,470,000円 +11,600円
G 2WD 2,781,900円 2,726,500円 +55,400円
G“Z” 2WD 3,170,200円 2,978,100円 +192,100円

まずカローラ スポーツでは、上位グレードのG“Z”に前方ドライブレコーダーとバックガイドモニターを備えた簡易録画機能付きユニットのほか、デジタルキー、ディスプレイオーディオplus、ステアリングヒーターが標準装備化され、快適装備を充実させています。一方、Gグレードにはブラインドスポットモニターと安心降車アシスト、後方接近車両に対応するパーキングサポートブレーキ、さらにLEDフロントフォグランプが新たに標準採用され、安全性と視認性が高められました。

アクセサリーコンセントをメーカーオプション選択した場合には、給電アタッチメントが標準装備となります。

カローラツーリングの一部改良、価格表

corolla-tourinng-001

グレード名 駆動 新価格 旧価格 差額
X 2WD 2,359,500円 2,498,600円 −139,100円
X E-Four 2,574,000円 2,696,600円 −122,600円
G 2WD 2,762,100円 2,684,800円 + 77,300円
G E-Four 2,976,600円 2,882,800円 + 93,800円
W×B 2WD 3,128,400円 2,918,300円 + 210,100円
W×B E-Four 3,342,900円 3,116,300円 + 226,600円
特別仕様車 ACTIVE SPORT 2WD 3,202,100円 3,190,300円 + 11,800円
特別仕様車 ACTIVE SPORT E-Four 3,416,600円 3,388,300円 + 28,300円

続いてカローラ ツーリングは、上級のW×Bグレードにドライブレコーダーユニットとデジタルキー、ディスプレイオーディオplusが標準装備化されました。安全面ではW×BとGの両グレードにブラインドスポットモニターと安心降車アシスト、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)が標準化されています。さらにGグレードには205/55R16タイヤと16×7Jアルミホイール、LEDフロントフォグランプが採用されました。

アクセサリーコンセントをメーカーオプション選択した場合には、給電アタッチメントが標準装備となります。

カローラセダンの一部改良、価格表

グレード名 駆動 新価格 旧価格 差額
X 2WD 2,279,200円 2,418,600円 −139,400円
X E-Four 2,493,700円 2,616,600円 −122,900円
G 2WD 2,681,800円 2,604,800円 +77,000円
G E-Four 2,896,300円 2,802,800円 +93,500円
W×B 2WD 3,077,800円 2,868,300円 +209,500円
W×B E-Four 3,292,300円 3,066,300円 +226,000円
特別仕様車 ACTIVE SPORT 2WD 3,151,500円 3,140,300円 +11,200円
特別仕様車 ACTIVE SPORT E-Four 3,366,000円 3,338,300円 +27,700円

カローラ セダンは、W×Bグレードへドライブレコーダーユニット、デジタルキー、ディスプレイオーディオplusを標準装備化します。また、W×BとGにはブラインドスポットモニターと安心降車アシスト、後方車両対応のパーキングサポートブレーキが標準装備化されました。Gグレードにはツーリング同様、205/55R16タイヤと16×7Jアルミホイール、LEDフロントフォグランプが標準装備化されます。

やはり、アクセサリーコンセントをメーカーオプション選択した場合には、給電アタッチメントが標準装備となります。

カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ

カローラ /ツーリング/スポーツ/セダンが一部改良「特別仕様車アクティブスポーツ」を設定

カローラシリーズへの一部改良が2024年4月2日に実施されました。これにはカローラクロスは含まれません。

一部改良 カローラ スポーツ 2024年4月

まずは、カローラスポーツの主な改良内容について説明します。

corolla-sport-202404-001

ブラインドスポットモニターおよびパーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)がG”Z”グレードに標準装備されました。これにより、ドライバーの安全性がさらに向上します。

corolla-sport-202404-002

また、ナノイーXもG”Z”グレードに標準設定されました。ナノイーXは空気清浄機能を持ち、車内の快適性を高める効果があります。

corolla-tourer-202404-007

さらに、新型プリウスと同機能のデジタルキーがG”Z”グレードにメーカーオプションとして設定されました。このデジタルキーは、スマートフォンを使って車のロックやアンロック、エンジン始動を行うことができる便利な機能です。

カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ

カローラスポーツ 新価格表

パワートレイン・グレード 消費税込み車両本体価格(円) 差額(円)
旧価格
2022年10月
新価格
2024年4月
ガソリン 2WD 2.0L・CVT G“Z” 2,640,000 2,728,100 88,100
G 2,450,000 2,476,500 26,500
G“X” 2,200,000 2,210,000 10,000
HYBRID 2WD G“Z” 2,890,000 2,978,100 88,100
G 2,700,000 2,726,500 26,500
G“X” 2,460,000 2,470,000 10,000

カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ

一部改良 カローラ ツーリングおよびセダン 2024年4月

次に、カローラ ツーリングおよびセダンの一部改良内容です。

corolla-tourer-202404-001

スポーティな専用内外装デザインを持つ特別仕様車「ACTIVE SPORT」が新たに設定されました。

corolla-tourer-202404-014

このモデルには、シートヒーターとステアリングヒーター、さらにはナノイーXが標準装備されています。これにより、快適性が一層向上しました。また、同じく「W✕B」グレードにもこれらの機能が標準設定されています。

corolla-tourer-202404-002

さらに、安全性の強化として、Xグレードにはパーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)が標準設定されました。この機能により、駐車時の安全性が大幅に向上します。

corolla-tourer-202404-017

また、新型プリウスと同様の機能を持つデジタルキーが、「ACTIVE SPORT」および「W✕B」グレードにメーカーオプションとして設定されました。

カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ

カローラツーリング 新価格表

パワートレイン・グレード 消費税込み車両本体価格(円) 差額(円)
旧価格
2022年10月
新価格
2024年4月
ガソリン 2WD W×B 1.5L・CVT 2,500,000 2,568,300 68,300
G 1.5L・CVT 2,300,000 2,334,800 34,800
X 1.5L・CVT 2,070,000 2,108,600 38,600
HYBRID 2WD HYBRID W×B 2,850,000 2,918,300 68,300
HYBRID G 2,650,000 2,684,800 34,800
HYBRID X 2,460,000 2,498,600 38,600
特別仕様車
ACTIVE SPORT
3,190,300
HYBRID E-Four HYBRID W×B 3,048,000 3,116,300 68,300
HYBRID G 2,848,000 2,882,800 34,800
HYBRID X 2,658,000 2,696,600 38,600
特別仕様車
ACTIVE SPORT
3,388,300

カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ

カローラ 新価格表

パワートレイン・グレード 消費税込み車両本体価格(円) 差額(円)
旧価格
2022年10月
新価格
2024年4月
ガソリン 2WD 1.5L・CVT W×B 2,450,000 2,518,300 68,300
G 2,220,000 2,254,800 34,800
X 1,990,000 2,028,600 38,600
HYBRID 2WD W×B 2,800,000 2,868,300 68,300
G 2,570,000 2,604,800 34,800
X 2,380,000 2,418,600 38,600
特別仕様車
ACTIVE SPORT
3,140,300
HYBRID E-Four W×B 2,998,000 3,066,300 68,300
G 2,768,000 2,802,800 34,800
X 2,578,000 2,616,600 38,600
特別仕様車
ACTIVE SPORT
3,338,300

カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ

カローラ スポーツ/セダン/ツーリングのフルモデルチェンジは2026年頃の実施が予想される

カローラスポーツ 003

カローラ スポーツ

現行型カローラシリーズは、2018年にスポーツ、続いて2019年にツーリングとセダンが市場に登場した。これらカローラシリーズは、5~7年のサイクルで更新される傾向にあった。2023年終盤からのオーダーストップの動きは、一部でフルモデルチェンジへの期待も高まっていたが、実際には一部改良ということになる。

カローラ セダン 006

カローラ セダン

2024年春の一部改良後には、全面的な受注再開となった。2025年には、カローラシリーズ12代目モデルの最終章を飾る特別仕様車の設定も期待される。

corolla-tourinng-001

欧州向けには、2023年10月に2024年モデルの一部改良が発表された。欧州仕様には、「ナノイーX」や「スマートデジタルキー」の採用、新たなボディカラーの追加が行われた。特に、ハッチバックとツーリングスポーツにはスーパーグリーンメタリック、セダンにはプレシャスシルバーが追加された。

corolla-touringsport-europe-2024

カローラ ツーリングスポーツ欧州仕様

欧州仕様2024年モデルにはフェイスリフトが実施されておらず、2024年春の日本仕様の一部改良でも、エクステリアに大きな変更は盛り込まれなかった。

カローラ ツーリング/セダン/スポーツ モデルチェンジ<まとめ>は、次のベージ

カローラ/ツーリング/スポーツが一部改良(マイナーチェンジ相当) 2022年10月

パワートレーンの刷新

ハイブリッド車は、全ての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムが採用された。優れたモーター性能により、素早く軽やかな発進と伸びやかな加速が実現された。

ガソリン車には、優れた燃費性能と走りの楽しさを追求した新世代のダイナミックフォースエンジンが採用された。カローラ・カローラ ツーリングは、1.5L、カローラ スポーツは2.0Lとなる。

マイナーチェンジの<まとめ><価格表>は、次のベージ

Toyota Safety Senseの機能拡大

プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能が追加された。運転状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストが追加された。ソフトウェアのアップデートにより、購入後も最新の運転支援技術を備えた、より安全・安心なクルマへ進化する。

次世代マルチメディア(ディスプレイオーディオ・T-Connect)搭載

コネクティッドナビに対応した8インチのディスプレイオーディオと10.5インチのディスプレイオーディオPlus(車載ナビ機能付)が設定された。スマホアプリApple CarPlayはワイヤレスで利用可能となる。車内Wi-Fiがオプション設定される。

その他

ドライブレコーダー(前方)とバックガイドモニターが標準装備される。
録画機能付バックガイドモニターがオプション設定される。

ヘッドランプやフロントロアグリルなどの外装デザインおよび一部の外板色が変更される。

マイナーチェンジの<まとめ><価格表>は、次のベージ

値上げ、210系カローラ、2022年10月の一部改良はマイナーモデルチェンジ相当

カローラ・スポーツ/セダン/ツーリングの3モデルが2022年10月3日に一部改良を受けた。その内容は、フェイスリフトとパワートレイン刷新を含めたマイナーモデルチェンジ相当となった。

ガソリンエンジンを1.5L NAにコストダウンしたにも関わらず値上げ

corolla-020

1.5L ダイナミックフォースエンジン

新型カローラツーリングは搭載されるガソリンエンジンについてはコストダウンが実施される。「従来1.8L NA」と「従来1.2L ターボ」はいずれも廃止となり、新たに「1.5L NA」が採用される。エンジングレードが下げられたことで、低価格モデルの登場が期待されたが、他の装備類の充実により、むしろ値上がりとなった。

corolla-032

カローラツーリングのエントリーモデルは、「従来G-Xグレード 1.8L」の2,013,000円から、「新型Xグレード 1.5L」の2,070,000円となり、これは5万7000円の値上がりとなる。

ハイブリッドは第5世代の最新型採用により、やはり値上げ

corolla-019

1.8L ハイブリッド 第5世代

ハイブリッドパワートレインは、新型ノア/ヴォクシーで初導入された1.8Lの第5世代ハイブリッドが採用される。従来からのW✕Bグレードは新型でも継承され、値上り幅は5万500円となる。

カローラスポーツの6速MTモデルが廃止、遅れてMTが出る可能性は?

corolla-028

2.0L ダイナミックフォースエンジン

前期型スポーツの1.2Lガソリンターボ車のトランスミッションとしては、6速MTの選択肢があったが、後期型ではCVTの採用に限られる。2.0L NAエンジン採用の後期型にも、後追いで6速MTが設定されるのではという期待もあるが、現在のところ具体的な話は無し。

マイナーチェンジの<まとめ><価格表>は、次のベージ

新型カローラは、マイナーチェンジでパワートレインを変更

corolla-hatchback-1-2023-usa

米国仕様 カローラ ハッチバック 2023

カローラシリーズの従来型エンジン

「カローラスポーツ」、「カローラ」、「カローラツーリング」の搭載エンジンは、1.8L ハイブリッド(2ZR-FXE型)、1.2Lターボ(8NR-FTS型)、1.8L NA(2ZR-FAE型)、さらに一部の上位グレードには、2.0L NA(M20A-FKS型)が限定台数で設定されてきた。

カローラ セダン 002

従来型 カローラ セダン

カローラシリーズは2022年10月の一部改良(マイナーチェンジ相当)でエンジンラインアップ変更

corolla-sedan-1-2023-usa

米国仕様 カローラ セダン 2023

カローラの1.8L ハイブリッド(2ZR-FXE型)は、第5世代に進化

これまで販売実績の大きかった、1.8L ハイブリッドは採用が継続されたが、これは第5世代へ刷新された。1.8L THSⅡは、2022年1月にフルモデルチェンジ発売された新型ノア/ヴォクシーより、第5世代に進化しており、これはカローラへも採用が拡大された。先に発表された欧州仕様の2023年モデルでも、第5世代のハイブリッドシステムの採用が明記されている。

カローラ セダン 006

従来型 カローラ セダン

カローラの1.8L NA(2ZR-FAE型)モデルは、1.5L(M15A-FKS型)へダウンサイジングされる

1.8L NAガソリンエンジン搭載車については、1.5L NA(M15A-FKS型)の搭載へ変更となり、グレードラインアップが大きく変わった。1.5L NAエンジンはヤリスで採用実績がある、直列3気筒のダイナミックフォースエンジンで、このクラスではトヨタの最新エンジンとなる。排気量やパフォーマンスでは格下ということになるが、燃費性能は向上した。

カローラ セダン 003

従来型 カローラ セダン

1.5L NAエンジンモデルが採用されることで、車両本体価格の値下げも期待されたが、実際には他の部分でコストアップとなる最新装備が採用されることで、値上がりとなった。それでも、納期が遅れがちなハイブリッドモデルを補う重要な選択肢となりそう。

カローラスポーツ 003

従来型 カローラ スポーツ

カローラの1.2Lターボ(8NR-FTS型)は廃止へ

1.2Lターボについては販売実績が良くないこともあり廃止となる。本来は欧州市場でのダウンサイジングターボエンジンの需要に応え開発されたユニットであるが、現在の同市場はHEV(ハイブリッド車)、BEV(バッテリーEV)の採用が事実上必須となっており、1.2Lターボエンジンの役目は終えている。国内向けを含めて販売縮小され、生産を終えることが予想される。

カローラスポーツ

従来型 カローラ スポーツ

そして、2.0L NA(M20A-FKS型)がカローラスポーツに初採用される見込み。これまで、M20A-FKS型は北米向けカローラスポーツに搭載されてきた。また国内向けには、限定数500台の「カローラツーリング 2000リミテッド」での採用に留まっていた。新たな20A-FKS型搭載車は、2022年10月以降のカローラスポーツの通常グレードとして設定された。

カローラシリーズの売上の大部分は、クロスオーバーSUVモデルの「カローラクロス」に移行している
新型【カローラクロス】フルモデルチェンジいつ?シリーズ他モデルはマルチパスウェイプラットフォーム採用で2026年度予想、クロスは2025年5月23日マイナーチェンジ一部改良型がしばらく販売継続【最新情報】シームレスグリル採用のフェイスリフトで後期型、Cマーク継続、追加のGR SPORTはトヨタCIエンブレムと10速シーケンシャル 2.0L HEVで差別化、ガソリン車廃止
トヨタのコンパクトSUV「カローラクロス」の最新情報を2025年12月時点で総まとめ。2021年に登場したカローラシリーズ初のSUVで、ヤリスクロスとRAV4の中間を担うサイズ感が特徴です。2025年5月の大幅改良ではデザインを刷新し、全車ハイブリッド化とグレード再編を実施。新設のスポーティグレード「GR SPORT」も加わり、現行モデルの仕様・価格帯はどう変わったのか詳しく解説します。さらに、直近の年次改良や特別仕様車の動きを時系列で整理し、今後予想されるマイナーチェンジや次期モデルの展望も紹介。広い荷室や低燃費といった実用性、快適な乗り心地などの魅力だけでなく、装備面での注意点、ライバルSUVとの比較や購入タイミングの考え方も踏まえ、カローラクロスがどんなユーザーにおすすめできるかを徹底解説します。

新型カローラは12.3インチ液晶メーター、10.5インチセンターディスプレイ採用

インテリアでは、カローラ海外仕様2023年モデルや他のトヨタ車種同様に、12.3インチ液晶メーターと、10.5インチのディスプレイオーディオが上位グレードに採用された。

マイナーチェンジの<まとめ><価格表>は、次のベージ

(このページには、権利者より報道目的または個人的・非営利目的の場合のみの使用が許可されている画像・動画を使用しています。)

 

カローラ スポーツ/セダン/ツーリング フルモデルチェンジ まとめ

まとめ更新日: 2025/12/07

  • 新型カローラのフルモデルチェンジは2026年度内の発売が予想され、現行型2018年デビューからのモデルサイクルとしても妥当なタイミングと考えられる
  • JMS2025で公開されたカローラコンセプトはローアンドワイドなプロポーションと広い室内空間を備え、カローラ60周年に向けた将来像として位置付けられている
  • カローラコンセプトはマルチパスウェイプラットフォーム採用が明言されており、量産を前提とした現実的なデザインスタディモデル
  • マルチパスウェイプラットフォームはBEV最適の車体と電動アーキテクチャを軸に、同じ骨格でHEVやPHEVを展開する次世代のプラットフォームとして整理できる
  • 2024年のマルチパスウェイワークショップで公開された新開発1.5L直列4筒エンジンは小型かつ低重心で、低いンネット形状を実現しつつ燃費向上を狙う設計
  • カローラコンセプトの非常に低いボンネット形状やパッケージングは、この新1.5Lエンジンを前提とした次期カローラの姿と整合しており、採用が有力と見込まれる
  • ギガキャストについてはトヨタ全体として導入方針が示されている一方で、カローラコンセプトでは「ノーコメント」とされ、次期カローラはTNGA発展型に近いマルチパスウェイプラットフォームとなる予想
  • カローラはマルチパスウェイ戦略の象徴的モデルとして、地域ごとのエネルギー事情やユーザーニーズに合わせて多様なパワートレインバリエーションを展開していくことが期待される

カローラ コンセプト 画像 ジャパンモビリティショー 2025

corolla-concept-002 corolla-concept-003 corolla-concept-012 corolla-concept-011 corolla-concept-009 corolla-concept-010 corolla-concept-008 corolla-concept-007 corolla-concept-005 corolla-concept-006 corolla-concept-004 corolla-concept-014 corolla-concept-013 corolla-concept-021 corolla-concept-022 corolla-concept-020 corolla-concept-019 corolla-concept-017 corolla-concept-018 corolla-concept-016 corolla-concept-015 corolla-concept-031 corolla-concept-032 corolla-concept-030 corolla-concept-029 corolla-concept-027 corolla-concept-028 corolla-concept-026 corolla-concept-025 corolla-concept-023 corolla-concept-024 corolla-concept-033 corolla-concept-040 corolla-concept-039 corolla-concept-038 corolla-concept-036 corolla-concept-037 corolla-concept-035 corolla-concept-034 corolla-concept-041 corolla-concept-048 corolla-concept-049 corolla-concept-047 corolla-concept-046 corolla-concept-045 corolla-concept-043 corolla-concept-044 corolla-concept-042 corolla-concept-051 corolla-concept-050 corolla-concept-001

カローラ ツーリング/スポーツ/セダン 画像 2024年4月 一部改良

corolla-sport-202404-006 corolla-sport-202404-005 corolla-sport-202404-004 corolla-sport-202404-003 corolla-sport-202404-002 corolla-sport-202404-001 corolla-tourer-202404-019 corolla-tourer-202404-018 corolla-tourer-202404-017 corolla-tourer-202404-016 corolla-tourer-202404-015 corolla-tourer-202404-014 corolla-tourer-202404-013 corolla-tourer-202404-012 corolla-tourer-202404-011 corolla-tourer-202404-010 corolla-tourer-202404-009 corolla-tourer-202404-008 corolla-tourer-202404-007 corolla-tourer-202404-006 corolla-tourer-202404-005 corolla-tourer-202404-004 corolla-tourer-202404-003 corolla-tourer-202404-002 corolla-tourer-202404-001 corolla-202404-019 corolla-202404-018 corolla-202404-017 corolla-202404-016 corolla-202404-015 corolla-202404-014 corolla-202404-013 corolla-202404-012 corolla-202404-011 corolla-202404-010 corolla-202404-009 corolla-202404-008 corolla-202404-006 corolla-202404-007 corolla-202404-004 corolla-202404-005 corolla-202404-003 corolla-202404-002 corolla-202404-001

カローラ ツーリング/スポーツ/セダン 2022年10月一部改良

  • 2022年10月3日マイナーチェンジ発売
  • 全モデルのガソリン車において、1.2Lターボと1.8L NAを廃止
  • ツーリング/セダンのガソリン車は、1.5L NA採用
  • スポーツのガソリン車は、2.0L NA採用
  • スポーツの6速MTモデルが廃止
  • 全モデルのハイブリッド車は1.8L 第5世代(ノア/ヴォクシーの最新型)
  • 上位モデルでは12.3インチ液晶メーターと、10.5インチのディスプレイオーディオを採用

カローラ スポーツ 2022年10月一部改良 画像

corolla-sport-0003 corolla-sport-0002 corolla-sport-0001 corolla-sport-002 corolla-sport-003 corolla-sport-004 corolla-sport-005 corolla-sport-006 corolla-sport-007 corolla-sport-008 corolla-sport-009 corolla-sport-010 corolla-sport-011 corolla-sport-012 corolla-sport-013 corolla-sport-001

カローラツーリング価格表(2022年10月一部改良)

パワートレイン・グレード 消費税込み車両本体価格(円) 差額(円)
旧価格 価格 2022年10月改定
ガソリン 2WD W×B 1.8L・CVT 2,365,000
W×B 1.2L TURBO・6MT 2,473,900
S 1.8L・CVT 2,216,500
G-X 1.8L・CVT 2,013,000
W×B 1.5L・CVT 2,500,000
G 1.5L・CVT 2,300,000
X 1.5L・CVT 2,070,000
HYBRID 2WD HYBRID W×B 2,799,500 2,850,000 50,500
HYBRID S 2,651,000
HYBRID G-X 2,480,500
HYBRID G 2,650,000
HYBRID X 2,460,000
HYBRID E-Four HYBRID W×B 2,997,500 3,048,000 50,500
HYBRID S 2,849,000
HYBRID G-X 2,678,500
HYBRID G 2,848,000
HYBRID X 2,658,000

カローラ(セダン)価格表(2022年10月一部改良)

パワートレイン・グレード 消費税込み車両本体価格(円)
ガソリン 2WD 1.5L・CVT W×B 2,450,000
G 2,220,000
X 1,990,000
HYBRID 2WD W×B 2,800,000
G 2,570,000
X 2,380,000
HYBRID E-Four W×B 2,998,000
G 2,768,000
X 2,578,000

カローラスポーツ価格表(2022年10月一部改良)

パワートレイン・グレード 消費税込み車両本体価格(円)
ガソリン 2WD 2.0L・CVT G“Z” 2,640,000
G 2,450,000
G“X” 2,200,000
HYBRID 2WD G“Z” 2,890,000
G 2,700,000
G“X” 2,460,000

カローラ 2023年モデル(後期型)日本仕様の画像 2022年10月一部改良

corolla-036 corolla-035 corolla-034 corolla-033 corolla-032 corolla-031 corolla-030 corolla-029 corolla-028 corolla-027 corolla-026 corolla-025 corolla-024 corolla-023 corolla-022 corolla-021 corolla-020 corolla-019 corolla-018 corolla-017 corolla-016 corolla-015 corolla-014 corolla-013 corolla-012 corolla-011 corolla-010 corolla-009 corolla-008 corolla-007 corolla-006 corolla-005 corolla-004 corolla-003 corolla-002 corolla-001

カローラ2023年モデル(後期型)海外仕様の画像

米国仕様 カローラ シリーズ 2023年モデル

corolla-usa-2023-06 corolla-usa-2023-05 corolla-usa-2023-04 corolla-usa-2023-03 corolla-usa-2023-02 corolla-usa-2023-01

欧州仕様 カローラ シリーズ 2023年モデル

corolla-europe-03 corolla-europe-02 corolla-europe-01

欧州仕様 カローラ ツーリングスポーツ 2023年モデル

corolla-touringsport-europe-2023-01 corolla-touringsport-europe-2023-02 corolla-touringsport-europe-2023-03 corolla-touringsport-europe-2023-04 corolla-touringsport-europe-2023-05 corolla-touringsport-europe-2023-06 corolla-touringsport-europe-2023-07 corolla-touringsport-europe-2023-08 corolla-touringsport-europe-2023-09 corolla-touringsport-europe-2023-10 corolla-touringsport-europe-2023-11 corolla-touringsport-europe-2023-12 corolla-touringsport-europe-2023-13 corolla-touringsport-europe-2023-14 corolla-touringsport-europe-2023-15 corolla-touringsport-europe-2023-16 corolla-touringsport-europe-2023-17 corolla-touringsport-europe-2023-18 corolla-touringsport-europe-2023-19

欧州仕様 カローラ セダン 2023年モデル

corolla-sedan-europe-01 corolla-sedan-europe-02 corolla-sedan-europe-03 corolla-sedan-europe-04 corolla-sedan-europe-05 corolla-sedan-europe-06 corolla-sedan-europe-07 corolla-sedan-europe-08 corolla-sedan-europe-09 corolla-sedan-europe-10 corolla-sedan-europe-11 corolla-sedan-europe-12 corolla-sedan-europe-13

欧州仕様 カローラ GR スポーツ 2023年モデル

corolla-gr-sport-europe-01 corolla-gr-sport-europe-02 corolla-gr-sport-europe-03 corolla-gr-sport-europe-04 corolla-gr-sport-europe-05 corolla-gr-sport-europe-22 corolla-gr-sport-europe-21 corolla-gr-sport-europe-20 corolla-gr-sport-europe-19 corolla-gr-sport-europe-18 corolla-gr-sport-europe-17 corolla-gr-sport-europe-16 corolla-gr-sport-europe-15 corolla-gr-sport-europe-14 corolla-gr-sport-europe-13 corolla-gr-sport-europe-12 corolla-gr-sport-europe-11 corolla-gr-sport-europe-10 corolla-gr-sport-europe-09 corolla-gr-sport-europe-08 corolla-gr-sport-europe-07 corolla-gr-sport-europe-06

カローラ前期型、国内仕様の画像

タイトルとURLをコピーしました