新型【ルーミー】フルモデルチェンジいつ?2024年中盤頃の発売予想、1.2L ハイブリッド搭載【トヨタ最新情報】地元大阪モーターショーもトール次期型コンセプトの出品無し、近々完全に受注停止の可能性、ダイハツの新車投入計画が大幅遅延

ルーミー
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現行ルーミーと新型ヴェルファイア (顔が似ている?)

ルーミーのフルモデルチェンジは2024年中盤頃の実施が予想される。

大阪モビリティショーが、2023年12月8~11日の日程で開催中となっている。ルーミーの製造元であるダイハツもブース出展を果たし、本拠地開催ということもあってか多くの来場者を集めた。

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大阪モビリティショーのダイハツブースでは「me:MO(ミーモ)」などを出品。リアホイールが阪神とオリックス。

しかし、ここでもルーミーのオリジナルモデルであるトールの次期型、およびこれを予告するコンセプトモデルの出品が果たされることはなかった。

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しかし、フルモデルチェンジに向けての準備は着々と進められているようだ。販売店では、2023年12月上旬の段階では、まだ受注受付が継続されているケースもある。これが、近いうちに本格的なオーダーストップとなることが想定されている。

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千葉トヨペットが公開している納期情報によると、ルーミー通常モデル、カスタムともに、2024年5月を案内している。このあたりがフルモデルチェンジのタイミングである可能性がある。

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新型ルーミー/トールのフルモデルチェンジを想定したコンセプトカーの出品無し 2023年10月

ジャパンモビリティショーでは、次期ルーミーのコンセプトモデルか、あるいは市販型プロトタイプの登場が期待されたが、これは実現しなかった。

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ルーミーの製造元であるダイハツにおいては、2023年は国内外での検査不正につづき、大規模リコール、さらに仕入先の火災による部品欠品などトラブルが相次ぎ、生産や新型車投入計画に大きな乱れをきたした。その自粛の意味もあってか、ダイハツはジャパンモビリティショーのプレスカンファレンスを国内ブランド完成車メーカーとしては唯一実施しなかった。

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ワゴンボディのコンセプトカー「me:MO(ミーモ)」は、軽自動車BEVを想定

5台のコンセプトカーの出品があったものの、次期ルーミー/トールを想定したモデルは見当たらなかった。

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ダイハツ新型ムーヴ

この他、ダイハツでは、ムーヴのフルモデルチェンジを2023年5月先行予約のスケジュールで進めていたものの、直前になって延期。未だ公式発表もできていない状況となっている。

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新型ルーミーへのフルモデルチェンジ時期の延期により、現行型の販売期間は延長か

現行型ルーミーは、2016年より販売され、モデル末期を迎えている。

新型ルーミーへのフルモデルチェンジは2024年中盤頃の予想

トヨタの小型トールワゴン車、「ルーミー」のフルモデルチェンジ時期は、2024年中盤頃への延期が予想される。

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ルーミー 後期型

ダイハツでは、登録車のラインアップ再編が計画されてきたが、これは予定よりも遅れることになりそう。ルーミー、トール以外の車種でも計画があり、「ロッキースペース」、「ライズスペース」(商標出願済み)としてSUV派生モデルの市場投入も想定される。また、これまで販売されてきたAセグメントハッチバックのパッソ、ブーンは2023年9月下旬に生産が終了し、カタログ落ちとなる。

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カタログ落ちとなる「ブーン/パッソ」

しかし、ダイハツでの度重なるトラブルは、新車投入スケジュールに影響を与えている。軽自動車ムーヴのフルモデルチェンジにおいては、2023年5月10日にティザーキャンペーンと予約受注受付スタートが予定されていた。10月のジャパンモビリティショーでも出品されず、発売時期が大幅に遅れそうだ。

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ルーミーにDNGA導入のフルモデルチェンジへ

ダイハツでは、DNGAプラットフォーム導入によるラインアップの一新が進行中となっている。「ルーミー/トール」もその対象となるだろうが、フルモデルチェンジ時期については、大幅に遅れそう。

ダイハツは、2025年までに、DNGA採用の新型車種を多数投入していくことを予告していた。ボディ骨格の弱さから来る騒音や振動は、従来型ルーミーの弱点と評価されるケースも多かったため、商品力アップが期待される。

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ルーミー 後期型

ルーミーに施された直近の一部改良では、2022年9月に装備面での小変更と、車両本体価格1万円の値上げがあったものの、フェイスリフトなどは行われなかった。フルモデルチェンジが迫っていることを期待させるものであった。

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ルーミー 前期型

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ルーミーのフルモデルチェンジが近くてもセールスは好調

販売台数を見てみると、ルーミーはモデル末期ながらも好調となっている。2022年度(4月~3月)において、ルーミーは99,307台の販売を達成し、これは軽自動車除く乗用車で第4位という結果であった。製造元であるダイハツの姉妹車種「トール」が12,017台、ライバルのスズキ「ソリオ」が47,473台というなか、トヨタブランドが販売力で底力を見せつけた。

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ルーミー 後期型

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新型ルーミーへのフルモデルチェンジで採用期待、シリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」

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ルーミー 後期型

新型ルーミーの2024年中盤頃という発売時期を考えると、電動化についても避けては通れない。次期ルーミーには、シリーズ式ハイブリッドの「e-SMART HYBRID」搭載モデルの設定が予想される。低価格モデルゆえに、まだBEVモデルの設定は難しく、2030年度燃費基準を達成する手段として「e-SMART HYBRID」の採用が現実的と考えられる。

新型ルーミー、ハイブリッドだけでなく、低価格なガソリン車の設定も予想される

一方、低価格なガソリン車のラインアップも継続される可能性が高い。これは、ロッキーに搭載されるWA-VE型 1.2L NAエンジンか、あるいは新開発 1.0L エンジンの採用が予想される。
 

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ルーミー、現行型で最後となる一部改良を2022年9月1日実施

トヨタのコンパクトワゴン、ルーミーが一部改良を受けて、2022年9月に新型が発売された。この一部改良に向けて受注受付が停止されていたが、新規オーダー受付が再開している。

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ルーミー 後期型

ルーミーの一部改良は公式発表なし、1万円の値上げ 2022年9月1日

グレード 駆動方式 消費税込み車両本体価格 差額
新価格(円) 旧価格(円)
FF 1,566,500 1,556,500 10,000
FF 1,753,500 1,743,500 10,000
G-T FF 1,874,500 1,864,500 10,000
カスタムG FF 1,924,000 1,914,000 10,000
カスタムG-T FF 2,056,000 2,046,000 10,000
4WD 1,742,500 1,732,500 10,000
4WD 1,929,500 1,919,500 10,000
カスタムG 4WD 2,100,000 2,090,000 10,000

一部改良の内容は、法規対応が主な内容となり、新たな内外装デザインの導入などは無し。値上げも実施されたが、その幅は1万円と小さく抑えられた。装備面では「コンフォートパッケージ」にナノイーXが追加される。

この他、選択可能なボディカラーにも変更がある。

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ルーミー 後期型

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新型ルーミー、一部改良によるボディカラーラインアップ

  • レーザーブルークリスタルシャイン
  • ターコイズブルーマイカメタリック
  • クールバイオレットクリスタルシャイン
  • プラムブラウンクリスタルマイカ
  • ファイアークォーツレッドメタリック
  • ブライトシルバーメタリック
  • パールホワイトⅢ
  • ブラックマイカメタリック
  • (ツートーン)ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック
  • (ツートーン)ブラックマイカメタリック×パールホワイトⅢ
廃止されたボディカラー
  • ブリリアントカッパークリスタルマイカ
  • ブラックマイカ×ブリリアントカッパークリスタルマイカ(2トーン)
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ルーミー 後期型

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ルーミーのフルモデルチェンジいつ?2024年中盤頃が予想される

現行型ルーミー(M900A/M910A型)は、2016年に発売された。姉妹車種として同じトヨタから「タンク」、OEM製造元のダイハツから「トール」、さらにスバル「ジャスティ」の4車種がラインアップされた。その後、2018年の一部改良では安全運転支援システムが強化され、スマートアシストⅢが採用された。

トヨタ・ルーミー

ルーミー 前期型

その後2020年9月に、マイナーモデルチェンジでフェイスリフトを受けて後期型となった。なお、この後期型からは姉妹モデルの一つ、タンクが廃止となっている。後期型の販売期間は3年程度が想定される。

ルーミー リアコンビネーションランプ

ルーミー 前期型

また、トヨタのラインアップでは、ルーミーより一回り大きいシエンタが2022年8月にフルモデルチェンジを受けて新型となった。ルーミーは2列シート車のみで、シエンタには3列シート車が用意されるという大きな違いがあるが、同じ時期に2種類の小型ワゴン車を発売させるとは考えにくい。こういった見方からも、ルーミーのフルモデルチェンジは、早くとも2023年の後半以降になることが予想されてきた。

一方で、ルーミーのライバル、スズキ・ソリオは、2020年12月にフルモデルチェンジを受けていた。ルーミーのフルモデルチェンジが予想される2024年中盤頃の時期となると、ソリオもマイナーモデルチェンジのタイミングとなっており、これを実施することで商品力を強化してきそうだ。
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次期ルーミーはDNGAプラットフォームを採用

次期ルーミーもダイハツ生産のOEMモデルとなる。ダイハツでは、DNGAプラットフォームをベースにした新型車を今後2025年までに15ボディタイプ、21車種を展開していく計画となっている。(ただし、当初の計画よりも遅れていそうではあるが。)

なかでも、ルーミーは登録車クラスで販売台数も多く、DNGA導入の新型を期待する声が大きい。

DNGAプラットフォームは、登録車ではコンパクトSUVのダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズで先行導入されてきた。「e-SMART HYBRID」も2021年11月から両モデルへの採用がスタートしたばかりで、今後の採用車種拡大に期待がかかる。ルーミーへの「e-SMART HYBRID」搭載も予想される。

ルーミーが2022年販売台数4位、フルモデルチェンジ前でも販売好調

2022年(1-12月)の車名別販売台数のデータによると。

  1. トヨタ・ヤリス(168,557台)
  2. トヨタ・カローラ(131,548台)
  3. 日産・ノート(110,113台)
  4. トヨタ・ルーミー(109,236台)
  5. トヨタ・ライズ(83,620台)
ヤリス

ヤリス

ルーミーが売れる理由、フルモデルチェンジはまだ先

2022年の販売台数ランキングで4位となったのがトヨタ・ルーミーである。

ルーミー3

ルーミー

前年2021年の2位からランクダウンしたものの、ルーミーは今のユーザーニーズを上手く捉えることができていると考える。

ルーミーは5人乗りのスーパーハイトワゴン車で、ボディサイズは全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mm、ホイールベース2490mmとなる。電動化ニーズが高まるなかではあるが、ルーミーに用意されたエンジンは1.0LのNAとターボの2種類に限られる。

ルーミー リアコンビネーションランプ

ルーミー

低価格な1.0L NAエンジンは1KR-FE型で、最高出力51 kW (69 PS) 、最大トルク92 N・m (9.4 kgf・m)となり、車体の大きさの割にはやや非力な仕様である。しかし、エントリー価格156万6500円を実現しているのは魅力的。

また、出力性能に余裕がある1.0Lターボの1KR-VET型搭載車は、最高出力72kW (98PS)、最大トルク140N・m (14.3kgf・m)となり、車両価格187万4500円からとなる。

軽自動車ランキングでは各社スーパーハイトワゴンが上位を独占

一方で、軽自動車の販売台数ランキングを見てみると、ルーミーが人気化しているのも納得がいく。

N-BOX カスタム スライドドア

N-BOX カスタム

軽自動車部門での1位はホンダ・N-BOXで、これもフルモデルチェンジが2017年に実施された、さほど新しくないモデルである。続いてスズキ・スペーシア、ダイハツ・タントとなっており、いずれもスーパーハイトワゴンのモデルで上位を独占している。

今、求められるクルマは、コンパクト、広い室内、スライドドア、低価格といった特徴を持っている。

ルーミーは、人気の軽スーパーハイトワゴンよりも一回り大きい、というポジションを獲得し販売台数を伸ばした。

自動車リサーチ 記事リスト

 

ルーミー モデルチェンジ まとめ

  • 2016年11月 現行の初代型発売
  • 2023年秋頃 フルモデルチェンジ計画は延期
  • 新たなフルモデルチェンジのスケジュールとして2024年中盤頃が予想される
  • 2023年12月上旬まもなくオーダーストップか、最長納期2024年5月頃の案内
  • ジャパンモビリティショーでは、新型コンセプトの出品無し
  • DNGAプラットフォーム採用により、乗り心地の大幅改善期待
  • 低価格ガソリン車の継続期待、1.2L WA-VE型搭載予想
  • シリーズ式ハイブリッドの「e-SMART HYBRID」搭載予想
  • 2020年9月 マイナーチェンジでフェイスリフト
  • 2022年9月 一部改良は、1万円の値上げと、小変更に留まる

ルーミー 画像 2022年9月

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ルーミー 画像 2020年9月 マイナーチェンジ

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