新型【ルーミー】受注再開、一部改良が2024年12月、バックカメラとディスプレイオーディオ標準装備化による法規対応で大幅値上げ【トヨタ最新情報】フルモデルチェンジいつ?2027年6月以降に長期延期見込み、1.2Lハイブリッド搭載期待

ルーミー

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トヨタのルーミーが一部改良され、2024年12月9日に正式発売される予定です。既に11月下旬から受注を再開し、一部改良モデルの販売を開始している販売店も見受けられます。

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2024年11月1日から施行された「後退時車両直後確認装置の継続生産車への義務化」に対応するため、バックカメラと9インチディスプレイオーディオが全車に標準装備される見込みです。このように比較的高額な装備を標準化することで、価格の値上げも実施されます。値上がり幅は各グレードで約17万5000円から約20万円が見込まれており、従来型ルーミーのエントリーモデルであるXグレード(NA、FF)の1,566,500円は、約174万円程度に値上がりする見込みです。

ロッキー e-SMART HYBRID 構造

e-SMART HYBRID

一部改良では、e-Smart HYBRID搭載モデルの追加を期待する声もありました。しかし、発売が大幅に延期された次期ルーミーの車両開発は最終段階まで進んでいたと思われます。現行モデルに急遽ハイブリッドモデルを導入するということはありませんでした。また、ライバル車のスズキ・ソリオなどで導入済みの、電動パーキングブレーキの採用もありません。

ルーミーのフルモデルチェンジを含め、ダイハツは大規模な認証不正問題により、新型車の投入スケジュールが大幅に遅れています。

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ルーミー、トール、ジャスティのフルモデルチェンジは2027年夏以降まで延期

トヨタ・ルーミー、ダイハツ・トール、スバル・ジャスティのフルモデルチェンジ実施時期は、2027年夏以降に延期される見込みです。

当初は2023年秋頃の実施が見込まれていましたが、大幅な遅延となります。

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ダイハツは、大規模な認証不正の発覚により、信頼の回復と既存車種の販売再開が当面の課題となっています。

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一部車種を除き販売再開の目処は立ちましたが、新型車種の投入までは、まだ時間がかかりそうです。2024年2月13日の会見では、再発防止のため、新型車種の開発期間を従来より1.4倍に延長するとの説明がありました。このため、これから発売されるモデルの大幅な遅延が想定されます。

ROOMY

ROOMY

新型トールなど姉妹車種の発売時期について、ダイハツは仕入先に2027年6月以降と通達していることが、日刊自動車新聞によって2024年7月11日に報道されました。フルモデルチェンジの発売時期を2024年内に期待していた声もありましたが、大幅な遅延となることが確定的となっています。

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ダイハツの国内向け小型車開発は継続

廃止が懸念されたダイハツの国内向け小型車の開発は、継続される見込みです。

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トヨタの佐藤社長は、ダイハツが長期的には軽自動車を軸とした事業への縮小を検討していると報告しましたが、その後の説明では、海外向け小型車の開発については、トヨタからダイハツへ業務委託する形で継続されることが確認されました。このため、ダイハツが軽自動車専業メーカーとなる懸念は後退しています。また、従来からの小型車開発メンバーも維持され、認証試験についてはトヨタが立ち会い共同で行われるとしています。

ジャスティ

スバル ジャスティ

この方針は、国内市場向けの小型車にも適用されることが説明されており、これにより開発が継続される見込みです。

このような状況から、販売実績の多いルーミーとその姉妹車種が廃止される可能性は低いと考えられます。

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ダイハツ トール

これらのモデルは2016年11月に発売されてから時間が経過しているため、いずれフルモデルチェンジとなるはずですが、前述の通り、その時期は2027年6月以降になるでしょう。それまでは、法規対応と商品改良が施されることで現行型の販売継続が予想されます。

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ルーミー/トール/ジャスティへの搭載が期待される「e-Smart HYBRID」

フルモデルチェンジで、2代目モデルとなるルーミー、トール、ジャスティには、
シリーズ式HYBRIDの「e-Smart HYBRID」の搭載が予想されています。

ROCKY  Premium ver

ROCKY Premium ver. 東京オートサロン2022

ダイハツは2021年11月に「ロッキー e-Smart HYBRID」を発売しました。このHYBRIDシステムは他のモデルへの展開が期待されましたが、現在のところ姉妹車種である「トヨタ・ライズ」への採用に留まっています。

ロッキー e-SMART HYBRID 構造

e-SMART HYBRID

「e-Smart HYBRID」は、ダイハツが独自に開発したシステムです。トヨタの「THS Ⅱ」はモーターとエンジントルクの両方が駆動輪に伝わる「シリーズ・パラレル方式」です。

ロッキー e-SMART HYBRID エンジン

e-SMART HYBRID 1.2L エンジン

一方、ダイハツの「e-Smart HYBRID」は発電専用エンジンを搭載し、モータートルクだけで駆動する「シリーズ方式」を採用しています。このシリーズ方式は、日産がe-POWERの名称で多くの国内向け車種で商品化してきたものと同じ方式です。

e SMART HYBRID

エンジンサイズについても「THS Ⅱ」と「e-Smart HYBRID」には違いがあります。「THS Ⅱ」は1.5Lが最小クラスであるのに対し、「e-Smart HYBRID」は直列3気筒の1.2Lエンジンで一回り小さくなっています。「e-Smart HYBRID」は、ダイハツが得意とする小型車種に最適化されており、比較的ローコストであることも特徴の一つです。

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新型トールは、ガソリンエンジン+「D-CVT」搭載車の継続期待

新型トールはフルモデルチェンジを控えており、その際にHYBRID化が期待されています。しかし、コンベンショナルガソリンエンジン搭載モデルも引き続き提供されることが予想されます。この背景には、DNGA技術の一つであるトランスミッションのD-CVTの搭載が期待されていることが挙げられます。

従来のベルト式CVTは、2つのプーリーとベルトの組み合わせによる変速システムを採用していましたが、D-CVTでは、遊星ギアが加わることで、変速比幅(レシオカバレッジ)が拡大されるという特徴があります。

発進から中速度域までは従来のベルト式CVTと同様に、2つのプーリーに巻き付くベルト径の組み合わせを変化させることで無段階的に変速が行われます。

D-CVT

D-CVT

そして、速度が上がり、ベルト径だけによる変速比が最小に達すると、ここで遊星ギアの介入が始まります。遊星ギアにより、ベルト径の組み合わせと変速比の関係が反転します。これにより、低速度域とは逆方向にベルト径を変化させていくことで、変速比をさらに小さくすることが可能となります。この結果、D-CVTでは8速AT相当の変速比幅を実現しており、エンジン回転数を低く抑えた高速巡航も可能となります。

新型トールではHYBRID化が予想される一方で、D-CVTの技術を活用したコンベンショナルガソリンエンジン搭載モデルも併売される可能性があります。これにより、ユーザーにとって多様な選択肢が提供されることが期待されます。

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ルーミー/トールも10項目におよぶ不正が第三者委員会によって暴かれている 2023円12月

ダイハツの試験不正問題に対する第三者委員会による調査結果によると、新たに25の試験項目において、174個の不正行為が判明し、その対象となる車種は生産終了となったものを含めて64車種におよんだ。

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そして、このなかに、現行ルーミー/トールも含まれ、なんと10項目もの不正行為が該当した。

  • 6 歩行者頭部及び脚部保護試験における不正行為
  • 7 後面衝突試験における不正行為
  • 11 積荷移動防止試験における不正行為
  • 14 座席ベルト試験における不正行為
  • 16 車外騒音試験における不正行為
  • 18 制動装置試験における不正行為
  • 19 ヘッドランプレベリング試験における不正行為
  • 20 デフロスタによるデミスト試験における不正行為
  • 22 速度計試験における不正行為
  • 25 原動機車載出力認証試験における不正行為

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新型ルーミー/トールのフルモデルチェンジを想定したコンセプトカーの出品無し 2023年10月

ジャパンモビリティショーでは、次期ルーミーのコンセプトモデルか、あるいは市販型プロトタイプの登場が期待されたが、これは実現しなかった。

ルーミーの製造元であるダイハツにおいては、2023年は国内外での検査不正につづき、大規模リコール、さらに仕入先の火災による部品欠品などトラブルが相次ぎ、生産や新型車投入計画に大きな乱れをきたした。その自粛の意味もあってか、ダイハツはジャパンモビリティショーのプレスカンファレンスを国内ブランド完成車メーカーとしては唯一実施しなかった。

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ワゴンボディのコンセプトカー「me:MO(ミーモ)」は、軽自動車BEVを想定

5台のコンセプトカーの出品があったものの、次期ルーミー/トールを想定したモデルは見当たらなかった。

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ダイハツ新型ムーヴ

この他、ダイハツでは、ムーヴのフルモデルチェンジを2023年5月先行予約のスケジュールで進めていたものの、直前になって延期。未だ公式発表もできていない状況となっている。

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ルーミーにDNGA導入のフルモデルチェンジへ

ダイハツでは、DNGAプラットフォーム導入によるラインアップの一新が進行中となっている。「ルーミー/トール」もその対象となるだろうが、フルモデルチェンジ時期については、大幅に遅れそう。

ダイハツは、2025年までに、DNGA採用の新型車種を多数投入していくことを予告していた。ボディ骨格の弱さから来る騒音や振動は、従来型ルーミーの弱点と評価されるケースも多かったため、商品力アップが期待される。

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ルーミー 後期型

ルーミーに施された直近の一部改良では、2022年9月に装備面での小変更と、車両本体価格1万円の値上げがあったものの、フェイスリフトなどは行われなかった。フルモデルチェンジが迫っていることを期待させるものであった。

ルーミー

ルーミー 前期型

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ルーミーのフルモデルチェンジが近くてもセールスは好調

販売台数を見てみると、ルーミーはモデル末期ながらも好調となっている。2022年度(4月~3月)において、ルーミーは99,307台の販売を達成し、これは軽自動車除く乗用車で第4位という結果であった。製造元であるダイハツの姉妹車種「トール」が12,017台、ライバルのスズキ「ソリオ」が47,473台というなか、トヨタブランドが販売力で底力を見せつけた。

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ルーミー 後期型

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新型ルーミーへのフルモデルチェンジで採用期待、シリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」

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ルーミー 後期型

新型ルーミーの2024年中盤頃という発売時期を考えると、電動化についても避けては通れない。次期ルーミーには、シリーズ式ハイブリッドの「e-SMART HYBRID」搭載モデルの設定が予想される。低価格モデルゆえに、まだBEVモデルの設定は難しく、2030年度燃費基準を達成する手段として「e-SMART HYBRID」の採用が現実的と考えられる。

新型ルーミー、ハイブリッドだけでなく、低価格なガソリン車の設定も予想される

一方、低価格なガソリン車のラインアップも継続される可能性が高い。これは、ロッキーに搭載されるWA-VE型 1.2L NAエンジンか、あるいは新開発 1.0L エンジンの採用が予想される。
 

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ルーミー、現行型で最後となる一部改良を2022年9月1日実施

トヨタのコンパクトワゴン、ルーミーが一部改良を受けて、2022年9月に新型が発売された。この一部改良に向けて受注受付が停止されていたが、新規オーダー受付が再開している。

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ルーミー 後期型

ルーミーの一部改良は公式発表なし、1万円の値上げ 2022年9月1日

グレード 駆動方式 消費税込み車両本体価格 差額
新価格(円) 旧価格(円)
FF 1,566,500 1,556,500 10,000
FF 1,753,500 1,743,500 10,000
G-T FF 1,874,500 1,864,500 10,000
カスタムG FF 1,924,000 1,914,000 10,000
カスタムG-T FF 2,056,000 2,046,000 10,000
4WD 1,742,500 1,732,500 10,000
4WD 1,929,500 1,919,500 10,000
カスタムG 4WD 2,100,000 2,090,000 10,000

一部改良の内容は、法規対応が主な内容となり、新たな内外装デザインの導入などは無し。値上げも実施されたが、その幅は1万円と小さく抑えられた。装備面では「コンフォートパッケージ」にナノイーXが追加される。

この他、選択可能なボディカラーにも変更がある。

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ルーミー 後期型

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新型ルーミー、一部改良によるボディカラーラインアップ

  • レーザーブルークリスタルシャイン
  • ターコイズブルーマイカメタリック
  • クールバイオレットクリスタルシャイン
  • プラムブラウンクリスタルマイカ
  • ファイアークォーツレッドメタリック
  • ブライトシルバーメタリック
  • パールホワイトⅢ
  • ブラックマイカメタリック
  • (ツートーン)ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック
  • (ツートーン)ブラックマイカメタリック×パールホワイトⅢ
廃止されたボディカラー
  • ブリリアントカッパークリスタルマイカ
  • ブラックマイカ×ブリリアントカッパークリスタルマイカ(2トーン)
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ルーミー 後期型

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ルーミーのフルモデルチェンジいつ?2024年中盤頃が予想される

現行型ルーミー(M900A/M910A型)は、2016年に発売された。姉妹車種として同じトヨタから「タンク」、OEM製造元のダイハツから「トール」、さらにスバル「ジャスティ」の4車種がラインアップされた。その後、2018年の一部改良では安全運転支援システムが強化され、スマートアシストⅢが採用された。

トヨタ・ルーミー

ルーミー 前期型

その後2020年9月に、マイナーモデルチェンジでフェイスリフトを受けて後期型となった。なお、この後期型からは姉妹モデルの一つ、タンクが廃止となっている。後期型の販売期間は3年程度が想定される。

ルーミー リアコンビネーションランプ

ルーミー 前期型

また、トヨタのラインアップでは、ルーミーより一回り大きいシエンタが2022年8月にフルモデルチェンジを受けて新型となった。ルーミーは2列シート車のみで、シエンタには3列シート車が用意されるという大きな違いがあるが、同じ時期に2種類の小型ワゴン車を発売させるとは考えにくい。こういった見方からも、ルーミーのフルモデルチェンジは、早くとも2023年の後半以降になることが予想されてきた。

一方で、ルーミーのライバル、スズキ・ソリオは、2020年12月にフルモデルチェンジを受けていた。ルーミーのフルモデルチェンジが予想される2024年中盤頃の時期となると、ソリオもマイナーモデルチェンジのタイミングとなっており、これを実施することで商品力を強化してきそうだ。
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次期ルーミーはDNGAプラットフォームを採用

次期ルーミーもダイハツ生産のOEMモデルとなる。ダイハツの当初の計画では、DNGAプラットフォームをベースにした新型車を今後2025年までに15ボディタイプ、21車種を展開していくとしていた。

なかでも、ルーミーは登録車クラスで販売台数も多く、DNGA導入の新型を期待する声が大きい。

DNGAプラットフォームは、登録車ではコンパクトSUVのダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズで先行導入されてきた。「e-SMART HYBRID」も2021年11月から両モデルへの採用がスタートしたばかりで、今後の採用車種拡大に期待がかかる。ルーミーへの「e-SMART HYBRID」搭載も予想される。

ルーミーが2022年販売台数4位、フルモデルチェンジ前でも販売好調

2022年(1-12月)の車名別販売台数のデータによると。

  1. トヨタ・ヤリス(168,557台)
  2. トヨタ・カローラ(131,548台)
  3. 日産・ノート(110,113台)
  4. トヨタ・ルーミー(109,236台)
  5. トヨタ・ライズ(83,620台)
ヤリス

ヤリス

ルーミーが売れる理由、フルモデルチェンジはまだ先

2022年の販売台数ランキングで4位となったのがトヨタ・ルーミーである。

ルーミー3

ルーミー

前年2021年の2位からランクダウンしたものの、ルーミーは今のユーザーニーズを上手く捉えることができていると考える。

ルーミーは5人乗りのスーパーハイトワゴン車で、ボディサイズは全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mm、ホイールベース2490mmとなる。電動化ニーズが高まるなかではあるが、ルーミーに用意されたエンジンは1.0LのNAとターボの2種類に限られる。

ルーミー リアコンビネーションランプ

ルーミー

低価格な1.0L NAエンジンは1KR-FE型で、最高出力51 kW (69 PS) 、最大トルク92 N・m (9.4 kgf・m)となり、車体の大きさの割にはやや非力な仕様である。しかし、エントリー価格156万6500円を実現しているのは魅力的。

また、出力性能に余裕がある1.0Lターボの1KR-VET型搭載車は、最高出力72kW (98PS)、最大トルク140N・m (14.3kgf・m)となり、車両価格187万4500円からとなる。

軽自動車ランキングでは各社スーパーハイトワゴンが上位を独占

一方で、軽自動車の販売台数ランキングを見てみると、ルーミーが人気化しているのも納得がいく。

N-BOX カスタム スライドドア

N-BOX カスタム

軽自動車部門での1位はホンダ・N-BOXで、これもフルモデルチェンジが2017年に実施された、さほど新しくないモデルである。続いてスズキ・スペーシア、ダイハツ・タントとなっており、いずれもスーパーハイトワゴンのモデルで上位を独占している。

今、求められるクルマは、コンパクト、広い室内、スライドドア、低価格といった特徴を持っている。

ルーミーは、人気の軽スーパーハイトワゴンよりも一回り大きい、というポジションを獲得し販売台数を伸ばした。

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自動車リサーチ 記事リスト

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ルーミー モデルチェンジ まとめ

まとめ更新日: 2024/11/27

  • 2024年4月19日 生産再開
  • 2024年3月15日 出荷停止指示が解除
  • 2024年11月1日施行の法規対応が間に合わず販売停止見込み
  • 2024年12月9日の一部改良で法規対応、11月下旬に受注再開
  • ダイハツ・トール、スバル・ジャスティは販売終了
  • フルモデルチェンジ計画は2027年6月以降に延期と、日刊自動車新聞が報道
  • 現行の初代型発売は2016年11月
  • ダイハツの不正調査結果で、現行型ルーミー/トールが10項目該当
  • ジャパンモビリティショーでは、新型コンセプトの出品無し
  • DNGAプラットフォーム採用により、乗り心地の大幅改善期待
  • 低価格ガソリン車の継続期待、1.2L WA-VE型搭載予想
  • シリーズ式ハイブリッドの「e-SMART HYBRID」搭載予想
  • 2020年9月 マイナーチェンジでフェイスリフト
  • 2022年9月 一部改良は、1万円の値上げと、小変更に留まる

ルーミー 画像 2022年9月

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ダイハツ不正調査結果 ルーミー/トールに該当する内容 2023年12月20日

6歩行者頭部及び脚部保護試験における不正行為

歩行者頭部及び脚部保護試験は、歩行者の頭部及び脚部を過度の傷害から保護する目的で、頭部及び脚部を模擬したダミーを試験車両の測定点に衝突させることによって頭部及び脚部に対する傷害値を確認するために実施される試験である。

⑴車台番号の虚偽記載(虚偽記載類型)

安全性能担当部署の試験成績書作成者は、試験成績書に実際に認証試験を実施した試験車両に刻印された車台番号を記載すべきところ、試験に用いられた試験車両(KS車)には車台番号が刻印されていなかったことから、別の車両の車台番号等の虚偽の車台番号を記載して、認証申請を行った。ダイハツでは、従前、歩行者保護頭部及び脚部保護試験に関して、届出試験方式の認証試験を実施するための認証試作車を製作していたものの、遅くとも2014年頃以降、開発の最終段階の確認試作車の試験実施後に試験結果に影響を及ぼす可能性のある設計変更がなければ、上記認証試作車による試験を省略し、上記最終段階の確認試作車の試験データを利用して試験成績書を作成する実務が定着した。その場合、上記最終段階の確認試作車には車台番号の刻印がないことから、実際には試験が実施されなかった上記認証試作車の車台番号が流用され、上記不正行為の発生に至った。

7後面衝突試験における不正行為

後面衝突試験は、衝突安全試験のうち、車両火災の防止を目的として実施される「衝突時等における燃料漏れ防止の試験」の1つであり、試験車両の後部に可動バリアを衝突させることによって車両後部・トランク部分に衝突を受けた際の燃料漏れがないこと、又は燃料漏れの量が規制値以下であるか否かを確認するために実施される試験である。

⑶車台番号の虚偽記載(虚偽記載類型)

安全性能担当部署の試験成績書作成者は、試験成績書に実際に試験を行った車両に刻印された車台番号を記載すべきであったところ、試験に用いられた試験車両(KS車)には車台番号が刻印されていなかったことから、別の車両の車台番号等の虚偽の車台番号を記載して、認証申請を行った。ダイハツでは、原則として開発段階の確認試作車には車台番号の刻印を行わず、開発コスト削減のため、届出試験方式で確認試作車の試験データを認証申請に利用する場合のみ個別に車台番号の刻印を行っていたところ、そうした個別の車台番号の刻印の発注漏れにより試験成績書に本来記載すべき車台番号が存在しない状況が生じ、上記試験成績書作成者は、上記不正行為に及んだ。

11積荷移動防止試験における不正行為

積荷移動防止試験は、車両を規定の速度(時速48~50キロメートル)で衝突させた状況又はこれと同等の加速度を台上試験機で再現することで、衝突等の衝撃で荷室の積荷が乗車人員に過度の障害を与えないため、座席背もたれへの荷物の衝突により座席の固定機構が破壊せず、かつ、背もたれの移動量が規制値以下に収まるか否かを評価するために実施される試験である。

⑴試験結果の差し替え(虚偽記載類型)

安全性能担当部署の試験成績書作成者は、社内試験では過負荷条件を定めた社内規程の速度で試験を実施しており、試験速度が法規上限を超過していたにもかかわらず、試験速度が速いほど試験上は不利であり、法規よりも不利な試験条件下で合格している以上は安全性に問題はないものと考え、法規上限を超えない速度で実施された他の車種の社内試験結果及び波形データに差し替えて試験成績書に記載して、認証申請を行った。

14座席ベルト試験における不正行為

座席ベルト試験は、座席ベルト(シートベルト)の機能全般を確認する試験であり、座席にダミー又はガバリットを設置した状態におけるバックル、ベルト調節装置、取付具、リトラクター等の個々の部品及び座席ベルトの機能全般を確認するために実施される試験である。

⑴試験未実施項目の試験結果の虚偽記載(虚偽記載類型)

安全性能担当部署の試験成績書作成者は、選定事由書では後席の左右両側席の試験結果を提出すると記載していたところ、社内試験では後席右側又は後席左側のいずれか片側席の試験しか実施していなかったにもかかわらず、後席左右のシートベルトに関する構造は同じであり、後席左右の性能及び試験結果に差はないと考え、試験成績書には試験を実施していない片側席も含めた左右両側席の試験結果を記載して、認証申請を行った。

16車外騒音試験における不正行為

車外騒音試験は、市街地走行時に車両から発生する音量レベルの再現を通じ、車両、エンジン及び音低減システムが、通常の使用状態において生じさせる騒音の程度を測定するとともに、車両が振動を受けても法規に適合できるような設計、構造及び組み立てであること、並びに騒音の低減装置(消音器)が車両の使用条件を考慮して、当該装置が受ける腐食作用に無理なく耐えることができるような設計、構造及び組み立てであることを確認するために実施される試験である。

⑴ASEPスロープ法における車速の虚偽記載(虚偽記載類型)

法規認証室の試験成績書作成者は、ギアを固定して車両に負荷を掛けた状態で、車両を加速させた際の加速騒音を測定するASEPスロープ法の試験において、試験条件の1つである車速VBB’の規定値は時速44.6~50.6キロメートルであるところ、実験報告書では「51.0km」と記載されていたにもかかわらず、再試験を省略するために、規定値内の「50.5km」と記載した試験成績書を作成して、認証申請を行った。

18制動装置試験における不正行為

制動装置試験は、走行中の自動車の減速及び停止、停止中の自動車の停止状態の保持等に係る制動性能、及びこれを発揮するための制動装置(ブレーキ)の性能を確認するために実施される試験である。

⑵タイヤ空気圧の虚偽記載(虚偽記載類型)

法規認証室の試験成績書作成者は、試験条件の1つとして、実際に試験を実施した際に測定されたタイヤの空気圧を試験成績書に記載しなければならなかったところ、実際に試験を実施した際に測定されたタイヤの空気圧(前後輪ともに250キロパスカル)が法規で定める数値に達していなかったにもかかわらず、再試験を実施する時間的余裕がなく、正しいタイヤの空気圧で再試験を行っても試験結果に影響しないと考え、実際の数値とは異なる虚偽のタイヤ空気圧(前後輪ともに260キロパスカルであり、法規に適合する空気圧)の数値を記載した試験成績書を作成して、認証申請を行った。

19ヘッドランプレベリング試験における不正行為

ヘッドランプレベリング試験は、積載条件の変化に伴う車両の姿勢変化により生じるすれ違い用前照灯(ロービーム用ヘッドランプ)の照射光線の垂直傾斜の変動を測定し、基準値内となっているかを確認するために実施される試験である。

⑵積算走行距離の虚偽記載(虚偽記載類型)

法規認証室の試験成績書作成者は、ロービーム用ヘッドランプの照射光線の垂直傾斜の変動の測定は積算走行距離が一定の範囲内にある自動車を使用して実施する必要があるところ、実験報告書上の積算走行距離が必要な慣らし走行距離に満たない数値であったにもかかわらず、所定の慣らし走行を行って試験を実施する時間的な余裕や試験に利用できる車両が十分でなかったこと等から、必要な慣らし走行を行っているかのように、虚偽の積算走行距離が記載された試験成績書を作成して、認証申請を行った。

⑶試験実施回数の虚偽記載(虚偽記載類型)

法規認証室の試験成績書作成者は、実験報告書上は法規上必要となる回数の試験が実施されていなかったにもかかわらず、必要な回数の試験を実施する時間的な余裕や試験に利用できる車両が十分でなかったこと等から、法規上必要な回数が実施されたかのように試験実施回数を水増しした試験成績書を作成して、認証申請を行った。

20デフロスタによるデミスト試験における不正行為

デフロスタによるデミスト試験は、車両のデフロスタ(フロントガラスへの結露・着霜・着氷を除去する装置)によるデミストの性能を確認する試験をいい、フロントガラスからの視野を確保できる領域としてフロントガラス中心部に「A領域」及びフロントガラス全体に「B領域」を設定した上、デフロスタが、所定の時間で各領域のミストをどれくらいの割合(%)で除去できるかを計測するために実施される試験である。

⑴デミストされた領域の面積の虚偽記載(虚偽記載類型)

法規認証室の試験成績書作成者は、選定事由として届け出たA領域及びB領域の面積と各領域におけるデミスト試験の結果を試験成績書に記載する必要があるところ、選定事由として届け出たA領域及びB領域の面積の数値が社内試験実施時の数値と異なっていたにもかかわらず、社内試験実施時のA領域及びB領域の面積の数値であってもデミスト試験の試験結果自体は規定値を十分満たしており、A領域及びB領域の面積の数値の差異はデミスト試験の試験結果が規定値を満たすという結論を左右しないと判断して、本来必要な選定事由として届け出たA領域及びB領域の面積の数値での再度の社内試験を省略して、実際に試験を行った数値とは異なる選定事由として届け出たA領域及びB領域の面積の数値を試験成績書に記載して、認証申請を行った。

22速度計試験における不正行為

速度計試験は、自動車に搭載された速度計の精度を確認するために実施される試験である。当該試験については、以下のとおり、虚偽記載類型2個の合計2個の不正行為が認められた。

⑴タイヤ空気圧の虚偽記載(虚偽記載類型)

法規認証室の試験成績書作成者は、諸元表に記載された指定値に20キロパスカルを加えたタイヤの空気圧で試験を実施するように法規で規定されているところ、実験報告書では指定値に20キロパスカルを加えた空気圧が記載されていなかったにもかかわらず、開発日程の都合上、再試験を実施する時間的な余裕がなく、過去の試験実績から、正しいタイヤの空気圧で再試験を実施しても試験結果に影響しないと考え、試験成績書には指定値に20キロパスカルを加えた虚偽のタイヤ空気圧を記載して、認証申請を行った。

25原動機車載出力認証試験における不正行為

原動機車載出力認証試験は、自動車の原動機の出力(軸トルク・軸出力)等を確認するために実施される試験である。当該試験については、以下のとおり、不正加工・調整類型3個の合計3個の不正行為が認められた。

⑶エンジンに対する不正加工等(不正加工・調整類型)

エンジン開発担当部署の試験実施担当者は、認証試験の対象となるエンジンに対し、開発目標とされていた諸元値に達する試験結果が得られるよう、シリンダーヘッドの吸気側のポートを研磨するという量産時には行わない加工を行うとともに、立会試験において軸トルク及び出力の成績を審査官に申告する際、目標値となる軸トルク値及び出力値が得られるよう、修正係数から逆算した数値をあらかじめ計算して列挙したメモを所持し、審査官の目を盗んで同メモを参照し、実際に「目読み(刻々と変化する計測機械に表示された計測値の中央値を読み上げること)」ではなく、同メモに書かれた数値を読み上げた。本件は、不正行為を直接的に裏付ける試験データ等は見当たらないものの、関係者の供述の信用性を客観的な証拠との整合性等の観点から慎重に評価した結果、上記不正行為を認定した。

ルーミー 画像 2020年9月 マイナーチェンジ

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