X-VAN GEAR CONCEPT、市販化予想時期は2025年
トヨタ車体がジャパンモビリティショー2023で発表した「X-VAN GEAR CONCEPT(クロスバン ギア コンセプト)」が、早ければ2025年にも市販されるのではないかと期待されています。このコンセプトカーは、都市部での利便性とアウトドアでのアクティビティを両立させた、多用途バンとして注目を集めています。
X-VAN GEAR CONCEPTのエクステリアデザインは、2024年3月に意匠登録が公開されており、これはトヨタ車体がジャパンモビリティショーの直前、2023年10月に申請したものです。
ボディサイズは、全長4695mm、全幅1820mm、全高1855mmで、特に全長についてはトヨタ車体が生産している現行ノア/ヴォクシーと全く同じです。この一致は、基本構造の共通化を示唆しているかもしれません。
クロスバンギア市販型のパワートレインに関しても、ノア/ヴォクシーと共通の仕様になるかもしれません。具体的には、2ZR-FXE型を搭載する1.8L ハイブリッド車、M20A-FKS型を搭載する2.0L ガソリン車の設定が期待されます。
クロスバン ギア コンセプトの室内空間は、室内長2965mm、室内幅1550mm、室内高1340mmと広々とした設計で、乗車定員は6人に設定されています。このレイアウトは、ファミリー層やアウトドア愛好者にとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
X-VAN GEAR CONCEPTのライバルとして、三菱自動車のデリカD:5が挙げられます。デリカD:5は近くフルモデルチェンジが見込まれ、その際にサイズアップが予想されます。同じジャパンモビリティショーでは、三菱自動車からデリカ D:Xコンセプトが発表され、エクステリアデザインの方向性が示されました。さらに、このモデルは米国向けにも公開されており、同市場に適した、より大きく迫力のあるボディサイズになると予想されています。
国内市場向けには、クロスバンギアが取り回しの良いボディサイズに仕上がることが期待されています。
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クロスバン ギアの特徴、「コア」と「ツール」もある
X-VAN GEAR CONCEPTは、多様化するライフスタイルに応える次世代キャブワゴンで、すべての人が人生を楽しむための車両と位置付けられています。
内外装は利便性と快適性を追求し、現代の移動ニーズに対応するように考案されています。
X-VAN GEAR CONCEPTは、乗用ミニバンの広いスペースとSUVの力強いデザインを組み合わせた、新しいカテゴリーの車として注目されています。
運転席周りはシンプルで、室内空間はリビングのように快適な設計となっています。ソファのようにくつろげるシートと、開放的な天井が特徴です。
また、大きな開口部のドアは、自転車や釣り竿といった趣味のアイテムの積み下ろしが簡単にできます。Bピラーレスに加え、助手席ドアがスライド式になっており、この機構は市販型では採用されないかもしれません。
内部には、3列シートがあり、そのアレンジは6パターンに及びます。助手席を回転させたり、2列目をテーブルに変えたりすることで、さまざまなシーンで利用できるよう設計されています。
X-VANシリーズには他にCOREとTOOLというモデルが構想されており、それぞれ異なるライフスタイルに合わせた機能とデザインを持っています。
それぞれのコンセプトを紹介していきます。
- X-VAN GEAR 大地とボクらをつなぐ冒険装備
- X-VAN CORE 使い方自由自在 移動するくつろぎ空間
- X-VAN TOOL 誰にもジャマされない 自分だけの秘密基地
これらのバリエーションにより、ユーザーは自分のライフスタイルに合ったX-VANを選ぶことが提案されています。
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新型クロスバンギア まとめ
まとめ更新日: 2024/08/30
- トヨタ車体がジャパンモビリティショー2023で「X-VAN GEAR CONCEPT」を公開
- 発売時期は不明(2025年予想)
- BEVでは無さそう
- ノア/ヴォクシーと基本構造の共通化予想