アルファードとヴェルファイアの一部改良スケジュール延期、2025年序盤予想
アルファード、ヴェルファイアの一部改良は2024年秋のスケジュールで準備が進められてきました。しかし、これは延期となり、新たな一部改良モデルの発売時期として、2025年序盤ごろが見込まれます。
また、従来型モデルの生産期間は、当初2024年9月末ごろまでと考えられていましたが、これは延長されます。これに伴い、新たな受注枠が設けられています。台数は限られていますが、複数の販売店で受注再開の動きがあります。
アルファードとヴェルファイアは、2024年7月下旬、部品の確保が十分にできなかったことにより、生産が一時停止しました。この生産停止は約2日間に留まり、2024年秋に予定されている一部改良のスケジュールには大きな影響は無かったのではないかと思われました。しかし、実際には大幅に延期されることになります。
新型アルファード/新型ヴェルファイア < まとめ >は、次のページ
「Presidential Lounge」が商標出願
トヨタ自動車株式会社は、2024年7月18日付けで、「Presidential Lounge(プレジデンシャル ラウンジ)」という商標を日本国特許庁に出願しました。
この名称からは、現行の「Executive Lounge」よりもさらに上級なグレードが登場することが示唆されています。2025年序盤頃の一部改良に合わせて発売されるかどうかは、まだわかりませんが、今後の展開が楽しみです。
新型アルファード/新型ヴェルファイア < まとめ >は、次のページ
アルファードとヴェルファイアが2025年序盤頃に一部改良、スペーシャスラウンジ、低価格Xグレード追加期待
アルファード/ヴェルファイアの一部改良の実施時期は、2025年序盤頃への延期が見込まれています。販売店では、もう少し早い段階で受注受付がスタートされる可能性があり、注目が集まっています。
従来型については、生産期間が延長されたことで、部分的な販売再開があります。しかし、台数には限りがあり、早い段階でオーダーストップとなることが予想されます。全面的な販売再開は、一部改良モデルの発売時期になりそうです。この機会を逃すと、再び契約が難しくなったり、納期が長期化する可能性があるため、注意が必要です。
2023年6月の発売から1年半が経過するタイミングでの一部改良においては、アルファードに新たなエントリーモデルとして「Xグレード」の追加が計画されています。テストカーの目撃情報に基づくと、追加される低価格グレードにはシーケンシャルターンランプが採用されないと考えられます。また、フロントグリルも専用デザインとなり、これまで販売されてきた中上級グレードと大きく差別化される可能性があります。
そして、新たなパワートレイン選択肢として期待されるのがPHEVです。
さらに、プレミアムな4座を特徴とする「スペーシャスラウンジ」が加わることが予想されます。ジャパンモビリティショー2023では、トヨタ車体ブースで「ヴェルファイア スぺーシャス ラウンジ コンセプト」が公開されました。あくまでコンセプトモデルという立ち位置での公開でしたが、その発売は確実視されています。
プレミアムなフォーシーターを特徴とする「スペーシャスラウンジ」は、先代30系アルファード/ヴェルファイアにおいても、その最後を飾るモデルとして限定販売が予定されていました。しかし、部品調達が容易でなかった当時の生産状況から発売が実現しませんでした。
現行40系では「スペーシャスラウンジ」がモデルサイクルの早い段階で投入されることが見込まれています。これはアルファードとヴェルファイアの両方に適用されることが想定されます。
また、トヨタ車体が発表した「ヴェルファイア スぺーシャス ラウンジ コンセプト」によると、PHEVのバッジが貼られていました。少なくとも、PHEVがパワートレインラインアップに含まれることになりそうです。また、アルファードにおいては、HEV版の 「スペーシャスラウンジ」の設定が期待されています。
新型アルファード/新型ヴェルファイア < まとめ >は、次のページ
ガソリン車はついにダイナミックフォースエンジン、A25A-FKS型採用の可能性
2025年序盤の一部改良では、2.5L ガソリンエンジンの変更の可能性があります。
先代30系からのキャリーオーバーであった2AR-FE型が、ダイナミックフォースエンジンのA25A-FKS型に切り替わることが想定されます。
その型式指定のため一部改良が延期された可能性があるかもしれません。
新型アルファード/新型ヴェルファイア < まとめ >は、次のページ
新型アルファード Xグレードと思われるテストカーがスパイショット
新型アルファードの低価格グレード「X」と思われるテストカーが、2023年8月の段階でスパイショットされていました。
このテストカーには三河の仮ナンバーが装着されており、バックショットからはグレードを示すバッジ類が貼られていないことが確認できます。このテストカーの最大の特徴は、現行モデルの全てに標準装備されているシーケンシャルターンランプ、いわゆる流れるウィンカーが装備されていないことです。テストカーのウィンカーは内側の2灯のみが同時に点滅するだけとなっていました。
2023年6月にフルモデルチェンジを迎えた新型アルファード40系は、プレミアムな質感と先進的な装備を備えています。これにより価格が高く設定されており、多くのファンにとって手に届きにくい存在です。トヨタは、将来的に低価格モデルの追加があることをほのめかしており、ファンはその追加に期待を寄せています。
現行40系のラインアップには、ヴェルファイア Executive Lounge E-Fourが892万円でフラグシップに位置づけられ、アルファード Zグレード 2.5Lガソリン FFがエントリーモデルとして540万円で用意されています。また、福祉車両として、アルファード Gグレード サイドリフトアップシート装着車が472万円という低価格で提供されており、こちらにもシーケンシャルターンランプが標準装備されています。
テストカーはシーケンシャルターンランプが非装備ということで、「G」よりも、下位グレードに相当することが想定され、「Xグレード」として、より低価格で追加設定されることが考えられます。
新型アルファード/新型ヴェルファイア < まとめ >は、次のページ
新型アルファード、新型ヴェルファイア、いなべ工場に加え、富士松工場でも並行生産へ
新型アルファードおよび新型ヴェルファイアは、2023年6月の発売後まもなくオーダーストップの措置が取られました。契約したユーザーには最長で1年以上の納期が言い渡されていたケースもありました。
これらの車両の生産は当初、トヨタ車体いなべ工場で行われていましたが、2023年末までには富士松工場でも生産が開始され、並行生産の体制が取られるようになりました。富士松工場での並行生産は、新型アルファードおよび新型ヴェルファイアの発売前から報じられていたため、生産体制の増強と安定化が期待されていました。
しかし、発売当初から富士松工場での生産は見込まれていたため、受注受付もそれに合わせて行われていたと考えられます。そのため並行生産を始めたことによる納期の大幅な短縮は難しいと予想されてきました。
2024年10月頃に、第2期の生産がスタートする見込みで、このタイミングで一部改良やグレードの追加が行われることが予想されています。また、発売時に予告されたプラグインハイブリッド車の追加は2024年内の発売が期待されています。
アルファードとヴェルファイアの通常モデルでは、「Zグレード」および「Zプレミア」がボトムラインとなっています。しかし福祉車両では「サイドリフトアップチルトシート装着車」に設定されている、価格を抑えた「Gグレード」があります。将来的には、福祉車両ではない通常モデルにも、低価格グレードを設定する可能性があると、トヨタは以前から示唆してきました。これにより、より多くのユーザーが新型アルファードおよび新型ヴェルファイアを手に入れる機会が増えることが予想されます。
新型アルファード/新型ヴェルファイア < まとめ >は、次のページ
(このページには、権利者より報道目的または個人的・非営利目的の場合のみの使用が許可されている画像・動画を使用しています。)
新型アルファード40系、一部改良、マイナーチェンジまとめ
まとめ更新日: 2024/09/15
- フルモデルチェンジ発表、発売2023年6月21日
- 2024年秋の一部改良は延期となり、2025年序盤頃に実施予想
- 一部改良ではヴェルファイア スぺーシャス ラウンジPHEV追加予想
- 一部改良ではPHEV追加予想(2024年末頃発売の可能性)
- 一部改良ではアルファードにエントリーモデルのXグレード追加予想
- 一部改良でヴェルファイアの2.4Lターボが廃止の噂
- 一部改良で2.5L ガソリンがダイナミックフォースエンジンに変更される噂
- 低価格モデルは、シーケンシャルターンランプ非装備の可能性
- フルモデルチェンジ発表で、PHEVの追加が予告済み