
新型ルークス スパイショット(画像提供 X@hilo_cholo 様)
ルークス 2025年度フルモデルチェンジ、テストカーがスパイショット
ルークスのフルモデルチェンジは2025年度内に実施されることが見込まれます。
日産は決算発表などで新型軽自動車を2025年度内に投入する計画を明らかにしてきましたが、これは次期ルークスまたは次期デイズのいずれかであると考えられていました。
今回、スライドドア付きスーパーハイトワゴン軽自動車の開発車両を捉えたスパイショットのご提供をいただき、2025年度内にルークスが先行してフルモデルチェンジを受けることが確定的となりました。
現行の3代目ルークスは、2020年3月にフルモデルチェンジされ発売されました。近年は自動車のモデルサイクルが長期化される傾向があるものの、比較的短い期間で次期型へ切り替わることになりそうです。

新型ルークス スパイショット(画像提供 X@hilo_cholo 様)
このほかにもSNS上には複数のスパイショットが報告されており、テストカーは数種類の別個体が存在することが確認できます。

新型ルークス スパイショット(画像提供 X@piedpiper0202 様)
フルモデルチェンジはルークスにとどまらず、上級グレードの「ルークス ハイウェイスター」、三菱の姉妹車種である「eKスペース」と「デリカミニ」も、対象となるでしょう。

新型ルークス スパイショット(画像提供 X@piedpiper0202 様)
とりわけ前方から撮影された個体では、丸形のデイタイムランニングライトの装備が確認されています。デリカミニでは次期型でも丸形デイタイムランニングライトが継続採用される可能性が高そうです。
スパイショットされたテストカーは宇都宮の仮ナンバーが貼られ、その横には、並走車と思われるセレナが停められています。こういったことから、日産栃木工場を拠点にテスト走行が行われていることが推測されます。

新型ルークス スパイショット(画像提供 X@hilo_cholo 様)
エクステリアはフル擬装により隠されていますが、新デザインのバックドア、リアクォーターパネル、リアクォーターガラスを確認することができます。

新型ルークス スパイショット(画像提供 X@hilo_cholo 様)
縦に連なる正方形のリアコンビランプは、フリードを想起させる意匠で、近年のワゴンデザインのトレンドを採用したものと思われます。ホイールデザインもランプと調和したポップな印象です。

新型ルークス スパイショット(画像提供 X@hilo_cholo 様)
一方で、ドアハンドル高さに走るキャラクターラインや、ドアガラスの形状は、現行型と変化が無いようにも見えます。エクステリアを構成するパーツの一部は現行型からのキャリーオーバーとなることが予想されます。開発コスト抑制の一環として、近年の日産車では、よく見られる手法です。
次期型で軽自動車初のe-POWER搭載を期待する声もありますが、実現性には疑問があります。経営再建下にある日産は、新技術導入計画を積極的に開示してきました。しかし、現時点で軽自動車向けe-POWERの導入計画は公表されておらず、2025年度内の搭載は難しいとみられます。軽自動車は引き続き三菱との協業によるICE/BEVのみのラインアップとなりそうです。
現行型ルークスのホームページには、「一部グレード・仕様によってはお選びいただけない場合があります」と記載されており、販売終了が近いことが示唆されています。さらに、三菱の姉妹車であるeKスペースやデリカミニも、受注停止グレードが明示されており、同様に販売終了が迫っている可能性があります。
2025年10月29日にプレスデーが開催されるジャパンモビリティショーでは、ルークス、ルークスハイウェイスター、eKスペース、デリカミニの新型車が出品されることが予想されます。
ルークス 一部仕様変更 2024年6月
2024年6月の一部仕様変更では、最新の法規に適合させるとともに、鮮やかな新色「バブルガムピンク」が期間限定で採用されました。これにより、ホワイトパールとバブルガムピンクの2トーンカラーが選択可能となりました。また、シルキーライラックやカンジュクカシスとホワイトパールの2トーンも新たに設定されました。
日産「ルークス」モデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
ルークス マイナーチェンジ 後期型 2023年6月
2023年6月にはマイナーチェンジが行われ、フロントグリルにデジタルVモーションデザインを採用した後期型へと進化しました。
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日産ルークスが自動車アセスメント(JNCAP)「自動車安全性能2021」で軽自動車初の予防安全性能評価満点で最高評価「ファイブスター賞」を獲得
日産は2021年9月21日、自動車アセスメント(JNCAP)で「衝突安全性能」と「予防安全性能」等を統合して評価する総合評価、「自動車安全性能2021」において、「日産ルークス」が最高評価「ファイブスター賞」を獲得したと発表した。
なお、予防安全性能評価では、「日産ルークス」が軽自動車として初の満点を獲得した。
「日産ルークス」の「ファイブスター賞」獲得は、昨年、軽自動車として初めて同賞を受賞した「日産デイズ」に続く2車種目となり、日産の軽自動車の安全性の高さが示された。
「日産ルークス」は広い室内と便利で快適な使い勝手、さらにミリ波レーダーを採用した運転支援技術「プロパイロット」をはじめとする多くの先進安全技術を搭載したスーパーハイトワゴンの軽自動車である。軽規格ながら、一台であらゆるユーザーニーズに応えるモデルである。
自動車アセスメント(JNCAP)は、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)により、自動車の安全性能を評価、公表するもので、2020年度から新たな総合評価を開始し、2021年度の評価は「自動車安全性能2021」となる。その最高評価となる「ファイブスター賞」は、「衝突安全性能評価」と「予防安全性能評価」の両評価で最高ランクを獲得、且つ「事故自動緊急通報装置」を備えた車両にのみ与えられる大変厳しい賞である。
今回「日産ルークス」は、「自動車安全性能2021」において、日産の軽で初めて「アダプティブLEDヘッドライトシステム」が装備され、前方に他の車両がいる状況でも周辺をハイビームで照射することにより、夜間の歩行者等の視認性を高めるなど、安全性を向上させている。これにより、軽自動車で初めて、予防安全性能評価において満点で最高評価「ファイブスター賞」を獲得し、安全性の高さを実証された。
日産は、「セーフティ・シールド」のコンセプトのもと、「アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)」や「アダプティブLEDヘッドライトシステム/ハイビームアシスト」などの危険予防から、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などの危険回避、そして衝突時には「コンパティビリティ対応ゾーンボディ(高強度キャビン+衝撃吸収ボディ)」と「ニーエアバックを含む7つのエアバッグ」による乗員保護、さらに衝突後の「SOSコール」までのトータルな観点で、それぞれのシーンで乗員の安全をサポート。交通事故による死亡者を出さないゼロ・フェイタリティ社会の実現を目指す。
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日産 軽自動車 ルークス モデルチェンジ まとめ
- 2025年度内のフルモデルチェンジ見込み
- 開発テストカーがスパイショット済み
- ルークス、ルークスハイウェイスター、eKスペース、デリカミニ 同時フルモデルチェンジの可能性
- 2025年度内生産開始の新型軽自動車として発表済み
- 3代目ルークスは2020年2月にフルモデルチェンジを実施
- 2023年6月にルークス、ルークスハイウェイスター共にマイナーチェンジ発売
- 軽自動車カテゴリで人気のスライドドア付きスーパートールワゴン、故に4代目のフルモデルチェンジは大きく遅れずに実施されると予想
- 主要な競合車種: ホンダ・N-BOX、ダイハツ・タント、スズキ・スペーシア
- 前回と同じモデルサイクルが継続される場合、次期型4代目へのフルモデルチェンジは2026年頃