新型【デリカD:5】ビッグマイナーチェンジ、発売日は2026年1月9日の東京オートサロン初日、消費税込み価格451万円から494万4500円【三菱最新情報】D:6へフルモデルチェンジいつ?2028年頃予想、D:X コンセプトが北米向け計画と中期経営計画 Challenge2025に登場

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新型デリカD:5は2026年1月9日発売、価格は451万円から494万4500円

三菱自動車は、デリカD:5の大幅改良モデルを2025年12月18日に正式発表しました。発売日は、2026年1月9日が予定されており、この日は東京オートサロンの初日でもあります。2025年秋のジャパンモビリティショーでは、プロトタイプが公開されていました。

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新型「デリカD:5」のメーカー希望小売価格は消費税込みで、451万円から494万4500円となります。

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力強さを増した新デザインと新色2トーンの追加

今回の大幅改良では、エクステリアにおいて、フロントグリル、フロントバンパー、リヤバンパーをシンプルかつ立体感のある力強いデザインに変更されています。

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リヤゲートでは「DELICA」ロゴをガーニッシュ内に取り込み、よりプレミアム感のあるデザインとなりました。さらに、新採用のホイールアーチモールや、ギア感を高めた新デザインの18インチアルミホイールを採用することで、高い走破性が表現されています。

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ボディカラーは、新色の「ブラックマイカ」と「ムーンストーングレーメタリック」の2トーンが追加され、全9色展開されます。

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8インチ液晶メーター採用と内装の質感・利便性向上

インテリアについては、8インチカラー液晶メーターの採用により視認性が向上したほか、インストルメントパネルには金属調アクセントが施され、先進性とギア感が高められています。

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センターパネルは傷つきにくいダークグレーとなり、利便性の面では、センターコンソールとフロアコンソールの下部に充電用USBポートType-Cがそれぞれ2ポート追加されました。

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シート素材は、最上級グレードに標準装備されるコンビネーション生地において、座面および背もたれの中央部に撥水機能付きのスエード調素材、それ以外の部分には合成皮革が採用されています。また、ステッチがカーキ色とされることで、内装全体の統一感が図られました。

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S-AWC搭載と4つのドライブモードによる走行性能

走行性能においては、三菱自動車独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」が搭載され、悪路走破性と直進安定性が向上しています。

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ドライブモードには「ECO」「NORMAL」「GRAVEL」「SNOW」の4つが設定されたほか、下り坂で車速を一定に保つヒルディセントコントロールも採用されました。

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自転車検知や誤発進抑制など安全装備の強化

安全性能および利便性においては、運転支援技術「三菱e-Assist」が強化されています。

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衝突被害軽減ブレーキシステムは新たに自転車の検知が可能となったほか、誤発進抑制機能は後退時のアクセル踏み間違いにも対応しました。また、前後バンパーのソナーで障害物を知らせるパーキングセンサーや、画質が約3倍に高められたマルチアラウンドモニター、先行車発進通知などが追加され、安全性が向上しています。

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2.2Lディーゼルターボ搭載のグレード構成と価格

パワートレインは全グレード共通で、2.2Lコモンレール式DI-Dクリーンディーゼルターボエンジンに8速スポーツモードA/Tが組み合わせられ、駆動方式は4WDとなります。

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グレード別の価格は、ベーシックな「G」が451万円、中間グレードの「G-Power Package」が474万6500円、最上級グレードの「P」が494万4500円で、いずれも7人乗りと8人乗りが同価格で設定されています。

発売記念のオプションプレゼントキャンペーン

発売日前日までの成約特典として、7万円分のディーラーオプションプレゼントキャンペーンも実施されます。

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デリカD:5がジャパンモビリティショー2025で公開

大幅改良版のデリカD:5が発表され、2025年のジャパンモビリティショー2025で初公開となりました。発表から2週間が経過し、各地では販売店の展示車両が続々と新型に刷新されつつあります。

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ジャパンモビリティショー2025での新型デリカD:5は、メーカーから「ビッグマイナーチェンジモデル」として紹介されていて、単なる小変更ではないことが強くアピールされています。

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大幅改良モデルは2025年10月29日にジャパンモビリティショー2025で初公開され、翌日の2025年10月30日には予約注文が開始されています。

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デリカD:5大幅改良モデルの発売時期は、公式ティザーでは「2025年冬デビュー」と表現されていました。

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今回の変更は「マイナーチェンジ」でありながら、フルモデルチェンジ級の大幅改良とされています。三菱自動車は今回の改良を「大幅改良」「S-AWC搭載」「デザイン刷新」といったキーワードでアピールしていて、新しいデリカD:5は従来型の基本構造とパワートレインをベースにしつつ、内外装、四輪制御、安全装備を大幅にアップデートしています。これまでのデリカD:5らしさを残しながら、見た目も中身もまとめて新しくしたモデル、という位置づけになっています。

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デリカD:5 大幅改良モデルのデザインとインテリア

デリカD:5のエクステリアデザインの変更

デリカD:5のエクステリアは、まずフロントデザインが一新されています。フロントグリルは新デザインとなり迫力のある形状になっており、フロントバンパーも新形状となりSUV的なタフさを強調しています。フロントグリル中央には立体的な「DELICA」ロゴが配置され、新フロントマスク全体としては重心が高く見えるオフローダー的な顔つきになっています。

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サイドビューでは、前後ホイールアーチに黒いフェンダーモールが追加されています。新しいホイールアーチモールは前後ともブラック樹脂で仕上げられていて、ミニバンでありながらSUVらしさを強めるデザインになっています。フェンダーモール追加などの影響もあり、デリカD:5は全幅が従来より約20mm拡大していて、ワイド感のあるたたずまいになっています。

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足元には新デザインの18インチアルミホイールが採用され、タイヤサイズは225/55R18となっています。デリカD:5の新18インチホイールは、単に大径化しただけでなく、足元の迫力と走破性イメージの向上に貢献しているでしょう。展示車を横から見ると、ブラックフェンダーモールと18インチホイールの組み合わせによって、アウトドアに似合う力強い雰囲気がはっきりと伝わります。

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リアデザインも変更されていて、テールゲートにはブラックガーニッシュが採用されています。テールゲート中央のブラックガーニッシュ内には「DELICA」ロゴがレイアウトされ、フロント同様「DELICA」の名をはっきりと主張する仕立てです。リアまわりではメッキの装飾を減らし、全体を引き締まった印象にしているのが特徴です。リアバンパーも新デザインとなり、ラギッドなイメージを強めています。さらにリアバンパーではバックランプの位置見直しが行われ、後退時の視認性を高めるように改良されています。

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デリカD:5大幅改良モデルには新しいボディカラーが追加されています。新色として「ムーンストーングレーメタリック」が設定されており、この色は光の当たり方でブルーのハイライトが浮かぶグレー系カラーとされています。ボディカラー展開は、2トーン5色とモノトーン4色の合計9色が用意されていて、ユーザーの好みに合わせた選択ができるようになっています。

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こうした変更によって、新しいデリカD:5のフロントはグリルとバンパーとブラックフェンダーと新18インチホイールによって、よりSUV寄りでワイドな印象になっています。デリカD:5大幅改良モデルと従来モデルの違いとして、フロントマスクの変化がとくに強調されている理由が、外観を見るだけでもはっきり分かる仕上がりです。

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デリカD:5のインテリアとメーター周りのアップデート

デリカD:5のインテリアでは、メーターとインパネデザインが刷新されています。従来アナログだったデリカD:5のメーターは、新たに8インチカラー液晶コンビネーションメーターに変更されています。この新しい8インチ液晶メーターにはS-AWCの制御状況などの走行情報が表示されるようになっていて、四輪制御の動きを視覚的に確認できるようになっています。

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さらに新しい8インチ液晶メーターには、ドライブモードに応じたシーン表示も用意されています。モード切り替えに合わせて表示が変わることで、どのモードで走っているのかが直感的に分かりやすくなっています。

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デリカD:5のインストルメントパネルには金属調のアクセントパネルが採用されていて、この金属調アクセントは先進感とギア感の演出を狙ったデザインとされています。センターパネルはキズが目立ちにくいダークグレーに変更されていて、日常で使い込んでも見た目が大きく損なわれにくい仕立てになっています。

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デリカD:5のシートと室内装備の変更点

デリカD:5のシート表皮は、上級感と機能性を両立する素材構成になっています。特別仕様車CHAMONIXで好評だったスエード調撥水素材と合成皮革のコンビシートが採用されていて、普段使いとアウトドアのどちらにも対応しやすいシートになっています。シートステッチ色はカーキに統一されており、アウトドアテイストを強めるデザインとなっています。

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車内の快適装備としては、USB Type-Cポートが追加されています。デリカD:5ではセンターコンソールとフロアコンソール下部にUSB Type-Cポートが合計4口追加されていて、デリカD:5の複数のUSB Type-Cポートにより全席から充電がしやすくなっています。スマートフォンやタブレットなど、同乗者がそれぞれ自分の機器を充電できるような配置と口数になっている点が特徴です。

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また、デリカD:5の一部グレードにはアンビエントライトも採用され、夜間の雰囲気と視認性が向上しています。室内のあちこちにさりげなく光が入ることで、夜間ドライブでもスイッチ位置などが分かりやすくなり、車内の印象もより上質になります。

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デリカD:5 大幅改良モデルの走行性能・安全装備・グレード構成

デリカD:5のS-AWCとドライブモード、悪路性能

デリカD:5大幅改良モデルの最大のトピックの1つが、S-AWCの採用です。デリカD:5に搭載されるS-AWCは三菱独自の四輪統合制御システムで、これまでのデリカD:5が採用していたAWCからさらに進化した仕組みになっています。S-AWCは4WDシステムに加えてAYCとASCとABSを統合制御する仕組みで、タイヤごとの力の配分を細かく調整することで車両の動きをコントロールします。

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S-AWCの採用により、デリカD:5の直進安定性が向上し、コーナリング性能も向上するとされています。さらに悪路走破性が大幅に高まることもポイントで、これまで以上にアウトドアシーンでの走りを意識した四輪制御になっています。展示車の説明では、こうした制御によって舗装路から未舗装路まで幅広い路面に対応できることが強調されています。

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デリカD:5大幅改良モデルには4種類のドライブモードが用意されています。デリカD:5の「ECO」モードは2WD主体で燃費を重視した制御を行うモードです。

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「NORMAL」モードは日常走行向けの標準モードとなっていて、街乗りや高速道路など幅広い場面を想定した設定です。「GRAVEL」モードは砂利道や未舗装路向けのモードで、「SNOW」モードは雪道や凍結路向けのモードとして用意されています。各ドライブモードでは駆動力と制動力の配分が路面状況に合わせて最適化されるため、路面に合わせたモードを選ぶことでクルマ側の制御が自動的に調整されます。

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デリカD:5大幅改良モデルにはヒルディセントコントロールが新たに搭載されています。デリカD:5のヒルディセントコントロールは、急な下り坂でも一定速度を維持できる機能です。ヒルディセントコントロールにより、ドライバーはステアリング操作に集中しやすくなるように配慮されています。さらに、デリカD:5大幅改良モデルは従来モデルで評価されてきたアプローチアングルとデパーチャーアングルなどの悪路性能も維持していると説明されていて、大幅改良で四輪制御を進化させつつ、元々の走破性もきちんと引き継いでいる内容になっています。

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デリカD:5の走りは、従来のAWCからS-AWCに進化し、ドライブモードが拡充されたことが大きな変更点となっていて、ここが大幅改良モデルを語るうえで重要なポイントになっています。

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デリカD:5の安全装備e-Assistとマルチアラウンドモニター

デリカD:5大幅改良モデルでは、安全装備のe-Assistが強化されています。衝突被害軽減ブレーキは、これまでの車両や歩行者に加えて自転車も検知対象になっており、街中での危険に対するカバー範囲が広げられています。

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誤発進抑制機能は前進だけでなく後退時にも対応していて、駐車場などでのペダル踏み間違いなどに備えた仕様になっています。

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さらに、デリカD:5ではクリアランスソナーが全車標準装備となっています。前後の障害物をメーター表示と音で知らせる仕組みで、車体周囲の障害物に気づきやすくする役割を持っています。

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デリカD:5のマルチアラウンドモニターは、画質が従来の約3倍に高精細化されています。両サイドビューとフロントビューを同時に表示するモードがあり、狭い道や交差点で周囲を確認しやすい表示が可能になっています。

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また、車体を透かしたように見せる透過ビュー表示も用意されていて、クルマの真下付近の状況をイメージしやすくする表示となっています。

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さらに、デリカD:5のマルチアラウンドモニターには周囲の移動物を検知して知らせる機能が追加されています。歩行者や自転車など動いている対象を画面上で確認できるようにするイメージで、安全確認を補助する役割があります。

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デリカD:5のパワートレインと燃費、駆動方式の構成

デリカD:5大幅改良モデルのパワートレインは、従来同様に2.2L直4クリーンディーゼルターボを採用しています。2.2Lディーゼルエンジンの最高出力は145ps/3500rpmで、最大トルクは38.7kgm/2000rpmとされています。トルク重視の仕様で、ミニバンボディをしっかり走らせるためのエンジン特性になっています。

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トランスミッションは8速ATを継続採用しており、大幅改良モデルでもこの組み合わせが維持されています。デリカD:5大幅改良モデルのWLTCモード燃費は、おおむね従来並みで13.6km/L程度とされています。

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デリカD:5のディーゼルエンジンには尿素SCRシステム(AdBlue)が採用されていて、排出ガス浄化のための仕組みも従来同様に備えています。デリカD:5大幅改良モデルは全車4WDでS-AWCを備える構成になることが明らかにされていて、2WD仕様は廃止されます。これにより、ラインアップ全体が4WD+S-AWCというコンセプトに統一され、悪路や雪道を重視するデリカD:5らしい仕様がはっきりと打ち出されています。

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デリカD:5のグレード構成

デリカD:5のグレード構成は、大幅改良に合わせて見直されています。従来のエントリーグレード「M」は大幅改良モデルで廃止され、専用外観を持つ「URBAN GEAR」シリーズも大幅改良モデルでは廃止されます。デリカD:5大幅改良モデルの新グレード構成は「G」「G-Power Package」「P」の3種類となり、この3グレードで構成されるラインアップに再整理されています。

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デリカD:5大幅改良モデルでは、各グレードに7人乗り仕様と8人乗り仕様が用意されています。これにより、乗車定員の違いに応じてユーザーがグレードとシートレイアウトを選べる形になっています。

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デリカD:6の発売時期は2028年頃の予想

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デリカD:5のフルモデルチェンジ後継車種である新型デリカD:6の登場は、2028年頃になることが予想されます。2023年10月のジャパンモビリティショーでは「D:X Concept」が出品され、その市販型の発売が期待されていますが、実現はかなり先になりそうです。

一部では、2025年の発売を期待する声もありました。しかし、2025年に登場する可能性はかなり低いです。

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三菱自動車は、2023年3月に発表した中期経営計画「Challenge 2025」において、2023年度から2025年度までの新型車投入計画を公表しましたが、この中にデリカD:6に相当するモデルは含まれていません。

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さらに、「Challenge 2025」では今後5年間にわたる新型車種の投入計画も示されており、その中にMPVおよびMPV HEVのモデルが存在し、これらが新型デリカD:6に相当するモデルと考えられます。グローバル展開を計画している全16車種をICEモデルと電動化モデルに分けて示されており、これらが両端の最後尾に置かれており、そのシルエットも具体化されていないことから、発売時期が最も遅くなる可能性があります。

そのため、2023年から5年後にあたる2028年頃の発売が予想されます。

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また、北米で発表された「Momentum 2030」においても、「D:X Concept」の特徴であるTシェイプランプを採用したMPVモデルが登場しています。

これは2026年度から2030年度における北米での新型車投入計画を示しており、ここでも2025年の発売がないこと、および2028年頃の発売予想時期に矛盾がないことが確認できます。

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「デリカ D:6」は北米でも販売される

三菱自動車は、北米向けビジネスプラン「Momentum 2030」を発表しました。そのなかで新型車両7台が含まれるティザー画像が公開され、その中央にはジャパンモビリティショー2023で初公開された「D:X Concept」に近いシルエットのモデルが配置されました。

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「D:X コンセプト」ジャパンモビリティショー2023

この「D:X Concept」は、「デリカ D:5」の後継モデルに相当し、新型「デリカ D:6」を名乗るという推測もあります。今回公開されたティザー画像は、「デリカ D:5」の後継モデルの販売地域に北米が含まれるという予告と受け取ることができます。

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また、三菱自動車は、2026年度から2030年度まで毎年、新しいまたは完全に刷新された車両を北米でデビューさせる計画であることを発表しました。さらに、現在参入していないセグメントに2つの新しい車両がデビューするともしており、2030年度までに米国における車両ラインナップが現在の4車種から倍増することを見込んでいます。

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現在、三菱自動車の北米向けラインアップは、アウトランダー、エクリプスクロス、ミラージュの各シリーズに留まっています。

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新型デリカD:6(仮称)は、D:5のフルモデルチェンジ

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D:X Concept ジャパンモビリティショー2023

従来型デリカD:5のフルモデルチェンジに相当する後継モデルとしての位置づけとなる。従来型は2019年2月にはダイナミックシールド採用によりフェイスリフトされた、三菱の最新モデルらしい顔付きとなっているが、基本設計は2007年の発売から変わっておらず、フルモデルチェンジが待望される状況となっている。

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DELICA D:5 Chamonix Snow Gear 東京オートサロン2024

そんななか、三菱自動車から気になる商標登録の動きがあった。

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これは令和6(2024)年 1月 19日付けで、日本国特許庁に出願されたもの。「D」の文字をデザインしたもので、「DELICA」と関連しそうな商標である。現行ラインアップでは、デリカミニ、デリカD:2、デリカD:5とあるが、これらのモデル全てに使われることになるのか。あるいは、フルモデルチェンジにより、「D:5」などのサブネームが外れ、元々の「デリカ」のモデルネームに戻ることを示唆するものかもしれない。

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デリカD:6はボディサイズ拡大、エルグランド後継とプラットフォーム共用も可能性

次期型のモデルネームについては、仮称として「デリカD:6」と呼ばれることも多い。ただし、これは単に世代が一つ進むことを意味するのではなく、ボディサイズが拡大される可能性が高いことが想定される。

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日産ハイパーツアラーコンセプト(ジャパンモビリティショー2023)

三菱「D:X コンセプト」の発表と同日に、アライアンスの日産では、次期エルグランドのデザインコンセプトと考えられる「ハイパーツアラーコンセプト」が発表された。2025年以降に発売される三菱と日産のMPVが、プラットフォーム共用されることも可能性の一つだろう。

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デリカD:5 AXCR2023 東京オートサロン2023

ホイールベースを見ていくと、現行型デリカD:5は2850mm、現行型エルグランドは3000mmとなる。プラットフォーム共用されるなら、デリカD:5後継のホイールベースは、3000mmクラスに拡大され「デリカD:6」を名乗るに相応しいモデルに仕上げられるかもしれない。

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新型デリカへのフルモデルチェンジ、D:X Conceptがデザインスタディモデル、ジャパンモビリティショー2023

三菱は、未来のデリカをイメージした「D:X Concept」をジャパンモビリティーショーで公開した。

「D:X Concept」は現行のデリカD:5の後継車種として位置づけられると期待される。しかし、まだショーモデルらしいモックアップの段階であり、未来の市販モデルの姿とは遠いかもしれない。

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それでも、販売期間が長くなっている現行型デリカD:5のフルモデルチェンジに相当する、新型車の開発が進められていそうだ。

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「D:X Concept」のデザイン面で最も目を引くのは、『デリカ』の特長である広い室内空間と高い安全性を継承しつつ、大空間キャビンとプロテクティブボディの融合である。

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キャビン前方からDピラーまでのサイドウインドウグラフィックが斬新であり、堅牢なDピラーが安全性を強調している。その上、大空間を演出するフロントウインドウ、オーバーフェンダーと大径タイヤ、そして前後スキッドプレートとサイドステッププロテクターが、力強さと走破性をアピールしている。

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フロントデザインコンセプトとして「ダイナミックシールド」を採用し、Tシェイプランプとプロジェクションレーザーライトが独自の顔立ちを演出。ボディカラーは、ラグジュアリーなグランピングをイメージしたカッパー色で、高級感と冒険心を両立させている。

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室内に目を移すと、MPVの広い室内空間が広がっており、パノラミックシートとエアリアルコックピットが最新のテクノロジーを感じさせる。シースルーボンネットや、音声対話式AIコンシェルジュが日常のドライブをサポート。さらに、インストルメントパネルやシートのデザインが洗練されており、ヤマハ株式会社との協業によるオーディオシステムが音楽の質を高めている。

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走行性においても、環状骨格構造リブボーンフレームが採用され、SUVの走破性を誇る電動4WDと「S-AWC」の統合制御が、どんな天候や路面でも安全・安心なドライブを実現する。

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このD:X CONCEPTは、PHEVシステムを採用。冒険心を呼び覚ますPHEVは、環境にも配慮しており、日常はほとんどEV走行、遠出時はハイブリッド走行と、走行モードの選択が可能。どんな冒険にも対応できるのが、この車の魅力となる。

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現行デリカD5は2007年発売、フルモデルチェンジが待望される

現行型デリカ D:5は、2007年1月に発売されたモデル。以降フェイスリフトなどのリニューアルが施されながらも、基本設計が変更されることはなく、今日まで15年以上に渡る販売が継続されている。

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最近では、2019年に大規模なフェイスリフトが実施され、三菱の新たなデザインコンセプトであるダイナミックシールドが取り入れられている。

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デリカD5 2019年 撮影

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新型コンセプトは、走破性と居住性、快適性を兼ね備えた電動クロスオーバーMPV

新型「コンセプトカー」は、SUVならではの走破性とMPVの居住性と快適性、使い勝手を兼ね備え、カーボンニュートラル社会の実現を見据えた電動クロスオーバーMPVとしている。

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“Borderless Adventure”をコンセプトとし、開放感あふれる圧倒的大空間キャビンと、さまざまな冒険に応える航続距離と走破性を実現する。電動車ならではの爽快感ある走りを実現し、状況に応じて走行モードを切り替えることで行動範囲を限定しないこと、最低地上高をしっかりと確保し、大径タイヤで大地をつかみ、意のままの走りを実現する電動4WDによって、どんな天候や路面でも安心して楽しめ、自信をもって今までよりも一歩先まで踏み出すことができる頼もしい相棒のような存在をイメージしている。

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デリカD:5 まとめ

まとめ更新日: 2025/12/19

  • デリカD:5大幅改良モデルはジャパンモビリティショー2025で初公開され、2026年1月9日に発売
  • 外観は新デザインのフロントマスクやブラックフェンダーモール、18インチホイール採用でSUV色が強まっている
  • インテリアには8インチ液晶メーターや金属調アクセントパネルが採用され、先進的でギア感のある雰囲気になっている
  • シートはスエード調撥水素材と合成皮革のコンビにカーキステッチを組み合わせ、アウトドア対応と上質感を両立している
  • センターコンソールなどにUSB Type-Cポートを4口用意し、同乗者それぞれが充電しやすい室内装備になっている
  • S-AWCと4種類のドライブモード、ヒルディセントコントロールにより舗装路から悪路まで幅広い路面で安定した走りを狙っている
  • 安全装備e-Assistや高精細マルチアラウンドモニターの進化で、衝突回避支援や周囲の視認性が大きく高められている
  • パワートレインは2.2Lクリーンディーゼル+8速ATを継続採用し、全車4WD+S-AWC化によって2WD仕様は廃止されている
  • グレードは「G」「G-Power Package」「P」の3種類に整理され、7人乗りと8人乗りが選べるシンプルな構成になっている

デリカD:5 フルモデルチェンジ まとめ

  • ボディサイズ拡大でデリカD:6となる可能性
  • 北米向けビジネスプラン「Momentum 2030」のティザー画像の中に登場
  • Challenge2025の「MPV」と「MPV HEV」が相当する可能性
  • 発売時期は、2028年頃になる可能性
  • 「D」をデザインした商標登録が出願
  • SUVテイスト+MPVのコンセプトカー「D:X CONCEPT」をジャパンモビリティショーで出品
  • 「D:X CONCEPT」はPHEV採用
  • 日産エルグランド後継とプラットフォーム共用の可能性
  • 現行型デリカD:5は2007年に発売されたモデル

D:X コンセプト 画像 2023年10月

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DELICA D:5 Chamonix Snow Gear 画像 東京オートサロン2024

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