ステップワゴンがマイナーモデルチェンジ、新エクステリアとハイブリッド搭載
ステップワゴンのマイナーモデルチェンジが2017年秋に実施されることが、公式サイトでも明らかとなっている。9月21日発表、9月22日発売のスケジュールが予定されている。
(新型ステップワゴン スパーダのティザー画像)

現行型ステップワゴン発売から約2年半の販売期間を経てのマイナーモデルチェンジはフェイスリフトが実施される予定で、なかでも注目されているのが上級のスパーダである。新エクステリアのティザー画像が発表されるなど、マイナーモデルチェンジとしては力の入ったプロモーションが行われており、前期型で不振であった販売台数の回復が期待される。

スパーダの新エクステリア、オーソドックスなミニバンデザインを採用
新型ステップワゴン スパーダのフロントデザインは、コの字型LEDポジションマークと多連LEDヘッドランプにより、従来型から眼つきを大きく変える。新たなシングルフレームグリルらしきものも確認でき、日産・セレナあるいはトヨタ・ノアで使われてきたオーソドックスなミニバンデザインとなりそう。これに近いフロントデザインはS660やアコードといったホンダの他モデルでも採用してきたから、魂を売ったというわけでもないのだろう。
(写真はアコード北米仕様)

そして、パワートレインは新たに2.0L ハイブリッドのSPORT HYBRID i-MMDが加わる。ステップワゴンのハイブリッドモデルがようやく実現されることになるが、これはスパーダのみに限られる。車両価格の設定によっては、通常ステップワゴンは廉価モデルのイメージを強め、販売のメインは新デザインでハイブリッドもあるスパーダとなる可能性がある。
この他、Honda SENSINGの機能追加も盛り込まれる予定となっている。
#1
匿名さん2017/07/31(Mon)11:16:31
まだアクが弱そうに見えるのは俺だけ?
#2
匿名さん2017/07/31(Mon)19:56:46
弱いかもしれんね。安売りしてバラまかないと、次期型は無くなるか終了するぞ。
#3
匿名さん2017/07/31(Mon)21:53:37
これヘッドライトの上にグリルの延長が乗っかってんの?
よく分からんな。
#4
匿名さん2017/08/01(Tue)01:30:27
まだ全体像が解らないな。9.22発売の割に情報が小出しなのは何故?
#5
匿名さん2017/08/01(Tue)10:10:53
ハイブリッドをスパーダ限定にする意味がわからない
#6
匿名さん2017/08/01(Tue)16:39:31
これで販売台数伸びるといいね。
#7
匿名さん2017/08/02(Wed)02:27:19
新NBOXカスタムと同じ顔
#8
匿名さん2017/08/02(Wed)03:02:03
この顔、生理的に無理かも。
#9
匿名さん2017/08/04(Fri)21:39:50
ブランド統一デザインの呪縛やめたほうがいい、ああいうのはシェア少ない海外メーカでしか成り立たないだろ
車名 | ステップワゴン | ステップワゴン |
代表グレード | B | B ホンダセンシング |
発売日 | 2019年10月 | 2019年10月 |
型式 | DBA-RP1 | DBA-RP1 |
ボディ形状 | 5ドア ミニバン | 5ドア ミニバン |
乗員定員 | 7名 | 7名 |
全長(mm) | 4690 | 4690 |
全幅(mm) | 1695 | 1695 |
全高(mm) | 1840 | 1840 |
ホイールベース(mm) | 2890 | 2890 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1470/1485 | 1470/1485 |
室内長(mm) | 3220 | 3220 |
室内幅(mm) | 1500 | 1500 |
室内高(mm) | 1425 | 1425 |
車両重量(kg) | 1620 | 1620 |
エンジン型式 | L15B | L15B |
シリンダー配列 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量(cc) | 1496 | 1496 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 73.0×89.4 | 73.0×89.4 |
最高出力 | 150ps(110kW)/5500rpm | 150ps(110kW)/5500rpm |
最大トルク | 20.7kg・m(203N・m)/1600〜5000rpm | 20.7kg・m(203N・m)/1600〜5000rpm |
圧縮比 | 10.6 | 10.6 |
過給機 | ターボ | ターボ |
燃料タンク容量(L) | 52 | 52 |
使用燃料 | レギュラーガゾリン | レギュラーガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 17.0 | 17.0 |
サスペンション(フロント) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
サスペンション(リア) | 車軸式 | 車軸式 |
ブレーキ(フロント) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ(リア) | ディスク | ディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 205/60R16 92H | 205/60R16 92H |
タイヤサイズ(リア) | 205/60R16 92H | 205/60R16 92H |
最小回転半径(m) | 5.4 | 5.4 |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | FF | FF |
消費税込み車両価格 | 2,330,900円 | 2,501,400円 |
車名 | ステップワゴン | ステップワゴン |
代表グレード | G | G ホンダセンシング |
発売日 | 2019年10月 | 2019年10月 |
型式 | DBA-RP1 | DBA-RP1 |
ボディ形状 | 5ドア ミニバン | 5ドア ミニバン |
乗員定員 | 7名 | 7名 |
全長(mm) | 4690 | 4690 |
全幅(mm) | 1695 | 1695 |
全高(mm) | 1840 | 1840 |
ホイールベース(mm) | 2890 | 2890 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1470/1485 | 1470/1485 |
室内長(mm) | 3220 | 3220 |
室内幅(mm) | 1500 | 1500 |
室内高(mm) | 1425 | 1425 |
車両重量(kg) | 1650 | 1660 |
エンジン型式 | L15B | L15B |
シリンダー配列 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量(cc) | 1496 | 1496 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 73.0×89.4 | 73.0×89.4 |
最高出力 | 150ps(110kW)/5500rpm | 150ps(110kW)/5500rpm |
最大トルク | 20.7kg・m(203N・m)/1600〜5000rpm | 20.7kg・m(203N・m)/1600〜5000rpm |
圧縮比 | 10.6 | 10.6 |
過給機 | ターボ | ターボ |
燃料タンク容量(L) | 52 | 52 |
使用燃料 | レギュラーガゾリン | レギュラーガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 16.2 | 16.2 |
サスペンション(フロント) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
サスペンション(リア) | 車軸式 | 車軸式 |
ブレーキ(フロント) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ(リア) | ディスク | ディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 205/60R16 92H | 205/60R16 92H |
タイヤサイズ(リア) | 205/60R16 92H | 205/60R16 92H |
最小回転半径(m) | 5.4 | 5.4 |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | FF | FF |
消費税込み車両価格 | 2,587,200円 | 2,710,400円 |
過去記事(2017/07/14)
ホンダ・ステップワゴン後期型は8月予約受付開始、ハイブリッドモデル追加
ステップワゴン後期モデルは、新エクステリアと2.0Lハイブリッド
ホンダのミドルクラスミニバン、ステップワゴンのマイナーモデルチェンジ発売が2017年9月にスケジュールされている。事前予約の受付が8月にも開始される見込みで、実質的な販売がスタートする。
(写真は現行ステップワゴン スパーダ)

2015年に発売された現行ステップワゴンであるが、販売台数が伸び悩んでいる状況である。販売立て直しのためエクステリア、パワートレインの両面での見直しが図られるということで、今回のマイナーモデルチェンジは注目度が高い。

ステップワゴン後期型のエクステリアは、上級のスパーダで押し出し感が相当強められ、近年流行のミニバンデザインが取り入れられる見込み。フィット、フリードなどホンダ主力モデルの共通デザインテーマからは外れてしまう可能性があるが、そもそもブランド統一デザインのようなものをユーザーはホンダ車に求めていないのではないだろうか。
(写真は現行ステップワゴン)

ステップワゴンハイブリッドは燃費性能でノア/ヴォクシー/エスクァイアを超えてクラストップに
そして、追加パワートレインとして、2.0L Sport Hybrid i-MMD搭載モデルが導入される。現行の1.5L VTEC-TURBOエンジンは、燃費性能ではハイブリッドに全く及ばず、価格面でNAエンジンよりも割高感があることから、ユーザーが魅力を感じていない印象である。
(写真はSport Hybrid i-MMD搭載オデッセイ)

2.0L Sport Hybrid i-MMDはオデッセイでの採用実績があり、そのJC08モード燃費は26.0km/Lとなっている。ボディサイズが小さいステップワゴンでは、少なくともこの数値よりも良くなることが想定される。ライバルのノア/ヴォクシー/エスクァイアの各ハイブリッドモデルは、23.8km/Lであるから、ステップワゴンハイブリッドがクラストップの燃費性能となるだろう。
過去記事(2017/06/26)
ステップワゴン後期型にマイナーモデルチェンジ、10月東京モーターショー出品
後期型ステップワゴンは2.0L Sport Hybrid i-MMDを追加採用、車両価格は高くなりそう
ホンダ・ステップワゴンが今秋のマイナーモデルチェンジで、ハイブリッドモデルを追加するということであった。同時に大幅フェイスリフトも実施され、現行のエコ顔からワル顔へとイメージを変える。
(写真は現行ステップワゴン)

ステップワゴンは、トヨタ・ノア/ヴォクシー、日産・セレナといった2.0Lクラスミニバンとライバル関係にあるモデル。ただし、2015年フルモデルチェンジの5代目からは販売台数が伸び悩んでおり、他のライバル車に水をあけられている状況となっている。

この状況を打開するため、今回のマイナーモデルチェンジはかなり大掛かりなものが予定されている。パワートレインでは、現行の1.5Lターボに加え、アコードやオデッセイに先行導入されてきた2.0LのSport Hybrid i-MMDを搭載するモデルが追加ラインアップされる。これまでハイブリッドをウリに販売台数を伸ばしてきたノア/ヴォクシーのTHSⅡとの比較では、燃費性能はホンダのi-MMDの方が優れることが予想されるが、コストが高く価格で不利になる可能性がある。
(写真はオデッセイのSport Hybrid i-MMD)

後期型ステップワゴンは不評だったエクステリアを大幅改良、大型メッキグリルで押し出し感アップ
エクステリアではフロントグリルの大幅拡大とメッキ加飾により、押し出し感の強いワル顔となる。好みにより賛否両論ありそうだが、ワル顔のワンボックス車が売れるのはトレンドでもあり、販売台数の増加が期待できそう。
後期型ステップワゴンは2017年10月の発売が見込まれてる。同時期に開催される東京モーターショーにも出品され、販売促進にも力が入れられるだろう。
過去記事(2017/04/10)
ホンダ・ステップワゴン、マイナーチェンジ&ハイブリッド追加は9月の予測
ステップワゴンにSport Hybrid i-MMD搭載車が追加、販売台数回復に期待
ホンダのミドルクラスミニバン、ステップワゴンのマイナーモデルチェンジが2017年9月頃にも行われる予定となっている。
(写真は現行ステップワゴン)

ホンダはステップワゴンを2015年にフルモデルチェンジさせ、5代目モデルの販売をスタートさせた。ただし、その販売実績は芳しくなく、トヨタのノア/ヴォクシー/エスクァイア、日産のセレナに対して、大きく水をあけられている状況となっている。これを打開するためのマイナーモデルチェンジが計画されており、弱点とされていたエクステリアの改良と、ハイブリッドモデルの追加が実施される見込みだ。

ステップワゴンがマイチェン、新エクステリアで人気は復活できるか
ステップワゴンの不人気の原因の一つとされるエクステリアデザインは、フィットなどと共通するデザインコンセプトで、エコイメージが強調されたシンプルなものとなっている。ただし同クラスのミニバン市場は、トヨタや日産のライバルモデルが採用するような押し出し感の強いデザインが好まれており、ステップワゴンの独自性は評価されつつも販売台数としては苦しくなる。このあたり、どういった改良となるかが注目される。

また、跳ね上げ式+ヒンジドアで構成されるわくわくゲートも、期待するほど支持を受けていない印象である。使い勝手の良さよりも、バックスタイルのカッコ悪さが目立ってしまっているのではないか。新デザインに期待したいところだ。
(写真はSport Hybrid i-MMD)

追加されるパワートレインは、1.5L Sport Hybrid i-DCDと2.0L Sport Hybrid i-MMDの二案があったが、後者の2.0Lに決まりそう。アコードハイブリッドやオデッセイハイブリッドと同タイプのパワートレインということになり、燃費性能および出力性能でクラストップとなる可能性もある。ただし、車両価格は非常に高くなりそうで、販売台数に大きくは寄与できないかもしれない。
過去記事(2017/02/07)
ステップワゴンハイブリッド、2017年秋のマイナーモデルチェンジで追加
ステップワゴンハイブリッド、今秋の東京モーターショー2017に公開の可能性
ホンダ・ステップワゴンハイブリッドが2017年秋にデビューされる見込みとなっている。
(写真は現行ステップワゴン)

現行ステップワゴンは2015年4月に発売された5代目モデルであるが、これが販売不振と言わざるを得ない状況となっている。
最新の2017年1月の同クラスミニバンの販売台数は、トヨタのノア/ヴォクシー/エスクァイアが姉妹モデル合計で1万3198台、日産のセレナが1万1179台。これらに対し、ステップワゴンはわずか3380台という結果となった。これらの各モデルはミニバン三強とも言われることが多かったが、現在の販売台数ではステップワゴンを除いた二強状況となっている。

ステップワゴンは後期型へマイナーモデルチェンジ、ハイブリッド追加とフェイスリフト
そんな中、追加発売されるステップワゴンハイブリッドは、不振にあえぐ販売サイドにとっては待望のモデルということになる。現行ステップワゴンは1.5L VTEC-TURBOが搭載されるが、燃費性能、パワー、価格の何れもが中途半端に感じられる。ステップワゴンハイブリッドには、オデッセイに搭載されるi-MMDハイブリッドが採用される可能性が高く、燃費性能を大幅に向上させてくるだろう。
(写真は現行ステップワゴン スパーダ)

これまでステップワゴンシリーズは5年前後のサイクルでフルモデルチェンジを受けてきたから、今秋のタイミングで後期モデルに向けたフェイスリフトが実施されることも期待したい。現行ステップワゴンが売れないのはハイブリッドが無いことだけが原因ではなく、エクステリアの失敗もあるはず。わくわくゲートにしても利便性の向上よりもカッコ悪さが目立っている印象だ。
過去記事(2016/12/05)
ステップワゴンハイブリッド2017年10月東京モーターショー出展予想
ホンダ・ステップワゴンの販売が不振、ハイブリッドモデルの追加発売が急がれる
現行ステップワゴンはダウンサイジングターボエンジンの1.5L VTEC-TURBOの搭載で2015に発売されたモデルであった。月間販売目標として5000台が設定されているが、達成が難しい状況が続いており、ホンダとしてもテコ入れが必要となっている。
(写真は現行ステップワゴン)

そもそもステップワゴンの人気が伸び悩む原因の最たるものとして、ハイブリッドモデルが設定されていないということがあった。同クラスのミニバンのベンチマークとして考えられるのがトヨタ勢のノア/ヴォクシー/エスクァイアであるが、THSⅡハイブリッドモデルを設定したことが功を奏し、三姉妹モデル総計で月間1万5千台規模の販売台数を維持している。また日産のセレナもマイルドハイブリッドの他、自動運転技術のプロパロットを採用することで2016年秋のフルモデルチェンジ後は月間1万2千台規模の販売実績をあげている。

そんななか、ステップワゴンはライバル勢に対し、残念ながら一人負け状態となっており、ハイブリッドモデルの追加発売が急がれるところとなっている。

ステップワゴンハイブリッドにはi-MMDハイブリッドの搭載を予想、燃費性能はクラストップに
ステップワゴン程度の車体重量サイズであれば、1.5Lのi-DCDハイブリッドあるいは2.0Lのi-MMDハイブリッドのいずれかの採用になることが予想される。現行モデルが1.5Lターボであることを考えるとi-DCDハイブリッドでも十分なパフォーマンスであることが予想できるが、やはり燃費性能に優れるのはi-MMDハイブリッドということになる。現在はi-MMDハイブリッドの採用が有力視される。
(写真はスポーツハイブリッド i-MMD搭載オデッセイ)

i-MMDハイブリッドは既にオデッセイにおいて搭載実績があり、これでのJC08モード燃費は26.0km/Lとなっている。ボディサイズの小さいステップワゴンに同システムが搭載されることになれば、この数値よりは優れた燃費性能となるわけで、ノア/ヴォクシー/エスクァイアの23.8km/Lを超え、クラストップの燃費性能となるだろう。

ただし、現行のノア/ヴォクシー/エスクァイアに搭載されるTHSⅡは旧式のものである。新型プリウスに採用された新式のTHSⅡに刷新されれば、i-MMDハイブリッドでも太刀打ちできないかもしれない。
ステップワゴンハイブリッドの登場時期は2017年秋頃が予想され、東京モーターショー2017にも出展されることになるだろう。
過去記事(2016/08/30)
ステップワゴン2017年秋に導入予定のハイブリッドモデルは1.5Lの可能性
ステップワゴン待望のハイブリッドモデルは1.5L Sport Hybrid i-DCD搭載か
2015年にフルモデルチェンジしたステップワゴンに後追いでハイブリッドモデルが発売されるということであったがその日程が遅れており、2017年の秋頃になる見込みとなっている。そしてハイブリッドシステムのタイプとしては、フィットハイブリッドやヴェゼルハイブリッドと同タイプの1.5L Sport Hybrid i-DCDとなる可能性が高くなっている。
(写真は現行ステップワゴンスパーダ)

ステップワゴンはダウンサイジングターボの1.5L VTEC-TURBO搭載モデルしかなく不人気
現行ステップワゴンは、フルモデルチェンジから1年を過ぎた時期にある。最近の販売台数を見てみると2016年6月が4558台、同7月が4370台となっており、月販5000台を割り込む水準まで落ちてきた。現行モデルのパワートレインが、不人気の1.5L VTEC-TURBOのみということで、販売台数の出やすいハイブリッドモデルの導入が急がれるところである。

そのハイブリッドパワートレインとしては、1.5L Sport Hybrid i-DCD、あるいは2.0L Sport Hybrid i-MMDの二案があった。ただし、最近では1.5L Sport Hybrid i-DCDが優位に開発が進められているという。

ステップワゴン程度のボディサイズであれば、燃費性能を第一として考えると2.0L Sport Hybrid i-MMDの方が有利である。ただし、販売があまり好調でない現状を考えると価格競争力を持ったモデルが望まれるところ。そういった意味では1.5L Sport Hybrid i-DCDはお手頃であり、4WDハイブリッドのラインアップも容易に展開できるメリットがある。
(写真は1.5L Sport Hybrid i-DCD)

もし現行の1.5L VTEC-TURBO搭載モデルの販売が好調であれば、ハイブリッドモデルは価格よりも燃費性能重視で開発されることになり、ステップワゴンハイブリッドには2.0L Sport Hybrid i-MMDが搭載される可能性があったかもしれない。
過去記事(2016/07/23)
ステップワゴン ハイブリッドの発売が予想より遅れる、2017年秋頃か
ステップワゴンが販売不振、ホンダのダウンサイジングターボ戦略は失策か
ホンダの現行ステップワゴンは2015年に発売されたモデルであった。そして、後追いで発売される見込みであったハイブリッドモデルがまだラインアップされていないが、当初想定されていた2016年後半の発売に間に合いそうにない。ステップワゴンハイブリッドの発売は2017年秋頃まで延期されることになりそうだ。
(写真は現行ステップワゴン)

ステップワゴンに現在のところ導入されるパワートレインは、1.5LのVTEC-TURBOのみとなっている。国産同クラスで唯一のダウンサイジングターボということで、性能と価格のバランスの良さが魅力である。ただし、販売台数を見ると、まだニューモデルと呼べる時期にありながらも目標の月販5000台に到達しない月が目立つ。やはり、ダウンサイジングターボは認知度が低く、市場から求められているのはハイブリッドであることが鮮明となった。

ステップワゴンハイブリッドに搭載されるのは2.0L Sport Hybrid i-MMDが有力
そんな中、ホンダは2016年2月にオデッセイハイブリッドを発売。ステップワゴンよりワンクラス上のミニバンモデルにハイブリッドを設定してきた。ステップワゴンに搭載されるのは、このオデッセイハイブリッドと同タイプの2.0L Sport Hybrid i-MMDとなる可能性が高い。
(写真はオデッセイハイブリッド)

オデッセイハイブリッドのJC08モード燃費は26.0km/Lで、ステップワゴンハイブリッドもこれに近い数値になることが予想される。ライバルのトヨタ・ノア/ヴォクシー/エスクァイアのJC08モード燃費23.8km/Lを上回り、クラストップの燃費性能が与えられることになる。
過去記事(2016/01/30)
ステップワゴンハイブリッドが2016年後半に発売、Sport Hybrid i-DCDの採用か
ステップワゴンにハイブリッドが追加、販売台数にテコ入れ
ホンダ・ステップワゴンにハイブリッドエンジン搭載モデルが追加投入される計画となっている。
(写真は現行ステップワゴン)

現行ステップワゴンは2015年3月にフルモデルチェンジされた5代目モデルである。まだまだ新型車と言われる時期ではあるが、販売台数は早くも減少しつつある。2015年12月の販売台数は3831台となっており、月販目標の5000台に大きく届かない状況となっている。
そんな販売状況を打開するため、ホンダは2016年後半にステップワゴンハイブリッドの導入を計画している。

ステップワゴンハイブリッドは1.5L Sport Hybrid i-DCDが搭載される可能性
ステップワゴンは、現行ラインアップではパワートレインとしてVTEC-TURBOだけが設定されており、ターボ専用モデルとなっている。このVTEC-TURBOは燃費重視に開発されたダウンサイジングターボエンジンで、排気量は1.5Lながらも最高出力150ps、最大トルク20.7kgfmと2.0L NAエンジン並みのパフォーマンスが与えられている。JC08モード燃費は17.0km/Lを達成する。

一方でライバルとなるトヨタ・ノア、ヴォクシー、エスクァイアの燃費性能は、1.8L ハイブリッドモデルで23.8km/L、通常2.0L NAガソリンモデルで16.0km/Lとなっている。この数値と比較する限り、ステップワゴンの燃費性能がさほど優位でないという印象を持ってしまう。
(写真は現行ノア)

ステップワゴンハイブリッドが後追いで発売されることは、現行モデルの発売時にも噂されていた。採用されるハイブリッドシステムとしては2.0LのSport Hybrid i-MMDと、1.5LのSport Hybrid i-DCDの2案があるが、ローコストな後者が有力と考える。
過去記事(2015/06/05)
ホンダ新型ステップワゴンの受注台数1万5000台超えを発表、VTEC-TURBO搭載
新型ステップワゴンはスパーダが7割、ホンダセンシング装着率は65%
通算5代目となる新型ステップワゴンが、2015年4月24日に発売された。ホンダは2015年5月31日現在の受注台数として、1万5000台を超えたことを発表した。
(写真は新型ステップワゴン)

ステップワゴンの受注状況については以前のレポートでも紹介したように発売2週間で既に1万台に到達していた。その後の伸びはやや落ち着いた印象か。ちなみに目標販売台数としては月間5000台が設定されている。

ステップワゴン発売直後は、低価格なノーマルグレードが人気という話もあったが、現時点では上級のスパーダが売れている。販売構成比は、SPADA Cool Spiritが35%、SPADAが34%、G・EXが10%、Gが20%、Bが1%となる。
また、安全運転支援システムのHonda SENSINGの装着率は65%となっている。

新型ステップワゴンは新開発ダウンサイジングターボエンジン搭載、車両価格と燃費性能のバランスが良い
ステップワゴン、ノア、ヴォクシー、セレナは、2.0Lクラスミニバンとして長らくライバル関係にあった。ただしステップワゴンは今回のフルモデルチェンジで排気量1.5Lへとダウンサイズしており、もはや2.0Lクラスとは言えなくなってしまった。

この新開発1.5L VTEC-TURBOの搭載により、優れた燃費性能ながらもリーズナブルな車両価格を実現している。JC08モード燃費はFF車の最高モデルで17.0km/Lを達成。車両価格はBが228万8000円から、Gが248万円から、G・EXが258万8000円から、スパーダが272万5000円から、スパーダ クールスピリットが288万7000円からに設定される。
過去記事(2015/05/29)
新型ステップワゴンの初期受注が好調、販売2週間で10000台を超える
ホンダ・ステップワゴンのハイブリッドモデルは見送り、ターボのみ
ホンダの新型ステップワゴンの初期受注が好調となっている。
(写真は新型ステップワゴン)

ステップワゴンが2015年4月23日にフルモデルチェンジデビューした。今回のモデルは、ハイブリッドの設定が無く、燃費性能ではあまり目立つところが無かった。そのためか前評判としてはさほど注目される車種とはなっていなかったのだが、発売2週間で10000台を超える好受注を得ている。

ステップワゴンは新開発1.5L VTEC-TURBOを搭載、コストパフォーマンスに優れる
新型ステップワゴンは、居住性は2.0Lクラスのまま排気量が1.5Lに下げられたのが大きなポイントとなっている。ダウンサイジングされたエンジンにはターボ過給器が備えられることで、エンジンスペックは最高出力150ps、最大トルク20.7kgmを発揮。先代ステップワゴンや他の2.0Lクラスミニバンと同等以上のパフォーマンスに仕上げられた。
(写真は新開発1.5L VTEC-TURBOエンジン)

ただ、新型ステップワゴンが売れている理由はコストパフォーマンスの良さにあると考える。
新型ステップワゴンのグレードラインアップを見てみると、車両価格が228万8000円に設定されたエントリーグレードのBでもJC08モード燃費17.0km/Lを達成している。これをライバルのノア、ヴォクシー、セレナの同価格帯グレードと比較すれば、新型ステップワゴンの優位性は明らか。さらに排気量が1.5Lとなれば、自動車税はワンランク下になる。新型ステップワゴンは初期投資を抑えつつ維持費用も安くなるというわけだ。
実際に売れているグレードも上級のスパーダクラスではなく、標準クラスの販売が優勢となっており、広くてコストパフォーマンスの良いミニバンを求めるユーザー層に人気となっている。

ただしこのステップワゴンにもハイブリッドモデルの投入計画があり、さらに上級パワートレインを求めるユーザー層へも販売を拡大させることになる。このステップワゴンハイブリッドは1年後の2016年にも発売される見込みだ。
過去記事(2015/04/25)
ホンダ・ステップワゴンがフルモデルチェンジ、新開発1.5Lターボ搭載で4月24日発売
ステップワゴンが5代目へフルモデルチェンジ、1.5Lターボとわくわくゲート採用
ホンダはステップワゴンのフルモデルチェンジを実施し、2015年4月24日から発売を開始した。
(写真は新型ステップワゴン)

本モデルで通算5代目となる新型ステップワゴンは、エンジンのダウンサイジングとユニークなリアゲートがアピールポイントとなっている。

ステップワゴンはVTEC-TURBO 1.5Lを搭載、ハイブリッドモデルの導入は無し
新型ステップワゴンに搭載されるエンジンはホンダが新開発した1.5L VTEC-TURBO。そのスペックは最高出力150ps/5500rpm、最大トルク20.7kgmf/1600-5000rpmとなった。
(写真はホンダ新開発VTEC-TURBO 1.5L)

低回転域におけるトルクは2.4LのガソリンNA車並となっており、1.5Lという小排気量のガソリンエンジンながらも多人数乗車時の発進加速性能は心配無い。JC08モード燃費はFFモデルが17.0km/L、4WDモデルが15.4km/Lを達成する。
(写真はわくわくゲート)

リアのわくわくゲートは一般的な跳ね上げ式の他、ヒンジ式の横開きが追加される。ラゲッジ全体を使った積載は跳ね上げ式が便利だが、日常のちょっとした買い物の積み下ろしは横開きドアによるアクセスが便利となる。

また、安全運転支援システムのホンダ センシングがメーカーオプションとして採用される。衝突軽減ブレーキ、アダプティブ・クルーズ・コントロール、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能、誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能を統合したシステムがミリ波レーダーと単眼カメラによって実現される。
過去記事(2015/04/15)
新型ステップワゴンは1.5L VTEC-TURBOとわくわくゲートでライバルに対抗
ステップワゴンがフルモデルチェンジ、ノア/ヴォクシー/エスクァイアがライバル
ホンダ・ステップワゴンの6年ぶりとなるフルモデルチェンジが迫っており、2015年4月23日に発表、翌4月24日に発売日を迎えるスケジュールとなっている。
(写真は現行ステップワゴン)

新型ステップワゴンはホンダ新開発VTEC-TURBOを搭載、JC08モード燃費17km/L見込み
ステップワゴンと同クラスミニバンのライバルは、トヨタのノア/ヴォクシー/エスクァイア、日産のセレナが挙げられる。
(写真はトヨタ・ノア)

特にトヨタ勢は昨年2014年にフルモデルチェンジが実施されたばかりで、新たな姉妹モデルとしてエスクァイアを加えた3車種体制でトップシェアを握っている。中でもJC08モード燃費23.8km/Lというこのクラスで飛び抜けた燃費性能が与えられたハイブリッドモデルが人気が高い。
(写真はトヨタ・エスクァイア)

対する新型ステップワゴンのJC08モード燃費は17km/Lとなる見込み。ホンダ新開発の1.5L直噴ターボエンジン(VTEC-TURBO)が初採用されるということであるが、その燃費性能はノア/ヴォクシー/エスクァイアのハイブリッドモデルには遠く及ばない。ただし、この数値はノア/ヴォクシー/エスクァイアの2.0Lガソリンエンジンモデルの16.0km/Lを超えるものとなっている。また価格を比較してみると、新型ステップワゴンの価格はグレードBが228万8000円、Gが248万0000円、EXが258万8000円となる見込みで、これらはノア/ヴォクシー/エスクァイアの2.0Lガソリンエンジンモデルの価格帯と重なる。
(写真は1.5L VTEC-TURBO)

どうやら新型ステップワゴンは、ノア/ヴォクシー/エスクァイアの2.0Lガソリンエンジンモデルと直接対抗しているようで、車両価格とエンジンスペックではほぼ拮抗。燃費と税制で新型ステップワゴンに少しアドバンテージがありそうだ。
また、わくわくゲートとして縦開きと横開きの両方に対応したリアゲートが採用されるのも、使い勝手の面で期待が大きい。
ステップワゴンハイブリッドは少し遅れ、2016年に追加発売される見込みとなっている。
過去記事(2015/03/26)
ステップワゴンのフルモデルチェンジ発表は2015年4月23日、1.5L VTEC TURBO
ホンダ・ステップワゴンが4月にFMC、ボディサイズは5ナンバー維持で少し拡大
ホンダの3列シートミニバン、ステップワゴンがフルモデルチェンジすることになった。発表が2015年4月23日、翌24日発売のスケジュールで進められている。
(写真は現行ステップワゴン)

新型ステップワゴンのボディサイズは全長4735mm×全幅1695mm×全高1840mmとなり5ナンバーサイズが維持されることになる。ホイールベースは2890mm。現行モデルとの比較では、全長+45mm、全幅変わらず、全高+25mm、ホイールベース+35mmとなり、全体としては少しだけ大きくなる。

新型ステップワゴンは1.5Lダウンサイジングターボエンジン搭載で燃費性能向上
新型ステップワゴンで特に注目されているのが搭載されるパワーユニットである。
新開発の1.5L VTEC-TURBOが初採用される見込みとなっており、その最高出力は150ps、最大トルクは20.7kgmとなる。排気量を1.5Lにダウンサイジングしながらも過給器の装備で、現行ステップワゴンの2.0L NAエンジン並の出力が実現された。
JC08モード燃費についてはこれから発表を待つことになるが、排気量が小さくなったこともあり、現行モデルの15.0km/Lからの大幅な向上が期待される。

そして、車両価格は228万8000円がエントリー価格になる見込み。現行モデルのエントリー価格の225万514円と比較すればわずかな値上がりとなるが、燃費性能が向上するほか税制面でも有利な1.5Lターボが搭載されることを考えると、コストパフォーマンスは良くなることになるだろう。
使い勝手の面ではリアゲートに、わくわくゲートと名付けられた新機構が採用される。従来型同様の縦開きに加え、ちょっとした荷物の出し入れで使いやすい横開き機能が備わる。
さらに、ハイブリッドエンジン搭載モデルも計画されているが、こちらは2016年以降に後追いで発売されることになるだろう。
過去記事(2014/12/30)
ステップワゴンが2014年度内フルモデルチェンジ、1.5Lガソリンターボを初搭載
ステップワゴンのフルモデルチェンジは2015年3月頃の見込み、1.5Lターボ搭載
ホンダの主力ミニバン、ステップワゴンが2015年3月頃にフルモデルチェンジされる計画となっている。
(写真は現行ステップワゴン)

次期ステップワゴンでは、VTEC-TURBO 1.5Lが初搭載される見込み。

これはホンダ新開発のダウンサイジングターボエンジンで、ハイブリッドよりもローコストな環境対策エンジンとして位置付けられる。今後はNA 2.0Lクラス車及び1.5Lハイブリッドクラス車への普及が進められることが予想される。
1.5LのVTEC TURBOエンジンは最高出力204psを目標に開発中ということであったから、市販レベルでは180~200ps程度になることが予想される。現行ステップワゴンの最高出力は150psであるから、小排気量ながらも出力パフォーマンスは大幅に向上することになるだろう。

ステップワゴンのライバル車はハイブリッドエンジンの搭載で対抗
ステップワゴンと同クラスの競合ミニバンでは、トヨタがノア&ヴォクシーを今年2014年にフルモデルチェンジしたばかりである。1.8L THSⅡのハイブリッドパワートレインが搭載され、同クラス車種の中でも販売台数をリードしている。さらに3つ目の姉妹車として、プレミアム志向のエスクァイアを追加発売するに至っている。
そして日産のセレナも次期モデルでは新開発ハイブリッドが搭載される計画となっている。1モーター2クラッチ式の2.0Lハイブリッドが採用される見込みで、こちらの発売は2016年に入ってからとなる。
(写真は現行日産・セレナ)

実は次期ステップワゴンでも、前述の1.5Lターボの他に、新開発2.0Lハイブリッドエンジン搭載モデルが追加発売される計画がある。その発売時期は次期セレナと同時期になる見通しで、2016年はホンダvs日産の2.0Lハイブリッド対決を見ることができそうだ。
過去記事(2014/12/05)
次期ステップワゴンに2.0Lハイブリッド有り、リチウムイオンバッテリー採用
次期ステップワゴンにアコードハイブリッドのSPORT HYBRID i-MMDを搭載
ホンダの2.0Lクラスミニバン、ステップワゴンがモデル末期となっておりフルモデルチェンジが近づいている。次期ステップワゴンに搭載されるパワートレインは、新開発の1.5L ダウンサイジングターボエンジンとなることをこれまでレポートしてきた。
そしてさらに上級のパワートレインとして計画されているのが、2.0Lハイブリッドである。
(写真は2.0L SPORT HYBRID i-MMD)

ホンダのハイブリッドと言えば、フィット及びヴェゼルに搭載される1.5LのSport Hybrid i-DCDが第一に挙げられるが、2.0LのSPORT HYBRID i-MMDを搭載したアコードハイブリッドを2013年に市販化させていた。
(写真はアコードハイブリッド)

SPORT HYBRID i-MMDは2モーター式ハイブリッドとなっており、さらにリチウムイオンバッテリーを採用することで、その性能はトヨタのTHSⅡを凌ぐ部分が多い。ただしコスト高であることもあってか、現行ラインアップではアコードのみの採用に留まっている。これが次期ステップワゴンに導入されることが検討されている。
(写真は現行ステップワゴン)

次期ステップワゴン初期型は1.5Lガソリンターボのみ、2.0Lハイブリッドは追加で導入される
(写真は1.5L VTEC-TURBO)

次期ステップワゴンの発売時期は2015年3月。まずは初期モデルとして1.5Lガソリンターボのみが導入される。これはライバルのノアハイブリッドおよびヴォクシーハイブリッドよりも低価格となるだろうが、これらのJC08モード燃費23.8km/Lをステップワゴンターボが上回るのは難しいと考える。
遅れてモデル中期より、2.0L SPORT HYBRID i-MMD搭載のステップワゴンがクラストップの燃費性能で導入されることになるだろう。
過去記事(2014/04/01)
ステップワゴンターボが2014年内の発売予測、1.5Lへダウンサイジング
ステップワゴンターボ、2014年内にも量産開始の見込み、新開発1.5Lターボエンジン
ホンダはステップワゴンのフルモデルチェンジに向けての準備を進めている。
(写真は現行ステップワゴン)

次期ステップワゴンは国産同クラス車で初のダウンサイジングターボエンジンを搭載
ステップワゴンのライバル車、トヨタのノア&ヴォクシーが2014年1月にフルモデルチェンジを迎えた。

新型ノア&ヴォクシーは1.8LハイブリッドシステムのTHSⅡが搭載され、そのJC08モード燃費は23.8km/Lとなった。通常の2.0Lガソリンエンジンモデルも16.0km/Lと、燃費性能は同クラスの中でも群を抜いている。
そんな中、ホンダの次期ステップワゴンに搭載されるパワーユニットとして注目されているのが、新開発の1.5Lガソリンターボエンジンである。ホンダはハイブリッドと異なる方式の環境対策エンジンとして、ダウンサイジングターボエンジンの実用化を進めている。特に次期ステップワゴンでは、この新開発1.5Lターボがハイブリッドよりも優先的に開発されており、2014年内にも量産がスタートする計画となっている。
(ホンダ新開発1.5L VTEC ターボ)

一般にダウンサイジングターボエンジンは、燃費性能はハイブリッドには及ばないとされるが、軽量でローコストなシステムであることがメリットとされる。次期ステップワゴンターボの想定されるJC08モード燃費は20km/L前後、かつファミリーカーとして手の届きやすい車両価格と安い自動車税がアドバンテージとなるだろう。

また、ホンダは新開発トランスミッションのDCT(デュアルクラッチトランスミッション)をフィット、ヴェゼルのハイブリッドモデルで導入しているが、ステップワゴンターボに関してはCVTが採用される可能性が高いと考える。
過去記事(2014/01/22)
ステップワゴンはフルモデルチェンジは来年以降、新開発1.5L VTEC TURBO搭載
次期ステップワゴンは1.5Lターボ搭載で、最高出力204psが目標
ホンダではステップワゴンのフルモデルチェンジに向けての開発が進められている。その次期ステップワゴンのデビュー時期について、前回のレポートでは2014年末ということであったが、実質的な販売開始は2015年にずれ込む可能性があるだろう。
(写真は現行ステップワゴン)

そして、ステップワゴンの次期モデルへの搭載が確実視されているパワーユニットが、新開発のダウンサイジングターボエンジンである。
(1.5L VTEC TURBO)

ホンダがVTEC TURBOと名付けた次世代ダウンサイジングターボエンジンは、排気量の違いで3気筒1.0L、4気筒1.5L、4気筒2.0Lの3種類の開発が進められている。なかでも4気筒1.5Lのガソリンターボエンジンは、NAガソリンエンジンの1.8Lから2.4Lに相当する仕様となり、その目標値は最高出力150kw(204ps)、最大トルク260Nmとされている。
この1.5Lターボエンジンが次期ステップワゴンに搭載されることになるだろう。
(2.0L VTEC TURBO)

次期ステップワゴンの主力は1.5Lターボ、ハイブリッドは1年遅れて追加発売
次期ステップワゴンは、1.5Lターボエンジンの他に2.0LのNAの直噴ガソリンエンジンと2.0Lハイブリッドエンジンも設定される見込み。ただし、ハイブリッドの方は、2015年の発売時には間に合わず、2016年以降に追加投入されるだろう。
ホンダが幅広い出力に対応した小排気量ターボエンジンラインアップをデビューさせることで、これまでハイブリッドエンジンに重心を置いてきた国内メーカーのパワートレイン戦略は大きく変化することになる。
(写真はレクサスLF-NXターボ)

トヨタもレクサスLF-NXターボとして新開発2.0Lダウンサイジングターボエンジンを東京モーターショー2013で発表している。
過去記事(2013/12/16)
ステップワゴンは1.5L直噴ターボエンジン搭載で2014年内にフルモデルチェンジ
次期ステップワゴンはダウンサイジングターボエンジンが搭載される
現行ステップワゴンは2009年にデビューした4代目モデルであり、来年2014年末のフルモデルチェンジが計画されている。その次期ステップワゴンに搭載されるパワーユニットとしてはハイブリッドエンジン案があったが、それよりも新開発の1.5L直噴ターボエンジンが優先して検討されている。
(写真は現行ステップワゴン)

次期ステップワゴンのハイブリッド化は遅れる、本命は1.5L直噴ターボ
12月1日に閉幕した東京モーターショー2013では、トヨタの新型ノア&ヴォクシーが出展され、ステップワゴンの直接的なライバル車がフルモデルチェンジしハイブリッド化した。日産・セレナも昨年2012年に一足早くハイブリッド化しており、従来型のガソリンエンジンしかラインアップしないのは、ホンダのステップワゴンのみといった状況である。
(写真は新型ヴォクシー コンセプト)

(写真は新型セレナ S-ハイブリッド)

そんななか次期ステップワゴンは、新開発の1.5L直噴ダウンサイジングターボエンジンを搭載することで燃費性能が向上される。そのJC08モード燃費は、セレナ S-ハイブリッドの16.0km/Lは軽く超えて、ノア&ヴォクシーハイブリッドの23.8km/Lに迫る数値が期待される。さらに、ダウンサイジングターボエンジンはローコストなシステムであるためライバルのハイブリッド車らに対して安い車両価格を設定することができるだろう。
この他、ステップワゴンにハイブリッドエンジンを搭載したモデルも計画されてはいるものの、その投入時期はやや遅くなり次期モデル後半以降からとなりそうだ。
(写真はアコードに搭載されるSport Hybrid i-MMD)

ホンダはアコードハイブリッドで実績のある2.0Lのハイブリッドシステムを持っているが、こちらはリチウムイオンバッテリーを使用した2モーター式で燃費性能には優れるが上級車向けパワートレインという位置付け。トヨタのハイブリッドシステムのTHSⅡほどローコスト化も進んでおらず、ステップワゴンクラスの車種にアコードの2.0Lハイブリッドを搭載させるのは現段階では難しいと考える。
過去記事(2012/12/27)
次期ステップワゴンに1.5Lターボ有り、ホンダがダウンサイジング過給を導入
次期ステップワゴンは1.5Lにダウンサイジング
ステップワゴンのフルモデルチェンジが2014年秋に計画されている。次期モデルはハイブリッドの設定がされるということで話題となっていた。さらに、最新の計画ではダウンサイジングエンジンとして1.5Lターボ案があることがわかった。遂にホンダも新たな低燃費技術として小排気量ターボエンジンを導入することになるだろう。
(写真は現行ステップワゴン)

ダウンサイジングターボエンジンとは、車体の大きさに対し敢えて小さな排気量のエンジンを搭載させ、足りないトルクを過給で補う方式の燃費向上技術である。現行の日本車では今年2012年に発売された日産・新型ノートの3気筒1.2Lスーパーチャージャーでしか目立った例が無いのだが、欧州のフォルクスワーゲングループではTSIエンジンとして多様な排気量にわたって生産してきており、ローコストで実現できる低燃費エンジンとして実績を積み上げてきている。
これまで環境技術としてハイブリッドに頼ってきたホンダもこの小排気量+過給の技術に手をつけることになる。
(写真はVWのTSIエンジン)

次期ステップワゴン、1.5L+過給モデルが先行発売、後追いでハイブリッドも
次期ステップワゴンは、通常の2.0L NAエンジンと2.0Lハイブリッドの2本立てのエンジンラインナップになると考えられていたが、最新の計画ではこのうちの2.0L NAが1.5Lターボに変更されているようだ。
これによりスケージュールに変更がある。まず2014年秋頃に登場する次期ステップワゴンの初期モデルには、この1.5Lターボのみのラインアップになる見込み。2013年末にはライバルのトヨタ・ノア&ヴォクシーがフルモデルチェンジし、ハイブリッドモデルを投入してくるが、これに対抗する次期ステップワゴンは低価格と優れた実用燃費をアピールポイントとして1.5Lターボをぶつけてくることになるだろう。
その後2015年末頃には、ステップワゴンハイブリッドが遅れて発売される見込み。ノア&ヴォクシーハイブリッドの発売より約2年間の開発期間を活かし、クラスナンバーワン燃費を掲げてデビューすることになるだろう。
過去記事(2012/05/28)
ステップワゴン ハイブリッドが開発中、2014年の発売
ステップワゴンは2014年のフルモデルチェンジでハイブリッド化する
ホンダは、ステップワゴンの2014年のフルモデルチェンジに向けた次期モデルの開発を進めている。通算5代目となる次期モデルは、いよいよハイブリッドグレードが登場することになる。
次期ステップワゴンに搭載されるハイブリッドシステムは、今年2012年11月~12月頃に発売される新型アコードに搭載されるものと同タイプ。これは、ホンダがこれまで販売してきたインサイトやフィットハイブリッドのIMAハイブリッドとは大きく異なるシステムである。
次期ステップワゴンに搭載される中大型車種向けに開発された新型ハイブリッドシステムは、2モーター1クラッチシステムが採用され、モーター出力の合計は120kW。これはインサイトが10kWであったことと比較すると、システムが大型化したことがよくわかる。この強力な電気モーターによって、短距離であればガソリンエンジンを使わないEV走行も可能になる。
また、モーターにクラッチを組み合わせることで、モーター不要時の損失をカットすることが可能になっている。
二次電池には、リチウムイオンバッテリーが採用される。従来型のニッケル水素バッテリーよりもコンパクトで高出力なタイプになる。
ガソリンエンジン部分には、新開発された2.0Lの直噴アトキンソンサイクルエンジンが採用される。
次期ステップワゴンは、ハイブリッドグレードの他に低価格な通常の2.0Lエンジンモデルもラインアップされるが、こちらのエンジンも燃費の良い直噴システムになる見込みだ。
(写真は、現行ステップワゴンスパーダ)

ステップワゴン ハイブリッドが最も燃費が良くなりそう
競合車種を見てみると、いままで手付かずだった2.0Lミニバンクラスのハイブリッド化がブームになりつつある。
まず今年の夏に、日産・セレナがクラス初となるハイブリッドグレードをデビューさせる。しかし、これは簡易型ハイブリッドシステムで、燃費性能はあまり期待ができない。その後の来年2013年に、トヨタがTHSⅡを搭載させたノア&ヴォクシー ハイブリッドを発売する計画だ。
ステップワゴンハイブリッドはライバル車の中で一番最後の発売になるが、トヨタのTHSⅡには無いモータークラッチやリチウムイオンバッテリーがアドバンテージとなる。燃費性能は最も優れることになるだろう。
過去記事(2012/02/14)
ステップワゴンが4月にマイナーチェンジ、アイドリングストップが追加
ステップワゴンがマイナーチェンジで燃費性能が向上
ステップワゴンが2012年4月にマイナーチェンジを受けて、アイドリングストップ仕様が追加される。
この他に、エンジンとCVTの改良も加わり、JC08モード燃費は15km/Lを上回る見込みだ。
ステップワゴンは、今春のマイナーチェンジで、激戦の2Lクラスミニバンにおいて燃費性能がナンバー1となる。
今回のマイナーチェンジでは、デザインの変更は小さなものに留まる。
写真は、現行のステップワゴンスパーダ。
スパーダも同じく、今回のマイナーチェンジの対象。アイドリングストップの追加など、燃費性能が向上する。

低迷するステップワゴンの販売台数
かつてホンダの主力車種であったステップワゴンは、最近では販売台数が低迷気味にある。
同セグメント、2Lクラスミニバンのライバル車は、トヨタ・ノア&ヴォクシーと日産・セレナ。
2012年1月の車名別販売台数は、セレナが8283台、ヴォクシーが5890台、ステップワゴンが4293台、ノアが3455台の順に並んでいる。
ヴォクシーとノアがトヨタの姉妹車であることを考慮すれば、実質的にはトヨタと日産の2強で、ホンダのステップワゴンはこれらの半分程度しか売れていないのだ。
また、燃費競争でもやや遅れを取っており、JC08モード燃費については、セレナが14.6km/L、ノア&ヴォクシーが13.6km/L。
これらに対し、現行ステップワゴンが13.4km/Lと、ライバル車の後を追う状況になっている。
今回のマイナーチェンジで、新型ステップワゴンの燃費性能は15km/L超に。
燃費性能に関しては、これまでの汚名を返上し、ステップワゴンがトップの座に着くことになる。
今年2012年の7月には、セレナにハイブリッドエンジンを採用したグレードの投入予定があり、ステップワゴンが燃費性能トップの状況は長くは続かない。
ただし、セレナハイブリッドの価格は280万円程度からとされており、新型ステップワゴンの直接的なライバル車にはならないだろう。
ステップワゴンにもハイブリッド版の計画はあるようだが、まだ詳細は決まっていない。
過去記事(2011/09/04)
ステップワゴンにハイブリッド版が投入
ステップワゴンハイブリッドが開発中
ホンダにはインサイド、CR-Zといったハイブリッド専用車もあるが、従来の車種にハイブリッドグレードを追加する形で、ハイブリッド車のラインアップを揃えてきている。
そんな中、フィット、フィットシャトル、フリードと来て、次はステップワゴンでハイブリッドが登場する可能性が高まってきた。
これまでのホンダIMAハイブリッドシステムは、小排気量エンジンに最適なシステムであり、1.3Lまたは1.5Lエンジンに電気モーターを組み合わせる形が取られてきた。
ステップワゴンは車体の大きい2.0L級車種なので、従来のIMAハイブリッドの使い回しというわけにはいかなくなる。
2.0Lエンジンのような中排気量エンジン向けのハイブリッドは、ホンダとしては製品化されていないが、プロトタイプとしては開発が進んでいる。
例えば、ホンダの上級セダンであるインスパイア ハイブリッドがそうで、既に関係者の間では試乗できるレベルにまで完成されている。
しかも、電気だけでの走行が可能なプラグインハイブリッド(PHV)というから、これまでのIMAハイブリッドとは全く違うタイプのシステムになる。
従来のIMAハイブリッドは、あくまでもガソリンエンジンが主役。電気モーターは補助的利用に限られていた。
従来型IMAハイブリッドのボアアップ版の1.8Lまたは2.0LのIMAもあり得るが、プロト版インスパイアPHVのシステムを新型ステップワゴンに流用する案も有力。
ただしステップワゴンの車格からすれば、PHVはコストが高すぎる。
プロト版インスパイアPHVよりもバッテリー容量を削減し、プラグイン機能が省略化された通常のハイブリッド版での登場が妥当ではないかと考える。

(現行ステップワゴン G・スマートスタイルエディション)
ハイブリッドを出さなければ売れない
ハイブリッドと従来の非ハイブリッドの両タイプがラインアップされるホンダ車だが、ハイブリッドの売れ行きが好調。
発売されたばかりのフィットシャトルについては、8割以上のユーザーがハイブリッド仕様を選択している。
コストパフォーマンスが重視されるフィットですら、4割以上のユーザーがハイブリッドを選ぶ状況だ。
ハイブリッドでなければ売れないという状態になっており、ホンダの主力車種の一つステップワゴンがハイブリッド化すれば、また人気車種になるだろう。
過去記事(2011/07/12)
ホンダ車、納期のまとめ/フィットハイブリッド,フリード,ステップワゴン他
ホンダは、ハイブリッドは遅いが、他は順調に納期を縮めてきている
フィットシリーズはハイブリッドの納期が遅い
ノーマルエンジン搭載のフィットは生産状況も改善し、納期は通常並の3ヶ月に戻っている。
ただし、フィットハイブリッドは想定以上に受注が増えた。納期の遅れは改善されておらず5ヶ月待ちとなっている。
フィットハイブリッドとノーマルフィット、実際の走行では燃費の差がほとんどないというデーターも上がってきている。
割高で納期も遅いハイブリッドよりも、安くて納期が早く燃費も十分いいノーマルフィットがお薦め。
ミニバン車種の納期は2~3ヶ月

ステップワゴンは2009年のフルモデルチェンジから時間が経過したこともあり、受注数も少なくなってきている。
納期は2ヶ月で早い。
そろそろ、値引き幅も期待できる時期になってきているので、モデルの新しさや納期、価格共に買い時感が大きい。
フリードは2008年のデビューだが、1.5Lエンジンのコンパクトサイズミニバンは依然人気が高く納期は3ヶ月。
これでもかなり納期は縮まったほうだ。
少ない維持費で3列シート車を所有できるのが魅力。
3列目シートを外した派生車種、フリードスパイクは2010年にデビューしたばかりで、こちらも受注が多い。

軽自動車の納期も通常並に戻りつつある

ホンダのライフはどちらかというと不人気車で、販売台数も不振であったが、震災後は順調に売れた。
おそらく、元々販売が好調だったスズキ、ダイハツは在庫が少なかった人気車種をすぐに売り切ってしまった一方、潤沢な在庫を抱えるホンダに需要が流れ込んだのではないか。
いまどき、アイドリングストップどころか、CVTも付いていない4ATのライフが、ワゴンR、ムーヴ、タントに次いで売れた。
耐久性がいいので、長く乗るにはいい車という話を良く聞く。
ライフの現在の納期は約3ヶ月。
過去記事(2011/07/05)
リセールバリューでお得なのは?MRワゴン,ワゴンR,ステップワゴン,ストリーム
リセールバリューで損をしないために
クルマを安く買いたいというのは皆が考えると思うが、リセールバリューについてまで計算する人は少ない。
新車の購入価格が5万円安いクルマを選んでも、手放すときのリセールバリューが10万円安ければ、差し引きで5万円の損ということになる。
購入価格で安いクルマというのは、ほとんどの場合で高い車と比較して何かしらの欠点があり、それを妥協しての購入となることが多いが、金銭的な損もしないように注意が必要だ。
リセールバリューが読みやすくなった
かつてのバブルの時代から90年代にかけては、車の流行がコロコロ変わり、3年後、5年後のリセールバリューを予測するのが難しい状況が続いた。
しかし、2000年以降ぐらいからは、手放す時に高値で買い取ってくれる車のボディタイプというのがおおよそ定着化しつつある。
軽自動車、コンパクトカー、ミニバン、この3タイプの車種は中古車の価値が安定しており、リセールバリューの高い車種と言えるだろう。

例えば、同じミニバンでもストリームとステップワゴンでは、リセールバリューの付き方も大きく違ってくる。
新車価格と比較して、下取り価格が値下がりしにくいのは、断然ステップワゴンということになっている。
ストリームはミニバンのなかでも全高が低いクルマで、こういった車種は中古車市場ではあまり人気とは言えない。
全高が高く、室内が広いタイプのミニバンがリセールバリューの高い車種になりやすい。
ステップワゴンと同様にノア、ヴォクシー、セレナも下取り価格に期待ができる。
フルモデルチェンジから新しい車種も下取り価格が高い
ボディタイプの他に、モデルチェンジから経過した年数でリセールバリューが大きく変わることがある。
もちろん、フルモデルチェンジからの経過年数の少ない車の方が中古車市場での価値は高い。
例えば、スズキの軽自動車のワゴンRとMRワゴンは新車購入時の比較対象になりやすい。
2008年デビューのMH23S型のワゴンRよりも2011年デビューのMF33S型のMRワゴンの方がリセールバリューの面では有利と言える。
過去記事(2011/06/03)
ミニバン(2.0Lクラス以下)実用燃費ランキング 6位~
ミニバン燃費ランキング下位には、走りのいい車種がラインアップ
ミニバン(2.0Lクラス以下)実用燃費ランキング1位~5位
6位:ストリーム 実用燃費11.20km/L
(10・15モードカタログ燃費15.0km/L)
1.8LエンジンモデルでのCVT採用が遅れているストリームは、燃費の面ではわずかながらライバルのウィッシュに負けている。
ただし、ハンドリング、乗り心地、加速感のバランスがこのクラスとしては上々の出来で人気が高い。
低床低重心化により、ステーションワゴンに近いボディスタイルは、室内がやや狭い。
7位:ノア/ヴォクシー 実用燃費10.92km/L
(10・15モードカタログ燃費14.4km/L)
このクラスとしては標準的な燃費性能といえる。
吸排気可変バルブタイミング、CVTが採用されているが、アイドリングストップは装備されていない。
この点がライバルのセレナとの実燃費の差として表れたようだ。
8位:ビアンテ/新型ラフェスタ 実用燃費10.51km/L
(10・15モードカタログ燃費13.6km/L)

トランスミッションにCVTが採用されておらず、従来型の5ATなのが燃費にとってマイナス。
一部アイドリングストップ(i-stop)の設定があるが、主力グレードではない。
マツダのスカイアクティブ技術がビアンテに投入される時期については未定だ。
次期日産ラフェスタはビアンテのOEM車となる。
9位:ステップワゴン 実用燃費10.45km/L
(10・15モードカタログ燃費14.2km/L)
ホンダのミニバンはやや燃費が良くない印象だ。
ライバル車の日産セレナ、トヨタ ノア/ヴォクシーが上位にいることを考えると、もう少し努力が必要。
CVTを搭載している割には実燃費が良くない。
10位:エクシーガ 実用燃費10.12km/L
(10・15モードカタログ燃費15.0km/L)

スバルのエクシーガはボクサーエンジン搭載でファンから人気が高い。
ただし、ボクサーエンジンは燃費の面では通常の直4エンジンと比べて劣る。
主力グレードにはCVTが採用されているが、アイドリングストップなど最新の燃費向上技術は盛り込まれていない。
11位:プレマシー 実用燃費9.64km/L
(10・15モードカタログ燃費16.0km/L)

全高の低いミニバンにもかかわらず、実燃費性能は最悪の結果である。
ライバルのウィッシュはランキング1位であることを考えると非常に残念。
新型パワートレーン、マツダスカイアクティブの搭載に期待する。
ミニバン2.0L以下クラス 6位~ まとめ
コンパクトカーではホンダ車の燃費性能が光っていたが、ミニバンクラスではトヨタの燃費性能が優れるようだ。
2.0Lクラスエンジンになると、アイドリングストップシステムの効果が出てくる。
アイドリングストップは大排気量エンジンになるほど、燃費改善効果は高いようだ。
マツダのミニバンは総じて燃費が悪い。次期スカイアクティブ搭載モデルを待ちたい。