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リセールバリューで損をしないために
クルマを安く買いたいというのは皆が考えると思うが、リセールバリューについてまで計算する人は少ない。
新車の購入価格が5万円安いクルマを選んでも、手放すときのリセールバリューが10万円安ければ、差し引きで5万円の損ということになる。
購入価格で安いクルマというのは、ほとんどの場合で高い車と比較して何かしらの欠点があり、それを妥協しての購入となることが多いが、金銭的な損もしないように注意が必要だ。
リセールバリューが読みやすくなった
かつてのバブルの時代から90年代にかけては、車の流行がコロコロ変わり、3年後、5年後のリセールバリューを予測するのが難しい状況が続いた。
しかし、2000年以降ぐらいからは、手放す時に高値で買い取ってくれる車のボディタイプというのがおおよそ定着化しつつある。
軽自動車、コンパクトカー、ミニバン、この3タイプの車種は中古車の価値が安定しており、リセールバリューの高い車種と言えるだろう。
例えば、同じミニバンでもストリームとステップワゴンでは、リセールバリューの付き方も大きく違ってくる。
新車価格と比較して、下取り価格が値下がりしにくいのは、断然ステップワゴンということになっている。
ストリームはミニバンのなかでも全高が低いクルマで、こういった車種は中古車市場ではあまり人気とは言えない。
全高が高く、室内が広いタイプのミニバンがリセールバリューの高い車種になりやすい。
ステップワゴンと同様にノア、ヴォクシー、セレナも下取り価格に期待ができる。
フルモデルチェンジから新しい車種も下取り価格が高い
ボディタイプの他に、モデルチェンジから経過した年数でリセールバリューが大きく変わることがある。
もちろん、フルモデルチェンジからの経過年数の少ない車の方が中古車市場での価値は高い。
例えば、スズキの軽自動車のワゴンRとMRワゴンは新車購入時の比較対象になりやすい。
2008年デビューのMH23S型のワゴンRよりも2011年デビューのMF33S型のMRワゴンの方がリセールバリューの面では有利と言える。
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