エクストレイル一部改良、今回はフルモデルチェンジまでの時間稼ぎ
日産のクロスオーバーSUV、エクストレイルの一部改良が2019年1月にスケジュールされている。
(写真は従来型エクストレイル)

エクストレイルは2013年発売の3代目モデルが現在販売されている。昨年2017年にマイナーモデルチェンジを受けており、このときフェイスリフトが実施された。今回の一部改良は、安全装備の充実が盛り込まれる程度に留まる見込み。
既に、従来型モデルは在庫のみの販売となっており、新規オーダー受付を終了させている。
次期エクストレイルはプロパイロット2.0の搭載が予想される
エクストレイルのフルモデルチェンジについては、2019年終盤の発表、2020年に入ってからの発売が予想される。今回の一部改良モデルが実質的には現行最終型となる可能性が高い。
(写真はXmotion)

2018年1月のデトロイトで発表されたSUVコンセプト、Xmotion(クロスモーション)は、次期エクストレイルのデザインスタディモデルと考えられる。

そして、前回マイナーモデルチェンジでエクストレイルに導入されたプロパイロットの進化も期待されるところ。
日産は、2018年にプロパイロット2.0として複数車線対応の高速道路自動運転、2020年にプロパイロット3.0として一般道の交差点に対応した自動運転の実用化を計画していた。ただし未だ、プロパイロット2.0搭載車の具体的なスケジュールも示されておらず、計画には若干の遅れが出ているかもしれない。
次期エクストレイルが発売される2020年はプロパイロット3.0の導入が期待されるが、これはプロパイロット2.0に留まる可能性がある。
#1
匿名さん2018/11/14(Wed)22:25:54ID:ViYjg1NmzY
次期4代目エクストレイルは、次期セレナと次期デリカみたいに、三菱アウトランダーとボディは共有するのかな?
#2
匿名さん2018/11/15(Thu)01:54:49ID:Y5ZmMwMDzO
1
ルノー&日産の共通プラットフォームを共用するのは間違いない。
ボディパネルは下記が想定される。
1.ボディは全く別パネル
(例;メルセデスGLAとインフィニティQ30)
2. ドアパネルは共用。その他は専用。
(例;マツダロードスターとアバルト124スパイダー)
3. キャビン部分等大部分が共通。前後デザインのみ変える。
(トヨタアイゴ、プジョー108、シトロエンC1)
日本で馴染みの薄い例ばかりでごめんなさい。
#3
匿名さん2018/11/15(Thu)06:24:52ID:U5NGQ0OGDO
なるほど!
#4
M2018/11/15(Thu)08:34:14ID:UzNjdiZTDM
11月11日に新車購入の手続きして、その際モデルチェンジする?って聞いたらもしかしたら来年あたり、って言われたのに、1月??
12月には納車って言われてるのに
#5
匿名さん2018/11/15(Thu)09:09:15ID:ZlN2VjNjTM
1月はいわゆる一部改良(日産は「仕様向上」という言葉を使う)。
現行モデルとそんなに変わんないから「失敗したぁ~」という感覚にはならないのでは?
ちなみにエクストレイルは、毎年11月~12月あたりに何らかの変更を実施するのが通例。「M」氏が、そのあたりを把握していれば、なお良かったな、と。
#6
匿名さん2018/11/19(Mon)18:55:28ID:MxYzU1YjWY
ゴーン会長逮捕されるらしいぞ
#7
匿名さん2018/11/19(Mon)19:40:57ID:IzZDZkYT2Z
やっちまった日産
#8
匿名さん2018/11/19(Mon)21:02:26ID:kwMDg4MWzY
矢沢「やっちゃえ 日産」
日産幹部「やっちまったぜ オッサン(ゴーン会長)」
#9
匿名さん2018/11/20(Tue)08:04:41ID:c4NDkxZjWM
これを機に、いろいろ変わる?
海外重視のラインアップの見直し
=日本市場を少しはテコいれ。
ルノーとの関係見直し。フランス政府が目論む「経営統合」話は正式にお断り。
古いモデルをどうするか。
GT-R、Z、キューブ、エルグランド、その他多数、これらはどうなるか。
#10
匿名さん2018/11/20(Tue)12:48:24ID:E3MmQzODjZ
エビカニって今テレビでコメントしてるやつか
#11
匿名さん2018/11/20(Tue)14:11:40ID:c4NDkxZjWM
エビカニは、当サイトを「出禁」となった欧州車嫌い荒らしが好んで用いたワード
不吉
#12
匿名さん2018/11/20(Tue)19:42:34ID:kyODdlNGzM
社員ですら「欲しいクルマがない」と嘆いている、という記事
https://carview.yahoo.co.jp/article/column/20181120-20104503-carview/?t=0
これを機に、日産は頑張れるか
ルノーに救済され、名実ともに「欧州車」となってしまうか
#13
匿名さん2018/11/20(Tue)19:48:59ID:gyZWY4MWDZ
にわかに活気ずく国内Cセグに、ゆくゆくはパルサーで殴り込みをかけてみるか
#14
匿名さん2018/11/20(Tue)20:02:43ID:hjY2FkMzGY
これでルノーと日産の合併はなくなり、日産の独立は保たれる。困ったのはルノーとフランス政府。
『収益、技術すべてが日産頼み』だったルノーはどこへ。
#15
匿名さん2018/11/21(Wed)21:01:16ID:Y5YmU4OWWM
ゴーンも平家物語だった・・・・・・
#16
匿名さん2018/11/21(Wed)21:07:12ID:JiMDI3YWjM
今、日産があるのもルノーの救済のおかげ。ルノーによる経営統合大賛成。おフランス車❣️
#17
匿名さん2018/11/22(Thu)23:44:21ID:I0NmFlYmTZ
カングーのプラットフォームはエクストレイル、セレナと同じ
ルノーは日産に逃げられたら立ち行かない
#18
匿名さん2018/11/23(Fri)22:14:33ID:ZlOWU4YmWM
ワークスルノーF1はそろそろ優勝しないと。
#19
匿名さん2018/11/23(Fri)22:18:59ID:k4MDQyNWDY
日産株、買い時ですよー
#20
匿名さん2019/01/02(Wed)13:45:35ID:Y5ZWZhNTjO
最近CMやってますね
車名 | エクストレイル | エクストレイル |
代表グレード | 20Xi | 20X エクストリーマーX |
発売日 | 2017年12月 | 2017年12月 |
型式 | DBA-T32 | DBA-NT32 |
ボディ形状 | 5ドア SUV | 5ドア SUV |
乗員定員 | 5名 | 5名 |
全長(mm) | 4690 | 4715 |
全幅(mm) | 1820 | 1820 |
全高(mm) | 1740 | 1740 |
ホイールベース(mm) | 2705 | 2705 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1575/1575 | 1575/1575 |
室内長(mm) | 2005 | 2005 |
室内幅(mm) | 1535 | 1535 |
室内高(mm) | 1270 | 1270 |
車両重量(kg) | 1490 | 1550 |
エンジン型式 | MR20DD | MR20DD |
シリンダー配列 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量(cc) | 1997 | 1997 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 84.0×90.1 | 84.0×90.1 |
最高出力 | 147ps(108kW)/6000rpm | 147ps(108kW)/6000rpm |
最大トルク | 21.1kg・m(207N・m)/4400rpm | 21.1kg・m(207N・m)/4400rpm |
圧縮比 | 11.2 | 11.2 |
過給機 | NA | NA |
燃料タンク容量(L) | 60 | 60 |
使用燃料 | レギュラーガゾリン | レギュラーガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 16.4 | 15.6 |
サスペンション(フロント) | ストラット式 | ストラット式 |
サスペンション(リア) | マルチリンク式 | マルチリンク式 |
ブレーキ(フロント) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ(リア) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 225/60R18 | 225/60R18 |
タイヤサイズ(リア) | 225/60R18 | 225/60R18 |
最小回転半径(m) | 5.6 | 5.6 |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | FF | フルタイム4WD |
消費税込み車両価格 | 2,803,680円 | 2,982,960円 |
車名 | エクストレイル | エクストレイル |
代表グレード | 20Xi ハイブリッド | モード プレミア |
発売日 | 2017年12月 | 2017年12月 |
型式 | DAA-HT32 | DBA-T32 |
ボディ形状 | 5ドア SUV | 5ドア SUV |
乗員定員 | 5名 | 5名 |
全長(mm) | 4690 | 4705 |
全幅(mm) | 1820 | 1830 |
全高(mm) | 1730 | 1745 |
ホイールベース(mm) | 2705 | 2705 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1575/1575 | 1575/1575 |
室内長(mm) | 2005 | 2005 |
室内幅(mm) | 1535 | 1535 |
室内高(mm) | 1270 | 1270 |
車両重量(kg) | 1580 | 1510 |
エンジン型式 | MR20DD | MR20DD |
シリンダー配列 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量(cc) | 1997 | 1997 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 84.0×90.1 | 84.0×90.1 |
最高出力 | 147ps(108kW)/6000rpm | 147ps(108kW)/6000rpm |
最大トルク | 21.1kg・m(207N・m)/4400rpm | 21.1kg・m(207N・m)/4400rpm |
圧縮比 | 11.2 | 11.2 |
過給機 | NA | NA |
燃料タンク容量(L) | 60 | 60 |
使用燃料 | レギュラーガゾリン | レギュラーガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 20.8 | 16.4 |
サスペンション(フロント) | ストラット式 | ストラット式 |
サスペンション(リア) | マルチリンク式 | マルチリンク式 |
ブレーキ(フロント) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ(リア) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 225/65R17 | 225/55R19 |
タイヤサイズ(リア) | 225/65R17 | 225/55R19 |
最小回転半径(m) | 5.6 | 5.6 |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | FF | FF |
消費税込み車両価格 | 3,071,520円 | 3,093,120円 |
過去記事(2018/08/27)
エクストレイル2019年内フルモデルチェンジ、e-POWER搭載
日産・エクストレイル2019年末FMCで電動化
日産のクロスオーバーSUV、エクストレイルのフルモデルチェンジが2019年終盤にも実施されることが予想される。2013年発売の現行T32型3代目エクストレイルは、約6年のモデルサイクルで次期型4代目へと切り替わる。
(写真はX Motion コンセプト)

日産は今年2018年1月のデトロイトショーで、X motionと名付けられたコンセプトカーを発表していた。中型クロスオーバーSUVのボディスタイルに3列シートが備わり、そのモデル名も次期エクストレイルを連想させるものであった。

次期エクストレイルのパワートレインはシリーズ式ハイブリッドのe-POWER
次期エクストレイルのパワートレインは、e-POWERを搭載したモデルが主力グレードとなりそう。小型車のノートからスタートしたe-POWERは、EM57モーターの高出力版が登場したことでセレナへの搭載が可能となった。この高出力版であれば、エクストレイルのボディサイズでも十分に対応できそうである。4WD化については、ノートでe-POWER 4WDの実績があり、この技術は次期エクストレイルでも応用されるはず。

前回レポートでは、可変圧縮比エンジンのVC-T採用の可能性について書いたが、現状ではインフィニティQX50への搭載に留まっている。日本市場向けの新型スカイラインクロスオーバーの発売も果たしておらず、まだVC-Tがエクストレイルに搭載されるタイミングではないだろう。
(写真は現行エクストレイル)

次期エクストレイルは、早ければ2019年秋に開催される東京モーターショーで、市販プロトタイプが参考出品されるかもしれない。
過去記事(2018/01/16)
次期エクストレイルを予告か、Xモーションを北米国際オートショーで発表
エクストレイル後継コンセプト、クロスモーションがデトロイト発表
日産は、2018年1月14日より開催される北米国際オートショーでコンセプトカーのXmotion(クロスモーション)を発表した。
(写真はXmotion)

Xmotionは、2020年以降の日産のデザインの方向性を指し示すモデルとしている。クロスオーバーSUVのボディタイプから察するに、具体的にはエクストレイルあるいはローグの次期型を予告するコンセプトカーと考える。

次期エクストレイルは近未来シティSUVに進化、VC-Tエンジンの搭載も期待される
日産のトレードマークである逆台形のVモーショングリルは巨大化することで、フロントデザイン全体に溶け込んでしまった。ボディ全体の第一印象は直線と平面からなるシンプルなスタイルである。その反面ディテールでは曲面を使い、都会的かつ未来的なクロスオーバーSUVに仕上げられている。

インテリアでは、木材と日本の伝統的な格子柄が多用される。オリンピックイヤーでもある2020年は世界的にも日本が注目される時期にもあり、和のテイストを積極的に組み入れるのも日系ブランドのトレンドとなるだろう。

座席は4+2タイプの3列シートが採用される。
(写真はVC-Tエンジン)

また、次期エクストレイルでは可変圧縮比エンジンのVC-Tの導入が期待される。世界初となる量産可変圧縮比エンジンは、既にインフィニティQX50(スカイラインクロスオーバー)への搭載が確定しており、今後の採用モデルの拡大が予想される。VC-Tエンジンは負荷状況に応じて最適な圧縮比を8~14の間でシームレスに変化できる2.0Lのガソリンターボエンジンで、最高出力268ps、最大トルク38.7kgmのパフォーマンスとなる。
過去記事(2017/06/09)
エクストレイルがマイナーモデルチェンジで後期型へ、プロパイロット搭載
日産の後期型エクストレイルが自動運転技術採用、マイナーモデルチェンジ
日産は2017年6月8日にエクストレイルのマイナーモデルチェンジを発表した。
(写真は新型エクストレイル)

現行型エクストレイルは、2013年12月にフルモデルチェンジを受けた3代目モデルである。デビューから三年半が経過するタイミングでマイナーモデルチェンジが施され、後期型エクストレイルの販売が始まった。
後期型エクストレイルは、新世代Vモーショングリルでフロントデザインを一新
後期型エクストレイルは、新型Vモーショングリルが採用されたのが目立った特徴となる。前期型はフロントグリルのブラックアウト部分が小さくエコイメージが強調されていた。後期型ではブラックアウト部分がV型メッキガーニッシュの下方にも拡大され、よりクロスオーバーSUVらしい力強いイメージに仕上げられた。このような特徴をもつ新型Vモーショングリルは、今後発表される日産の他の車種にも適用されていくことが予想される。

ヘッドランプ形状もリニューアルされており、眼つきにも変化が見られる。

そして、新型エクストレイルで最も注目されているのが自動運転技術プロパイロットの採用である。昨年2016年よりセレナで先行導入された技術がエクストレイルにも導入され、高速道路における単車線走行の自動運転が可能となる。

新型エクストレイルの車両価格は、20Sグレードの219万7800円、ハイブリッドは20S HYBRIDグレードの258万9840円がボトムラインとなる。プロパイロットは約14万円高でメーカーオプション設定扱いとなる。実質24万円程度と考えられていたセレナのプロパイロットからコストダウンが進んでおり、今後の採用モデル拡大が期待される。
過去記事(2017/04/27)
エクストレイルが後期型へマイナーモデルチェンジ、プロパイロット搭載
日産・エクストレイル後期モデル、2017年6月に発売見込み
エクストレイルのマイナーモデルチェンジが2017年6月にスケジュールされている。自動運転技術のプロパイロット搭載モデルが設定される予定だ。
(写真は現行エクストレイル)

後期型エクストレイルのポイントは、プロパイロットと新型Vモーショングリル、フットトランクオープナー
現行エクストレイルは、2013年にデビューした3代目モデル。販売期間3年半で後期型へ向けたマイナーモデルチェンジが実施される。
後期型エクストレイルで最も注目される新機能となるのが、自動運転技術のプロパイロットである。高速道路の単一車線における自動運転を実現するプロパイロットは、昨年2016年からミニバンのセレナに装備されており、既に好評となっている。海外向けにもキャシュカイやインフィニティ・Q50での採用が発表されており普及が拡大しつつある。日本向けラインアップではエクストレイルが二車種目のプロパイロット採用モデルということになる。
(写真はセレナ プロパイロット)

後期型エクストレイルでプロパイロットが装備可能となるグレードは、20X と 20X HYBRID となる。さらにこれらのグレードにはフットトランクオープナーが標準装備される。
(写真は北米ローグ)

後期型エクストレイルはエクステリアも一新される。フロントのVモーショングリルは大型化し、Vラインメッキの下部にブラックアウト部分が加わる。姉妹モデルの北米ローグはこのマイナーモデルチェンジを既に受けており、これに準じたデザインとなる。
(写真は新型マイクラ)

他にキャシュカイや新型マイクラでも同様の新型Vモーショングリルが採用されている。この新型Vモーショングリルは日産車全般に採用されていくことが予想される。
過去記事(2016/03/07)
エクストレイル プレミアム コンセプトがジュネーブで発表、日産ブース画像
日産は2タイプのプレミアムコンセプトを発表、クロスオーバーSUV
日産は、ジュネーブモーターショー2016でエクストレイル プレミアムコンセプト、キャシュカイ プレミアムコンセプトの2つのクロスオーバーSUVを発表した。
(写真はエクストレイル プレミアムコンセプト)

エクストレイルおよびキャシュカイの両プレミアムコンセプトは現行型をベースに主にゴールドカラーの装飾を加えたモデルとなる。

エクストレイルは日本市場でもおなじみのモデルで現行型から3列シートモデルあるいはハイブリッドモデルをラインアップすることで、存在感を示してきた。

一方でキャシュカイの方はというと2014年に2代目へフルモデルチェンジを果たしたにもかかわらず、日本市場に導入されていない。先代型はデュアリスの車名で日本でも販売されたがカタログ落ちとなっている。
(写真はキャシュカイ プレミアムコンセプト)

これらのうち日本発売があるとすれば、エクストレイル プレミアムコンセプトということになるが、発売時期については言及されていない。
エクストレイル、キャシュカイの特別仕様車の他にIDSコンセプトを出品、今年の日産は内容が薄い
今回のジュネーブショーの日産は、これら2モデルと東京モーターショーで初公開された自動運転車のIDSコンセプトがメインとなった。昨年の同ショーでは、日産は次期マーチとされるSWAYコンセプトの出展があったがこちらの続編は見ることができなかった。
(写真はIDSコンセプト)

日産は欧州市場において日系メーカーの中では比較的存在感のあるポジションにあるが、今回のジュネーブでは、これといったワールドプレミアモデルが無く残念である。
過去記事(2015/04/08)
エクストレイルハイブリッドが5/13発売、価格は(2WD)280万4760円、新HV搭載
エクストレイルに2.0Lハイブリッドモデルが追加、1モーター2クラッチ式
日産はエクストレイルハイブリッドを正式発表した。
(写真はエクストレイルハイブリッド)

現行T32型エクストレイルは2013年12月に発売したモデル。エンジンは2.0Lガソリンのみのラインアップとなっているが、上級パワートレインとしてハイブリッドモデルが後追いで発売されることがフルモデルチェンジ当初から確定的であった。そのハイブリッドモデルの発売日が2015年5月13日になることが公式に発表された。

エクストレイルハイブリッドに搭載される新開発システムは、MR20DD型の2.0Lガソリンエンジンがメインユニットとなる。これは現行の2.0Lガソリン車に搭載されるものがベースとなっているが、ハイブリッド向けにオルタネーターの撤去、電動エアコンコンプレッサーおよび低フリクションオイルシールを採用することで、エンジンユニット単体での効率は向上している。

ハイブリッドの基本技術は、日産がこれまでフーガ、シーマ、スカイラインなどの上級車種で採用してきた1モーター2クラッチ式を採用。駆動用バッテリーとしては小型のリチウムイオン電池が搭載される。
エクストレイルハイブリッドは2WDが280万4760円~、4WDが301万1040円~
エクストレイルハイブリッドの燃費性能は2WD車がJC08モードで20.6km/L、4WD車が同20.0km/Lとなる。ハイブリッドモデルは全車エコカー減税100%対象の免税を達成した。

車両価格は2WD車が280万4760円から、4WD車が301万1040円からと少し割高に感じるが、ハイブリッドモデルは全車エマージェンシーブレーキ パッケージが設定されており、自動ブレーキシステムが標準装備されることになる。
現行型エクストレイルは3列シートモデルが設定されたこともポイントであったが、これはガソリン車のみとなった。今回の新たに加わったハイブリッド車は5人乗りモデルのみとなる。
過去記事(2015/03/24)
エクストレイルハイブリッドが4月発表予定、新開発2.0Lハイブリッド搭載
エクストレイルハイブリッドが遂に5月発売見込み、直4 NA 2.0LガソリンHV
エクストレイルハイブリッドの開発が2014年度内の発売を目標に進められていたが、これは延期ということであった。そして新たな日程として、4月7日の正式発表、5月の発売開始が計画されている。
(写真は現行エクストレイル)

直4 2.0Lのガソリンエンジンユニットを搭載する現行エクストレイルにグレード追加される形でハイブリッドモデルが加わる。ハイブリッドモデルを示すバッジエンブレムが取り付けられるが、基本的にはガソリンモデルとほぼ同じエクステリアデザインとなる見込み。

搭載されるハイブリッドシステムは新開発のもので、直4 2.0L NAガソリンエンジンをメインユニットとする1モーター2クラッチ型となる。これは、北米モデルのパスファインダーハイブリッドおよびインフィニティQX60に搭載されてきた、直4 2.5L スーパーチャージャー付きハイブリッドユニットをベースにしたダウンサイジング版と考えられる。
(写真は直4 2.5L スーパーチャージャー付きハイブリッドシステム)

エクストレイルハイブリッドのJC08モード燃費は20km/L以上、ハリアーHVを超えられず
新型エクストレイルハイブリッドはFFモデルと4WDモデルの両方がラインアップされる。燃費性能の優れるFFモデルは、JC08モードで20km/Lを超えるとされるが、おそらくライバルのトヨタ・ハリアーハイブリッドの同21.8km/Lを超えることは難しいだろう。しかもハリアーの全ハイブリッドモデルは電気式ながらも4WDモデルを採用している。
また、現行エクストレイルには3列シートモデルが存在するが、ハイブリッドモデルは2列シート5人乗り仕様のみとなる見込みだ。
(写真は現行エクストレイルに搭載される直4 2.0LガソリンエンジンMR20DDと新型エクストロニックCVT)

エクストレイルハイブリッドの価格は未定だが、車体価格と燃料費のコストパフォーマンスでハイブリッド車がガソリン車を超えるのは難しそう。ハイブリッド車のシステムトータル最高出力は188psになる見込みであるから、これが147psのガソリン車に対するアドバンテージとなるだろう。