N-BOXが二代目へ進化、エクステリアはキープコンセプト
ホンダ・N-BOXがフルモデルチェンジを受け、2017年9月1日に発売となった。
(写真は新型N-BOX)

N-BOXはホンダの新世代軽自動車、Nシリーズの一つとして、2011年に発売されたモデル。販売期間5年半を過ぎたところで2代目モデルに切り替わった。外観コンセプトは大きく変えられなかったが、先代モデルでの抜群の販売実績を背景に中身は大幅に進化を遂げている。
(写真は新型N-BOXカスタム)

新型N-BOXは軽量化と新開発VTECエンジンで実用域加速性能に期待、ウォークスルー機構の設定
新型N-BOXのエンジンは新開発型が採用された。最高出力と最大トルクは、NAエンジンが58ps/6.6kgfm、ターボエンジンが64ps/10.6kgfmでスペック上は先代モデルと変わりは無し。ただし、ロングストローク化され、VTECを軽自動車向けとして初めて採用されており、実用域でのパフォーマンス向上が目指されている。このクラスの軽自動車はターボでなければと考えるユーザーも多いだろうが、先代比で約-80kgの軽量化も相まり、NAエンジンでも必要十分な加速性能が期待できる内容となっている。
その分、燃費性能はやや割り切って考えられたか、NA 2WDモデルでJC08モード27.0km/Lと先代モデルからの向上は+1.4km/Lに留まる。

Honda SENSINGは全車標準装備となる。

大きな変更点の一つとしてフロントシートは左右セパレート式となり、助手席側はスーパースライドシートの設定が用意される。これにより、助手席を前方いっぱいに移動させることで、運転席から後席へのウォークスルーが可能となる。子育て世帯からも好評を得そうだ。
#1
匿名さん2017/09/02(Sat)09:53:04
先代でも街乗りお買い物メインだと実燃費はそんなに他車と変わらんかった
カタログ燃費5km/L以上変わらんと街乗りお買い物メインでは実感が無い
NBOXを選んだのはパワー&トルクがまだマシで燃料タンクが35Lあったから
そんな短距離走行が多い我が家の使い方だと今乗ってる先代NBOXは
平均14km/Lで400km超えたら給油考える感じ
新型の27Lタンクだと仮に実燃費1km/L増えたとしても
走行距離300km超えたくらいで給油ランプつくのか・・・
#2
匿名くん2017/09/02(Sat)10:30:38
ステップワゴンもこんなデザインなら
バカ売れするだろうにね。
#3
匿名さん2017/09/02(Sat)13:30:27
#1
短距離走行メインの使い方では燃費はどうしても悪くなりますね。
↑の点はハイブリッドカーも例外ではないですからね・・・プリウスに乗っていても短距離走行ばかりでは燃費は伸びません。
車の事なんて全く分からなそうなオーナー(多分専業主婦)がディーラーに来て、「低燃費だからと言われて買ったのに燃費良くないから、車に異常ないか診て欲しい」って言って、整備士に診て貰ったら、色々ヒアリングされた上で「短距離走行だと燃費は悪くなる」って言われてましたよ・・・まあ、一般オーナーの知識なんてこんなもんですよね。
#4
匿名さん2017/09/02(Sat)18:48:47
↑2くたばれ
#5
匿名さん2017/09/02(Sat)20:36:15
今回の助手席のスライド機能はライフで培った子育て仕様だな。
キープコンセプトでホンダは失敗しやすいから安全装備のコストアップは心配だな…
#6
匿名くん2017/09/02(Sat)22:43:16
↑4消えろガキ
#7
匿名さん2017/09/04(Mon)16:38:56
1や3の言う通り近所使いだと普通に流れに乗って走ると
軽はエンジン回転が上がるからカタログ燃費30km/L超えてても
15km/Lも行かないのよね〜(信号の少ない田舎は除く)
前の35Lガソリンタンクやったら買い替え検討してたけど
27Lしか入らんかったらスペーシア出てから考える
#8
匿名さん2017/09/05(Tue)16:21:52
↑ガソリンタンクそんなに減ってんだw
#9
匿名さん2017/09/08(Fri)09:12:10
燃費良くなったとはいえそんなに変わってないし
8Lもガソリンタンク減ってたら
走行距離100kmぐらい少なくなるよね
実際買うとなるとちょっと考えるな〜
#10
匿名くん2017/09/08(Fri)18:11:57
僕がバカでした
#11
匿名さん2017/09/08(Fri)21:26:03
ベストカーマガジンで紹介があったな、
ターボモデルはこのジャンルで一押し!らしいぞ。
#12
匿名さん2017/09/10(Sun)18:06:57
このモデルの売上が良かったらN-box ワイドの展開を期待したいな!
フリードはファミリー層向けだから、棲み分け出来そうなのに……
まぁ、ホンダはやらないと思うけど。
#13
匿名さん2017/09/11(Mon)22:08:22
#12
かつての「S-MX」の再来ですか?S-MXで出来た子供たちが乗りそう((笑))
#14
匿名さん2017/09/14(Thu)14:29:33
27lって燃費の話じゃないの?タンクも27lなの?
#15
匿名さん2018/02/20(Tue)11:39:33
今週のCAR GRAPHIC TVは「軽ハイトワゴン特集」だ!
N-BOXをメインに、スペーシア・タントとの乗り比べだ!
軽自動車ファン必見!
#16
匿名さん2018/02/20(Tue)14:59:53
松任谷正隆は何というか・・・
#17
匿名さん2018/03/02(Fri)16:03:37
結局N-BOX押しだった模様。
輸入車インプレに比べてやる気なさ
#18
匿名さん2018/05/10(Thu)11:33:52ID:M5NjdlMzjN
2018年もNBOXのNo.1は間違いないのだろうか。
#19
匿名さん2018/07/05(Thu)21:21:19ID:liMTI4NWjY
1番売れてます。
#20
匿名さん2018/11/29(Thu)20:33:01ID:U4NGVlMjDN
ボディーサイド後半のデザインは軽を超えた質感。
これはやっぱり売れて当然かも。
#21
匿名さん2018/12/27(Thu)18:27:00ID:k1MDdiODWZ
プレミアムクリスタルレッド・メタリックを設定して欲しい。
車名 | N BOX | N BOX |
代表グレード | G Lホンダセンシング 特別仕様車カッパーブラウンスタイル | G EXホンダセンシング 特別仕様車カッパーブラウンスタイル |
発売日 | 2018年11月 | 2018年11月 |
型式 | DBA-JF3 | DBA-JF3 |
ボディ形状 | 5ドア ワゴン | 5ドア ワゴン |
乗員定員 | 4名 | 4名 |
全長(mm) | 3395 | 3395 |
全幅(mm) | 1475 | 1475 |
全高(mm) | 1790 | 1790 |
ホイールベース(mm) | 2520 | 2520 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1305/1305 | 1305/1305 |
室内長(mm) | 2240 | 2240 |
室内幅(mm) | 1350 | 1350 |
室内高(mm) | 1400 | 1400 |
車両重量(kg) | 900 | 930 |
エンジン型式 | S07B | S07B |
シリンダー配列 | 直列3気筒 | 直列3気筒 |
排気量(cc) | 658 | 658 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 60.0×77.6 | 60.0×77.6 |
最高出力 | 58ps(43kW)/7300rpm | 58ps(43kW)/7300rpm |
最大トルク | 6.6kg・m(65N・m)/4800rpm | 6.6kg・m(65N・m)/4800rpm |
圧縮比 | 12.0 | 12.0 |
過給機 | NA | NA |
燃料タンク容量(L) | 27 | 27 |
使用燃料 | レギュラーガゾリン | レギュラーガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 27.0 | 27.0 |
サスペンション(フロント) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
サスペンション(リア) | 車軸式 | 車軸式 |
ブレーキ(フロント) | ディスク | ディスク |
ブレーキ(リア) | ドラム | ドラム |
タイヤサイズ(フロント) | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S |
タイヤサイズ(リア) | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S |
最小回転半径(m) | 4.5 | 4.5 |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | FF | FF |
消費税込み車両価格 | 1,689,120円 | 1,749,600円 |
車名 | N BOX | N BOX |
代表グレード | G Lターボホンダセンシング 特別仕様車カッパーブラウンスタイル | G EXターボホンダセンシング 特別仕様車カッパーブラウンスタイル |
発売日 | 2018年11月 | 2018年11月 |
型式 | DBA-JF3 | DBA-JF3 |
ボディ形状 | 5ドア ワゴン | 5ドア ワゴン |
乗員定員 | 4名 | 4名 |
全長(mm) | 3395 | 3395 |
全幅(mm) | 1475 | 1475 |
全高(mm) | 1790 | 1790 |
ホイールベース(mm) | 2520 | 2520 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1305/1305 | 1305/1305 |
室内長(mm) | 2240 | 2240 |
室内幅(mm) | 1350 | 1350 |
室内高(mm) | 1400 | 1400 |
車両重量(kg) | 910 | 940 |
エンジン型式 | S07B | S07B |
シリンダー配列 | 直列3気筒 | 直列3気筒 |
排気量(cc) | 658 | 658 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 60.0×77.6 | 60.0×77.6 |
最高出力 | 64ps(47kW)/6000rpm | 64ps(47kW)/6000rpm |
最大トルク | 10.6kg・m(104N・m)/2600rpm | 10.6kg・m(104N・m)/2600rpm |
圧縮比 | 9.8 | 9.8 |
過給機 | ターボ | ターボ |
燃料タンク容量(L) | 27 | 27 |
使用燃料 | レギュラーガゾリン | レギュラーガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 25.6 | 25.6 |
サスペンション(フロント) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
サスペンション(リア) | 車軸式 | 車軸式 |
ブレーキ(フロント) | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ(リア) | ドラム | ドラム |
タイヤサイズ(フロント) | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S |
タイヤサイズ(リア) | 155/65R14 75S | 155/65R14 75S |
最小回転半径(m) | 4.5 | 4.5 |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | FF | FF |
消費税込み車両価格 | 1,789,560円 | 1,848,960円 |
過去記事(2017/07/15)
N-BOXが8月31日に正式フルモデルチェンジ発売、プレオーダー好調
新型N-BOXのエクステリアはキープコンセプト、基本性能アップで正常進化
ホンダのスーパーハイト軽ワゴン、N-BOXのフルモデルチェンジが迫っている。2017年8月31日に正式な発売日を迎えるスケジュールとなっているが、既に予約受付がスタートしており、多数のバックオーダーを蓄えつつ状況にある。
(写真は新型N-BOX)

新型N-BOXのエクステリアはティザーサイトで公表されており、従来型とデザインコンセプトが大きく変わらないことが確認できる。

通常N-BOXはスクウェア基調の中にヘッドランプの丸目がレトロに映える雰囲気に仕上げられた。
(写真は新型N-BOX CUSTOM)

上級のN-BOXカスタムはミニバン風グリルを中心とする堂々とした顔付きであることは従来型と変わらないが、近未来的なLEDヘッドランプと組み合わせられたことで、EVコンセプトカーのような顔付きとなった。

新型N-BOXの車両価格、基本構造とパワートレインの刷新による価格反映は無し、Honda SENSING標準化で価格上昇
新型N-BOXのパワートレインはエンジン、CVTともに新開発型となり、さらに約80kgの軽量化が盛り込まれる。JC08モード燃費は正式発表を待つことになるがこれは期待できそう。

装備面では安全運転支援システムのHonda SENSINGが全グレードに標準装備される。単眼カメラとミリ波レーダーによる前方認識を主軸に、衝突軽減ブレーキ CMBS、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、アダプティブクルーズコントロール ACC、車線維持支援システム LKAS、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能が提供される。さらにN-BOXでは後方誤発進抑制機能とオートハイビームが加わる。ただし、Honda SENSINGの標準装備化により、エントリー価格は大幅上昇となる。初代型N-BOXのセールス的成功をバックグラウンドに、プレミアム軽のポジションで販売される。
過去記事(2017/05/27)
ホンダ・N-BOXフルモデルチェンジ画像公開、現行デザイン踏襲
N-BOXのフルモデルチェンジは2017年秋に予定、ホンダがティザー画像を公開
N-BOXのフルモデルチェンジが今秋にも実施される見込み。ホンダは新型N-BOXのティザー画像を公開した。
(写真は新型N-BOX)

新型N-BOXのフロント部分は、マイナーモデルチェンジではと思わせるほどキープコンセプトである。丸目リングが妙に印象に残るが、実は現行型もヘッドランプ内部は丸目である。新型ではここがリング状のLEDポジションランプで強調され、イメージが変えられている。
(写真は現行N-BOX初期型)

エンジンフードの隙間は、現行型の上部から、新型ではボディ横に移されているようだ。すっきりとなったフェイスラインは、デザインの進化を感じさせるところだが、ここもあくまでキープコンセプトで、全体のスクウェア基調のフォルムは変わらない。ヘッドランプサイドを起点とするエンジンフードの隙間は、ドアハンドルライン、キャラクターラインのベースとなる。サイドアングルからは、新たな表情が見られそうである。
新型N-BOXはホンダセンシング採用、上級カスタムも同時ラインアップ
販売が好調であった車種のフルモデルチェンジは、どうしてもキープコンセプトになりがちであるが、中身はそれなりに正常進化を遂げるようだ。新型エンジン採用による燃費性能アップ、ミリ波レーダー×単眼カメラによるホンダセンシングの装備、乗り心地の向上が新型N-BOXの目玉となる。
(オデッセイに装備されるホンダセンシング)

通常のN-BOXに加えて上級のカスタムも同時ラインアップとなる見込み。フルモデルチェンジ時期としては2017年秋が公式ホームページ上でもアナウンスされている。8月下旬の発表という噂もあり、遅くとも10月の東京モーターショーでは新型N-BOXの完成車体を見ることができそうだ。
過去記事(2017/04/19)
ホンダ・N-BOXのフルモデルチェンジは少し遅れる、現行型販売は好調
現行N-BOXの販売成功、スペース重視型で登録車からの乗り換え需要に応えた
ホンダ・N-BOXのフルモデルチェンジが2017年8月下旬に実施される計画となっている。
(写真は現行N-BOX)

N-BOXのフルモデルチェンジについて、以前のレポートでは2017年7月頃になると書いたが、これは盆明け頃まで延期される見通しとなった。現行N-BOXは2011年の発売以来、軽自動車セグメントでいまなお圧倒的な人気を誇っている。モデル末期となった2017年に入ってからの販売台数も1月が1万6329台、2月が1万8569台と衰えを見せていない。むしろフルモデルチェンジさせずに現行型を売り続けたほうが良いのではとも思える状況だ。

セールス的に大成功となったN-BOXであるが、ライバルのダイハツ・タントやスズキ・スペーシアらに対し、車両性能として特別なアドバンテージがあったわけではない。登録車から軽自動車への乗り換えがトレンドとなるなか、ホンダはこれまでに登録車で存在感を示してきたことで軽自動車販売においてもブランドイメージをうまく引き継ぐことができた。このことがN-BOX成功の要因と考える。裏を返せば、フィットなど登録車の販売減を招いている可能性もあり、ホンダとしては手放しでは喜べない状況ではないだろうか。
(写真はダイハツ・タント)

新型N-BOXはホンダセンシング搭載、外観はキープコンセプトを予想
新型N-BOXは安全運転支援システムのホンダセンシング採用が大きなセールスポイントとなる。現行型の販売実績があるためエクステリアやパッケージングはキープコンセプトとなる可能性が高いだろう。値引きが期待しやすいモデル末期の現行モデルもお買い得となってくるはずだ。
過去記事(2017/03/02)
N-BOXのフルモデルチェンジが今夏予定、ホンダセンシングを軽自動車に初採用
ホンダN-BOXがFMC、2代目モデルはキープコンセプト
ホンダの主力軽自動車のN-BOXが、2017年7月にフルモデルチェンジされる見込みとなっている。
(写真は現行N-BOX カスタム)

N-BOXはスーパートール軽ワゴンとも言われるカテゴリのモデル。軽自動車規格に収まりながらも広い室内空間が与えられており、登録車クラスからの乗り換え重要を上手く引き込むことができた。現在は軽自動車メーカー各社が力を入れて参入するカテゴリではあるが、元々はダイハツ・タントによって市場が開拓されてきた印象が強い。そんななか後発のN-BOXは、販売台数ではタントを凌ぐ成果を出した。

そして、販売5年半のタイミングでフルモデルチェンジを受け、N-BOXは2代目に切り替わることになる。
次期N-BOXは燃費性能の向上が課題、ホンダセンシング採用で商品力アップ
現行のN-BOXは既にモデル末期というわけであるが、販売台数は月販1万5千台規模を維持しており、2016年の車名別軽自動車販売台数でもトップの実績を誇る。こういった販売面での成功は次期型でも引き継いでいきたいはず。つまり、コンセプトは大きく変えられないことが予想される。その分、基本性能の向上が注目されることになるだろう。
(写真はダイハツ・タント)

特に燃費性能については、タントが28.0km/L、ハイブリッド化したスズキ・スペーシアが32.0km/Lであるのに対し、N-BOXは25.6km/Lという状況。ここは大幅な改良を期待したいところだ。
(写真はスズキ・スペーシア カスタムZ)

この他に次期N-BOXでは、安全運転支援システムのホンダセンシングが軽自動車で初採用されるということで、商品力を上げてくる。
過去記事(2016/12/09)
ホンダ・N-BOX、2017年フルモデルチェンジ、次期型は燃費性能向上に期待
ホンダの軽自動車N-BOXのフルモデルチェンジ計画中、2017年2代目モデルへ
ホンダの軽ハイトワゴン、N-BOXのフルモデルチェンジが2017年に実施される見込みとなっている。2011年12月の販売開始から約5年半のタイミングで次期型へ移行することになる。
(写真は現行N-BOXカスタム)

次期N-BOXはキープコンセプト、基本性能アップが焦点に
ホンダが軽自動車のラインアップ強化のため新たに導入されたのがNシリーズ。なかでもN-BOXは、販売が好調なダイハツ・タントに対抗するスーパーハイト軽ワゴンとしての役割を担うことになった。
(写真は現行タント)

その結果N-BOXは、ホンダのNシリーズの中で最も好調なモデルであるに留まらず、軽自動車の車種別販売台数でも常に上位にランクイン。N-BOX、タントの二強状態となる時期も多く、国内の軽自動車マーケットを大きく変えたモデルとして認知された。
そんなセールス的大成功を収めたN-BOXの2代目モデルはコンセプトを大きく変えることなく、基本性能の向上が期待される部分となる。
(写真は現行スペーシア カスタム)

例えばJC08モード燃費(2WD車)に関しては、スズキ・スペーシアが32.0km/L、タントが28.0km/Lというなか、N-BOXは25.6km/Lで同クラスの中でも下位である。特に簡易型ハイブリッドシステムをいち早く導入したスズキ勢は、軽自動車の燃費性能では向かう所敵なしの状況だ。長らく軽自動車市場の先導役であったスズキ、ダイハツにホンダは引けを取る部分も多く、こういった弱点をいかに克服できるかが注目される。
(写真はN-BOXスラッシュ)

新型N-BOXの発売時期について、前回のレポートでは2017年2月頃と報告したがまだ確定的ではない。2017年春~夏頃といった表現に改めたい。上級のカスタムも同時ラインアップされる見込み。N-BOX+やN-BOXスラッシュといった派生モデルについては、まだ情報が無い。
過去記事(2016/10/23)
N-BOXのフルモデルチェンジは2016年度内にも実施、室内はさらに広くなる
ホンダN-BOXの販売は大成功、発売5年でも軽自動車トップクラスを維持
N-BOXのフルモデルチェンジについて、前回のレポートで2017年になると報告したが、これは比較的早い時期の2016年度内にも実施される見込みとなっている。
(写真は現行N-BOXカスタム)

既にモデル末期となったN-BOXではあるが、販売台数は月間1万台を超える水準となっており、軽自動車セグメントにおいてダイハツ・タントとの二強状況を維持している。

ホンダの新世代軽自動車、Nシリーズの中でも抜群の販売実績のあるN-BOXは、5年のタイミングでのフルモデルチェンジが計画されており、開発も最終段階となっている。
N-BOX成功のカギは登録車からの乗り換え需要、次期型は居住性をさらに向上
N-BOXの販売が成功した理由は居住性の高さにあると判断するが、やはりホンダでも同じように考えられているようで、次期N-BOXではさらなる室内空間の拡大が盛り込まれることになる。
(写真はダイハツ・タント)

登録車から軽自動車へのシフトが進むなか、ユーザー目線で考えれば、やはり気になるのは軽自動車ゆえの狭さである。これを少しでも緩和するには、全高を高くするなどのキャビンスペースの拡大が重要となってくる。
(写真はスズキ・スペーシアカスタム)

逆に燃費性能に関しては、やや優先度が下げられる。軽自動車ゆえにエンジンもボディも小さく、燃費性能に関しては登録車より元々有利な面が多い。ユーザーも最重要事項とは考えていないだろう。燃費性能ではナンバーワンは取りに行かない可能性があり、同カテゴリーのスズキ・スペーシアのJC08モード燃費32.0km/Lを超えることはないのではないだろうか。
N-BOXフルモデルチェンジの具体的な時期としては2017年2月頃が予想される。
過去記事(2016/08/10)
N-BOXのフルモデルチェンジは2017年の見込み、ホンダで最も売れる軽自動車
N-BOXの2代目モデルは2017年デビューの見込み、Nシリーズ軽自動車は二巡目へ
ホンダのN-BOXが2017年にフルモデルチェンジされる見込みとなっている。
(写真は現行N-BOXカスタム)

現行型N-BOXが登場したのは2011年12月であった。市場が求めるクルマが高級車と低価格車へ二極化するなか、日常の道具として使いやすい軽自動車が活況となっている。ただし、この軽自動車市場で主導権を握ってきたのはスズキとダイハツであった。ホンダは、ここになんとか割り込もうと軽自動車ラインアップの一新を図り、Nシリーズを企画。その第一弾として登場したのがN-BOXである。

現行N-BOXの販売は相変わらず好調、軽自動車販売トップをタントと競う
N-BOXは、ダイハツ・タントやスズキ・スペーシアを直接的なライバルとする。全高を高くすることで室内空間を大きく取り、スライドドアが装備される。従来のミニバンからのダウンサイジングニーズを狙ったモデルということになる。

このホンダの策略が的中したのか、N-BOXの販売はすこぶる好調となっている。発売から4年が経過した現在においても月販一万台の水準を越えており、タントと軽自動車販売台数でトップを競っている状況だ。
(写真はダイハツ・タント)

現行モデルのJC08モード燃費は、N-BOXが25.6km/L、スペーシアが32.0km/L、タントが28.0km/Lとなっており、ライバル車の中でN-BOXは遅れをとっている。パワートレイン改良による正常進化も2代目モデルで問われることになる。