ホンダ・N-BOXのフルモデルチェンジは少し遅れる、現行型販売は好調

ホンダ

現行N-BOXの販売成功、スペース重視型で登録車からの乗り換え需要に応えた

ホンダ・N-BOXのフルモデルチェンジが2017年8月下旬に実施される計画となっている。

(写真は現行N-BOX)
N-BOX カスタム

N-BOXのフルモデルチェンジについて、以前のレポートでは2017年7月頃になると書いたが、これは盆明け頃まで延期される見通しとなった。現行N-BOXは2011年の発売以来、軽自動車セグメントでいまなお圧倒的な人気を誇っている。モデル末期となった2017年に入ってからの販売台数も1月が1万6329台、2月が1万8569台と衰えを見せていない。むしろフルモデルチェンジさせずに現行型を売り続けたほうが良いのではとも思える状況だ。

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セールス的に大成功となったN-BOXであるが、ライバルのダイハツ・タントやスズキ・スペーシアらに対し、車両性能として特別なアドバンテージがあったわけではない。登録車から軽自動車への乗り換えがトレンドとなるなか、ホンダはこれまでに登録車で存在感を示してきたことで軽自動車販売においてもブランドイメージをうまく引き継ぐことができた。このことがN-BOX成功の要因と考える。裏を返せば、フィットなど登録車の販売減を招いている可能性もあり、ホンダとしては手放しでは喜べない状況ではないだろうか。

(写真はダイハツ・タント)
タント

新型N-BOXはホンダセンシング搭載、外観はキープコンセプトを予想

新型N-BOXは安全運転支援システムのホンダセンシング採用が大きなセールスポイントとなる。現行型の販売実績があるためエクステリアやパッケージングはキープコンセプトとなる可能性が高いだろう。値引きが期待しやすいモデル末期の現行モデルもお買い得となってくるはずだ。

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