N BOXシリーズが好調、鈴鹿工場が増産対応
ホンダが2012年7月6日より発売したN BOX+(エヌボックスプラス)の受注が好調だ。
N BOX+は、2011年に発売したトールワゴン軽自動車N BOXに、車中泊に適したシートアレンジなど、ユーティリティ性能を付加したモデルになる。
派生車種ということもあって、月間販売目標は3,000台と控えめ。発売後一ヶ月の受注を7,000台とホンダは予測していたが、実際はこれを大きく上回る10,000台を超える受注となっている可能性が高くなった。
また、N BOX+からの新オプションとして設定されたのが、ルーフ別色のツートンカラー設定。別途オプション料金が必要というハードルがあるにもかかわらず、なんと全購入者の35%がオプション選択しているという。
ベース車のN BOXも発売以来からの販売好調が継続しており、受注累計は14万台を突破。ホンダはN BOXシリーズの増産体制に踏み切ることになった。
利益が薄いと言われる軽自動車業界ではあるが、N BOXシリーズは軽自動車の中では高額車種の一つ。中心グレードは155万円。最下グレードは124万円で、フィットよりわずかながら高額なぐらいだ。きっちり儲かっているのではないかと推測する。
これらホンダの軽自動車戦略の成功をいち早くキャッチしたのが先週(2012/8/13~17)の株式市場である。ホンダの株価は5日続伸した。
N BOXの好調は、エコカー補助金終了後も維持できるのか
さて、これらN BOXシリーズのヒットはある程度の予想がされていたものの、同時に従来から人気モデルであるフィットやフリードの顧客が軽自動車へ流れてしまうのではという懸念があった。しかし、2012年7月までの販売台数の数字を見る限り、フィットは月2万台前後、フリードも月1万台前後の販売台数を維持しており、むしろ好調である。
もちろんN BOXをはじめとする自動車販売の好調は、エコカー補助金制度が後押ししたことは言うまでもない。補助金の給付が終了する秋以降に、どの程度の受注を維持できるかが今後の課題になってくるだろう。
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