N-BOXに新型エンジンの搭載計画、ホンダが2016年の市販化を目処に開発中

ホンダ

ホンダ・N-BOXの販売が好調、2015年上半期モデル別販売トップ

ホンダは4年前の東京モーターショー2011で4タイプのNコンセプトを発表。その後、N-BOX、N-ONE、N-WGN、N-BOX+、N-BOXスラッシュと新型軽自動車を次々に市販化させることで、軽自動車市場におけるシェア拡大が図られた。

(写真は現行N-BOXカスタム)
N BOX カスタム 東京モーターショー

この中で特に人気となっているN-BOXシリーズは、2015年上半期の販売台数として10万6985台を記録し、軽自動車販売台数で首位となった。また2011年12月からの販売累計では82万台を超えており、N-BOXはホンダの主力車種の一つとして外せないモデルに成長した。

(写真は現行 N-BOX SLASH ダイナースタイル)
N BOX スラッシュ ダイナースタイル

ホンダは軽自動車向け新型エンジン投入で、N-BOXの燃費性能が向上

N-BOXの成功により軽自動車市場で躍進することのできたホンダであるが、燃費性能という側面で見れば、長年にわたって軽自動車市場をリードしてきたダイハツ、スズキの二強に及ばない部分が多い。

(写真はダイハツ現行タント)
ダイハツ タント

N-BOXの燃費性能は標準的なモデルでJC08モード25.6km/Lにとどまっている。ライバル車と比較すれば、ダイハツ・タントがJC08モード燃費28.0km/L。スズキはスペーシアをハイブリッド化させており同32.0km/Lとなる。ホンダも改良を積み重ね燃費性能を向上させてきたが、これはダイハツ、スズキも同じこと。その差は簡単には縮まらない。

(写真はスズキ現行スペーシアカスタム ショーモデル)
スペーシアカスタム

そこでホンダは、軽自動車向けエンジンの大幅改良を計画しており、2016年内には市販車への採用をスタートする見込みとなっている。まずは人気のN-BOXシリーズから新開発エンジンが搭載され、現行型N-BOXの最終バージョンに燃費特化グレードが設定される。

(写真は現行N-ONE)
N ONE ミラノレッド ホワイト

つまりこの新型エンジンは現行プラットフォームへの搭載も可能ということで、他車種もフルモデルチェンジを待たずに採用されていくことが予想される。

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