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新車モデルチェンジ情報、燃費比較とモーターショー

リーフのフルモデルチェンジ発表は9月6日、自動運転技術プロパイロット採用

日産が新型リーフを発表予定、複数のティザー画像を公開

日産・リーフのフルモデルチェンジ発表が2017年9月6日に実施されることになった。

(写真は新型リーフ、ティザー画像)
新型リーフ Vモーショングリル

日産の電気自動車、リーフは2010年に発売されたモデル。今秋にフルモデルチェンジされるということであったが、今回その日程が明らかとなった。エンブレム周辺のティザー画像では、フロントグリルがクローズドとなっており、従来型リーフ同様にEVらしさを感じさせる。新型ではここにガーニッシュが加わり、新たな表情を見せることになる。

新型リーフ ヘッドランプ

日産が近年に発表したモデルは、エンブレム部分を取り囲むように配置されたVモーショングリルが特徴的となっている。ただし、リーフのVモーショングリルは他のモデルよりも幅広になることがティザー画像からわかる。現在のところ、ボディの全体像が掴めるショットは公開されていないが、EVということで独自のデザインルールが採用されている可能性がある。

新型リーフ インテリア

新型リーフは電気自動車+自動運転技術、IDSコンセプトを市販化

(写真はIDSコンセプト、東京モーターショー2015)
日産 IDSコンセプト

前回の東京モーターショー2015では、次期リーフを想定させるコンセプトモデルとしてIDSコンセプトが出品されていた。これによって次世代EVパワートレインの他に自動運転技術も提案されたわけだが、これはやはり新型リーフとして具現化されることになる。新型リーフのティザー画像からはメーターパネル部の左が、プロパイロットのインジケーターとなっているのがわかる。セレナおよびエクストレイルで先行導入されている自動運転技術が新型リーフにも採用されることになる。

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車名

リーフ

リーフ

代表グレード

発売日

2019年10月

2019年10月

型式

ZAA-ZE1

ZAA-ZE1

ボディ形状

5ドア ハッチバック

5ドア ハッチバック

乗員定員

5名

5名

全長(mm)

4480

4480

全幅(mm)

1790

1790

全高(mm)

1540

1540

ホイールベース(mm)

2700

2700

トレッド 前(mm)/後(mm)

1540/1555

1540/1555

室内長(mm)

2030

2030

室内幅(mm)

1455

1455

室内高(mm)

1185

1185

車両重量(kg)

1490

1510

エンジン型式

シリンダー配列

排気量(cc)

シリンダー内径(mm)×行程(mm)

×

×

最高出力

----ps(----kW)/----rpm

----ps(----kW)/----rpm

最大トルク

----kg・m(----N・m)/----rpm

----kg・m(----N・m)/----rpm

圧縮比

過給機

NA

NA

燃料タンク容量(L)

使用燃料

電気

電気

JC08モード燃費(km/L)

サスペンション(フロント)

ストラット式

ストラット式

サスペンション(リア)

トーションビーム式

トーションビーム式

ブレーキ(フロント)

ベンチレーテッドディスク

ベンチレーテッドディスク

ブレーキ(リア)

ベンチレーテッドディスク

ベンチレーテッドディスク

タイヤサイズ(フロント)

205/55R16 91V

205/55R16 91V

タイヤサイズ(リア)

205/55R16 91V

205/55R16 91V

最小回転半径(m)

5.2

5.2

トランスミッション

CVT

CVT

駆動方式

FF

FF

消費税込み車両価格

3,303,300円

3,729,000円

車名

リーフ

リーフ

代表グレード

X Vセレクション

オーテック

発売日

2019年10月

2019年10月

型式

ZAA-ZE1

ZAA-ZE1

ボディ形状

5ドア ハッチバック

5ドア ハッチバック

乗員定員

5名

5名

全長(mm)

4480

4480

全幅(mm)

1790

1790

全高(mm)

1540

1540

ホイールベース(mm)

2700

2700

トレッド 前(mm)/後(mm)

1530/1545

1530/1545

室内長(mm)

2030

2030

室内幅(mm)

1455

1455

室内高(mm)

1185

1185

車両重量(kg)

1520

1530

エンジン型式

シリンダー配列

排気量(cc)

シリンダー内径(mm)×行程(mm)

×

×

最高出力

----ps(----kW)/----rpm

----ps(----kW)/----rpm

最大トルク

----kg・m(----N・m)/----rpm

----kg・m(----N・m)/----rpm

圧縮比

過給機

NA

NA

燃料タンク容量(L)

使用燃料

電気

電気

JC08モード燃費(km/L)

サスペンション(フロント)

ストラット式

ストラット式

サスペンション(リア)

トーションビーム式

トーションビーム式

ブレーキ(フロント)

ベンチレーテッドディスク

ベンチレーテッドディスク

ブレーキ(リア)

ベンチレーテッドディスク

ベンチレーテッドディスク

タイヤサイズ(フロント)

215/50R17 91V

215/50R17 91V

タイヤサイズ(リア)

215/50R17 91V

215/50R17 91V

最小回転半径(m)

5.4

5.4

トランスミッション

CVT

CVT

駆動方式

FF

FF

消費税込み車両価格

3,940,200円

4,004,000円

過去記事(2017/05/24)

日産が次期リーフのティザー画像を公開、2017年後半フルモデルチェンジか

日産の電気自動車リーフが2代目モデルへフルモデルチェンジ、今秋公開見込み

日産ではリーフのフルモデルチェンジに向けた準備が進められている。その発売日が2017年後半になることが公式にアナウンスされた。

(写真は次期リーフのティザー画像)
新型リーフ ヘッドランプ

次期リーフについては、既にヘッドランプ周辺のティザー画像一枚が公開されている。この画像からは、ヘッドランプユニットにはスクウェア形状のランプが2灯配置されているのがわかる。さらに延長線上に3灯、4灯と続く可能性もあるが現段階では不明。そして、これらを突き刺すように描かれたアイラインも特徴的なデザインとなっており、フロント部分の表情が作り出されることになるだろう。

(写真は欧州キャシュカイ)
キャシュカイ フロントグリル

またフロントのVモーショングリルは、欧州キャシュカイやマイクラとも共通する新世代型が採用される。

次期リーフは航続距離大幅延長、自動運転プロパイロット搭載

新型リーフの技術面では自動運転技術のプロパイロットの採用が確定的となっている。高速道路における単車線走行の自動化を実現したプロパイロット1.0は、既にセレナにおいて導入済みであり、さらに今夏にはエクストレイルへと採用車が拡大される。

(写真はセレナ ハイウェイスター プロパイロット搭載モデル)
セレナ highway STAR

日産ではプロパイロット2.0として、高速道路における単車線走行の自動化が開発中となっている。次期リーフに搭載されるのは、プロパイロット2.0になるという噂があり、これは期待したい。

(写真は現行リーフ)
日産 リーフ

駆動用のリチウムイオンバッテリーの容量は、40kWhと60kWhの2タイプがラインアップされ、航続距離は最大モデルで547kmとなる。現行リーフは24kWhと30kWhで、最大モデルで280kmであるから、航続距離は約2倍に延長される。

日本よりもグローバル市場を重視してきた日産のことであるから、ワールドプレミアは10月の東京モーターショー2017よりも9月のフランクフルトモーターショーが有力か。

過去記事(2017/05/04)

リーフのフルモデルチェンジは2017年秋の予測、東京モーターショー出展か

日産・リーフのフルモデルチェンジ発表が今秋に行われる見込み

日産では電気自動車リーフの次期型の開発が進められているが、今秋にも具体的な形として姿を見ることができるのではと予測される。10月に開催される東京モーターショー2017、あるいは9月のフランクフルトモーターショー2017で、次期リーフの市販型がワールドプレミアとなる可能性がある。

(写真はIDSコンセプト)
IDSコンセプト

次期リーフは駆動バッテリーの容量が大幅拡大される、プロパイロット採用

次期リーフを予告するモデルとして、IDSコンセプトが東京モーターショー2015で公開されている。EVと自動運転の2つのテーマが盛り込まれたIDSコンセプトであるが、Cセグメントサイズの5ドアハッチバックのボディスタイルはリーフの次期型を思わせるものであった。

IDSコンセプト リアコンビネーションランプ IDSコンセプト 自動運転

日産の自動運転技術については市販モデルへの搭載が実現しており、セレナ プロパイロットとしてのセールスが好調である。IDSコンセプトで予告した通り、プロパイロットは次期リーフにも搭載されることになるだろう。

日産 IDSコンセプト

フロントのVモーショングリルは新世代型が採用されるということなので、IDSコンセプトの雰囲気とは異なるかもしれない。いかにもEVらしいエコ顔ではなく、押し出し感のあるアグレッシヴなイメージとなる。

(写真は欧州キャシュカイ、新世代Vモーショングリル)
キャシュカイ フロントグリル

こういった方向性はエクステリアのイメージに留まることなく、パワートレイン部においても駆動用バッテリーの容量拡大といった形で具現化される。現行リーフのバッテリー容量は24kWhと30kWhの2タイプがラインアップされるが、これらの2倍である48kWhや60kWhを搭載したテストモデルでの走行試験も行われている。次期リーフのバッテリー容量は未定であるが、現行型リーフが発売された2010年の当時よりもバッテリーのコストダウンが進んでいることは間違いなく、容量が増やされることで航続距離と出力の大幅アップが期待される。

過去記事(2015/11/15)

リーフに30kWhバッテリーモデル追加、東京モーターショー出展後12月24日発売へ

リーフに大容量30kWhバッテリー搭載モデルが追加、航続距離280kmへ向上

日産のEV、リーフに大容量バッテリーモデルが2015年12月24日に追加発売されることになった。

(写真はリーフ、東京モーターショー2015)
日産 リーフ

2010年12月に発売されたリーフは、販売期間5年を迎えるタイミングに来ている。日産は今回の東京モーターショー2015で自動運転車のIDSコンセプトを発表しており、これにはEVパワートレインが搭載されるということで、リーフの後継ポジションを担ったモデルが提案された。ただしIDSコンセプトの市販化までは少し時間が掛かりそうで、日産では引き続きリーフが販売される。

リーフ 日産 30kWh

新型リーフのエクステリアデザインは変更なし、従来型24kWhバッテリー搭載車も引き続き販売

新しくなったリーフは、リチウムイオンバッテリーの大幅アップグレードが導入され、蓄電容量を従来24kWhから30kWhと進化を遂げることになる。航続距離は従来228kmから280kmに向上する。

リーフ EV

エクステリアデザインに大きな変更点は無いとのことだ。

日産リーフ バッテリー

新型のリチウムイオンバッテリーは、板状のバッテリーパックが8枚重ねられたものがワンパッケージとなっている。旧型は4層+4層の構造でパッケージングに無駄があったが、これを改良することで一つのバッテリーパックあたりの容積および蓄電容量が向上している。リーフの床面にはこの8層ワンパッケージとなったユニットが24個並べられ、バッテリーシステムが構成される。バッテリーシステム全体の体積は従来型から新型にかけて変化はないが、重量は+20kgアップする。

リーフ 東京モーターショー2015

リーフ30kWhバッテリー搭載モデルの車両価格は319万7880円からと大幅値上げとなるため、従来型の24kWhバッテリー搭載モデルも280万3680円からで引き続き販売されることになる。

過去記事(2015/11/08)

IDSコンセプト東京モーターショー、日産が自動運転車を2016年に発売予定

日産が自動運転車を2016年に発売予定、IDSコンセプトをベースにした専用車か

日産は東京モーターショー2015でIDSコンセプトをワールドプレミアさせた。

(写真はIDSコンセプト)
日産 IDSコンセプト

IDSコンセプトのボディーサイズは全長4470mm×全幅1880mm×全高1380mm。ホイールベースは2800mmとなった。

IDSコンセプト IDSコンセプト インテリア

今回の東京モーターショーで日産はプリウスの対抗モデルを出してくるという予想もあったが、これは日産の新型ハイブリッド車というわけではなく、近い将来に発売する自動運転車を提案するモデルである。

IDSコンセプト リアコンビネーションランプ IDSコンセプト 自動運転

IDSコンセプトは60kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載した電気自動車

IDSコンセプトのコックピットは、従来通りドライバーが運転する「マニュアルドライブモード」と自動運転の「パイロットドライブモード」の切り替えが可能となっている。マニュアルドライブモードでハンドルが備わる部分には、パイロットドライブモードに切り替わるとタブレット端末のようなものが現れる。ドライバーは完全に運転操作から開放されることになる。

IDSコンセプト マニュアルドライブモード IDSコンセプト パイロットドライブモード

IDSコンセプトのパワートレインはEVとなる。バッテリー容量は60kWhとなる。現行リーフの最新上級モデルは30kWhで航続距離228kmであったから、その2倍程度の性能アップが期待される。

(リーフの自動運転モデル)
リーフ 自動運転

これまで日産は、リーフの車体をベースにした自動運転技術の開発を行ってきた。高速道路における自動運転を実現するパイロットドライブ1.0が開発最終段階となっており、ついに2016年に市販化させる予定となっている。その市販モデルは、現行リーフをベースにしたものではなく、IDSコンセプトのエクステリアデザインをベースにした自動運転専用車となると予想される。

過去記事(2015/10/25)

リーフ航続距離を280kmに向上させて東京モーターショーに出展、12月発売

リーフに高性能バージョンが追加、12月24日に発売される予定

日産のリーフに高性能バージョンが追加発売される見込みとなった。

(写真は新型リーフ)
リーフ 280km航続距離

高性能版リーフは10月28日に報道向け公開がはじまる東京モーターショー2015にも参考出展され、11月10日に詳細な仕様、価格などが正式発表される予定となっている。発売日は2015年12月24日となる見込みだ。

(写真は従来型リーフ)
日産リーフ

高性能版リーフの車両価格は約400万円、補助金アップにより約25万円の負担増

高性能版リーフは従来型と比較して、バッテリー容量が24kWhから30kWhに向上する。航続距離としては従来型の228kmから高性能版では280kmまで延長される。

これにより高性能版リーフの車両価格は約400万円となる見込み。従来型Gグレードから約50万円の値上げとなるが、補助金アップにより実質負担額は約25万円増となる見込みだ。低価格な従来型の販売も継続される計画となっている。

高性能版リーフは車両価格が上がるということで、従来型の5年10万kmの保証期間が高性能版では8年16万kmに延長されているのもポイントとなる。

なお、今回のタイミングはマイナーモデルチェンジという情報もあったが、公開された画像を見る限り、フェイスリフトなどエクステリアデザインでの大きな変化は見られない。

(写真はGripzコンセプト)
GRIPZコンセプト 次期ジューク

東京モーターショーでは、日産はこの他にTogether We Ride to Tokyo、Gripzコンセプト、TEATRO for DAYZ、Nissan Concept 2020 Vision Gran Turismoを出展する予定となっている。

過去記事(2015/07/19)

リーフ後継?日産が発電エンジン搭載のコンパクトEVを2016年内に発売計画

日産がリーフの技術をベースにレンジエクステンダー方式の新型PHVを開発中

日産は2016年度内までに新型電気自動車(EV)を2車種発売する計画となっている。日産の現行ラインアップでは2010年に発売されたリーフ、2014年のe-NV200があるが、これらよりも次世代型のシステムになることが想定される。

(写真は現行リーフ)
日産リーフ

EV普及のネックとも言われてきたEVステーションは、実は設置台数的には非常に高い水準に達している。ただし、急速充電を使っても充電時間に約30分かかることを考えると、ホームで使っている駐車場以外での充電が不便に感じるのは致し方ない。

リーフ

そんななか日産では、リーフでのノウハウを引き継ぎつつ、発電専用のガソリンエンジンを搭載した、レンジエクステンダー方式のEVが開発中となっている。

(写真はe-NV200)
e-NV200

シリーズ式ハイブリッドとも呼ばれるこのシステムは、システム重量容積が大きくなることから一般乗用車には不向きであった。しかし、高価格で重量が重いEV用リチウムイオンバッテリーの容量を削減しやすくなるというメリットが見出され注目されつつある。

e-NV200 日産

日産の他、スズキが次期ソリオ、三菱自動車が次期RVRにおいてレンジエクステンダーの搭載が検討されており、主にこれまでハイブリッド技術で遅れを取っていた自動車メーカーで採用の動きがある。

(写真はスズキ・スイフト EVハイブリッド コンセプト)
スイフトEVハイブリッド 東京2011

日産のレンジエクステンダーEVは2016年内にも発売される見込み

日産が開発中のモデルは、リーフ同様にプラグインによる充電も可能となる。日常ではガソリンを全く使わない走行、遠出ではガソリンをつかって航続距離を伸ばしたドライブが可能になり、プラグインハイブリッドに近い使い勝手となる。

この日産のレンジエクステンダーEVは2016年内の発売が目標になっており、2016年度内に発売される2車種のうちの一つである可能性があるだろう。

過去記事(2013/02/09)

リーフが4月から値下げの予定、実質221万3000円で買える電気自動車

マイナーチェンジしたばかりのリーフが4月に再値下げ

リーフは日産の量産型電気自動車として2010年末にデビューし、昨年2012年11月にはマイナーチェンジを受けた。車両価格は、初期モデルが376万4250円からという設定であったが、このマイナーチェンジでは廉価グレードのSを追加。これにより334万9500円にまで下げられた。Sグレードはスチールホイールの採用など装備の簡素化が行われているが、電気自動車の敷居が低くなったことは歓迎すべきだろう。

(写真はリーフ S)
リーフ S
さらに、2013年4月からは約28万円の値下げが予定されており、補助金を最大限使った場合は実質221万3000円でリーフが買えることになる。購入時期による不公平感を取り除くため3月末までに購入するユーザーには相当額のクーポンで還元するなどにより対応しているようだ。

(写真はリーフ G)
リーフ G

リーフはモデルチェンジでデザインは同じでも大きく進化した

リーフ パワートレイン
マイナーチェンジ後のリーフは、外観上は大きな違いを感じないのだが、中身は大きく進化している。
まず電気モーターを中心とするパワートレインは一新され、これまでリアシートとラゲッジスペースの間にあったインバーターを含めた一体型となった。ラゲッジ容量は従来の330Lからマイチェン後は370Lの容量となり、通常のハッチバック車と同等のユーティリティ性能が与えられた。
さらにモーター本体にも変更がある。最高出力80kWという点は変わりがないが、最大トルクについては従来の280Nmからマイチェン後は254Nmとスペックをダウンさせている。しかし加速性能はむしろ向上している。これには理由があり、マイチェン後のリーフは約80kgの軽量化が行われ、従来ほどのトルクを必要としなくなっているのだ。軽量化に大きく貢献したのは新型パワートレインの他にバッテリー重量の削減が大きい。バッテリーセルそのものにはほとんど手を加えていないようだが、バッテリー周辺の構造体の改善を行いこれだけで20kgを削減したという。JC08モード航続距離は従来の200kmから228kmへ向上している。

(床下に敷き詰められたリチウムイオンバッテリー)
リーフ バッテリー

この他、空調がヒートポンプ式になったことも見逃せない。電気自動車は暖房時の電力消費が大きくなるのが欠点であったが、現行リーフではその消費電力は抑えられ実用レベルで航続距離が延びることになる。

過去記事(2012/07/23)

デミオEVが10月デビュー、価格は357万7000円、巻線切り替え式モーター採用

デミオEVが発売、マツダから電気自動車がデビュー

マツダからデミオEVが2012年10月にデビューする予定だ。車両価格は357万7000円。
デミオEV
ボディデザインは標準のデミオと共通で、エンジンルームにはインバーターとモーターを搭載、床下にはリチウムイオンバッテリーが配置される。
デミオEVで興味深いのは、駆動用バッテリーとして18650型を使っている点だ。これはノートパソコンなどにも使われる汎用性の高いリチウムイオンバッテリーである。これを直列、並列に繋げることで、コストダウンを図っている。
デミオ リチウムイオンバッテリー 18650
上の写真が18650型リチウムイオンバッテリー。セル一つは直径18mm×長さ65mmの円筒形で、バッテリーパック全体としては、容量20kWh、電圧346V、体積160Lとなる。使用本数の発表は無いが、推定で2000本ぐらいか?
デミオEV 巻線切り替え式モーター
さらに、デミオEVは巻線切り替え式モーターが採用されている。
発進低速時は、コイルの巻線回数が多くトルク定数の大きいモードが使われる。これにより少ない電力で力強いトルクを得ることができる。反面、トルク定数が大きいと逆起電力の影響を受けやすく高回転域での対応ができなくなる欠点がある。これを巻線回数の少ないモードに切り替えることによってトルク定数を下げて、伸びやかな高速巡航を実現する。
いわばエンジン車の変速機のような効果のあるシステムが採用されており、速度に応じた最適なトルク定数が設定される。

デミオEVはリーフのような普及車にはならない

写真は中国でも普及が進む日産リーフ。
日産リーフ 中国版
デミオEVを日産・リーフと比較すると、デミオEVの価格は18万円安く、ボディサイズは一回り小さい。航続距離は同等でJC08モード200kmを達成している。
残念ながらデミオEVの販売台数は100台の限定で、地方自治体や法人顧客に向けたリース販売に限られるという。車格を考慮してかリーフより安い車両価格を提示してはいるものの、恐らくこの価格では売れば売るほど赤字なのでしょう。

過去記事(2011/05/08)

リーフ(日産)の乗り心地とハンドリング

EV車リーフの走行フィールをレポート

市街地での走行

日産リーフを市街地で走らせてみると、発進時からのモーターの力強いトルクが印象的だ。
スペック上のトルク(80kW, 28.55kgm)は、車体重量からすれば標準的だが、電気モーターは低速時に最大トルクが発生するため、数字以上の加速感がある。
EVならではの、力強い加速が可能だ。

また、最近の車としては重心が低く安定感があるので、運転していて楽しさを感じる。
通常のガソリンエンジン車はフロントヘビーになりがちだが、リーフには重いエンジンが無い分、重量配分がいい。
大げさに言えば、ミッドシップのクルマに乗っているかのようなフィーリングがある。
コーナリング時の姿勢も安定している。
街中での走行は、楽しめるレベルのハンドリング性能と評価したい。

高速道路での走行

リーフを高速道路で走行させると、まずその静けさに驚かされる。
ハイブリッドカーのエンジン停止状態での走行は妙に風切り音が耳に付き、静けさという意味では達成度が低かった。
リーフは風切り音を抑える工夫が、ボディ形状の細部に採用されており、その効果が出ているようだ。
突き出たヘッドライトや太いアンテナは高速走行時の騒音低下に貢献している。

法廷速度100km/h程度の巡航は、非常に気持ちがいい。
ただし、それを超える速度域ではモーターの能力が頭打ちになる。
モーターは低速回転時でのトルク出力は大きいが、高速回転時では逆起電力の影響が大きくなりトルクを発生させるのが難しくなる特性がある。
日本より高速域での走行性能が求められる海外市場では、このあたりは厳しく評価されるだろう。

街中では重厚な乗り心地があったリーフだが、高速走行になると路面の繋ぎ目で跳ねる感じが否めない。
軽量化重視で作られたためか、元々のシャシーのポテンシャルはそれほど高くなく、剛性感が足りないと感じる。
EV リーフ

EV車は時代のニーズに合っているか?

リーフのようなEV車は、深夜電力の安さと豊富さを背景に商品開発が進められてきた。
原発ありきのエネルギー政策の転換が検討される昨今、本当にこれからの時代と一致した、エコな自動車として成立していけるのか疑問が生じる。
少なくとも現状では、昼間に急速充電するEV車が多くなることは、電力不足の観点から問題が多い。

それでも、EV車には未来があると考える。
これまでのガソリン車は石油からしかエネルギーを得ることができない。このことは、脱原発による石油依存が高まる中、より重いデメリットとなる。
EV車のアドバンテージはエネルギー源の選択肢の多いことだ。火力、原子力、水力はもちろん、太陽光、風力、地熱といった次世代の自然エネルギーを源に走ることができる。
EV車はこれからの時代こそ注目度が高まる自動車と言えるだろう。

過去記事(2011/05/05)

リーフ(日産)はこんなクルマ

日産リーフは一般の人が普通に乗れるEV車として評価されている

エクステリア

日産LEAFは、ぱっと見た感じはティーダのボディにノートのフロントフェイスが付いたような雰囲気に近く、日産車であることがクルマ好きならばすぐにわかる。
エンジンがないことによるボンネットの低さや、空力特性を重視したボディラインが特徴的で、リーフが電気自動車であることをさりげにアピールしている。
特に気になったのが、出っ張ったヘッドライトの形状。これは風切り音を抑える効果があるという。
他に細かい部分では、アンテナが妙に太くかわいらしい。これも騒音を低減させるためのデザインである。
リーフはエンジンが無い分、風切り音を中心とした外部からの騒音が目立ってしまうので、それを抑えるための工夫が普通のガソリンエンジン車よりも多くなされている。
動力性能だけでなく、快適性能にも十分に気を配ってリーフは設計されており、そこがこれまでの試作品的な意味合いの強かった電気自動車とは大きく違う点である。

ボディサイズは全長4445mm×全幅1770mm×全高1545mm、ホイールベース2700mmとなっており、5ナンバーサイズのティーダよりも一回り大きい。
リーフは全幅が170cmを大きく超えた3ナンバーサイズのボディになる。
リーフ 日産リーフ

インテリア

インパネ部分は、上段にはスピード、時計、外気温計が表示される。
下段にはバッテリー残量を中心に、残航続可能距離などが表示される他に、電費というEV車ならではの項目もある。
内装のシート表皮にはペットボトルのリサイクル材が使われており、エコを意識したクルマ作りがなされている。

リアシートは前に倒して、ラゲッジスペースを広げることができる。
しかし、深いトランク部分に対しリアシートを寝かせた面は高く、高さ30cmぐらいのかなり大きな段差が発生してしまう。
フルフラットとはならないので注意したい。

パワーソース

モーターは最高出力109ps、最大トルク28.6kgmとなっており、リーフぐらいのサイズのクルマとしては標準的で無理無駄の無い出力と言える。
モーターはフロント部分に乗せられ、そのまま前輪駆動として機能している。
気になる連続走行距離は、JC08モードで200kmとなっている。
ガソリンエンジン車と比較すれば、まだまだ行動範囲や用途に制限があるのも事実だ。
バッテリーはリチウムイオンバッテリーを床下に敷き詰めて積載されている。
充電時間は実用に耐えられるものに近づいたが、急速充電では30分で80%、200V充電では8時間のフル充電となっており、これからの改善にも期待したい。

グレード構成

リーフのグレード構成は主に、「X」の3,764,250円~と、「G」の4,060,350円~の2タイプになる。
上級グレードGには、バックビューモニターやETCユニット、ソーラーセル付きのリアスポイラーといった装備が付く。
EV車に対する補助金や税制の優遇を受けると概ね、車体価格として300万円台前半ぐらいを実質負担することになる。