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リーフ(日産)の乗り心地とハンドリング

EV車リーフの走行フィールをレポート

市街地での走行

日産リーフを市街地で走らせてみると、発進時からのモーターの力強いトルクが印象的だ。
スペック上のトルク(80kW, 28.55kgm)は、車体重量からすれば標準的だが、電気モーターは低速時に最大トルクが発生するため、数字以上の加速感がある。
EVならではの、力強い加速が可能だ。

また、最近の車としては重心が低く安定感があるので、運転していて楽しさを感じる。
通常のガソリンエンジン車はフロントヘビーになりがちだが、リーフには重いエンジンが無い分、重量配分がいい。
大げさに言えば、ミッドシップのクルマに乗っているかのようなフィーリングがある。
コーナリング時の姿勢も安定している。
街中での走行は、楽しめるレベルのハンドリング性能と評価したい。

高速道路での走行

リーフを高速道路で走行させると、まずその静けさに驚かされる。
ハイブリッドカーのエンジン停止状態での走行は妙に風切り音が耳に付き、静けさという意味では達成度が低かった。
リーフは風切り音を抑える工夫が、ボディ形状の細部に採用されており、その効果が出ているようだ。
突き出たヘッドライトや太いアンテナは高速走行時の騒音低下に貢献している。

法廷速度100km/h程度の巡航は、非常に気持ちがいい。
ただし、それを超える速度域ではモーターの能力が頭打ちになる。
モーターは低速回転時でのトルク出力は大きいが、高速回転時では逆起電力の影響が大きくなりトルクを発生させるのが難しくなる特性がある。
日本より高速域での走行性能が求められる海外市場では、このあたりは厳しく評価されるだろう。

街中では重厚な乗り心地があったリーフだが、高速走行になると路面の繋ぎ目で跳ねる感じが否めない。
軽量化重視で作られたためか、元々のシャシーのポテンシャルはそれほど高くなく、剛性感が足りないと感じる。
EV リーフ

EV車は時代のニーズに合っているか?

リーフのようなEV車は、深夜電力の安さと豊富さを背景に商品開発が進められてきた。
原発ありきのエネルギー政策の転換が検討される昨今、本当にこれからの時代と一致した、エコな自動車として成立していけるのか疑問が生じる。
少なくとも現状では、昼間に急速充電するEV車が多くなることは、電力不足の観点から問題が多い。

それでも、EV車には未来があると考える。
これまでのガソリン車は石油からしかエネルギーを得ることができない。このことは、脱原発による石油依存が高まる中、より重いデメリットとなる。
EV車のアドバンテージはエネルギー源の選択肢の多いことだ。火力、原子力、水力はもちろん、太陽光、風力、地熱といった次世代の自然エネルギーを源に走ることができる。
EV車はこれからの時代こそ注目度が高まる自動車と言えるだろう。

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