S660の特別仕様車、東京モーターショー仕様車が限定660台で先行予約スタート
S660はホンダが新たに市場投入させる軽自動車規格のスポーツカーである。2013年11月に開催された東京モーターショーでS660 CONCEPTが公開されて以来、ファンの間では市販モデルの登場が待たされていたが、もう間もなくで正式発売に至る段階に来た。
(写真はS660コンセプト、東京オートサロン2015)

まずは、東京モーターショー仕様車と名付けられた特別仕様車が先行して発売される見込み。その名からも東京モーターショーで公開されたコンセプトモデルに近い仕様となることが予想され、こちらは来月2015年2月にも予約受注がスタートされる計画となっている。限定数は660台で、早ければ2015年4月にも納車が開始されるだろう。

また、先日の東京オートサロン2015では発売に向けたプロモーションとして、これまで公開されたものとは別色のS660 CONCEPTが出展された。そろそろ市販プロトが拝めるのかと期待していたファンにとっては少し物足りなさを感じる内容であった。
(写真はS660コンセプト、東京モーターショー2013)

S660をベースにS1000を開発中か、ワイドボディ+リッターエンジン
市販型S660のボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1150mmとなり軽自動車規格に収められる。実は写真のコンセプトモデルのサイズは軽自動車規格を上回っているようで、市販型はこれより少し小さくなる。

エンジンに関しても最高出力64psの軽自動車向け直3ターボの採用となる。さらに、このS660をベースにワイドボディ化したS1000なるモデルが海外向けに開発中との噂もあり、こちらの日本発売も望まれるところだ。
車名 | S660 | S660 |
代表グレード | B | a |
発売日 | 2019年10月 | 2019年10月 |
型式 | DBA-JW5 | DBA-JW5 |
ボディ形状 | 2ドア オープン | 2ドア オープン |
乗員定員 | 2名 | 2名 |
全長(mm) | 3395 | 3395 |
全幅(mm) | 1475 | 1475 |
全高(mm) | 1180 | 1180 |
ホイールベース(mm) | 2285 | 2285 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1300/1275 | 1300/1275 |
室内長(mm) | 895 | 895 |
室内幅(mm) | 1215 | 1215 |
室内高(mm) | 1020 | 1020 |
車両重量(kg) | 850 | 850 |
エンジン型式 | S07A | S07A |
シリンダー配列 | 直列3気筒 | 直列3気筒 |
排気量(cc) | 658 | 658 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 64.0×68.2 | 64.0×68.2 |
最高出力 | 64ps(47kW)/6000rpm | 64ps(47kW)/6000rpm |
最大トルク | 10.6kg・m(104N・m)/2600rpm | 10.6kg・m(104N・m)/2600rpm |
圧縮比 | 9.2 | 9.2 |
過給機 | ターボ | ターボ |
燃料タンク容量(L) | 25 | 25 |
使用燃料 | レギュラーガゾリン | レギュラーガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 24.2 | 24.2 |
サスペンション(フロント) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
サスペンション(リア) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
ブレーキ(フロント) | ディスク | ディスク |
ブレーキ(リア) | ディスク | ディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 165/55R15 75V | 165/55R15 75V |
タイヤサイズ(リア) | 195/45R16 80W | 195/45R16 80W |
最小回転半径(m) | 4.8 | 4.8 |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | ミッドシップ | ミッドシップ |
消費税込み車両価格 | 2,017,400円 | 2,226,400円 |
車名 | S660 | S660 |
代表グレード | a特別仕様車トラッドレザーエディション | モデューロX |
発売日 | 2019年10月 | 2019年10月 |
型式 | DBA-JW5 | DBA-JW5 |
ボディ形状 | 2ドア オープン | 2ドア オープン |
乗員定員 | 2名 | 2名 |
全長(mm) | 3395 | 3395 |
全幅(mm) | 1475 | 1475 |
全高(mm) | 1180 | 1180 |
ホイールベース(mm) | 2285 | 2285 |
トレッド 前(mm)/後(mm) | 1300/1275 | 1300/1275 |
室内長(mm) | 895 | 895 |
室内幅(mm) | 1215 | 1215 |
室内高(mm) | 1020 | 1020 |
車両重量(kg) | 850 | 850 |
エンジン型式 | S07A | S07A |
シリンダー配列 | 直列3気筒 | 直列3気筒 |
排気量(cc) | 658 | 658 |
シリンダー内径(mm)×行程(mm) | 64.0×68.2 | 64.0×68.2 |
最高出力 | 64ps(47kW)/6000rpm | 64ps(47kW)/6000rpm |
最大トルク | 10.6kg・m(104N・m)/2600rpm | 10.6kg・m(104N・m)/2600rpm |
圧縮比 | 9.2 | 9.2 |
過給機 | ターボ | ターボ |
燃料タンク容量(L) | 25 | 25 |
使用燃料 | レギュラーガゾリン | レギュラーガゾリン |
JC08モード燃費(km/L) | 24.2 | 24.2 |
サスペンション(フロント) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
サスペンション(リア) | マクファーソン式 | マクファーソン式 |
ブレーキ(フロント) | ディスク | ディスク |
ブレーキ(リア) | ディスク | ディスク |
タイヤサイズ(フロント) | 165/55R15 75V | 165/55R15 75V |
タイヤサイズ(リア) | 195/45R16 80W | 195/45R16 80W |
最小回転半径(m) | 4.8 | 4.8 |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | ミッドシップ | ミッドシップ |
消費税込み車両価格 | 2,317,700円 | 2,902,900円 |
過去記事(2014/12/27)
ホンダ新型S660が発売予定、市販型が2015年2月に正式発表の見込み
S660の正式発表は2015年2月、MR駆動による本格軽スポーツカーが発売予定
ホンダが開発中の軽自動車規格のスポーツカー、S660コンセプトが2013年の東京モーターショーで公開されていた。そして市販型S660の正式発表が2015年2月にも実施される見通しとなった。
(写真はS660 Concept、東京モーターショー2013)

写真のS660コンセプトは、実は軽自動車規格よりも大きなボディサイズであった。市販型S660のボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1150mm、ホイールベースは2520mmとなる。低い全高を除けば、N BOXなど他の軽自動車と変わらないディメンションとなる。

S660のパワートレインは軽ターボエンジンによるMR駆動、CVTと6MTを用意
市販型S660のグレード構成は上級モデルのαと標準モデルのβの2タイプになる見込み。トランスミッションはCVTと6MTの2タイプが用意される。
S660に搭載されるのは3気筒658ccで最高出力64psの軽ターボエンジン。これがミドシップに搭載されたMR駆動となる。タイヤサイズは前後で異なり、フロントが165/55R15、リアが195/45R16となる見込み。

バックウィンドウは上下に開閉できるパワーウィンドウが備わるが、ルーフはキャンバス地のトップを手動で貼り付けるシンプルな機構となり、軽量化とコストダウンが重視される。

装備面では電動で跳ね上がるリアスポイラーの設定がある。イグゾーストは一本出しでリアセンターに堂々と配置されるほか、上級のαには本革シートが採用される。
車両価格については2月の公式発表を待つことになるが、ベースモデルのβが190万円前後になると予想される。

生産台数は1日40台が計画されており、正式発売は4月以降になる見込み。
過去記事(2014/09/21)
S660の発売日は2015年1月の見込み、ホンダ ビート後継の軽オープンスポーツ
ホンダS660が2015年の年明けに発売される見込み、軽オープンスポーツカー
ホンダの軽オープンスポーツカー、S660が2015年1月にも発売される見通しとなった。2015年夏頃とも言われていた発売予測時期は少し前倒しとなった。
(写真はS660コンセプト、東京モーターショー2013年11月)

ホンダはかつて軽自動車規格のオープンスタイルのスポーツカーとして、ビートを販売していた。今冬発売されるS660はそのビートのコンセプトを引き継いだモデルとなる。

タルガトップのエクステリアデザインが特徴的で、キャンバス地のルーフは手動による開閉が可能となる。一方で、2014年6月に発売したライバルのダイハツ・コペンはルーフに電動ハードトップが採用されており、既に好受注を得ている。

S660は高トルクの軽ターボエンジンを搭載、コペンのパフォーマンスを上回る
S660のエンジン仕様は軽自動車向けのターボエンジンで、これがリアミドシップに搭載されたMR駆動となる。軽自動車向けターボエンジンは自主規制により最高出力64psと相場が決まっているが、トルクは各メーカーおよび車種によって異なる。例えば、前述のコペンは最大トルク9.4kgfm/3200rpmというスペック。これに対してN-ONEなどに搭載されるホンダのターボエンジンは10.6kgfm/2600rpmで、より低い回転数で高トルクを発生する仕様となっている。このことはS660においてもアドバンテージとなるはずだ。
(写真はライバルのダイハツ・コペン)

トランスミッションは6MTとCVTの2タイプが設定される見込み。S660の車両価格は、ライバルのコペンのスタート価格179万8200円あたりが目安か。
過去記事(2014/07/10)
S660市販モデル2014年内発表か、タルガトップでルーフ開閉よりボディ剛性を重視
ホンダ・ビート後継車のS660が2014年末頃にも発表される見込み
ホンダはビート後継車として、軽自動車規格のオープンスポーツカーを開発しているが、その発表が2014年末頃にも行われる見込みとなった。既に昨年の東京モーターショー2013で、S660コンセプトとしてエクステリアデザインが提案されていたが、その市販モデルということになる。発売は2015年の早い時期にも実現することになるだろう。
(写真はS660コンセプト)

S660市販モデルと前作ビートとの大きな違いの一つとなりそうなのが、ルーフの開閉方式となる。ビートは樹脂製ソフトトップを使ったリトラクタブルルーフが採用されており、フロントガラス上部からヘッドレスト後方にかけて折りたたまれる形で格納されるものであった。

S660市販モデルではタルガトップ構造が採用されるということで、オープンカーながらも立派なBピラーが存在することになる。開閉が可能なのはフロントガラスとBピラーの間に限られ、キャンパス地でできたルーフを取り外し、これをフロントボンネット内の荷室に収納することでオープン状態となる。ビートより気軽に開閉できそうにないことが想像できるが、S660市販モデルではBピラーの存在によって高いボディ剛性が望めるため走りに特化したモデルとなることが期待できる。

S660はS07A型ターボエンジンをリアミドシップに搭載、CVTと6MTが用意される
S660市販モデルのエンジンは、すでにNシリーズに搭載されている直列3気筒のS07A型ターボをベースとしたものがリアミドシップに搭載される。高回転域型にセッティングされることが予想され、最高出力は自主規制値いっぱいの64psで変わりないだろうが、最大トルクについては現行モデルの10.6kgmを超える可能性がある。

トランスミッションは6MTが用意され、自動変速機モデルはCVTの採用となる見込みだ。
過去記事(2014/06/05)
ホンダS660は2015年の発売見込み、ビート後継のライトウェイト軽スポーツカー
S660の生産は八千代工業が担当、早ければ2014年度内に発売される可能性
ホンダはビート後継となる軽自動車規格の次世代スポーツカーとして、S660コンセプトを2013年の東京モーターショーで発表していた。その市販モデルのデビュー時期としては2015年前半頃が予測されており、早ければ2014年度内での発売が実現しそうである。生産はホンダの子会社でもある八千代工業の四日市製作所が担当する予定となっている。
(写真はS660コンセプト、東京モーターショー2013)

S660のデザインのベースとなったのは、2011年の東京モーターショーで公開されたEV-STERである。EV-STERは電気自動車ということもあり市販化されることは無かったわけだが、S660市販モデルは軽自動車規格に適合した660ccクラスの3気筒ガソリンターボエンジンがミッドシップ搭載される。その最高出力は64ps。トランスミッションは5MTとCVTの2タイプの設定となることが現在のところ期待される。

ホンダS660のライバルはコペン、S1000として欧州仕様の計画もあるようだ
さて、S660コンセプトのボディサイズは発表されていなかったわけだが、実物を見た感じではコンパクトではあるものの軽自動車としては非常に立派な印象を受けた。実は全幅に関しては1480mmを超えていたのではないかと考える。

S660は軽自動車規格の日本仕様の他に、S1000として約100mm幅広のワイドボディに1.0Lエンジンを搭載させた欧州仕様の計画も存在するようだ。東京モーターショーで発表されたのは、このS1000に近いモデルであった可能性もある。S1000は、2015年の発売が予測される次期MX-5(日本名マツダロードスター)とも競合することになり、ライトウェイトオープンスポーツカーのカテゴリーは注目となるだろう。
(写真はダイハツ次期コペン コンセプトモデル)

日本の軽自動車市場では、今月2014年6月の発売が予定されているダイハツ・コペンがS660のライバルとされる。次期コペンはスポーツ性能ではS660に比べ、面白みが少ないが、電動ハードトップと着せ替え可能な外板パネルの設定により、S660とはまた違った楽しみをもつ軽オープンカーとなる。
過去記事(2013/12/05)
ホンダ・S660の発売は2015年が目標、軽自動車MRオープンスポーツカー
ホンダS660が2015年に発売予定、ビート後継のMRオープンスポーツカー
今年の東京モーターショー2013は、軽自動車規格の小さなスポーツカーも見所であった。ダイハツが外装着せ替えが可能なRmz、Xmzの出展で注目を集めるなか、ホンダはビート後継車に相当する正統派スポーツカーとしてS660コンセプトを発表した。

S660のデザインのベースとなったのは前回2011年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカーのEV-STER。電気自動車であったEV-STERに対して、このS660は660cc未満のガソリンエンジンをミッドシップに搭載している。軽自動車規格に則った仕様となったことから、2015年が目標とされる市販化へ一歩近づいたコンセプトカーと考える。

S660は軽自動車向けガソリンエンジンをミッドシップに搭載
新型S660のエクステリアデザインは、前回発表のEV-STERから2年が経過したもののその方向性は殆ど変わらないと感じた。ただし、フロントグリルはラジエター冷却のために大型化したほかリアフェンダー手前には吸気口が現れ、パワートレインが電気モーターからMRの内燃機関に変更されたことが外観からも認められる。

気になるトランスミッションのタイプについては発表はなかった。しかしミッドシップということでアクティやバモスとのコンポーネント共用を想定すれば、5MTの採用も期待してもよいのではなかろうか。もちろんオートマチックトランスミッションとしてCVT(あるいはDCT)の設定はあるだろう。

見ての通りオープンカーであるわけだが、そのルーフ機構については詳細が発表されていない。重量やコストの問題からソフトトップ式になる可能性が高いと考える。

S660のインテリアはタッチパネル式のコントロール類が近未来的な印象を与える。
過去記事(2013/10/23)
ホンダがS660を東京モーターショー2013で発表、ビート後継の軽オープンスポーツ
S660コンセプトが東京モーターショーでワールドプレミア、2014年末発売予想
S660コンセプトとしてホンダの新型スポーツカーが来月2013年11月20日の東京モーターショー プレスデーにてワールドプレミアを迎えることになった。ホンダで軽自動車規格の次世代オープンスポーツカーが開発されていることは、これまでも多く報道されてきたが、ビート後継車と呼ばれることが多かった。今回、S660として正式な名称が発表された。

S660はコンセプトカーの段階ではあるものの、そのエクステリアデザインについては、ほぼ市販モデルに近い形で出展されると考える。発売日としては2014年末から2015年初頭頃が予定されている。

S660コンセプトのエクステリアデザインはEV-STERがベース、フロントグリルに違いあり
さて、このS660コンセプトのボディデザインの前身となったのは、前回2011年の東京モーターショーで公開されたEV-STERである。当時は市販モデルのデザインについては別案があるなど言われることもあった。しかしEV-STERのエクステリアが意外にも好評たっだため、これがS660コンセプトのデザインベースとして採用された。
(写真はEV-STER)


EV-STERからS660コンセプトへ進化を遂げたわけだが、エクステリアの大きな違いはフロントグリルにあるだろう。EV-STERは電気自動車というキャラクターもありフロントグリルの存在感を小さくすることでエコなイメージを印象付けるものであった。一方、軽自動車用ターボエンジンをミッドシップに搭載するS660では、逆に存在感のあるオーソドックスな横桟グリルが採用された。ラジエターの冷却性能に係わる問題でもあるが、見た目にもスポーティーなイメージが強くなった。
この他フロントフェンダー周りやヘッドライト形状についても若干の変更点が見られる。
(S660コンセプト)

リアのコンビネーションランプ周辺もEV-STERのデザインルールがほぼそのまま採用されている。