ホンダS660が2015年の年明けに発売される見込み、軽オープンスポーツカー
ホンダの軽オープンスポーツカー、S660が2015年1月にも発売される見通しとなった。2015年夏頃とも言われていた発売予測時期は少し前倒しとなった。
(写真はS660コンセプト、東京モーターショー2013年11月)
ホンダはかつて軽自動車規格のオープンスタイルのスポーツカーとして、ビートを販売していた。今冬発売されるS660はそのビートのコンセプトを引き継いだモデルとなる。
タルガトップのエクステリアデザインが特徴的で、キャンバス地のルーフは手動による開閉が可能となる。一方で、2014年6月に発売したライバルのダイハツ・コペンはルーフに電動ハードトップが採用されており、既に好受注を得ている。
S660は高トルクの軽ターボエンジンを搭載、コペンのパフォーマンスを上回る
S660のエンジン仕様は軽自動車向けのターボエンジンで、これがリアミドシップに搭載されたMR駆動となる。軽自動車向けターボエンジンは自主規制により最高出力64psと相場が決まっているが、トルクは各メーカーおよび車種によって異なる。例えば、前述のコペンは最大トルク9.4kgfm/3200rpmというスペック。これに対してN-ONEなどに搭載されるホンダのターボエンジンは10.6kgfm/2600rpmで、より低い回転数で高トルクを発生する仕様となっている。このことはS660においてもアドバンテージとなるはずだ。
トランスミッションは6MTとCVTの2タイプが設定される見込み。S660の車両価格は、ライバルのコペンのスタート価格179万8200円あたりが目安か。