S660の正式発表は2015年2月、MR駆動による本格軽スポーツカーが発売予定
ホンダが開発中の軽自動車規格のスポーツカー、S660コンセプトが2013年の東京モーターショーで公開されていた。そして市販型S660の正式発表が2015年2月にも実施される見通しとなった。
(写真はS660 Concept、東京モーターショー2013)
写真のS660コンセプトは、実は軽自動車規格よりも大きなボディサイズであった。市販型S660のボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1150mm、ホイールベースは2520mmとなる。低い全高を除けば、N BOXなど他の軽自動車と変わらないディメンションとなる。
S660のパワートレインは軽ターボエンジンによるMR駆動、CVTと6MTを用意
市販型S660のグレード構成は上級モデルのαと標準モデルのβの2タイプになる見込み。トランスミッションはCVTと6MTの2タイプが用意される。
S660に搭載されるのは3気筒658ccで最高出力64psの軽ターボエンジン。これがミドシップに搭載されたMR駆動となる。タイヤサイズは前後で異なり、フロントが165/55R15、リアが195/45R16となる見込み。
バックウィンドウは上下に開閉できるパワーウィンドウが備わるが、ルーフはキャンバス地のトップを手動で貼り付けるシンプルな機構となり、軽量化とコストダウンが重視される。
装備面では電動で跳ね上がるリアスポイラーの設定がある。イグゾーストは一本出しでリアセンターに堂々と配置されるほか、上級のαには本革シートが採用される。
車両価格については2月の公式発表を待つことになるが、ベースモデルのβが190万円前後になると予想される。
生産台数は1日40台が計画されており、正式発売は4月以降になる見込み。