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ミライースのテクノロジーはムーヴやタントにも採用される

イーステクノロジーはダイハツの軽自動車に順次採用されていく

先月デビューしたミライースは、JC08モードで30km/Lという燃費性能を武器に、2週間で2.5万台という凄まじい初期受注を達成している。

ミライースの燃費は魅力的だが、ムーヴのようなワゴン車が欲しいという人もなかにはいるはず。
そういう人は無理してミライースを買う必要はなく、イーステクノロジーは従来からの人気車種、ムーヴやタントにも順次採用されていくので少し待って欲しい。
イーステクノロジーがフル採用されるには、暫くの間はミライースに限定されるだろうが、エンジンやCVTといったユニットレベルでの改変が可能な部分については、マイナーチェンジや年次改良でこれからどんどん採用されていく。
イーステクノロジーの中でも軽量化や空力に関する項目については、ボディ全体としての見直しが必要なため、採用には次のフルモデルチェンジを待つしかないが、エンジンやCVTといった重要部分の改変ほど容易に導入が可能なようだ。
ミライースの登場により、ダイハツの軽自動車全体の燃費性能の伸びしろが大きくなったと考えていい。

実測による燃費データでは、ミライースが23.3km/Lなのに対し、ハイブリッド勢のトヨタ・プリウスが25.7km/L、ホンダ・フィットハイブリッドが21.3km/Lといった報告もあり、ミライースの燃費性能の実力は相当なもの。
カタログ燃費がいいだけではなく、実用燃費でもハイブリッド車と同等の性能を持っている。

ミライース最大の欠点は、足回りの悪さ

ミライースは燃費向上のため、60kgの軽量化をしているが、そのトレードオフとなったのが車体剛性。
このためハンドリング性能や乗り心地は、最新モデルの軽自動車としてはイマイチという評価が多い。
最近の軽自動車、特にモデルチェンジから間もないスズキ・MRワゴンやムーヴなどは、普通車のコンパクトカーと遜色ないハンドリング性能に驚かされたものだ。
このような新しい車種と比較すると、ミライースの直進安定性やコーナリング時の安定感、乗り心地は、新型車というよりも旧世代の水準をなんとか維持した程度に感じる。
ただし、車体剛性は低いものの、衝突安全性は高い水準にあるようだ。

また、エンジン性能も高回転域を使った加速は、軽自動車の中でも苦手な部類に入る。
高速道路を多用するドライバーであれば、不満に感じることが多いはずだ。

ミライースに採用さたE:sテクノロジーとは?

e:S(イース)とは、ダイハツの低燃費技術Energy Saving Techologyの略称でもある。
エンジンだけでなくトランスミッションや車体に至るまで、クルマ全体の細部に渡る見直しで燃費性能を向上させようというもの。
ここでミライースに採用されているイーステクノロジーを列挙してみる。

エンジンまわり

エンジンの圧縮比を11.3に高めて高効率化
インジェクターの燃料噴霧を微粒子化
ロングインジェクターを採用し、ポートに近い所で燃料噴射
i-EGRシステムの採用(シリンダー内のイオン検出で燃焼状態を把握し、EGR量をコントロールする)
駆動チェーン幅を広くすることにより、張力を低く抑える

CVT(トランスミッション)

オイルポンプの高効率化
CVTケースを薄く軽量化
変速ギア比の改善

ボディ・その他

高剛性軽量ボディの採用
減速エネルギー回生システムの導入
ベアリングの転がり抵抗低減

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