新型【ムーヴ】フルモデルチェンジ発売日2022年中頃予想、軽自動車e-SMART HYBRIDは2023年に追加設定、次期ムーヴカスタム最新情報

ムーヴ

ダイハツ・ムーヴのフルモデルチェンジは2022年中頃の実施が予想される。

ムーヴカスタム後期型

現行ムーヴカスタム

現行ムーヴ(LA150/160S型)は、2014年に発売された6代目モデル。かつてムーヴシリーズは4~5年サイクルでフルモデルチェンジされてきた主力車種であった。しかし昨今の軽自動車セグメントでのニーズは、スライドドアを装備したスーパートールワゴン車に移っており、ムーヴのようなベーシック軽ワゴンの優先度が下げられている状況にある。

タント カスタム

また、CO2排出量規制の流れのなかで、パワートレインの電動化が迫られていることもフルモデルチェンジが遅くなる理由の一つ。次期ムーヴには、新開発の軽自動車向けハイブリッドが搭載されることになりそう。

ロッキー e-SMART HYBRID

ロッキー e-SMART HYBRID

ダイハツは2021年11月1日に、ロッキー e-SMART HYBRIDを発売。自社開発による100%モーター駆動のシリーズ式ハイブリッドシステムの商品化に成功した。その発電エンジンの排気量は1.2Lであるが、今後、軽自動車向けe-SMART HYBRIDが登場することが予告された。その市販時期は2023年頃になる見込みとなっている。

ムーヴカスタム リアコンビネーションランプ

現行ムーヴカスタム

新型ムーヴのフルモデルチェンジ発売は2022年中頃が想定されるが、これはKF型エンジンの改良版の搭載となるだろう。軽自動車向けe-SMART HYBRID搭載モデルは、ムーヴのフルモデルチェンジから一年遅れの追加発売が予想される。ガソリン燃料で走る軽自動車としては最高燃費となるはずだ。

新型ムーヴはシリーズ式ハイブリッドのe-SMART HYBRID搭載へ

2022年から2023年にかけては、軽自動車セグメントでは電動化に向けての大きな動きがスタートする。これにはEV化だけではなく、本格ハイブリッドの導入も含まれる。

IMk concept

まずEVについては、日産が2022年春に軽自動車EVを投入予定。これは現行販売される日産・デイズやムーヴなどと同じサイズ感のベーシック軽ワゴンのボディタイプで登場する。

他メーカーからも軽EV発売時期を予告するアナウンスが出されており、ホンダは2024年まで、スズキは2025年までとしている。ダイハツはEVパワートレインについては、スズキと共同開発することを発表していたから、同じく2025年前後の市販時期が想定される。

ムーヴ カスタム フロントグリル

軽自動車の脱炭素化、電動化については、本格ハイブリッドをスキップして、一気にEV化するのでは、という予想もある。しかし、「2030年度燃費基準」を軽自動車の新車販売を全てEVに切り替えることで達成するのは、実際には難しいだろう。本格ハイブリッドとEVの両方の手段で電動化を進めるのが現実的となる。

ロッキー e-SMART HYBRID 構造

e-SMART HYBRID

本格ハイブリッドについては、比較的構造が簡単なシリーズ式ハイブリッドが、軽自動車に対する手段となりそう。ハイブリッドカー黎明期から現在に至るまでは、エンジンとモーター両方が並行して駆動するパラレル式もしくはシリーズパラレル式が主流で、トヨタやホンダも採用してきた。近年は、バッテリーやインバーターなどの性能向上とコストダウンが進み、100%モーター駆動のシリーズ式も合理性を持つようになってきている。

ムーヴが皮切り、ダイハツはシリーズ式ハイブリッドで軽自動車を電動化

比較的低価格なスモールカーを中心に取り扱ってきたダイハツであるが、これまでハイブリッド化にはコスト面の問題もあり消極的な姿勢を見せてきた。過去にはトヨタからの技術協力により実現したハイゼットカーゴハイブリッドがあったが、大きなセールス的実績もなく2010年に販売を終了させている。

ロッキー e-SMART HYBRID エンジン

e-SMART HYBRID 1.2L エンジン

ダイハツがシリーズ式ハイブリッドの開発に本格的に取り組んでいることは、特許出願の状況により以前から推測されていた。しかし、これが軽自動車向けなのか、1.2Lクラス程度の小型車向けなのかは判断が難しかった。結局は両方のボディタイプに対してシリーズ式ハイブリッドシステムが用意されることになる。

ムーヴなどダイハツの軽自動車のEV化は遅れそう

ダイハツは、スズキとEVプラットフォームについて共同開発していくことを発表している。さらに軽商用車セグメントにおいても、CASE対応で両社が協力していく姿勢を明らかとしているが、これらに関係する具体的な商品化の時期については明確にしていない。

一方で他の軽自動車ブランドを見ていくと、日産は2022年春に新型の軽自動車EVを発売予定。さらに、ホンダも2024年の軽EV発売を社長自らが発表している状況だ。

ムーヴカスタム後期型

ムーヴカスタム

いずれ軽自動車のEV化は進められることになるが、ダイハツはやや遅れて出してくる見込み。それだけに今回の本格ハイブリッドの導入予告は重要な意味を持つ。ダイハツは次期ムーヴを皮切りに、しばらくはe-SMART HYBRIDの導入で軽自動車の燃費基準の達成を進めることになるだろう。

ムーヴのモデルサイクルは約8年に延長される

ムーヴ カスタム フロントグリル

現行ムーヴカスタム 前期型

2014年に発売された6代目ムーヴであるが、2016年には派生モデルとして、後席スライドドアと専用内外装が与えられたムーヴキャンバスが発売された。ひとまず2022年の段階でフルモデルチェンジを受けるのは、後席開き戸(ヒンジドア)の通常ムーヴとムーヴカスタムのみとなりそう。

ムーヴのフルモデルチェンジ、サイクルは4年から8年に

かつてムーヴシリーズは4年おきにフルモデルチェンジを受けていたが、現行型は販売期間が8年間にも及ぶロングセラーモデルとなる。軽自動車セグメントの中でも、近年はタントやムーヴキャンバスのような後席スライドドア装備車のニーズが高まっており、ムーヴのようなベーシックタイプの軽ワゴン車は、新型車の投入頻度が下げられる結果となった。

ムーヴカスタムX“VS SAⅢ”フロント

ムーヴカスタムX“VS SAⅢ”

現行型ムーヴは2021年9月に一部改良を受けており、特別仕様車も設定されている。これが現行型最終モデルとなりそうである。

新型ムーヴのEV化は遅れそう、2022年は日産三菱の新型軽EVが発売

一方で、ライバルの日産三菱連合からは、新型軽EVの「SAKURA」が2022年春に発売される見込み。その車両価格は、補助金を引いた実質負担額が200万円程度になるようで、軽自動車のEV化が本格的に始まることが予想される。

IMkコンセプト

日産・軽EV – IMkコンセプト

ムーヴEVはスズキとの共同開発パワートレインで実現する

軽自動車向けEVプラットフォームについて、ダイハツはスズキと共同開発していくことが2021年の段階で明らかとなった。しかし、市販モデルとしての実現はまだ先となりそう。2022年発売のムーヴのフルモデルチェンジのタイミングでは、影響のない話だと考えられる。

また、ダイハツは軽商用車におけるCASE技術をスズキの他、トヨタ、日野自動車、いすゞ自動車とも協業していくことを発表している。このことはEV車両の共同開発に留まらず、IoTによる物流の効率化、自動運転、シェアリングなどの方面でも大きな進展があることが期待される。

現行型ムーヴ、2021年9月の一部改良内容

  • オートライトを標準装備(法規対応。2021年10月1日より継続車にも義務化される装備となる。)

ムーヴ

  • 全11グレードから9グレードに 集約
  • 特別仕様車「カスタムX “VS SAⅢ”」を新設定(ベースの「カスタムX “ Limited SAⅢ”」にパノラマモニター対応カメラを特別装備)
ムーヴカスタムX“VS SAⅢ” リアコンビネーションランプ

ムーヴカスタムX“VS SAⅢ”

特別仕様車「カスタムX “VS SAⅢ”」の車両価格は、2WD 1,419,000円、4WD 1,545,500円となる。

ムーヴ フロントシートリフト(昇降シート車)

ムーヴ フロントシートリフトX“LimitedⅡ SAⅢ”

ムーヴ フロントシートリフトX“LimitedⅡ SAⅢ”

  • 従来の「カスタムX “Limited SAⅢ”」にパノラマモニター対応カメラを標準装備した「カスタムX “LimitedⅡ SAⅢ”」を新設定
  • 従来の 「X “SAⅢ”」に純正ナビ装着用アップグレードパックを標準装備した「X“LimitedⅡ SAⅢ”」を新設定
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