新型【ムーヴ】フルモデルチェンジ速報、2022年中頃、ダイハツが軽自動車向け本格ハイブリッドe-SMART HYBRID予告

ムーヴ

現行型ムーヴは2014年に発売されたモデル。2022年の中頃の実施が見込まれる次期型7代目へのフルモデルチェンジでは、軽自動車史上で最も高性能な新開発ハイブリッドシステムの搭載が予想される。

ムーヴカスタム リアコンビネーションランプ

現行 ムーヴカスタム

ダイハツは2021年11月1日に、ロッキー e-SMART HYBRIDを発売。これにより100%モーター駆動を特徴とする新開発のシリーズ式ハイブリッドシステムが商品化を果たした。そして、e-SMART HYBRIDには、今後、軽自動車向けバージョンが登場することが予告された。

ロッキー e-SMART HYBRID 構造

e-SMART HYBRID

ムーヴが皮切り、ダイハツはシリーズ式ハイブリッドで軽自動車を電動化

比較的低価格なスモールカーを中心に取り扱ってきたダイハツであるが、これまでハイブリッド化にはコスト面の問題もあり消極的な姿勢を見せてきた。過去にはトヨタからの技術協力により実現したハイゼットカーゴハイブリッドがあったが、大きなセールス的実績もなく2010年に販売を終了させている。

ロッキー e-SMART HYBRID

ロッキー e-SMART HYBRID

今月発売されたロッキー e-SMART HYBRIDは、発電専用エンジンとして1.2Lのガソリンエンジンが搭載される。次期ムーヴなど軽自動車向けには、排気量660cc未満の発電専用エンジンを採用する別システムが搭載されることになるだろう。

ダイハツがシリーズ式ハイブリッドの開発に本格的に取り組んでいることは、特許出願の状況により以前から推測されていた。しかし、これが軽自動車向けなのか、1.2Lクラス程度の小型車向けなのかは判断が難しかった。結局は両方のボディタイプに対してシリーズ式ハイブリッドシステムが用意されることになる。

ムーヴカスタム 20th

前期型 ムーヴカスタム 20th

軽自動車向けのe-SMART HYBRIDが、このタイミングで公表されたことを考えると、発売は1年以内。つまり2022年中頃のフルモデルチェンジが予想される新型ムーヴへの搭載が第一弾となりそうだ。

ダイハツの軽自動車向けハイブリッドは、スーパートールワゴンのタントへの搭載を待望する声もあったが、タントは2019年にフルモデルチェンジを受けておりタイミング的には難しいと考えられる。

タント カスタム

タント カスタム

ムーヴなどダイハツの軽自動車は将来的にはEV化されるが、遅れる

ダイハツは、スズキとEVプラットフォームについて共同開発していくことを発表している。さらに軽商用車セグメントにおいても、CASE対応で両社が協力していく姿勢を明らかとしているが、これらに関係する具体的な商品化の時期については明確にしていない。

一方で他の軽自動車ブランドを見ていくと、日産は2022年春に新型の軽自動車EVを発売予定。さらに、ホンダも2024年の軽EV発売を社長自らが発表している状況だ。

ムーヴカスタム後期型

ムーヴカスタム

いずれ軽自動車のEV化は進められることになるが、ダイハツはやや遅れて出てくる見込み。それだけに今回の本格ハイブリッドの導入予告は重要な意味を持つ。ダイハツは次期ムーヴを皮切りに、しばらくはe-SMART HYBRIDの導入で軽自動車の燃費基準の達成を進めることになるだろう。

ムーヴのモデルサイクルは約8年に延長される

ムーヴ カスタム フロントグリル

現行ムーヴカスタム 前期型

2014年に発売された6代目ムーヴであるが、2016年には派生モデルとして、後席スライドドアと専用内外装が与えられたムーヴキャンバスが発売された。ひとまず2022年の段階でフルモデルチェンジを受けるのは、後席開き戸(ヒンジドア)の通常ムーヴとムーヴカスタムのみとなりそう。

ムーヴのフルモデルチェンジ、サイクルは4年から8年に

かつてムーヴシリーズは4年おきにフルモデルチェンジを受けていたが、現行型は販売期間が8年間にも及ぶロングセラーモデルとなる。軽自動車セグメントの中でも、近年はタントやムーヴキャンバスのような後席スライドドア装備車のニーズが高まっており、ムーヴのようなベーシックタイプの軽ワゴン車は、新型車の投入頻度が下げられる結果となった。

ムーヴカスタムX“VS SAⅢ”フロント

ムーヴカスタムX“VS SAⅢ”

現行型ムーヴは2021年9月に一部改良を受けており、特別仕様車も設定されている。これが現行型最終モデルとなりそうである。

新型ムーヴのEV化は遅れそう、2022年は日産三菱の新型軽EVが発売

一方で、ライバルの日産三菱連合からは、新型軽EVの「SAKURA」が2022年春に発売される見込み。その車両価格は、補助金を引いた実質負担額が200万円程度になるようで、軽自動車のEV化が本格的に始まることが予想される。

IMkコンセプト

日産・軽EV – IMkコンセプト

ムーヴEVの実現はかなり先、ダイハツのEVはスズキと協業

軽自動車向けEVプラットフォームについて、ダイハツはスズキと共同開発していくことが2021年の段階で明らかとなった。しかし、市販モデルとしての実現はまだ先となりそう。2022年発売のムーヴのフルモデルチェンジのタイミングでは、影響のない話だと考えられる。

また、ダイハツは軽商用車におけるCASE技術をスズキの他、トヨタ、日野自動車、いすゞ自動車とも協業していくことを発表している。このことはEV車両の共同開発に留まらず、IoTによる物流の効率化、自動運転、シェアリングなどの方面でも大きな進展があることが期待される。

現行型ムーヴ、2021年9月の一部改良内容

  • オートライトを標準装備(法規対応。2021年10月1日より継続車にも義務化される装備となる。)

ムーヴ

  • 全11グレードから9グレードに 集約
  • 特別仕様車「カスタムX “VS SAⅢ”」を新設定(ベースの「カスタムX “ Limited SAⅢ”」にパノラマモニター対応カメラを特別装備)
ムーヴカスタムX“VS SAⅢ” リアコンビネーションランプ

ムーヴカスタムX“VS SAⅢ”

特別仕様車「カスタムX “VS SAⅢ”」の車両価格は、2WD 1,419,000円、4WD 1,545,500円となる。

ムーヴ フロントシートリフト(昇降シート車)

ムーヴ フロントシートリフトX“LimitedⅡ SAⅢ”

ムーヴ フロントシートリフトX“LimitedⅡ SAⅢ”

  • 従来の「カスタムX “Limited SAⅢ”」にパノラマモニター対応カメラを標準装備した「カスタムX “LimitedⅡ SAⅢ”」を新設定
  • 従来の 「X “SAⅢ”」に純正ナビ装着用アップグレードパックを標準装備した「X“LimitedⅡ SAⅢ”」を新設定
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