新型【ムーヴ】フルモデルチェンジいつ?2025年春に延期、他車種の法規対応が影響か、グレード価格帯チラシから値上げの可能性【ダイハツ全車種の基準適合性の確認完了】軽ハイブリッド中止【最新情報】エントリー120万円台後半はスライドドア手動、画像リーク、e-SMART HYBRIDなし、カスタム廃止、ターボあり

ムーヴ
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ダイハツ新型ムーヴ

新型ムーヴの発売時期は2025年春の予想

新型ムーヴの発売時期は、2025年春が予想されます。ダイハツの現行ラインアップの一部車種では、2024年11月1日に施行される法規への対応が間に合わず、販売できない期間が生じる見込みです。このような状況が新型ムーヴ発売の遅れにも影響を及ぼしていると考えられます。

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また、ダイハツが計画中の新型車の中には、さらに発売時期が遅れるモデルもあります。特に、次期型ルーミーは2023年の段階で車両開発が最終段階に達していたとされていますが、フルモデルチェンジ発売は2027年6月以降への大幅な延期が見込まれています。

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新型ムーヴ(リーフレットが配布済みだった)

新型ムーヴの発売は、次期型ルーミーよりも優先されることになりそうです。それでも、当初の新型ムーヴの計画は2023年5月の段階で発売直前まで進捗していましたが、およそ2年の遅れで発売日を迎えることが予想されます。

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新型ムーヴの案内チラシ(画像提供 @copen125様)

なお、日刊自動車新聞は2024年7月11日に、新型ムーヴの発売時期として2025年春が目標となっていることを報じました。これはダイハツが仕入先に通知したものとして伝えられています。

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ムーヴキャンバス

ダイハツは新型車の導入時期について「すべての生産車種の出荷停止が解除してから」としていました。そして、ダイハツは2024年4月19日に、最後まで出荷停止が続いていたロッキー、ライズのハイブリッド車、およびムーヴ・キャンバスについて、基準適合性の確認が完了したことを発表しました。この報告は、新型ムーヴのフルモデルチェンジ発売に向けた大きな前進と考えられていました。しかしその後も、現行販売車種の法規対応にリソースを割かれ、新型車を市場投入する余裕がないと考えられます。

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新型ムーヴについては、2023年5月に一部の顧客に配布された案内リーフレットからいくつかの情報が得られています。リーフレットによれば、新型ムーヴでは全車種にスライドドアが標準装備されるという大幅な商品コンセプトの変更が確認できます。

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また、概ねの価格帯も明らかとなっていました。これをもとに推定した、グレードと価格表をごらんください。

グレード 推定価格(万円) AAC&電動パーキングブレーキ エンジン スライドドア標準設定
FF 4WD 助手席側 運転席側
RS 180~182 192~194 標準 ターボ 電動 電動
G 162~164 175~177 オプション NA 電動 手動
X 141~143 154~156
L 128~130 141~143 手動 手動

FF車の「Lグレード」が消費税込みで120万円台後半と設定されており、「ムーヴキャンバス」には無い廉価グレードが設定されました。

この「Lグレード」では、助手席側を含むスライドドアが手動式とされています。

一方で、「Xグレード」は装備が充実しており、価格は140万円をわずかに超える設定となります。

これは「ムーヴキャンバスXグレード」より低価格となりそうです。

さらに上級の「Gグレード」は165万円前後、ターボモデルの「RS」は180万円を少し超える価格で設定されています。

これらのグレードもムーヴキャンバスの同等グレードより価格が下げられています。

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また、価格帯画像の下段には4WD車も示されていますが、発売初期モデルには従来ムーヴカスタム相当の上級エクステリアや期待されたハイブリッド車の設定はないようです。

推定価格表は、リーフレットが配布された2023年5月時点の情報をベースとしています。

2年近く発売日が延期されることが見込まれるなかでは、物価高による値上げを織り込んだ価格修正も予想されます。

「新型ムーヴ」フルモデルチェンジの<まとめ>は、次のページ

フルモデルチェンジによる新型ムーヴの仕様はこうなる

新型ムーヴはスライドドアを装備し、従来の商品コンセプトから大きな変更が見られます。新型ムーヴのボディサイズは、全長3395mm、全幅1475mm、全高1655mmとなる見込みで、これは従来型よりも25mm高く設定されています。この変更により、より広い室内空間が提供されることになるでしょう。

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新型ムーヴの案内チラシ(画像提供 @copen125様)

2022年にフルモデルチェンジされたムーヴキャンバスの別エクステリア版と見なすこともでき、スライドドアの装備や全高の拡大により、車体重量は約50kg増加することが予想されます。しかし、WLTCモードによる燃費性能は向上が見込まれており、NA 2WD車は22.6km/L、ターボ 2WD車は21.5km/Lに仕上がるとされています。

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e-SMART HYBRIDについては、フルモデルチェンジ初期モデルには用意されておらず、モデル中期からの追加が期待されています。

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新型ムーヴ、実質的にはムーヴキャンバスから派生したベーシック車種に

新型ムーヴは、1995年に発売された初代モデルから数えて7代目にあたります。この新型ムーヴでは、これまでの商品コンセプトが大きく変更され、従来の後席ヒンジドアは廃止され、新たに両側にスライドドアが装備されます。この変更は、2022年にフルモデルチェンジを受けたキャンバスの派生車種であることが想定され、新たな方向性を示しています。

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新型ムーヴキャンバス(セオリー)

キャンバスは、現在「ストライプス」と「セオリー」という2つの異なるイメージでラインアップされており、「新型ムーヴ」としてベーシックでスポーティなエクステリアデザインが加わることになります。

ムーヴカスタム後期型

ムーヴカスタム

上級モデルとして設定されていた「ムーヴ カスタム」は廃止されることが想定されており、従来のヒンジドアを装備したモデルは直接的な後継車種が設定されないことになるでしょう。従来コンセプトのモデルは6代目ムーヴが最後のモデルになる可能性が高くなっています。新型ムーヴの導入は、ブランドの進化だけでなく、市場のニーズに応じた技術的な進歩をも反映していることがうかがえます。

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ムーヴ ハイブリッド、e-SMART HYBRID搭載車は遅れそう

新型ムーヴには「e-SMART HYBRID」の搭載が期待されていましたが、フルモデルチェンジのタイミングでの採用は見込まれていません。ダイハツが開発したこのシリーズ式ハイブリッド技術は、1.2Lエンジン仕様がコンパクトSUVの「ロッキー/トヨタ・ライズ」で先行して採用されていました。また、軽自動車向けバージョンには排気量660cc未満の発電エンジンが搭載されると公表されています。

ロッキー e-SMART HYBRID 構造

e-SMART HYBRID

新型ムーヴが「e-SMART ハイブリッド」を初めて搭載する車種になるという予想もありました。2022年10月の日刊自動車新聞の報道では、2023年秋にダイハツから軽HVが発売されると報じられ、これは「ムーヴ」の当初のフルモデルチェンジの時期と近いものでした。特に、「新型ムーヴ e-SMART HYBRID」がジャパンモビリティショー2023へ出品されることが期待されましたが、実現しませんでした。

ROCKY  Premium ver

ROCKY Premium ver. 東京オートサロン202

新技術としては、「軽自動車向けe-SMART HYBRID」のほかに、「DNGAプラットフォーム」や「D-CVT」といった技術の採用が新型7代目ムーヴのフルモデルチェンジで期待されています。これらの技術の組み合わせにより、新型ムーヴはその性能と利便性をさらに向上させることが予想されます。

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出遅れたムーヴのフルモデルチェンジ、軽自動車市場はN-BOX、スペーシアの新型が注目

2023年後半より、軽自動車のセグメントでは新たな販売競争が盛り上がっています。ムーヴのライバルである、ホンダ・N-BOXとスズキ・スペーシアがフルモデルチェンジを果たしました。

ダイハツも新型ムーヴを市場に投入し、ライバルたちとの競争に名乗りを上げる予定でした。しかし、2023年、ダイハツは多くの困難に直面しました。試験不正が発覚したほか、大規模なリコールが発生し、さらには部品供給先の火災もありました。

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ホンダ・新型N-BOXカスタム

2023年5月には、ロッキーとライズのハイブリッドモデルでのポール側面衝突試験における不正が発覚しました。この不正は非常に重大な問題とされ、結果的には生産停止にまで発展しました。この生産停止が、新型ムーヴの発売遅れの切っ掛けとなりました。

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新型ムーヴの案内チラシ(画像提供 @copen125様)

2023年5月にダイハツから一部のユーザーに向けて配布されたリーフレットが、新型ムーヴに関する唯一の公式情報源となっています。リーフレットには、新型ムーヴの構造において大きな変更が予定されていることが記されています。特に後席スライドドアの採用は注目され、これは従来のコンセプトを大きく覆すものです。しかし、期待されていた軽自動車向けのe-SMART HYBRIDの採用が見送られていることも確認されました。

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新型ムーヴも「不正の対象となる車種」であった可能性

2023年、ダイハツは新型ムーヴの市場投入に向けたフルモデルチェンジの準備を進めていました。しかし、同年4月と5月に発覚した不正問題により、新型車の投入が一時停止されました。この不正問題は、車種の安全性や品質に関する基準を満たしていない可能性があるとされ、業界内外で大きな注目を集めました。

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2023年12月20日には、ダイハツの第三者委員会が新たに174件の不正が発覚したと報告しました。これにより、現行販売モデルの多くが不正の対象となりました。この発表の中で、「開発中車種」が不正の対象に含まれていることが明らかにされ、具体的には新型ムーヴである可能性が高いと考えられます。新型ムーヴは、リーフレットの配布だけでなく認証申請も実施されていたため、開発がほぼ完了していたことが想定されます。

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新型ムーヴへのフルモデルチェンジ、実質キャンバスのデザイン違い派生車種を想定

2022年のダイハツでは、ムーヴの派生モデルである「ムーヴ キャンバス」が先行してフルモデルチェンジされるという番狂わせがあった。その理由は、ヒンジドアを装備する従来コンセプトによるムーヴの終了と考えることができそう。

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2022年にフルモデルチェンジした 新型ムーヴ キャンバス

ムーヴシリーズは、スライドドア装備モデルが本流として、継続されることになる。

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ムーヴはフルモデルチェンジでe-SMART HYBRIDの搭載が期待されるが、初期モデルでは採用無し

ダイハツはシリーズ式ハイブリッドのe-SMART HYBRIDを軽自動車へ導入する方針でいる。e-SMART HYBRIDは、これまで1.2Lエンジン版が登録車のロッキーに搭載されてきたが、さらに発電エンジンの排気量が660cc未満の軽自動車向けがあることが明らかとなっている。

ムーヴ カスタム フロントグリル

現行ムーヴカスタム 前期型

その最初の搭載モデルは、2023年のフルモデルチェンジが予想されるムーヴであることが期待される。ただし、ミライースの後継モデルも初搭載モデルとして有力な候補となっている。

次期ムーヴへのD-CVTの採用は、ターボ車に限られる可能性

新型ムーヴがフルモデルチェンジを果たす2023年という発売時期を考えた場合、従来的なコンベンショナルガソリンエンジン車の採用継続も予想される。この場合、トランスミッションとしては遊星ギア式動力分割機構を備えた金属ベルト式CVTの「D-CVT」の採用が期待される。

D-CVT

D-CVT

フルモデルチェンジを果たした新型キャンバスおよびタフトでは、コストが重視された結果、「D-CVT」の採用はターボエンジン車に留まった。一方で、2019年7月にフルモデルチェンジ発売された新型タントでは、NA車、ターボ車を含めて全車に「D-CVT」が採用されている。このあたりの採用実績から、NAエンジンを搭載する軽自動車への「D-CVT」の導入は、車体重量の重いモデルに限定しているようだ。次期ムーヴへの「D-CVT」導入も、ターボ車のみに限られる可能性がある。

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新型ムーヴよりもルーミーのフルモデルチェンジを優先か

ダイハツでは試験不正、大規模リコールに次ぐ、新たな問題として、2023年6月18日に仕入先が火災に遭った。これによる部品欠品のため国内完成車工場の稼働を一部停止させていた。これも7月10日より順次、操業が再開された。

そして、火災による部品欠品の対応では、ダイハツの各モデルに対する姿勢も表面化した。ムーヴについては、ちょうど生産が行われていない時期であったが、ダイハツの多くの車種の生産が停止された。

そのなかでも、トールと姉妹車種のトヨタ・ルーミーについては、生産停止の対象車種とはならなかった。これについては、部品の共通化が多くの車種間で行われるなか、たまたまトールとルーミーの部品が火災による影響を免れることができたのか。あるいは、在庫部品がルーミーに優先的に供給され、親会社のトヨタへの納品を遅らせたくなかったのかは不明。いずれにせよ、トヨタが発表する注文からの工場出荷時期によれば、今回の火災の影響で、ルーミーの納期が長期化するという状況にはならなかった。

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ダイハツ生産、トヨタ・ルーミー

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遂に従来型6代目ムーヴ生産終了、姉妹車種と派生車種は先行して販売終了していた

従来型6代目ムーヴが生産終了となったが、姉妹車種、派生車種については先行して生産終了、販売終了が発表されていた。

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スバル ステラ カスタム

スバルブランドから販売されてきたムーヴの姉妹車種ステラは、既に生産終了が発表されており、在庫販売を以って現行型モデル全ての販売終了が告知されていた。

キャスト スタイル

キャスト スタイル

また、ムーヴがベースの派生車種、キャスト スタイルは2023年6月上旬に生産終了すると告知されていた。

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ムーブのフルモデルチェンジ、延期2023年6月19日発売は実現せず、大幅再延期の可能性

フルモデルチェンジを遂げた新型ムーヴはスライドドア採用という大きな進化が盛り込まれる。リーフレットも配布され発売間近というところまで漕ぎ着けていたが未だ発売の目処は立っていない。

フルモデルチェンジのスケジュールについては、当初計画されていたのが、2023年5月10日のティザーキャンペーン開始というものであった。しかしダイハツは、4月28日に海外向け車種の側面衝突試験不正に関する謝罪を行い、これによる自粛のため最初の延期が実施された。

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新型ムーヴの案内チラシ(画像提供 @copen125様)

しかし、一部の顧客に向けた新型ムーヴを案内するリーフレットについては発送が手配されたままとなっていたようで、その内容は公に知られるものとなった。新型ムーヴのエクステリアはもとより、後席スライドドアが装備されることや価格帯までもが明らかとなった。また、フルモデルチェンジで期待されていた、軽自動車向けハイブリッドが用意されないことも判明した。

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その後、ダイハツにおいては国内向けモデルの法令違反が発覚した。「ロッキー/トヨタ・ライズ」のハイブリッドモデルにおいて、ポール側面衝突試験の報告に虚偽があるというものであった。これについては、その後の社内試験により、実際の品質、安全性には問題が無かったことを5月26日に発表している。

そして、同日5月26日付けで、ダイハツは14.7万台規模のリコールを届け出てた。これには、令和元年に製作したムーヴの一部も含まれている。ムーヴ、キャスト、ミラ イース、ミラ トコット、タント、ウェイク、ハイゼット キャディー、ムーヴ キャンバス、コペン、ハイゼット トラックのリコールについて(届出番号 5321)

この大規模リコールによる対応が、新型ムーヴの6月19日発売スケジュールを再延期させる直接的な原因となっていたようである。

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ムーヴよりも先にフルモデルチェンジされたムーヴキャンバス

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新型ムーヴ キャンバス

かつての「ムーヴ」は、セールス実績の面からもダイハツを代表する軽自動車モデルであった。しかし、軽自動車セグメントを取り巻くニーズは変化しつつあり、近年では、スライドドアを装備したモデルが、ブランドを問わず販売の中心となっている。ムーヴ シリーズでも、スライドドア装備の派生車種「ムーヴ キャンバス」がラインアップされており、2022年は本家の「ムーヴ」を差し置いて、2代目へのフルモデルチェンジが実施された。これは、ヒンジドアを採用してきた従来型ムーヴの重要度が、相対的に下がっていることを感じさせるものであった。

一方で、6代目ムーヴの価格ラインナップを見てみると、エントリーモデルは 113万5200円で用意されている。「ムーヴ キャンバス」のエントリー価格 149万6000円との差は大きい。こういった価格面でのメリットもあってか、ムーヴの販売台数はモデル末期でありながらも堅調に推移してきた。価格の面からは、ヒンジドア装備の軽自動車は、まだまだラインナップの中では無くてはならない存在となっており、これからはミライースが担うことになる。

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ミライース

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ムーヴの歴史は1995年から始まる、2023年フルモデルチェンジで7代目登場へ

ムーヴシリーズのスタートは、1995年にまで遡る。当時の軽自動車規格は現在よりもボディサイズが一回り小さい旧規格であった。しかし翌1996年には、衝突安全性を理由に軽自動車規格は全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下に改訂され、現在と同じボディサイズへと拡大された。

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ムーヴ 1998年

ムーヴシリーズにおいては、1997年に上級グレードの「カスタム」が登場するも、1998年には早くも2代目モデルへフルモデルチェンジを受け、新たな軽自動車規格に対応された。

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ムーヴカスタム 2002年

ムーヴシリーズは、これ以降も短いサイクルでのフルモデルチェンジが実施されており、2002年に3代目モデル(L150/152/160S型)、2006年に4代目モデル(L175/L185S型)、2010年に5代目(LA100/110S型)、2014年に6代目(LA150/160S型)が発売となった。

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ムーヴ 2002年

現行の6代目モデル登場までは、平均3年10ヶ月の周期でフルモデルチェンジが実施されてきたわけだが、6代目モデルの販売は既に8年目に突入しており、フルモデルチェンジが遅れている状況である。

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ムーヴ 2007年

ただしその間に、スライドドア装備の派生車種としてムーヴキャンバスを2016年に発売。ムーヴ 通常モデル/カスタムのマイナーチェンジも2017年に実施されており、市場環境の変化に応じて商品力が維持されてきた。

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ムーヴ 2011年

新型ムーヴのフルモデルチェンジは延期、不正の膿を出し切り、2025年の発売に期待

新型ムーヴにおける当初の2023年5月に発表というスケジュールは大幅に延期されたままである。

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ジャパンモビリティショーでは、ダイハツは「VISION COPEN」を出品するものの、新型ムーヴの出品は無し

新型ムーヴの登場も期待されたジャパンモビリティショー2023であるが、ダイハツはプレスカンファレンスを自粛した。新型ムーヴに関する出品も無く、発売に向けた具体的な動きは見られなかった。

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販売終了となった従来型ムーヴカスタム、新型にはカスタムは設定されない

ダイハツは2023年末に、生産終了する複数の車種を発表しました。

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ブーンが2023年12月生産終了

ダイハツのラインアップでは、従来型ムーヴについては、販売を終了。ミラトコットが2023年12月上旬に生産を終了し、登録車のブーンも2023年12月中旬で生産が終了することが決定している。また、本家のトヨタ・カムリと同様に、OEMモデルのアルティスも2023年12月下旬に生産が終了する予定となっている。

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現行型ムーヴ、2021年9月の一部改良内容

現在販売中のモデルは、2021年9月の一部改良モデルと、その特別仕様車となる。フルモデルチェンジが迫っており、これらが現行型最終モデルとなるだろう。

  • オートライトを標準装備(法規対応。2021年10月1日より継続車にも義務化される装備となる。)

ムーヴ / ムーヴカスタム

  • 全11グレードから9グレードに 集約
  • 特別仕様車「カスタムX “VS SAⅢ”」を新設定(ベースの「カスタムX “ Limited SAⅢ”」にパノラマモニター対応カメラを特別装備)
ムーヴカスタムX“VS SAⅢ” リアコンビネーションランプ

ムーヴカスタムX“VS SAⅢ”

特別仕様車「カスタムX “VS SAⅢ”」の車両価格は、2WD 1,419,000円、4WD 1,545,500円となる。

ムーヴ フロントシートリフト(昇降シート車)

ムーヴ フロントシートリフトX“LimitedⅡ SAⅢ”

ムーヴ フロントシートリフトX“LimitedⅡ SAⅢ”

  • 従来の「カスタムX “Limited SAⅢ”」にパノラマモニター対応カメラを標準装備した「カスタムX “LimitedⅡ SAⅢ”」を新設定
  • 従来の 「X “SAⅢ”」に純正ナビ装着用アップグレードパックを標準装備した「X“LimitedⅡ SAⅢ”」を新設定

(このページには、権利者より報道目的または個人的・非営利目的の場合のみの使用が許可されている画像・動画を使用しています。)

 

新型ムーヴ、フルモデルチェンジまとめ

まとめ更新日: 2024/10/03

  • フルモデルチェンジ新型ムーヴの開発は完了し、一部ユーザ向けにリーフレット配布済み
  • 当初の想定されたスケジュールは、2023年5月10日のティザーキャンペーン開始と先行予約スタート
  • ダイハツ他モデルの試験不正、大規模リコール、部品仕入先の火災などの対応のため延期
  • 不正車種リストの「開発中車種」が新型ムーヴに該当する可能性
  • 新型ムーヴ発売は、全車種の出荷停止解除が終わってから
  • ダイハツが仕入先に2025年春の発売目処を伝えたと、日刊自動車新聞が報道した

フルモデルチェンジによる新型ムーヴの特徴

  • 両側スライドドア装備でコンセプトを大きく変更
  • 実質的に2022年に先行フルモデルチェンジされたムーヴキャンバスから派生するベーシック車種
  • 一部ユーザー向けに配布済みのリーフレットで、エクステリアと価格帯は判明していた
  • 新型ムーヴは、ムーヴキャンバスより低価格設定
  • キャンバスとは内外装デザインで差別化
  • DNGAプラットフォームによる軽量化
  • D-CVTの採用
  • 軽自動車向けe-SMART HYBRIDは、当初予定された初期モデルには用意されていなかった
  • 従来カスタム廃止

新型ムーヴの案内チラシ 画像提供ありがとうございます

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従来型ムーヴ 画像

ムーヴカスタム後期型 ムーヴカスタム リアコンビネーションランプ

ムーヴ リアコンビネーションランプ ムーヴ ムーヴ カスタム ムーヴ 2011

ダイハツ ムーヴ カスタム RS 20th 20周年記念

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