タントにアイドリングストップ非装備車が設定され、2023年4月11日に発売される予定。自動車部品の供給不足が世界的な問題となっているが、これにより多少の納期の改善が見込まれる。価格についてはアイドリングストップ非装備車は、3万3000円安く設定される。自動車価格は値上がりの傾向が続いており、今回の措置を歓迎する声も多そうだ。
タント ハイブリッドいつ?東京オートサロンと大阪オートメッセでカスタムRED/BLACKとファンクロス出品
現行タントは2019年7月にフルモデルチェンジ発売された4代目モデル。2022年のマイナーチェンジでは、「e-SMART HYBRID」の軽自動車バージョンを搭載するハイブリッドモデルの追加も期待されたわけだが、これは叶わず。マイナーチェンジでは主に、カスタムのフェイスリフトと、SUVテイストの派生モデル「ファンクロス」の追加発売が実施された。
2023年1月開催の東京オートサロンと2月開催の大阪オートメッセでは、これら新型の両モデルをベースにしたカスタマイズカーとして「TANTO CUSTOM RED/BLACK」と「TANTO FUN CROSS」が出品された。
「TANTO CUSTOM RED/BLACK」は、赤と黒のグラデーション塗装が施されたボディカラーが印象的。ハードロックテイストに仕上げられており、インテリアの一部には革ジャン素材で装飾されている。クロームメッキ色で不気味に輝くスカルシフトノブも印象的である。
「TANTO FUN CROSS」は、特に副題が設定されていないが、専用のイエロー系ボディカラーと樹脂パーツの一部をゴールド色に変更されている。
自転車用キャリアやデカールのほか、専用ホイールも施されている。本モデルをベースとした、特別仕様車の発売も期待したい
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新型【タント/カスタム/ファンクロス】2022年10月マイナーチェンジ型が5万台受注達成
ダイハツは、ダイハツ・タント/タントカスタムのマイナーチェンジ、そして、タントファンクロスの追加を2022年10月3日に実施した。その後、発売から約一ヶ月が経過し、シリーズ合計の受注台数が、5万台に及んだことが発表された。
ボディタイプ別の内訳は、タントカスタムが約55%、通常タントが約20%、そして、タントファンクロスが約25%という結果となっている。
最も販売台数を伸ばすことができた、新型タントカスタムは大幅フェイスリフトの実施となった。フロントデザインはレクサス・スピンドルグリル調に仕上げられ、高級感が与えられた。
そして、新たに追加されたタントファンクロスは、昨今のアウトドアブームに従ったモデルで多くの支持を集めている。「スーパートール軽ワゴン+後席スライドドア+クロスオーバーテイスト」という特徴が与えられており、スズキ・スペーシア ギアと直接対抗する。
三菱からも新型デリカミニが発表され、2023年春の発売が予定されている。同セグメントはさらに活性化することになりそう。
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新型タント「通常/カスタム/ファンクロス」マイナーチェンジ2022年10月3日
2022年10月3日に実施されたタントシリーズのマイナーチェンジ。シリーズ全体の月間販売目標台数として、12,500台が設定された。
新型タント(通常/カスタム)のマイナーチェンジのポイントと、ファンクロス追加
マイナーチェンジでは、利便性がさらに高められ、「タント カスタム」は、より上質で迫力のあるスタイルに進化した。また、新時代のアウトドアモデルである「タント ファンクロス」は、「タント」ならではの使い勝手の良さを受け継ぎながら、アクティブ感とタフさを表現したスタイルや専用装備が採用された。
また、国内福祉車両において2021年暦年の車名別新車販売台数No.1となっている「タント フレンドシップシリーズ」も一部改良が実施された。
新「タント」の主な特長
- 「タント カスタム」は立体感を強調し、より上質で迫力あるスタイルに進化
- 圧倒的な広々空間とミラクルオープンドアによる利便性と解放感はそのままに、荷室のデッキボードや進化した9インチスマホ連携ディスプレイオーディオの採用により、使い勝手の良さが向上
- ボディーカラーは各モデルの個性を表現した新色追加
- DNGAによる高い基本性能と安全性能の継承
「タント ファンクロス」の主な特長
- アウトドアシーンに調和する、アクティブ感とタフさを表現したスタイル
- 新「タント」の利便性を継承しながらアウトドアの様々なシーンで活躍する「タント ファンクロス」専用装備
- 汚れた荷物や濡れた道具を置いても手入れのしやすい撥水シート、防水加工シートバック
- 夜間の積み下ろしで役立つラゲージルームランプやUSBソケット
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高精細化した9インチHDディスプレイ
対応しているスマホアプリを大画面で使え、操作しやすく、スマートパノラマパーキングアシスト/パノラマモニター/バックモニターも大画面で表示できる。
音声認識機能
クルマに話しかける音声認識機能で、車両制御やマルチメディアなどの操作が行える。メーター情報、警告音説明、エアコン操作、電話発信準備、Bluetooth®接続、ディスプレイオーディオ操作など。
ワイヤレス接続対応のApple CarPlay
USB接続不要のワイヤレス接続によるApple CarPlayに対応し、ディスプレイオーディオがさらに便利に。接続ケーブル不要ですっきり快適にスマホのさまざまな機能にアクセスできる。
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新型タント ファンクロス(FUNCROSS)追加、派生クロスオーバーSUV追加でウェイクの後継を担う
タントのマイナーチェンジでは、新たなボディスタイルとして、新型タント ファンクロス(FUNCROSS)、ファンクロス ターボが追加発売された。
ダイハツの軽自動車ラインアップでは、スライドドア装備で全高1,835mmの広大なキャビンを特徴とするウェイクが、2022年8月11日に生産終了となる。
新型タント ファンクロスは、このカタログ落ちとなるウェイクのポジションを引き継ぐことになる。
新型タント ファンクロスは、クロスオーバーSUVテイストのエクステリアが与えられ、スズキ・スペーシアギアと直接対抗する車種となる。
新型タント、<全ボディカラーの一覧>は、次のページ
新型タントカスタムはマイナーチェンジでエクステリアに新デザインを採用
新型タントカスタムは、マイナーチェンジではフロントフェイスに新デザインが採用されイメージが一新される。
左右ヘッドランプを繋ぐラインは水平基調が強まり、シンプルで力強い印象を与える。グリルは大型で末広がりのメッキフレームで装飾される。レクサスのスピンドルグリルにも似た形状となった。
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新型タント、マイナーチェンジ版のカタログがリーク
マイナーチェンジ実施前からカタログがリークしていた。
現行型タント標準車は初代モデル回帰の横長ヘッドランプユニットを特徴としてきたが、これは変更が無い。現行型タントは2019年7月に発売された4代目モデルで販売4年目となる。
マイナーチェンジに備えた販売調整のため、従来型タントの受注は一時的にオーダーストップとなっていた。
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タントのマイナーチェンジでは電動パーキングブレーキ標準装備グレードが増える、スマートアシストも拡充へ
タントは軽自動車セグメントの中でも特に人気のボディタイプであるスーパートール軽ワゴンであることからも、従来通り約6年というモデルサイクルのペースが維持されるだろう。
2021年秋の一部改良から採用がスタートした、電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドにより、特に高速道路渋滞時におけるアダプティブクルーズコントロールの利便性が向上していた。2022年秋の一部改良では、電動パーキングブレーキが標準装備となるグレードが、XグレードやNAエンジン搭載車にも拡大した。ただし、低価格なLグレード系統には、引き続き足踏み式パーキングブレーキが採用されることで、値上り幅が抑えられた。

タントのハイブリッド化はいつ?軽自動車版「e-SMART HYBRID」が導入される時期
2022年10月のタントのマイナーモデルチェンジで期待されるもののなかには、新開発の軽自動車向けe-SMART HYBRID搭載車の追加があった。ハイブリッド車の追加発売が待望されているわけだが、これは見送りとなった。
ダイハツは、2021年11月に新開発のシリーズ式ハイブリッド、e-SMART HYBRIDを小型SUVのロッキーに搭載させ発売した。これには発電エンジンの排気量が660cc未満の軽自動車版があることが予告されていた。
e-SMART HYBRIDは、軽自動車のなかでも特に車体重量が大きいタントへの搭載が期待されているが、最初の採用車種は2023年頃にフルモデルチェンジ発売されるミライースかムーヴの次期型になることが予想される。
タントにe-SMART HYBRIDが搭載されるのは、2022年秋のマイナーモデルチェンジのタイミングではなく、2025年頃が想定されるフルモデルチェンジ時となる可能性があり、まだしばらくは待たされることになりそうだ。

軽自動車の電動化は進行する、タント ハイブリッドの登場時期にEVを投入予定
ダイハツの軽自動車は、スズキが採用してきたISG方式のマイルドハイブリッドを使わない方針を取ってきており、これまで電動化が遅れていた。軽自動車向けe-SMART HYBRIDの導入により、ようやく電動化が前進することになる。
例外的に、2005年発売のハイゼットカーゴ・ハイブリッドがあったが、車両価格と燃費性能のバランスが良いとは言えず、大きなセールスに結びつけることができなかった。
またダイハツの軽自動車のEV化については、EVプラットフォームをスズキと共同開発することを発表している。その市販化タイミングは2024年頃に商用モデルからスタートする見込み。
ライバルの日産&三菱は2022年5月20日に軽自動車EVを発表した。さらにホンダも2024年の軽自動車EVの発売を予告している。軽自動車のEV導入時期については、ダイハツとスズキは少しタイミングが遅れることになる。
