タント 一部改良、ハイブリッド化は無し、マイナーモデルチェンジによる新型導入は2022年か

タント

ダイハツは、軽乗用車「タント」、軽福祉車両「タント ウェルカムターンシート」(回転シート車)、「タント ウェルカムシートリフト」(昇降シート車)、「タント スローパー」(車いす移動車)を一部改良し発売した。

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タント、現行型販売2年経過の一部改良

「タント」は2003年の発売以来、軽自動車初となるピラーインドア「ミラクルオープンドア」を採用し、圧倒的な室内空間の広さと使い勝手の良さが、高い好評を得てきた。

タント リアコンビネーションランプ

2019年7月に発売した現行モデルは、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」第一弾で、大幅に機能と性能で進化を遂げた。「タント(フレンドシップシリーズ)」は、福祉車両車名別国内販売台数No.1として、高い販売実績を誇る。

タント シート

今回の一部改良では、「Xターボ」、「カスタムRS」、「カスタムRS“スタイルセレクション”」に電動パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストが標準装備され、先進安全機能が進化している。
ダイハツ初となるコーナリングトレースアシストは、走行中カーブの差し掛かりでドライバーのブレーキを補助し、遠心力に負けず安定した姿勢を保つことにより、安全性を向上させる。

タント インテリア

「X」、「カスタムX」、「カスタムX“スタイルセレクション”」には、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)や電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストなどを含む「スマートクルーズパック」をメーカーオプションで設定し、装備が充実された。

また、ボディカラーでも一部変更があり、プラムブラウンクリスタルマイカやターコイズブルーマイカメタリックが追加され、選択の幅が広がった。フレンドシップシリーズの対象グレードも機能、ボディカラー共に同様の改良とし、ユーザーから選ばれやすくなった。

タントは来年2022年マイナーモデルチェンジの可能性

先代型タントは、販売期間2年を過ぎたところでマイナーモデルチェンジが実施されていた。現行型も同程度のタイミングを予想し、2021年のマイナーモデルチェンジを期待する声もあったが、これは一部改良に留まった。

ただし、これまでのモデルサイクルを考えると来年、2022年には大幅フェイスリフトが盛り込まれた後期型タントに切り替わるマイナーモデルチェンジが行われそうだ。

ダイハツの電動化計画、タント ハイブリッドは実現せず

ダイハツにおいては、2021年内を目処に、何らかのハイブリッドモデルを追加するという情報があった。その候補車種の一つと考えられていたのがタントであるが、これは実現しなかった。このハイブリッドモデルの追加は、小型SUVのロッキー/ライズで実現されることになりそうだ。

ダイハツの車種は、これまでハイブリッド化が遅れており、特に軽自動車に関しては、スズキが採用してきたようなISG方式のマイルドハイブリッドを使わない方針を取ってきた。

また、トヨタから技術協力を得て、軽自動車向けの本格ハイブリッドを開発中という話もある。しかし、軽自動車というカテゴリでの本格ハイブリッドは、値上がり幅が大きく見えがちで、価格に見合った商品に仕上げるのが難しい。ダイハツは2005年にハイゼットカーゴ・ハイブリッドを発売するも、大きなセールスに結びつけることができず撤退した経緯を持つ。

一方で、日産&三菱は2022年にも軽自動車EVを発売する予定となっている。さらにホンダも2024年の軽自動車EVの発売を予告している。

軽自動車セグメントは、本格ハイブリッドよりもEVを電動化の手段として採用していくトレンドが他メーカーにおいてできつつある。

ダイハツも軽自動車向けEVプラットフォームについて、スズキと共同開発することを発表しているが、その市販化タイミングは日産&三菱、ホンダよりも遅くなることが予想される。

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