タントのフルモデルチェンジ10月で確定か、ライバルのN BOX、スペーシアに対抗

ダイハツ

新型タントのフルモデルチェンジ発売は2013年10月

今年2013年はダイハツの主力軽自動車、タントのフルモデルチェンジが予定されている。その新型タントの発売日については当初12月頃のスケジュールが組まれていたが、これは早くなるという情報もあった。そして今回、新聞報道により新型タントは10月に販売をスタートさせる計画であることが明らかとなった。
(写真は現行タント)
タント
次期タントは2003年発売の初代モデルから続くコンセプトの一つ、助手席側センターピラーレス構造が廃止される。一般的なセンターピラー有りの構造に変更されるが、代わりとして助手席側だけでなく運転席側も含めた両側スライドドアが装備されることになる。

ダイハツが新型タント発売で消費増税前の軽自動車需要を奪う

新型タントの発売計画が2ヶ月前倒しとなった理由としては消費増税前特需が考えられるだろう。来春2014年4月から消費税が8%へアップすることが見込まれるなか、2013年度下半期から自動車の駆け込み購入が本格化することが予想されている。この需要に合わせこんだスケジュールとして10月発売は理想的とも言える。

(写真はホンダ・N BOX)
N BOX カスタム

(写真はスズキ・スペーシア)
スペーシア
タント初代モデルがデビューした当時は、ハイトワゴン軽自動車としてはライバル不在とも言える状況だった。タントはこのセグメントのパイオニアとしてブランド力を高めてきたわけだが、現在はライバル車としてスズキのスペーシア(パレット後継車)に加え、ホンダもN BOXを参入。さらに日産・ルークス、三菱・トッポも後継の新型車を投入予定で、ダイハツも本気で対抗していかなければ、タントの販売台数を大きく奪われかねない状況となっている。

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