新型キックス日本仕様のフルモデルチェンジ 2026年度予想
2024年3月に米国向けにフルモデルチェンジ発表された新型P16型キックスですが、日本発売はすぐには実現しないことが見込まれます。
従来型のP15型キックスにおいては、2016年8月にブラジルで初めて発売されました。しかし、日本発売は2020年6月と大幅に遅れました。この日本仕様の生産はタイ工場で行われ、e-POWER専用モデルとしてのラインアップとなってきました。2022年7月の日本仕様のマイナーチェンジでは、e-POWERは第2世代に刷新され、正式な車両型式はRP15型に変更されました。さらにe-POWER 4WDモデルが追加されるなど、長期の販売に備えて、商品力が強化されました。
一方で、米国向けに先行発表されたP16型キックスは、現段階ではICE車のみのラインアップです。将来のP16型キックス日本仕様は、引き続きe-POWER専用車としてのラインアップが見込まれます。やはりP16型も日本発売は遅れ、しばらくP15型の販売が継続されることが想定されます。
日産は2024年3月に発表した経営計画The Arcでは、2026年度に米国市場でのe-POWER投入を予告しており、その具体的なモデルはキックス e-POWERである可能性があります。
さらに、The Arcでは「新型電動車の投入計画」を発表しており、2026年度までに予定しているe-POWER搭載新型車のモデル数を確認することができます。まず、2024年度にはe-POWERでの新車投入計画はありません。2025年度には1車種ありますが、これはエルグランドの次期型であることが予想されます。さらに2026年度には3モデルのe-POWER搭載新型車の投入が予告されており、このなかにP16型 キックス e-POWERの日本仕様や米国仕様が含まれる可能性があります。
いまのところ、ICE車の発表に留まっているP16型キックスですが、そのワールドプレミア直前に公開されたティザー動画は、将来の興味深いモデルを示唆する内容でした。動画では電気がショートするような効果音と光の演出が印象的に使われており、今後の電動化モデルが登場する期待を一層高めるものでした。
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国内向けキックスはP15型が仕様向上を受けて販売継続
日産は「キックス」を仕様向上し、90周年記念車「90th Anniversary」とあわせて、2024年6月20日より発売することを発表しました。
米国向けには次期型3代目モデルとなるP16型が発表されていますが、国内向けには2代目モデルのP15型に改良を加えるなどで販売が継続されます。
今回の仕様向上では、「移動物検知機能付のインテリジェント アラウンドビューモニター」が全車標準装備されました。これにより、より安全性と利便性が強化されました。
「スタイルエディション」で好評であったリアコンビランプ一体型バックドアフィニッシャーが全車に採用されました。これにより、よりスタイリッシュなエクステリアへと進化しています。
ステアリングに上質なスムースレザーを採用することで、滑らかな握り心地が実現しました。
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90周年記念車「キックス 90th Anniversary」の特徴
2024年6月の仕様向上で、あわせて発売される90周年記念車は、電動車を象徴するカッパー色をアクセントカラーとしてエクステリア各所に配置されています。
ブラックカラーにカッパーストライプがデザインされたドアミラーを装備しています。
ガンメタリック化された17インチアルミホイールが標準装備されました。
シート地にブラックの合皮と織物のコンビシートを採用し、90th Anniversaryタグが配置されています。
このほか、「インテリジェント ルームミラー」、前席ヒーター付シート、ステアリングヒーター、寒冷地仕様が標準装備となります。
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仕様向上を受けた新型キックスの価格
2024年6月発売の仕様向上を受けた新型キックスの価格は、FFモデルの「X」は 3,083,300円、4WDモデルの「X FOUR」は3,346,200円で、いずれも従来から84,700円の値上げです。
また、「X ツートーンインテリアエディション」の各内装色は、FFモデルが3,218,600円、4WDモデルが3,481,500円で、いずれも110,000円の値上げとなりました。
さらに、90周年記念車は、FFモデルが3,257,100円、4WDモデルが3,520,000円に設定されました。
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キックス 価格 2024年5月 発表
駆動 | エンジン | グレード | 消費税込み車両本体価格(円) |
2WD | HR12DE-EM47 | X | 3,083,300 |
X ツートーンインテリアエディション (オレンジ内装) |
3,218,600 | ||
X ツートーンインテリアエディション (ベージュ内装) |
3,218,600 | ||
X ツートーンインテリアエディション (ブラウン内装) |
3,218,600 | ||
X 90周年記念車 | 3,257,100 | ||
4WD | HR12DE-EM47-MM48 | X FOUR | 3,346,200 |
X FOUR ツートーンインテリアエディション (オレンジ内装) |
3,481,500 | ||
X FOUR ツートーンインテリアエディション (ベージュ内装) |
3,481,500 | ||
X FOUR ツートーンインテリアエディション (ブラウン内装) |
3,481,500 | ||
X FOUR 90周年記念車 | 3,520,000 |
キックス「AUTECH」価格 2024年5月 発表
駆動 | エンジン | グレード | 消費税込み車両本体価格(円) |
2WD | HR12DE-EM47 | X | 3,437,500 |
4WD | HR12DE-EM47-MM48 | X FOUR | 3,700,400 |
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新型キックスへフルモデルチェンジ、米国発表を2024年3月に実施
新型キックスのフルモデルチェンジ発表は、2024年NCAA男子バスケットボールトーナメントの開幕ラウンド、バークレイズセンターで行われ、その後ニューヨーク国際オートショーでも出品されました。
新型キックスの販売は、2024年夏以降、アメリカとカナダのNissanディーラーで開始される予定です。正式な価格については、発売日が近づくにつれて公開される見込みです。
ボディサイズは拡大され、欧州キャシュカイの先代型に近い大きさとなります。
2013年まで日本で販売されていたデュアリスの全長4315mmを上回る大きさです。発表されたインチスケールによるボディサイズの換算値は、FWDモデルで全長4366mm、全幅1801mm、全高1631mm、ホイールベース2657mmです。従来型P15型のボディサイズは、全長4295mm、全幅1760mm、全高1610mm、ホイールベース2620mmでした。
(カッコ内は換算値)
FWDモデル … 全長171.9インチ(4366mm)×全幅70.9インチ(1801mm)×全高64.2インチ(1631mm)、ホイールベース104.6インチ(2657mm)
AWDモデル … 全長171.9インチ(4366 mm)×全幅70.9インチ(1801mm)×全高64.0インチ(1626mm)、ホイールベース104.9インチ(2664mm)
米国仕様の新型キックスには、141 HPと140 lb-ftのトルクを発生する2.0リッター直列4気筒エンジンが搭載されます。このエンジンは最新世代の日産のXtronicトランスミッションと組み合わされ、レスポンシブな走行性能を発揮します。特に高速道路での追い越し時には、その強力な低中回転域のトルクが自信に満ちた加速を提供します。
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新型キックスは4WDモデルが用意される
フルモデルチェンジでP16型となった新型キックスには、米国向けとして初めてとなる四輪駆動機能が搭載されます。このインテリジェントオールホイールドライブの追加により、さまざまな道路状況での運転がさらに安定し、信頼性が高まることが期待されます。
搭載されたAWDシステムには、「スノー」ドライビングモードが追加されています。特に滑りやすい表面での走行に適した設定が施されており、四輪駆動と車両動的制御システムのロジックの調整、そして特定のブレーキ適用を用いたヨー制御を通じて、雪や氷の上でもキックスがドライバーの意図したラインを保持することができるよう工夫されています。
また、荒れた道路や雪道を走行する際の利点として、キックスはセグメントリーディングの地上高8.4インチを誇ります。これにより、さまざまな道路状況においても安定した走行が可能となり、ドライバーに安心感を提供します。
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新型キックスはボディサイズ拡大、インテリアも広々
新型キックスは前モデルと比較して外側が大きく、内部は広々とした空間が提供される。カーゴスペースも豊富に設けられている。また、新たに設定されたパワーパノラミックサンルーフにより、多くの日光が車内に取り込まれ、広々とした感覚が一層強調される。
Nissan Safety Shield® 360が全てのキックスに標準装備されており、運転手の安全性が高められている点も見逃せない。さらに、接続性を維持する機能も充実しており、ワイヤレスApple CarPlay®およびAndroid Auto™の利用が可能で、最大4つのUSB Type-Cポートとワイヤレス充電機能も提供されている。これらの装備により、ドライバーはより快適かつ便利なドライビング体験を享受することができる。
新型キックスの内装については、現代的かつ開放的なデザインが採用されており、タフな外観とは対照的に、より安心できる空間が提供されている。ダッシュボードには、計器メーターとインフォテインメントシステム用にデュアルスクリーンが設置されている。メーターのサイズは標準で7インチであり、Kicks SRには12.3インチの大型ディスプレイが備わっており、2種類の表示モードを選択できる。新しくデザインされたステアリングホイールは、フラットボトムを特徴としている。
さらに、センターコンソールには、30オンスのコーヒータンブラーが収まるカップホルダー2つと、密閉可能な収納スペースが装備されており、日常の必需品を収納するのに十分なスペースが提供されている。ドアには、32オンスのタンブラーが収まるボトルホルダーも設けられている。これらの機能は、新型キックスがドライバーと乗員の快適性と利便性を重視していることを示している。
日産キックスにおいて初採用されたZero Gravity™座席設計は、両列の座席に適用され、乗員の疲労軽減を図る。重量と圧力が分散されることで、より快適な座り心地が提供され、特に長距離移動時の後部座席乗員の快適性が向上している。
キックスSRにはスリークなタッチ容量式スイッチが搭載され、自動気候制御の操作が可能となっている。また、キャビン全体に赤いステッチのアクセントが加えられ、スポーティな印象が強調されている。
パワーパノラマサンルーフはオプションで提供され、キャビン内への光の導入と開放感の向上が図られている。ガラス開閉用ボタンとパワーシェード操作ボタンが分けられており、操作の容易さが追求されている。新世代の薄型デザインにより頭上スペースの侵入が抑えられ、新しいスライドデザインは風切り音の低減に寄与している。
新型キックスの内部空間は、乗員の快適性と荷物スペースの最適化に焦点を当てて開発されました。特に、前席と後席の拡大が注目され、乗員にはより広い空間が提供されます。具体的には、前席の肩幅が1.7インチ拡張され、後部座席では膝スペースと肩幅がそれぞれ0.9インチ、1.5インチ増加しました。この改良により、長距離の移動も快適に過ごせるようになり、特に2列目の乗客にとって魅力的な環境が提供されます。
荷物スペースに関しても、新型キックスは顕著な特徴を備えています。座席の配置に応じて変動する荷物容量は、座席を立てた状態で最大30立方フィート、座席を倒した状態で最大60立方フィートに達し、この容量はクラス最高レベルです。さらに、トランク床下には小さな隠し収納スペースが設けられ、細かな荷物の整理に便利です。これらの設計は、都市部での運転や駐車の容易さを損なうことなく、乗員と荷物のスペースを最大限に活用することを目指しています。
新型キックスの特徴として、フレキシブルラゲッジボードが挙げられる。SVおよびSRグレードで提供されるこの板は、トランクの床に2つのレベルを設けることが可能で、利用者は荷物スペースを状況に応じて最適化できるようになっている。上の位置に設定すれば、トランクへの荷物の出し入れが容易になり、さらに2列目のシートを折りたためば、床が完全にフラットになる。一方、床を下の位置に設定することで、より高いアイテムも運ぶことができるようになる。
さらに、荷物エリアの開口部は40.3インチとクラスで最も広く設計されており、ベビーカーやゴルフバッグ、その他の長いアイテムも簡単に収納可能である。加えて、リフトオーバーの高さが28インチ未満となっているため、重い荷物をトランクに入れたり出したりする際の負担も軽減される。これらの特徴により、新型キックスは日常生活における利便性を高めることが期待されている。
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次世代のドライバーサポート
次世代のドライバーサポート機能と安全機能が、新型Kicksに幅広く提供されている。Nissan Safety Shield® 360は、全グレードに標準装備され、自動緊急ブレーキ(歩行者検知機能付き)、後方自動ブレーキ、ブラインドスポット警告、後方交差点警告、車線逸脱警告、ハイビームアシストが含まれる。また、Kicks SとSVには、インテリジェントクルーズコントロールが標準で装備されている。
特に、Kicks SRには、ProPILOT Assistが追加され、高速道路運転をよりシンプルにするために、車線内でドライバーを中央に保つステアリング支援が提供される。これはKicksにおけるProPILOT Assistの初の適用である。
さらに、簡単にタイヤの空気圧を調整できるEasy-Fill Tire Alertや、運転手が忘れ物をした可能性があることを通知できるRear Door Alert、運転手の挙動から疲労している可能性があると警告するIntelligent Driver Alertnessなど、他にも便利な機能が標準装備されている。Kicks SRには、クラスで唯一のIntelligent Around View Monitorが追加され、車両の周囲に仮想の360度鳥瞰カメラビューを提供し、駐車を簡素化し、ドライブスルーレーンでの縁石の回避や他の低速マニューバを容易にする。
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米国仕様は3つのグレードと2つのプレミアムパッケージ
3つのグレードレベル(S、SV、SR)が提供されることが発表された。加えて、2つのプレミアムパッケージが用意されており、消費者は自身のライフスタイルに合ったモデルを選択可能となっている。
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手間のかからない情報エンターテインメント
新型キックスに搭載されている直感的な情報エンターテインメントシステムは、乗員に手間のかからない操作性を提供される。特にSRモデルには最大4つのUSB Type-Cポートが備えられており、デバイスの充電が容易になっている。前方のセンターコンソールに設置されたワイヤレスデバイス充電パッドも、SVおよびSRモデルに利用可能とされている。
また、SVおよびSRモデルには12.3インチのカラータッチスクリーンが装備され、ワイヤレスApple CarPlay®およびAndroid Auto™のサポートにより、乗員はデバイスをプラグなしで接続できるようになっている。
SRプレミアムパッケージには、Bose® Personal Plusの10スピーカーオーディオシステムが搭載されており、前モデルにはなかった助手席のヘッドレストにもスピーカーが追加され、キャビン全体にクリアでリアルなサウンドが提供されている。
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キックス、値上げ 2023年7月
グレード | 駆動方式 | 新価格(円) |
X | FF | 2,998,600 |
X ツートーンインテリアエディション | 3,108,600 | |
X コロンビアエディション | 3,217,100 | |
X スタイルエディション | 3,218,600 | |
AUTECH | 3,407,800 | |
X FOUR | 4WD | 3,261,500 |
X FOUR ツートーンインテリアエディション | 3,371,500 | |
X FOUR コロンビアエディション | 3,480,000 | |
X FOUR スタイルエディション | 3,481,500 | |
AUTECH | 3,670,700 |
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新型キックス発売、マイナーチェンジ 2022年7月
日産・キックスがマイナーチェンジを受けて2022年7月19日に発売となった。
マイナーチェンジによる大まかな変更点は以下の通り。
- 第2世代e-POWERの採用(オーラと同タイプの高出力版か?)
- 4WDモデルの追加
- 一文字リアコンビネーションランプを採用した「スタイルエディション」の追加
- 新デザインセンターコンソール採用
- 安全装備の充実
新型キックスの車両価格については、事前にリークしていたものから変更はない。
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新型キックス価格 2WD(HR12DE – EM47)
※旧価格
X | |
X ツートン インテリア エディション | |
X スタイルエディション |
※ 価格は消費税込み
新型キックス価格 4WD(HR12DE – EM47 – MM48)
X FOUR | |
X FOUR ツートン インテリア エディション | |
X FOUR スタイルエディション |
※ 価格は消費税込み
キックス「X FOUR」追加、SUVなのに4WDが無いという弱点が解消される
現行キックスは2016年にグローバル発売されたモデル。日本発売は2020年と遅くなったが、e-POWER専用車とすることで国内向けには先進的なイメージで販売されてきた。しかし、SUVでありながらも2WDモデルしか用意されていないことは商品力の弱点であった。4WDモデルのキックス「X FOUR」の追加により、これがようやく解消された。
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新型キックスのビッグマイナーチェンジ、従来型からの値上げ幅は抑えられた
新型キックスのエントリー価格は2,798,400円に設定された。従来型キックス Xグレード(2WD)の価格は、2,759,900円からであったから、値上り幅はわずか38,500円となる。e-POWERを第2世代に刷新しておきながら、さらに昨今の円安や部品供給不足による自動車価格の値上げトレンドも考慮すれば、破格の価格設定ではないだろうか。
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新型キックスには第2世代e-POWER搭載、諸元表によるとノートオーラと同じ高出力モーター採用
新型キックスに採用されるフロントモーターは、EM47モーターになることが国土交通省の「低排出ガス認定自動車に関する公表」によって明らかとなっていた。つまり第2世代e-POWERということになる。EM47モーターは、ノートの85kWタイプとノートオーラの100kWタイプがある。新型キックスの諸元表で確認すると、より高出力な100kWタイプの採用となっている。
また、4WDモデルのリアモーターは、ノートおよびノートオーラの出力50kWのMM48型モーターと共通化されている。
新型キックスはマイナーチェンジで一文字リアコンビネーションランプ、新デザインのセンターコンソールを採用
マイナーチェンジによる新型キックスのエクステリアは、基本的には前期型と大きな変更がない。ただし、新設された「スタイルエディション」では一文字による左右連結のリアコンビネーションランプが備わる。これは一文字部分は点灯しないので注意が必要。
ボディサイズも新型と従来型で変わらず、全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm、ホイールベース2620mmとなる。
インテリアでは、新デザインのセンターコンソールが大きな変更ポイントとなっている。
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キックス モデルチェンジ まとめ
まとめ更新日: 2024/05/25
P15系 キックス まとめ
- 国内向けP15販売継続、仕様向上し2024年6月発売
- 90周年記念車「90th Anniverary」を発売
P16系 キックス まとめ
- P16型 新型キックスがフルモデルチェンジ発表、米国2024年3月
- 日本発売予想2026年度
- 経営計画 The Arc 2026年度 e-POWERの一つである可能性
- Vモーショングリルほぼ廃止、新デザインコンセプトを採用
- ボディサイズ拡大で先代キャシュカイに近い
- FWD車 全長171.9インチ(4366mm)×全幅70.9インチ(1801mm)×全高64.2インチ(1631mm)、ホイールベース104.6インチ(2657mm)
- AWD車 全長171.9インチ(4366 mm)×全幅70.9インチ(1801mm)×全高64.0インチ(1626mm)、ホイールベース104.9インチ(2664mm)
- (従来型ボディサイズ 全長4,295mm×全幅1,760mm×全高1,610mm、ホイールベース2,620mm)
- 米国仕様は2.0Lガソリン車のみ
- 後に電動車の追加を予感させるティザーあり
- FWD/AWDの選択可能
キックス 国内向け 仕様向上 2024年5月
新型キックス 米国仕様 スペックシート 2024年3月
Engine | |||||||
Name | MR20DD | ||||||
Cam design | DOHC | ||||||
Orientation | Transverse | ||||||
Cylinders / configuration | 4-cylinder / inline | ||||||
Block / head composition | Aluminum / aluminum | ||||||
Displacement (liters) | 2.0 (1,997 cc) | ||||||
Horsepower | 141 @ 6,000 rpm | ||||||
Torque (lb-ft) | 140 @ 4,000 rpm | ||||||
Bore x stroke (mm) | 84.0 x 90.1 | ||||||
Compression ratio (:1) | 11.7 | ||||||
Maximum engine speed | 6,000 rpm | ||||||
Valvetrain | 4 valves per cylinder with Continuous Variable Valve Timing Control System | ||||||
Induction system | Naturally aspirated | ||||||
Engine mounts | 2 solid, 1 liquid-filled | ||||||
Recommended fuel | Regular unleaded | ||||||
Emissions certification level | Tier 3-Bin30 (EPA) / LEV3-SULEV30(CARB) | ||||||
Idle Stop/Start | FWD | AWD | |||||
S | – | ||||||
Electrical | |||||||
Ignition system | Push Start | ||||||
Battery | 12 volt |
Dimensions | |||
Exterior (inches) | S | SV | SR |
Wheelbase | 104.6 (FWD) / 104.9 (AWD) | ||
Overall length | 171.9 | ||
Overall width | 70.9 | ||
Overall height | 64.2 (FWD) / 64.0 (AWD) | ||
Track width (front/rear) | |||
FWD | 61.5 / 61.5 | 61.3 / 61.3 | 61.4 / 61.3 |
AWD | 61.5 / 61.5 | 61.3 / 61.5 | 61.4 / 61.5 |
Minimum ground clearance | 8.4 | ||
Step-in height (front/rear) | |||
FWD | 19.0 / 19.0 | ||
AWD | 18.9 / 18.8 | ||
Angle of approach (degrees) | 18 | ||
Angle of departure (degrees) | 29.5 (FWD) / 26.7 (AWD) | ||
Ramp angle (degrees) | 19.5 (FWD) / 19.3 (AWD) |
Steering | |||||||
Type | Electric power-assisted | ||||||
Power-assisted | Engine-speed variable assist | ||||||
Overall ratio (:1) | 14.7 | ||||||
Turns (lock-to-lock) | 2.57 | ||||||
Suspension | |||||||
Front | |||||||
Type | Independent strut with coil springs | ||||||
Stabilizer bar | 24.5 mm (FWD) / 27.0 mm (AWD) | ||||||
Rear | |||||||
Type | Twist beam (FWD) / multilink (AWD) | ||||||
Stabilizer bar | 27.0 mm (FWD) / 21.3 mm (AWD) | ||||||
Twin-tube shocks | S | ||||||
Body / Chassis | |||||||
Type | Unibody | ||||||
Materials (primary) | Corrosion-resistant and high-strength steel |
Transmission and Drive System | FWD | AWD | ||||
Drive configuration | Front engine FWD | Front engine AWD | ||||
Transmission type | Xtronic | |||||
Gear ratios (:1) | ||||||
Reverse | 3.979 | |||||
Final drive | 5.341 | |||||
Hill Start Assist | S | |||||
Drive Mode Selector | Normal, Eco, Sport | Normal, Eco, Sport, Snow | ||||
Brakes | ||||||
Front | ||||||
Type | Vented disc | |||||
Size diameter and thickness (inches) | 11.6 x 1.02 | |||||
Rear | ||||||
Type | Solid disc | |||||
Size diameter and thickness (inches) | 11.0 x 0.37 | |||||
Electronic Brake force Distribution | S | |||||
Brake Assist | S | |||||
Anti-lock Braking System Number of wheels/channels/sensors |
S 4/4/4 |
|||||
Parking brake | Electric with auto hold |
新型キックス フルモデルチェンジ 画像 2024年3月 米国発表
新型キックス(マイナーチェンジモデル)の画像
キックスがマイナーモデルチェンジで商品力アップ、新型エクストレイルも登場でSUVラインアップ強化
このタイミングで行われるキックスのマイナーモデルチェンジは、2022年7月20日に発表された新型エクストレイル日本仕様とも深い関係がある。
新型エクストレイル日本仕様に搭載される新開発ハイブリッドシステムの1.5L VC-TURBOは、可変圧縮比機構を導入した最新の発電エンジンとシリーズ式ハイブリッドを組み合わせたもので、車両価格が高くなることは避けられない。
弟分となるキックスの商品力を強化し、SUV車種全体でのラインアップ充実を図ることで契約に結びつけていきたい日産の意図が垣間見れる。
新型キックスの特徴 2022年7月 マイナーチェンジ
新型キックスに搭載されるのはパワフルな加速と静粛性を実現した第2世代e-POWER
モーター出力を約5%、最大トルクを約7%向上させた第2世代e-POWERが搭載され、よりパワフルな走りが実現された。また、低速走行時のエンジン始動頻度を低減させたことにより、より静粛性が向上した。さらに、アクセル操作だけで加減速をコントロールできるe-Pedal Stepの操作性もなめらかに進化し、運転操作がより一層快適となった。SPORTやECOモードを選択時にもBレンジへ切り替えが可能となり、下り坂など強い減速が必要な場面でも、より安心して運転できる仕様となった。加えて、WLTCモードで23.0km/Lと、約6.4%の燃費向上も実現している。
新型キックスからe-POWER 4WDを採用、あらゆるシーンで運転が楽しめる
4輪の駆動力を電気の力で緻密に制御する電動4輪駆動システム「e-POWER 4WD」モデルがラインアップに追加された。悪路や雪道の走破性に力を発揮するとともに、ワインディングロードでは思いのままのコーナリングを可能とし、市街地での乗り心地が向上した。
新型キックスは安全装備が充実される
「インテリジェント アラウンドビューモニター」や「インテリジェント ルームミラー」などの先進技術装備が上位グレードに標準装備となった。また、コンパクトSUV初となる、「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」が全グレード標準装備となった。車両前方に搭載したミリ波レーダーが、2台前を走る車両の車間や相対速度を検知し、危険と判断した場合には、表示とアラームで注意を促し、衝突などの危険な場面の回避がサポートされる。
新型キックスのアクティブなデザインはそのままに、内装デザインや質感を向上
センターコンソールとシフトレバーのデザインが一新され、先進的で質の高い内装が実現しされた。また、ツートーンインテリアエディションには、現行のオレンジタンに加え、新たにベージュが追加された。
今回設定した新グレードの「スタイルエディション」は、リアコンビランプ一体型フィニッシャーや、ダーククローム調のグリルフィニッシャーを取り入れ、内装には落ち着きのある深いブラウンを基調とした装いが施されるなど、内外装ともにシックな装いとなった。
日産タイランドによる新型キックス、マイナーチェンジモデルのワールドプレミア
これまで日本向けモデルの生産を担ってきた日産タイランドによるワールドプレミアのライブ配信が、2022年7月1日17時30分(日本時間 同日19:30)より行われた。
現行キックス(P15型)は2020年に日本発売されたモデルであるが、グローバルでは2016年から販売されてきた。今回の改良は新設計のフロント&リアデザインによるフェイスリフトに留まらず、第2世代e-POWERの導入と4WDモデルの追加といったパワートレイン刷新を含めた大掛かりななものとなる。