新型【キックス】価格 279.84万円~、マイナーモデルチェンジいつ?2022年7月19日、第2世代e-POWER高出力版はオーラ共通【日産SUV最新情報】光らない一文字テール

キックス
新型キックス

新型キックス X FOUR スタイルエディション

日産・キックスがマイナーチェンジを受けて2022年7月19日に発売となった。

今回のマイナーチェンジによる大まかな変更点は以下の通り。

  • 第2世代e-POWERの採用(オーラと同タイプの高出力版か?)
  • 4WDモデルの追加
  • 一文字リアコンビネーションランプを採用した「スタイルエディション」の追加
  • 新デザインセンターコンソール採用
  • 安全装備の充実

モータージャーナリストによるレポート動画がYoutubeで公開されているが、多くの配信者がフロントモーターのスペックを「ノートと同じ(85kW)」と説明している。しかし諸元表を確認したところ「100kW(オーラと同じ)」となっている。どちらが正しいかは、現在のところ不明だが、価格帯から判断すると、キックスは諸元表で示されている通り、100kWモーター搭載の可能性が高そう。

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新型キックス

新型キックスの車両価格については、事前にリークしていたものから変更はない。

新型キックス価格 2WD(HR12DE – EM47)

X   ¥2,798,400
X ツートン インテリア エディション ¥2,908,400
X スタイルエディション ¥3,018,400

※ 価格は消費税込み

新型キックス価格 4WD(HR12DE – EM47 – MM48)

X FOUR ¥3,061,300
X FOUR ツートン インテリア エディション ¥3,171,300
X FOUR スタイルエディション ¥3,281,300

※ 価格は消費税込み

キックス「X FOUR」追加、SUVなのに4WDが無いという弱点が解消される

現行キックスは2016年にグローバル発売されたモデル。日本発売は2020年と遅くなったが、e-POWER専用車とすることで国内向けには先進的なイメージで販売されてきた。しかし、SUVでありながらも2WDモデルしか用意されていないことは商品力の弱点であった。4WDモデルのキックス「X FOUR」の追加により、これがようやく解消された。

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前期型キックス

新型キックスのビッグマイナーチェンジ、従来型からの値上げ幅は抑えられた

新型キックスのエントリー価格は2,798,400円に設定された。従来型キックス Xグレード(2WD)の価格は、2,759,900円からであったから、値上り幅はわずか38,500円となる。e-POWERを第2世代に刷新しておきながら、さらに昨今の円安や部品供給不足による自動車価格の値上げトレンドも考慮すれば、破格の価格設定ではないだろうか。

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前期型キックス

新型キックスには第2世代e-POWER搭載、諸元表によるとノートオーラと同じ高出力モーター採用

新型キックスに採用されるフロントモーターは、EM47モーターになることが国土交通省の「低排出ガス認定自動車に関する公表」によって明らかとなっていた。つまり第2世代e-POWERということになる。EM47モーターは、ノートの85kWタイプとノートオーラの100kWタイプがある。新型キックスの諸元表で確認すると、より高出力な100kWタイプの採用となっている。

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また、4WDモデルのリアモーターは、ノートおよびノートオーラの出力50kWのMM48型モーターと共通化されている。

新型キックスはマイナーチェンジで一文字リアコンビネーションランプ、新デザインのセンターコンソールを採用

マイナーチェンジによる新型キックスのエクステリアは、基本的には前期型と大きな変更がない。ただし、新設された「スタイルエディション」では一文字による左右連結のリアコンビネーションランプが備わる。これは一文字部分は点灯しないので注意が必要。

ボディサイズも新型と従来型で変わらず、全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm、ホイールベース2620mmとなる。

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インテリアでは、新デザインのセンターコンソールが大きな変更ポイントとなっている。

新型キックス(マイナーチェンジモデル)の画像

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キックスがマイナーモデルチェンジで商品力アップ、新型エクストレイルも登場でSUVラインアップ強化

このタイミングで行われるキックスのマイナーモデルチェンジは、2022年7月20日に発表された新型エクストレイル日本仕様とも深い関係がある。

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新型エクストレイル日本仕様

新型エクストレイル日本仕様に搭載される新開発ハイブリッドシステムの1.5L VC-TURBOは、可変圧縮比機構を導入した最新の発電エンジンとシリーズ式ハイブリッドを組み合わせたもので、車両価格が高くなることは避けられない。

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弟分となるキックスの商品力を強化し、SUV車種全体でのラインアップ充実を図ることで契約に結びつけていきたい日産の意図が垣間見れる。

新型キックスの特徴

新型キックスに搭載されるのはパワフルな加速と静粛性を実現した第2世代e-POWER

モーター出力を約5%、最大トルクを約7%向上させた第2世代e-POWERが搭載され、よりパワフルな走りが実現された。また、低速走行時のエンジン始動頻度を低減させたことにより、より静粛性が向上した。さらに、アクセル操作だけで加減速をコントロールできるe-Pedal Stepの操作性もなめらかに進化し、運転操作がより一層快適となった。SPORTやECOモードを選択時にもBレンジへ切り替えが可能となり、下り坂など強い減速が必要な場面でも、より安心して運転できる仕様となった。加えて、WLTCモードで23.0km/Lと、約6.4%の燃費向上も実現している。

新型キックスからe-POWER 4WDを採用、あらゆるシーンで運転が楽しめる

4輪の駆動力を電気の力で緻密に制御する電動4輪駆動システム「e-POWER 4WD」モデルがラインアップに追加された。悪路や雪道の走破性に力を発揮するとともに、ワインディングロードでは思いのままのコーナリングを可能とし、市街地での乗り心地が向上した。

新型キックスは安全装備が充実される

「インテリジェント アラウンドビューモニター」や「インテリジェント ルームミラー」などの先進技術装備が上位グレードに標準装備となった。また、コンパクトSUV初となる、「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」が全グレード標準装備となった。車両前方に搭載したミリ波レーダーが、2台前を走る車両の車間や相対速度を検知し、危険と判断した場合には、表示とアラームで注意を促し、衝突などの危険な場面の回避がサポートされる。

新型キックスのアクティブなデザインはそのままに、内装デザインや質感を向上

センターコンソールとシフトレバーのデザインが一新され、先進的で質の高い内装が実現しされた。また、ツートーンインテリアエディションには、現行のオレンジタンに加え、新たにベージュが追加された。

今回設定した新グレードの「スタイルエディション」は、リアコンビランプ一体型フィニッシャーや、ダーククローム調のグリルフィニッシャーを取り入れ、内装には落ち着きのある深いブラウンを基調とした装いが施されるなど、内外装ともにシックな装いとなった。

日産タイランドによる新型キックス、マイナーチェンジモデルのワールドプレミア

これまで日本向けモデルの生産を担ってきた日産タイランドによるワールドプレミアのライブ配信が、2022年7月1日17時30分(日本時間 同日19:30)より行われた。

現行キックス(P15型)は2020年に日本発売されたモデルであるが、グローバルでは2016年から販売されてきた。今回の改良は新設計のフロント&リアデザインによるフェイスリフトに留まらず、第2世代e-POWERの導入と4WDモデルの追加といったパワートレイン刷新を含めた大掛かりななものとなる。

キックス前期型の画像

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