新型フォレスターは「ひどい」のか?デザインが不評、北米フルモデルチェンジのエクステリアに「がっかり」の意見あり【水平対向エンジンの燃費性能の悪さは改善か、次期型B型以降に搭載予想、ストロングハイブリッドで大幅改善、しかし発売時期遅れそう】東京オートサロンまだ出品、2024年夏のG型改良ある?

フォレスター
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新型フォレスター

新型フォレスターが「ひどい」という評判?、北米で先行フルモデルチェンジを見て「がっかり」した?

新型フォレスター、6代目モデル(SL系)のフルモデルチェンジが進行中となっている。北米仕様が先行してA型から導入される計画で、2023年11月のLAオートショーで公開済み。2024年春には発売される予定となっている。しかし、日本市場向けの新型フォレスターについての正式な発表はまだ無い。現行のSK系にG型の年次改良を施し、販売期間が延長されることも考えられる。

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東京オートサロン2024では、フォレスター BOOST GEAR PackeageをTOYOタイヤブースで出品、まだまだ売る気?

2025年に登場予定のB型に関しては、スバルが計画している電動化のスケジュールに基づいた合理的な推測もある。新型フォレスターのB型は、次世代e-BOXERを搭載する最初のモデルとなることが見込まれ、日本仕様の設定もあるだろう。しかし、最新の情報によると、次世代e-BOXER用トランスミッションの生産が2025年秋に始まるスケジュールがリークしており、その完成車の市場投入は2026年初旬にずれ込むことも考えられる。また、スバルは自社生産のBEVを2025年から市場に出すことを予告しており、その具体的な車種は新型フォレスターであることも予想されている。

新型【フォレスター】フルモデルチェンジいつ?米国先行し価格帯約470~625万円【スバル最新情報】国内向けはSK系に特別仕様車発表、2025年秋の次世代e-BOXERトランスミッション生産スケジュールがリーク、ストロングハイブリッド開発遅れ、2024年はG型への年次改良かCB18のA型日本発売?2025年生産のBEVはSL型か
2024/4/11更新【フォレスター米国新価格表、フルモデルチェンジ日本仕様、B型の次世代e-BOXER導入が遅れそう、ストロングハイブリッド搭載、パワートレインキャリオーバーのA型先行導入の可能性、フォレスターにBEVの噂】2024年の日本仕様は特別仕様車設定、さらに従来SK系G型登場の可能性【SNSでエクステリアとインテリアが完全リーク、LAオートショー発表済み】ホイールデザインとインテリアが先行公開【フォレスターSK最終F型への一部改良が2023年8月24日発表、装備充実&値上げ、北米2024年春にフルモデルチェンジへ】【トヨタから技術協力、水平対向+THS+シンメトリカルAWDによるストロングハイブリッド(次世代e-BOXER)は2025年に搭載】11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの採用期待【2022年12月特別仕様車 XT-EDITION 発売】【6代目モデルへの歴史】

いずれにせよ、北米仕様の発表により新型フォレスターのエクステリアが明らかとなった。

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新型フォレスター

一部のファンの間からは、既に「ひどい」と酷評されるケースも出ている。この北米仕様と細部まで全く同じとはならないとしても、日本仕様もほぼ同様の内外装となることが予想される。

フォレスター

SJ フォレスター

2019年発表のスバルのデザインコンセプト「BOLDER」が引き続き採用されているのかどうかはともかくとして、フロントデザインが従来のSK型から全面的に変更されている。前回のSJ型からSK型へのフルモデルチェンジがキープコンセプトであったことを思うと、今回は思い切ったイメージチェンジを図ってきた印象だ。これが新型フォレスターであることを受け入れるのに時間が掛かるかもしれない。

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SK フォレスター F型

従来のSK型はスバルらしいコの字型デザインの前後ランプ類が特徴的だった。

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新型フォレスター

新型フォレスターのデイタイムライトは、トレンドを取り入れたせいか細くなっており、ボクサーエンジンをイメージしたコの字の主張が弱まっている。なかには、コの字型になっていないタイプもあり、導入地域やグレードによって複数の種類があるようだ。スバルらしいエクステリアの象徴的な部分でもあったため、これをあっさりと捨ててしまったことに「がっかり」したファンも少なからずいるだろう。

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新型フォレスター

また、新型フォレスターではフロント中央のヘキサゴングリルは継承されているものの、そのフレームの主張が弱まっている。

 

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新型CR-V 欧州仕様

どこかで見たようなデザインという評価も多い。フロント部分は、米国市場をメインとするなら顔が似てしまうのは仕方ないかもしれないが、ホンダ・CR-Vにも近く見える。

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RAV4 PHEV

さらに、サイドのデザインでは、ホイールアーチに方形を取り入れた点がRAV4に近いとの指摘もある。

新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ

新型フォレスターのアナログメーター採用が酷い

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新型フォレスターのリーク画像の段階から話題となっていたのが、アナログメーターの採用である。この時代に発売されるミドルクラスSUVが、まさかのアナログメーターの装備ということで落胆する声もあり、この部分を「ひどい」と感じる人も多そうだ。

ただし、新型フォレスターの日本仕様は、2025年発売のB型からの導入が予想される。この時までに「アイサイトX」関連の準備が整えられ、日本市場でウケの良い12.3インチのフル液晶メーターと伴に採用されると考えるのが妥当なところではないだろうか。日本仕様の発売時には、改善が期待される部分である。

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新型フォレスターのホイールの色が酷い

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新型フォレスターのカッパー色のホイールは、電動化を意味しているのだろうか。ホイールデザインについても評判が良くなく、早くも「ひどい」と噂されている。特に日本仕様の新型フォレスターは、トヨタからTHSの技術供与を受けて実現される、新開発ボクサーハイブリッドの搭載が予想される。マイルドハイブリッド相当であった従来のe-BOXERから、パワートレインは大幅に電動化されることになる。

この新たな電動化パワートレインのアピールのためにもカッパー色のホイールデザインは国内仕様にも持ち込まれる可能性があるが、これを望まないファンも多そうで、別デザインの選択肢も期待されるところとなっている。

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「ひどい?」のか、新型フォレスター後期(D型、E型)の外観デザイン

現行型フォレスターは、2018年にフルモデルチェンジ発売されたSK系5代目モデルが販売中となっている。そのエクステリアを巡っては、残念ながら「ひどい」と酷評されるケースもある。その理由の一つとして考えられるのが、マイナーチェンジのタイミングで実施された、デザインコンセプトの変更である。

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SUBARU VIZIV 2 CONCEPT (2014年 ジュネーブ)

現行型フォレスター発売の2018年当時は、スバルはデザインコンセプトとして「Dynamic × Solid」をテーマとしており、これは2014年3月にジュネーブ発表された「SUBARU VIZIV 2 CONCEPT」によって示されていた。フォレスターの前期モデル(A型~C型)は、この「Dynamic × Solid」のテーマでデザインされたエクステリアに仕上げられている。

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スバル フォレスター 前期モデル(2019年 B型)

その後、スバルは2019年3月に「SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT」を公開しており、この時に新デザインテーマとして「BOLDER」を発表した。

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SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT(2019年 ジュネーブ)

フォレスターに「BOLDER」が導入されたのは、2021年8月のマイナーチェンジのD型からとなる。

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フォレスター 後期モデル(D型)

しかし、マイナーチェンジということもあり、「BOLDER」導入の対象とならない部分も多く残された。現行フォレスターのエクステリアは、前コンセプトの「Dynamic × Solid」と新コンセプトの「BOLDER」が混在した状況となっており、「ひどい」と言われるデザインの理由の一つとして考えられる。

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FORESTER STI Sport(現行 E型)

ひどい「フォレスター」改善へ、<まとめ>は、次のページ

フォレスター、「Dynamic × Solid」、「BOLDER」の年表

  • 2014年3月 … SUBARU VIZIV 2 CONCEPT「Dynamic × Solid」発表
  • 2018年3月 … FMC 5代目フォレスター エクステリア発表
  • 2019年3月 … SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT「BOLDER」発表
  • 2021年6月 … ビッグマイナーチェンジ 新型フォレスター エクステリア発表
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フォレスター 後期モデル(D型)

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ひどいフォレスターとは違う、完全「BOLDER」デザインの2モデル

一方で、「BOLDER」のデザインコンセプトでフルモデルチェンジされたモデルが、新型レヴォーグと新型WRXである。

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新型レヴォーグ

スバル WRX S4 STI Sport R EX 東京オートサロン2022

スバル WRX S4 STI Sport R EX

フロントデザインを比較してみても、新型レヴォーグと新型WRXのヘキサゴングリルからヘッドランプへと続くラインが自然なのに対し、フォレスターはSUVらしい無骨さを差し引いて見ても、このラインが自然に描かれているように感じられない。

ひどい「フォレスター」改善へ、<まとめ>は、次のページ

「ひどい」と言われるフォレスターの燃費

フォレスターは、グローバルでも需要が多い中型SUVのモデル。国内ブランドのライバルでは、RAV4、ハリアー、エクストレイル、アウトランダー、CX-5といったモデルが挙げられる。なかでもフォレスターの「燃費がひどい」と酷評されるケースがある。

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トヨタ RAV4

各モデルの4WD車における、WLTCモード燃費は、以下の通り。

  • フォレスター 2.0L ハイブリッド 14.0 km/L
  • フォレスター 1.8L ターボ 13.6 km/L
  • RAV4(2.5L E-Four)20.3~20.6 km/L
  • ハリアー(2.5L E-Four)21.6 km/L
  • HR-V(2.0L e:HEV 4WD)21.7 km/L
  • エクストレイルT33(1.5L ターボ e-POWER e-4ORCE)18.3~18.4 km/L
  • アウトランダー(2.4L PHEV 4WD)16.2~16.6 km/L
  • CX-5 (2.5L ガソリン 4WD) 13.0 km/L
  • CX-5 (2.5L ターボ 4WD) 12.2 km/L
  • CX-5 (2.2L ディーゼル 4WD 6AT) 16.6 km/L

(※2023年2月 調べ)

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トヨタ ハリアー

この中では、CX-5のターボモデルが最も低い数値となったが、人気のディーゼル車の燃費性能は、さほど悪くなさそう。フォレスターは、2つのパワートレイン設定があるが、いずれも燃費性能が悪い。

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マツダ CX-5

フォレスターは、実用燃費においても、街乗りで10km/L未満、郊外・高速で10~15km/L程度というケースが多く、昨今の中型SUVとしては燃費が「ひどい」と評価されるケースもある。

2.0L e-BOXERはハイブリッド化は遂げてはいるものの、モーター出力 10kWのいわゆるマイルドハイブリッドと呼ばれる程度のもので、燃費向上効果は限定的と考えられる。

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ひどいフォレスターの燃費、フルモデルチェンジでの大幅改善に期待、SHEV採用か

スバル ストロングハイブリッド シンメトリカルAWD

ただし、この「ひどい」と言われるフォレスターの燃費性能も、フルモデルチェンジによる次期型登場で大きく改善されるかもしれない。次期フォレスターには、次世代e-BOXERとして、トヨタからの技術協力によって開発中のストロングハイブリッド(SHEV)が搭載される可能性が高い。これは、「水平対向エンジン×シンメトリカルAWD×THSハイブリッド」という3つの技術を組み合わせたものとなる。次世代e-BOXERの生産開始時期は2025年のスケジュールで進められており、次期フォレスターのB型からの搭載が期待される。

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新型【フォレスター】フルモデルチェンジいつ?米国先行し価格帯約470~625万円【スバル最新情報】国内向けはSK系に特別仕様車発表、2025年秋の次世代e-BOXERトランスミッション生産スケジュールがリーク、ストロングハイブリッド開発遅れ、2024年はG型への年次改良かCB18のA型日本発売?2025年生産のBEVはSL型か
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フォレスターが「ひどい」と言われる理由 まとめ

まとめ更新日: 2024/03/19

  • 現行型フォレスターは燃費やエクステリアデザインについて「ひどい」という評価が多い
  • 北米仕様が先行して2024年春にフルモデルチェンジ、早くもエクステリアデザインに「ひどい」という評判
  • 次期型フォレスターB型以降には、次世代e-BOXERとして、ストロングハイブリッド(SHEV)が搭載も、公表した発売時期よりも遅くなりそう
  • 次世代e-BOXERは、「水平対向エンジン×シンメトリカルAWD×THSハイブリッド」という3つの技術が柱で、ひどい燃費の改善に期待

フォレスター BOOST GEAR PACKAGE 画像 東京オートサロン2024

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スバル フォレスター

スバル フォレスター

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フォレスター フォレスター フランクフルトモーターショー2013 フォレスター 欧州仕様

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フォレスター フォレスター

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