新型フォレスター ひどい、後悔、ダサい? C型改良後も残るスバルSUVのモヤモヤポイント
新型フォレスターの立ち位置とC型で変わった価格レンジ
新型フォレスターは、スバルが2025年4月に日本向けに投入した6代目SUVです。パワートレインは、2.5Lストロングハイブリッド(S:HEV)と1.8Lターボの2本立てで、どちらも4WDが基本という、スバルらしい構成になっています。
2026年春のC型改良では、1.8Lターボに新エントリーグレード「Touring」(385万円)と「Touring EX」(399万3000円)が新設定され、ついに400万円を切る選択肢が登場しました。一方、S:HEV系の「Premium S:HEV EX」は約464万円に設定されており、グレード上位に向かうと依然として価格の重さを感じるレンジです。また、アイサイトX非装着の「SPORT」「Premium S:HEV」は廃止され、ラインナップが整理されました。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
新型フォレスターは「クルマは良い、でも総額は高い」
走りや安全装備に関しては高評価が多く、2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、業界からの評価も高い一台です。C型でTouringグレードが加わり「385万円から買えるフォレスター」が実現した一方で、オプションを含めた総額ベースでは依然として500万円クラスに届くケースもあり、支払いの重さに戸惑う人は少なくありません。
同クラスには2025年12月にフルモデルチェンジしたトヨタRAV4をはじめ、マツダCX-5、日産エクストレイルなどのライバルが揃っており、それらと見比べたときに、
・走りと安全装備は気に入っている
・ただし、内装の質感やナビの出来を含めて総額を見ると割高に感じる
という受け止め方になりがちです。
新型フォレスターは、「クルマそのものは魅力的だが、自分の予算や価値観に合うかどうか」で評価が大きく変わりやすく、そこが後悔ポイントになりやすいモデルと言えます。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
新型フォレスターを買って後悔しやすいお金まわりの話
フォレスターC型Touring登場でも残る「総額の重さ」という後悔リスク
C型でTouringグレードが385万円から設定されたことで、「400万円の壁」は崩れました。しかし、グレードを上げてオプションを盛っていくと見積りが一気に膨らむ構造は変わっていません。月々の支払いシミュレーションをしてみて、「クルマには満足しそうだけれど、家計への負担を考えるとさすがに厳しい」と感じて一度踏みとどまるケースもあり、価格面での”現実的な後悔予備軍”が多い印象です。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
フォレスターの納期と販売実績、好調だが待ちは長い
新型フォレスターは発売直後から受注が殺到し、約1.5か月で累計1万4千台を突破、月販目標2,400台の約6倍に達しました。2025年9月には月間4,976台を記録するなど、販売は極めて好調です。2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーの受賞もその勢いを裏づけています。
一方で、生産キャパシティの制約は依然として残っており、2026年3月時点での納期はS:HEVが約8〜9か月、1.8Lターボが約4.5か月。C型については2026年夏以降の生産開始が見込まれ、今から注文すると秋以降の納車になるとの説明もあります。人気は本物ですが、「欲しいときにすぐ手に入らない」というもどかしさは続いている状況です。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
新型フォレスターの装備や使い勝手で”ひどい”と言われるポイント
タイヤとホイールまわりの地雷
フォレスター19インチ標準なのにスタッドレスNG問題
Premium系グレードでは、標準タイヤとして「235/50R19」が装着されています。ところが、取扱説明書で冬用タイヤの項目を見ると、スタッドレスは「225/55R18」指定となっており、19インチでのスタッドレス装着は「干渉の可能性があるため販売店に相談」という扱いです。
「せっかく19インチでそろえたのに、スタッドレスだけ18インチに落とす必要がある」「手持ちの19インチスタッドレス一式が無駄になった」といった声もあり、Premium系に乗り換える人ほど戸惑いやすいポイントになっています。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
フォレスター社外ホイール装着でアイサイトX保証対象外の不安
イベント会場などでの説明として、「社外ホイール装着時はアイサイトやアイサイトXの動作保証対象外」という案内を受けたというユーザー報告もあります。実際にはRAYSなどの社外ホイールで問題なく使えている例も多いようですが、メーカーとしては「純正以外は保証の対象外」というスタンスで、オーナー側にはどうしても不安が残ります。
「好きなデザインのホイールを履かせたい」と「安全装備の安心感」の間で迷わされる、悩ましいポイントです。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
フォレスターのナビ・ディスプレイ:”大画面なのに残念”はC型でも改善されず
新型フォレスターのインパネ中央には、縦長の大画面ディスプレイが配置されています。写真で見ると先進的で迫力もありますが、使い勝手については厳しい評価も目立ちます。
・動作のもたつきが気になる
・見た目は最新風なのに、ソフトウェアの中身が古く感じる
・レイアウトやホームボタンなどの基本的な部分がほとんどカスタムできない
といった声が多く、「スマホのような見た目なのに、スマホのような自由度がない」「ユーザーの使い方をイメージした作りになっていない」という不満につながっています。
C型ではスマートリヤビューミラーの画質向上やワイヤレスチャージャーの充電圧アップ(10W→15W)といった改善が施されていますが、メインの11.6インチディスプレイのUI自体には大きな変更はなく、根本的な不満解消には至っていません。さらに、センター下にある「TUNEダイヤル」も、実際にはほとんど触らないという人が多く、「一番目立つ位置に、使わない物理ツマミが陣取っている」と感じる人もいます。500万円近いクルマの情報・エンタメ回りとしては物足りない、という印象を持つユーザーも少なくありません。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
フォレスターのカメラとランプ、視認性まわりの弱さ
フォレスターのフロントビューカメラは”毎回手動”で不便
新型フォレスターには、前方の路面や障害物を確認できるフロントビューカメラが設定されています。ただし、ロースピード時に自動で立ち上がる仕組みにはなっておらず、毎回ドライバーが手動で表示切り替えを行う必要があります。
狭い路地や段差を確認したい場面でも、そのたびにボタン操作が必要になり、「視線がナビ画面に持っていかれてかえって不安」「従来のソナーの方がシンプルで分かりやすかった」といった不満につながっています。せっかくの便利装備が、運用次第ではストレス源になってしまっている例です。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
フォレスターのバックカメラとバックランプが暗い問題
先代SK型から新型に乗り換えたオーナーの中には、「以前は夜の駐車場でもバックカメラで白線がはっきり見えたのに、新型は暗くて線が読みにくい」と感じる人がいます。
さらに、ブレーキを踏みながら後退するとストップランプの赤い光が強く反射し、モニターが赤っぽくなって余計に見えにくくなるという報告もあります。「バックランプの光量が物足りない」「カメラの見え方も含めて、夜の駐車がしづらくなった」という声が出ており、夜間の取り回しで不安やイライラが蓄積しやすい部分です。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
フォレスターのバックランプ片側点灯にガッカリという声
スバル車ではおなじみの仕様として、バックランプが片側点灯のモデルがありますが、新型フォレスターもこのパターンです。
そのため、事情を知らない人から「ランプ切れてますよ」と指摘される場面もあり、「クロストレックは左右とも点灯なのに、なぜフォレスターは片側だけなのか」と不満を持つオーナーもいます。先代SK型のリアフォグや後退灯まわりの配置を活かして、視認性と見た目を両立させてほしかったという意見もあり、「コストや法規の都合が、そのままデザインに出てしまっている」と感じる人もいるようです。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
新型フォレスターの安全装備と電装での後悔ポイント
フォレスターのアイサイトXと後付け電装品の相性リスク
上位グレードに搭載される「アイサイトX」は、高速道路の特定区間で車線維持やカーブ手前の自動減速などを行ってくれる高度な運転支援システムです。C型ではアイサイトX非装着グレード(SPORT、Premium S:HEV)が廃止され、EX系グレードへの集約が進みました。それだけ重要な装備ですが、
・どの路線、どの区間で使えるのか
・どんな条件で作動がキャンセルされるのか
・エラー表示の意味が分かりづらい
と感じるユーザーも多く、「中央道で使おうとしたら、突然”使用できません”と出て戸惑った」という話も挙がっています。
さらに、テレビキャンセラーなどの後付け電装品を組み込んだあとに、アイサイトXのエラーが出た例もあり、「高速道路に乗ってから異常に気づいた」「原因は社外電装だと言われ、対応に手間取った」といった声もあります。「便利そうだからと気軽に後付けした電装品が、安全装備の足を引っ張る」という、後から悔やみやすいパターンです。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
フォレスターのUSBとオーディオ、装備の詰めの甘さ
新型フォレスターでは前席・後席ともにUSB端子が用意されていますが、「後席のType-AとType-Cは同時使用できるのか」「どちらがデータ優先で、どちらが充電専用なのか」といった基本的な仕様が直感的に分かりづらいという指摘があります。
オーディオ面でも、
・純正のままで特に不満はない、という人
・ディーラーオプションのスピーカーだけ交換しても、ドアの構造が響いてしまい、期待したほど音質が良くならなかった人
と評価が割れています。後者の場合、専門ショップでデッドニングやバッフル補強をやり直すことになり、「最初からショップに任せた方が安く済んだ」というケースもあります。
また、カップホルダーのイルミネーションやリアドアのLEDなど、夜間の視認性に効きそうな装備がフォレスターではオプション扱いなのに対し、WRXなど別モデルでは標準という差もあり、「この価格帯のSUVなのに、こういう部分でコストダウン感が出るのは残念」「イルミ付きオプションを付けたものの、視線から外れていて思ったほど役立たない」という”付けてから後悔”するパターンも見られます。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
新型フォレスターのデザインや気持ちの面での「ダサい」「後悔」
フォレスターの顔つきやホイール選びで意見が真っ二つ
新型フォレスターのフロントマスクは、先代よりも武骨でタフな方向に振ったデザインです。これを「アウトドアらしくてカッコいい」と評価する人もいれば、「先代の方が上品だった」「キャラクターが薄くなってしまった」と感じる人もいて、好き嫌いが大きく分かれています。
メッキ加飾を控えめにしてスッキリさせた点はトレンドに合って好評な一方で、そのぶんホイールの選択肢が難しくなったという声もあります。「ボディのテイストに合うデザインが限られ、ホイール選びに時間がかかる」「気に入った社外ホイールを履かせたいのに、アイサイトの保証問題が頭をよぎる」といった、スタイルと実用性の両方で悩まされるケースが多い印象です。
なお、2026年6月頃にはオフロード専用グレード「ウィルダネス」の日本導入が計画されているとの予想もあり、ジャパンモビリティショー2025ではプロトタイプが出品されていました。C型のタイミングでの導入は見送られたことでがっかりしているファンも少なくありませんが、遅れて導入されるという見方が現在のところ有力です。ウィルダネスが加われば、デザインの選択肢にも新たな幅が生まれる可能性があります。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
フォレスターの室内レイアウトの細かいストレス
室内に目を向けると、シガーソケットの位置に不満を持つオーナーが少なくありません。「配線を整理しづらい場所にあり、コードが目立つ」「使い勝手をもっと考えた配置にしてほしかった」といった声が出ています。
また、ドリンクホルダーのイルミネーションについても、「確かに光ることは光るが、視線から外れた位置で、思っていたほど見やすくならない」「オプションで付けた割に、満足感が薄い」と感じる人もいます。
1つ1つは小さなポイントですが、毎日使う部分だからこそ、違和感が積み重なると「別の車種も検討しておけばよかったかも」という気持ちに繋がりやすいところです。

新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
フォレスターの燃費性能がストロングハイブリッド S:HEV搭載で大幅改善、ライバルRAV4も新型に
6代目フォレスター(SL系)は、2025年4月に日本仕様が発売されました。日本仕様は、ストロングハイブリッドの2.5L S:HEVのほか、CB18型の1.8Lターボエンジンがキャリーオーバーで採用されています。
S:HEVは先行して、クロストレックに搭載されてきました。続いて、北米向けフォレスターハイブリッドの発表も2025年2月のシカゴオートショーで行われました。
S:HEVは、トヨタから技術供与を受けた新開発ボクサーハイブリッドです。その排気量はクロストレック S:HEVが2.5Lとなっており、フォレスター S:HEVでも同様です。
これにより酷いとされてきた燃費性能が大幅に改善されました。
日本仕様のWLTCモード燃費は、以下の通りです。
- X-BREAK S:HEV および X-BREAK S:HEV EX … 18.8 km/L
- Premium S:HEV EX … 18.4 km/L
- SPORT EX および Touring / Touring EX … 13.6 km/L
1.8L DITを搭載するターボ系グレードと比較して、2.5L S:HEV搭載車は大幅に燃費性能が改善しました。
なお、ライバルのトヨタRAV4は2025年12月にフルモデルチェンジが実施されています。新型RAV4のE-Four(4WD)ハイブリッド車のWLTCモード燃費は22.5〜22.9 km/Lと、従来型(20.3〜20.6 km/L)からさらに向上しており、フォレスターS:HEVとの差は開いた形です。
水平対向エンジンの構造上の燃費特性や、機械式のシンメトリカルAWDを採用していることが燃費の面ではデメリットとなりますが、先代SK系の14.0 km/L(e-BOXER)から18.8 km/Lへの伸びは大きく、「思っていたよりも良い」と捉えるユーザーは多いのではないでしょうか。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ

新型フォレスターS:HEVは、THS導入とカーオブザイヤー受賞で評価を確立
新型フォレスター S:HEVは、THS技術の導入によるスバルの新たなチャレンジとして注目されてきましたが、発売から約1年が経過し、2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、業界からの評価も定まりつつあります。
一方で、デザインや価格帯に対しては依然として厳しい声も残っています。C型ではS:HEV全グレードにアクセサリーコンセント(AC100V/1500W)が標準装備となり、アウトドアや災害時の給電ニーズへの対応も強化されました。X-BREAK S:HEVでは従来オプションだったパワーシートやハンズフリーパワーリヤゲートが標準化され、装備充実と引き換えに+17.6万円の値上げとなっています。実際に所有してからの評判がどう推移するかも含め、スバルが今後どのようにユーザーの期待に応えるかが注目されます。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
新型フォレスター6代目 SL系、C型で広がるラインナップと残る課題
新型フォレスターの6代目モデル(SL系)は、北米市場向けにFB25エンジンを搭載したモデルが2024年春に先行発売され、日本では2025年4月にB型として販売が始まりました。2026年春にはC型への年次改良が実施され、新グレード「Touring」「Touring EX」の追加とともに、「SPORT」「SPORT Black Selection」「Premium S:HEV」の廃止によるラインナップ整理が行われています。
米国では2026年モデルとしてオフロード仕様の「Wilderness」や「Sport Onyx Edition」が追加され、価格帯は$29,995~$41,545となっています。日本市場でもウィルダネスの導入が2026年中に計画されているとの報道があり、今後のラインナップ拡充が期待されています。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
新型フォレスターのデザイン評価、発売後もダサいという声は残る
新型フォレスターに対して、一部ユーザーからはそのデザインに対して「ダサい」との意見が依然として見られます。
特に、従来のフォレスターの武骨さやアウトドア志向のイメージを好むファンからは、デザイン変更に対する不満が表明されています。一方で、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞や好調な販売実績が示すように、実車を見て・乗って評価が変わるケースも多いようです。デザインの好みは分かれ続けるものの、「走れば分かる」という声が増えているのも事実です。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
「ひどい」と評された新型フォレスターのデザイン変更、発売後の受け止められ方
新型フォレスターのデザインについては発売前から賛否が分かれてきましたが、日本での発売から約1年が経過し、実車に触れたオーナーが増えたことで評価にも変化が見られます。フロントデザインの大幅な変更、特にSK型で特徴的だったコの字型デザインの前後ランプが新型ではデイタイムライトが細くなった点は、依然として「スバルらしさが薄れた」と感じる人もいます。
ヘキサゴングリルのフレームの主張が弱くなり、ホンダ・CR-VやトヨタRAV4に近いデザインという意見も変わっていません。
特に、ヘッドランプがフォード エクスプローラーの先代モデルに似ており、スバルらしさが失われたと感じるファンもいます。
ただし、販売実績やカー・オブ・ザ・イヤー受賞が示すとおり、デザインへの批判がそのまま購買行動に直結しているわけではなく、走行性能や安全性を含めたトータルの商品力で選ばれている面も大きいと言えそうです。
新型「フォレスター」は酷いのか?<まとめ>は、次のページ
「ひどい?」のか、SK系フォレスター後期(D型、E型)の外観デザイン
SK系フォレスターは、2018年にフルモデルチェンジ発売された5代目モデルである。そのエクステリアを巡っては、残念ながら「ひどい」と酷評されるケースもある。その理由の一つとして考えられるのが、マイナーチェンジのタイミングで実施された、デザインコンセプトの変更である。
SK系フォレスター発売の2018年当時は、スバルはデザインコンセプトとして「Dynamic × Solid」をテーマとしており、これは2014年3月にジュネーブ発表された「SUBARU VIZIV 2 CONCEPT」によって示されていた。フォレスターの前期モデル(A型~C型)は、この「Dynamic × Solid」のテーマでデザインされたエクステリアに仕上げられている。
その後、スバルは2019年3月に「SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT」を公開しており、この時に新デザインテーマとして「BOLDER」を発表した。
フォレスターに「BOLDER」が導入されたのは、2021年8月のマイナーチェンジのD型からとなる。
しかし、マイナーチェンジということもあり、「BOLDER」導入の対象とならない部分も多く残された。SK系フォレスターのエクステリアは、前コンセプトの「Dynamic × Solid」と新コンセプトの「BOLDER」が混在した状況となっており、「ひどい」と言われるデザインの理由の一つとして考えられる。
ひどい「フォレスター」改善へ、<まとめ>は、次のページ
フォレスター、「Dynamic × Solid」から「BOLDER」への変遷年表
- 2014年3月 … SUBARU VIZIV 2 CONCEPT「Dynamic × Solid」発表
- 2018年3月 … FMC 5代目フォレスター エクステリア発表
- 2019年3月 … SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT「BOLDER」発表
- 2021年6月 … ビッグマイナーチェンジ 新型フォレスター エクステリア発表
ひどい「フォレスター」改善へ、<まとめ>は、次のページ
ひどいフォレスターとは違う、完全「BOLDER」デザインの2モデル
一方で、「BOLDER」のデザインコンセプトでフルモデルチェンジされたモデルが、新型レヴォーグと新型WRXである。
フロントデザインを比較してみても、新型レヴォーグと新型WRXのヘキサゴングリルからヘッドランプへと続くラインが自然なのに対し、フォレスターはSUVらしい無骨さを差し引いて見ても、このラインが自然に描かれているように感じられない。
ひどい「フォレスター」改善へ、<まとめ>は、次のページ
「ひどい」と言われたSK系フォレスターの燃費、SL系S:HEVでどう変わったか
フォレスターは、グローバルでも需要が多い中型SUVのモデル。国内ブランドのライバルでは、RAV4、ハリアー、エクストレイル、アウトランダー、CX-5といったモデルが挙げられる。なかでもフォレスターの「燃費がひどい」と酷評されるケースがあったのは、SK系時代の話である。
参考として、SK系フォレスターと当時のライバル各モデルの4WD車における、WLTCモード燃費は以下の通りであった。
- フォレスター SK系 2.0L e-BOXER 14.0 km/L
- フォレスター SK系 1.8L ターボ 13.6 km/L
- RAV4(2.5L E-Four)20.3~20.6 km/L ※旧型
- ハリアー(2.5L E-Four)21.6 km/L
- エクストレイルT33(1.5L ターボ e-POWER e-4ORCE)18.3~18.4 km/L
- アウトランダー(2.4L PHEV 4WD)16.2~16.6 km/L
- CX-5 (2.2L ディーゼル 4WD 6AT) 16.6 km/L
(※2023年2月 調べ。各モデルはその後モデルチェンジ済みのものを含む)
この中でSK系フォレスターは最下位クラスの燃費であり、e-BOXERはモーター出力10kWのマイルドハイブリッドに過ぎず、燃費向上効果は限定的だった。
現行のSL系ではS:HEV搭載により18.4〜18.8 km/Lまで改善された。ライバルのRAV4は2025年12月のフルモデルチェンジで22.5〜22.9 km/L(E-Four)へとさらに向上しており、燃費差は拡大したが、SK系時代の「ひどい」レベルからは大きく脱却したと言えるだろう。
ひどい「フォレスター」改善へ、<まとめ>は、次のページ
新型フォレスター まとめ
- C型で低価格なTouringグレード(385万円〜)が追加されたが、オプション込み総額では依然500万円クラスもあり割高感は残る
- 発売約1.5か月で累計受注1.4万台超、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞と評価は高いが、S:HEVは8〜9か月待ちの長納期が続く
- Premium系の19インチ標準タイヤに対してスタッドレスが18インチ指定
- 社外ホイールや後付け電装がアイサイトXに与える影響や保証範囲が読みづらく、不安材料になっている
- 大画面ディスプレイのUIはC型でも根本的改善なし。カメラとバックランプの見え方にも不満の声が残る
- USB端子やオーディオ、イルミ類の仕様に詰めの甘さがあり、この価格帯としてはコストダウン感を指摘されやすい
- タフ系に振ったエクステリアデザインは好みが分かれ、「ダサい」と感じるユーザーも一定数いるが、ウィルダネス日本導入が期待される
- シガーソケット位置やドリンクホルダーのイルミなど、日常で触れる細部のストレスが後悔につながる要因になりやすい




































































