新型【スイフトスポーツ 34型】フルモデルチェンジいつ?2024年発売予想、ZC34S型スイスポはハイブリッド化、重量増、価格アップ予想【スズキ最新情報】ZC33S型一部仕様変更、6MT廃止、6AT セーフティサポート装備のワングレードで2,236,300円に値上げし販売継続

スイフト
スイフト カタナ

スイフトスポーツ カタナ エディション 2020

スズキは、スイフトスポーツ(ZC33S型)に一部仕様変更を2023年10月2日に実施した。

10月25日より開催されるジャパンモビリティショーでは、新型スイフト コンセプトが参考出品される予定で、通常スイフトは先行してフルモデルチェンジを受けることになる。スイフトスポーツについては、この一部仕様変更が施された従来型モデルの販売が継続され、新旧のボディタイプが併売されることになる。フルモデルチェンジを受けた新型スイフトスポーツの登場は2024年が予想される。

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新型スイフト コンセプト(ジャパンモビリティショー参考出品予定)

従来型スイフトスポーツへの一部仕様変更は、6MTモデルがラインアップから姿を消し、6ATモデルのみの提供となった。また、消費税込み車両本体は2,236,300円となり、従来の2,099,900円から136,400円の値上げが施された。

スイフトスポーツ マフラー

スイフトスポーツは、通常スイフト発売の約1年遅れで登場するのが慣例となってきており、今回も同様のスケジュールが予想される。この間に従来型ベースのスイフトスポーツの販売が継続されるかどうかは世代によって異なる。初代モデルの末期は新型スイフトと従来型スイフトスポーツが併売されたが、2代目モデルと3代目モデルの末期は新型スイフトの登場により従来型スイフトスポーツの販売は終了となっていた。今回は、ATモデルに限り従来型スイフトスポーツの販売が継続されるということで、これは部品の在庫状況が反映されたものかもしれない。

スイフト スポーツ 中国仕様

スイフト スポーツ 三代目モデル 中国仕様

また、スズキ セーフティサポート非装着車の設定がカタログ上も廃止され、後退時車両直後確認装置の装着義務化に対応した。これにより2024年5月以降も従来型スイフトスポーツの販売が可能となったが、おそらくこれを待たずしてフルモデルチェンジが実施され、新型スイフトスポーツへ切り替わることが予想される。

新型スイフトスポーツは、ハイブリッド化と重量増により、パフォーマンスよりも環境性能が重視された仕様になるのではと心配されている。また、さらなる車両価格の値上がりも避けられないだろう。

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2020年の欧州スイフトスポーツ48Vハイブリッド、2024年の日本導入の可能性は?

罰金を伴う厳しいCO2排出量規制により、欧州ではコンベンショナル ガソリン車の多くがラインアップから姿を消していった。そんななか、昨年2020年に欧州で導入されたのがスイフトスポーツハイブリッドである。欧州で採用実績が多い48Vシステムを採用しているのが特徴となる。ただし、その仕様は、直列4気筒の1.4Lターボと10kWモーターの組み合わせによるもので、あくまでマイルドハイブリッドと呼ばれるレベルのシステムに留まっている。

スイフト スポーツ

4代目スイフト スポーツ

残念なのが、0-100km/h加速の公称値が、従来型コンベンショナル車の8.1秒からハイブリッド車は9.1秒へとスペックダウンしていることである。

燃費性能に関しては、従来型の47mpgからハイブリッド車は50.1mpgに、そしてCO2排出量は従来型の135g/kmからハイブリッド車は127g/kmとなっており、いくらかの改善は見られる。ただし、その幅は小さい。

スイフト スポーツ

4代目スイフト スポーツ

この欧州仕様スイスポ ハイブリッドのパワートレインを次期型日本仕様での採用を期待する声もあるが、果たしてそれほどの価値のあるものだろうか。日本でも商品力を持てるものであるのかについては疑問がある。

新型スイフトスポーツ

4代目スイフトスポーツ 欧州仕様

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通常スイフトのスポーツモデル、RStを後継する1.0Lターボの復活は無さそう

国内の規制に着目すると、将来の大きな課題となりそうなのが2030年度の燃費規制である。2016年度に対し約3割の改善が求められることになる。なるべく早くストロングハイブリッドモデルを普及させ、そしてEVモデルの販売比率も増やしていくことが、メーカートータルの新車販売台数でCO2排出量を削減していく、現実的な手段となっている。

ただし、次期スイフトシリーズの導入時期となるであろう2023年の段階では、現行型1.2L NAエンジン車を後継するコンベンショナルエンジン車も低価格モデルとしてラインアップが残されることが期待される。

スイフト ジュネーブモーターショー2017

そして、昨年2020年まで販売されていたRStグレードを後継する直列3気筒の1.0Lターボエンジン搭載車については、ラインアップ復活の実現は難しいだろう。ダウンサイジングターボエンジンは、そもそも欧州のルールと相性が良かったわけだが、現状はHEVやBEVへシフトしている。

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スイフトスポーツ 2022年9月に一部改良実施で値上げ、受注再開

2022年7月頃からスイフトおよびスイフトスポーツにオーダーストップの動きがあった。しかしこれは、フルモデルチェンジに向けたオーダー調整ではなく、2022年9月の一部改良に向けたものであった。一部改良の内容は、法規対応によるもので正式発表は行われなかった。商品自体には変更は無いが、1万1千円の値上げとなり、6MT車が消費税込み2,028,400円、6AT車が同2,099,900円などのラインアップとなった。

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スイフトスポーツ モデルチェンジ まとめ

一部仕様変更 2023年10月

  • 2023年10月の一部仕様変更、6MT廃止、セーフティサポート非搭載廃止
  • 6AT セーフティサポート搭載 消費税込み \2,236,300、 ワングレード化

フルモデルチェンジ予想

  • スイフトスポーツ2024年フルモデルチェンジ発売予想
  • 通常スイフト2023年秋~終盤フルモデルチェンジから約1年遅れで登場
  • ZC33S型で欧州先行導入されるK14D型ターボハイブリッド改良版の搭載の可能性
  • 欧州先行導入の48Vシステムマイルドハイブリッド、モーター出力10kW採用の可能性
  • 環境性能を重視した設計のため、現行型より加速性能などでパフォーマンスダウンの可能性

スイフトスポーツ 一部改良 価格表 2022年11月

  • スイフトシリーズ全体で、1万1千円の値上げ
  消費税込み価格(円)
トランスミッション 6MT 6AT
標準車 2,028,400 2,099,900
全方位モニター用カメラパッケージ装着車 2,081,200 2,152,700
スズキ セーフティ サポート非装着車(受注生産) 1,885,400 1,956,900
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