ハリアーの一部改良、2025年前半の実施予想
ハリアーの一部改良は2025年の実施が予想されます。
ハリアーの納期はかつて長期化していたものの、2024年9月6日時点では、ガソリン車やハイブリッド車はおおむね2~3ヵ月、PHEVモデルは3~4ヵ月程度と発表されています。現在は以前より購入しやすい状況となっていますが、2024年内には大きな変更や一部改良の実施はないと見込まれています。
現行の80系ハリアーは2020年6月にフルモデルチェンジされた4代目モデルで、これまでに大きな改良はありませんでした。次回の改良で、新たなエクステリアデザインの導入に期待が寄せられています。
トヨタのラインアップでは、「bZ4X」を皮切りに、ハンマーヘッドデザインの採用がトレンドとなっています。
このデザインがハリアーに採用されることを待ち望むファンも多いですが、近年のトヨタ車では、モデルサイクル途中での大幅なデザイン変更が減少傾向にあります。
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ハリアーへのハンマーヘッドデザインの採用は見送られる可能性
ハリアーの購入を検討しているユーザーの中には、マイナーチェンジでデザインが変わることを心配する声もあり、納車直後にすぐデザインが古くなることへの懸念が見られます。
トヨタの新世代デザインである「ハンマーヘッド」は、「bZ4X」をはじめ、60系プリウス、海外向けC-HR、新型クラウンシリーズで採用されてきました。
このデザインはコの字型ヘッドランプが特徴で、ハリアーにもマイナーチェンジで導入される可能性が指摘されていました。とはいえ、マイナーチェンジで「ハンマーヘッド」が採用された例は今のところありません。
ハリアーは現行のデザインを大きく変えずに販売期間を終えることが予想されます。
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ハリアーはフルモデルチェンジせずカタログ落ちとなる懸念、北米ヴェンザが終了
ハリアーにフルモデルチェンジが実施されれば、ハンマーヘッドデザインが採用されるかもしれません。しかし、フルモデルチェンジは行われず、カタログ落ちとなる懸念もあります。
ハリアーは北米市場では「ヴェンザ」の名で現地生産されてきましたが、2024年モデルをもって終了する見込みです。その後継車種としては、日本名「クラウンエステート」の北米向け仕様である「クラウンシグニア」が導入される予定です。
北米市場では、室内空間の広いクラウンシグニアが支持を集めると予想されています。
一方、国内市場向けのハリアーは引き続き販売されると見込まれていますが、北米撤退によるグローバル販売の縮小を背景に、次期型へのフルモデルチェンジが行われるかは不透明な状況です。
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ハリアー、2023年秋に実施された商品改良
2023年秋に実施された商品改良では、バックドア警告音の変更がこっそりと行われましたが、プレスリリースもなく販売が続けられました。
価格は据え置かれたものの、エントリーグレードである「S」は整理の対象となり、「S ガソリン車 4WD」「S ハイブリッド車 FF/E-Four」が廃止されました。「S」グレードのなかでも「ガソリン車 FF」については、引き続き販売中となっています。
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ハリアー、2022年9月の一部改良
2022年9月には、80系ハリアーに初めての一部改良が行われました。その改良の際には、オーダーカットや改良後モデルへの契約変更など、異例の措置が取られました。
この改良では、装備の充実が図られ、プラグインハイブリッドモデルが新たに追加されました。「Toyota Safety Sense」は機能追加され全車標準装備となりました。さらに、12.3インチの大型ディスプレイオーディオと12.3インチ液晶メーターが導入されました。
プラグインハイブリッド車は、上級「Z グレード」として提供され、エクステリアデザインには専用フロントグリルが採用されました。従来パワートレイン車へのフェイスリフトは行われませんでした。
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ハリアー PHEVの特徴
2022年9月に追加発売されたハリアー PHEVは、駆動方式はE-Fourのみに限られ、「Z」のワングレードで提供されます。
装備に関しては、従来ハイブリッドモデルのZ“Leather Package”をベースにしており、レザーシートなどの高級感のあるインテリアを備えています。
PHEV専用の装備としては、リアシートヒーターやAC100V・1500Wの外部給電システムが含まれています。これにより、外部デバイスへの給電が可能であり、寒い季節には後部座席の乗員も快適に過ごすことができます。
走行性能に関しては、モーターによる力強いスムーズな加速、そして低重心ゆえに操縦の安定性が高いという特徴があります。また、専用のフロントグリルや外装色が用意されており、PHEVらしいスタイリッシュなデザインとなっています。特に、専用外装色のグレーメタリックを含む4色が設定されており、各所にブラック塗装が施されています。
内装には、インストルメントパネルからドアトリムへと金属メッシュ質感のダークレッドパイピングオーナメントが採用され、上質な雰囲気が漂います。さらに、パノラミックビューモニターは標準装備で、床下透過表示機能も付いており、ハイブリッド車やガソリン車でオプション設定されている機能がPHEVでは標準で楽しめます。
ハリアーの生産は正常化された
トヨタは2023年1月以降、国内向けモデルの生産を強化してきました。特にハリアーはその対象車種の一つと考えられています。2022年後半には、ハリアーは月販2,000台未満のケースが見られました。しかし、2023年に入ると生産が活発化し、1月には4,879台、2月には7,843台、3月には11,028台にまで増加しました。
この勢いは2024年に入ってからも継続し、おおよそ4,000~7,000台の規模で推移しています。これにより、多くのグレードで納期短縮の動きが見られ、ハリアーの生産体制が正常化されてきました。
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次期ハリアーへのフルモデルチェンジ、5代目登場はかなり先
次世代ハリアーである5代目モデルの投入時期についても注目されています。3代目から4代目へのフルモデルチェンジには約6年半がかかりました。
同様の更新期間が次回も適用されるかは確かではありませんが、自動車業界全体の状況を考慮すると、モデルの更新サイクルが短縮される可能性は低いと見られています。
そのため、5代目ハリアーの登場は2027年以降になることが予想されますが、北米ヴェンザの終了によるグローバル販売縮小のため、フルモデルチェンジは実施されない可能性もあります。
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歴代ハリアーを見ていく
ハリアー初代モデルは、元祖プレミアム高級SUV
ハリアー初代モデルの販売が始まったのは1997年のことです。当時の高級車市場では、FRセダンがその存在感を誇示していました。一方で、SUVカテゴリーにおいても、ランドクルーザーや三菱のパジェロといった本格的なクロスカントリー車が上級車種としての地位を築いていました。
そんな中で、ハリアーは都市型のプレミアムSUVという独自のコンセプトで市場に投入されました。当時の視点から見ると斬新なアイデアであったにもかかわらず、この新しいスタイルが市場で注目を集め、人気を博しました。
さらに、北米市場ではプレミアムブランドのレクサスから、RXシリーズとして販売されたことも相まり、高級イメージを定着させることに成功しました。
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ハリアー2代目モデルとレクサス新型RXが併売される状況に
ハリアーは、2003年に第二世代へのフルモデルチェンジを遂げました。さらに、2009年には新型レクサスRXが国内市場に導入され、ハリアーとレクサスRXが併売されることとなりました。
新型RXが注目を集める一方で、旧型となったハリアーの第二世代モデルの存在感は次第に薄れていきました。このような状況の中、「ハリアーは2代目モデルでカタログ落ちになるのでは」という噂も浮上しました。
しかし、10年以上の販売期間を経て、ハリアーはフルモデルチェンジを受けることになります。
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ハリアー3代目は国内専用車種としてフルモデルチェンジ
3代目ハリアーは、2013年にフルモデルチェンジされ、日本専用車種として設計されました。それまでの大型化したRXシリーズとは異なり、日本市場向けに独自のデザインや機能が施されている点が特徴です。エンジン選択肢に、新開発の直列4気筒2.0L NAが追加されダウンサイズを受けた一方で、V6エンジンは廃止されました。この変更により、車格が低くなったという見方もされました。
それでもハリアーのプレミアムイメージは、まだユーザーの記憶に残っていました。レクサスRXとの比較では格下であるものの、手頃な価格設定も相まり、好調な販売実績を残しました。
しかし、モデルサイクルの後期に入るとラインアップの廃止が噂されました。その背景には、ミドルクラスSUVの主力市場である北米で絶大な人気を誇るRAV4が日本に導入されたことがあります。RAV4はグローバルモデルとして確固たる地位を築いており、その販売実績により日本専売のハリアーの存続が困難になる可能性が指摘されていました。
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ハリアー4代目へのフルモデルチェンジはグローバルモデル化で実現
2020年に、ハリアーは4代目へのフルモデルチェンジを実現し、新たな進化を遂げました。
これを可能にしたのはグローバルモデル化です。4代目ハリアーは、従来の日本国内販売に加えて、北米や中国でも展開されるようになりました。トヨタは中型SUVセグメントにおいて、RAV4とハリアーの併売により、2つのモデルを揃えてラインナップを強化しています。なお、北米市場では「ヴェンザ」の名称で販売されています。
4代目ハリアーは国内市場向けに2020年6月にリリースされ、従来のトヨペット店から全販売チャネルで取り扱われるようになったのも大きな変化です。これに伴い、フロントの鷹のエンブレムがトヨタのCIに置き換えられました。
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ハリアーのラインアップ整理、2023年10月
新型ハリアー ガソリン 2.0L 価格表 2023年10月
グレード | 駆動方式 | 消費税込み車両本体価格(円) | 2023年10月~ |
S | FF | 3,128,000 | 据え置き |
S | 4WD | 廃止 | |
G | FF | 3,529,000 | 据え置き |
G | 4WD | 3,729,000 | 据え置き |
Z | FF | 4,038,000 | 据え置き |
Z | 4WD | 4,238,000 | 据え置き |
Z レザーパッケージ | FF | 4,338,000 | 据え置き |
Z レザーパッケージ | 4WD | 4,538,000 | 据え置き |
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新型ハリアー ハイブリッド 2.5L 価格表
グレード | 駆動方式 | 消費税込み車両本体価格(円) | 2023年10月~ |
S | FF | 廃止 | |
S | E-Four | 廃止 | |
G | FF | 4,119,000 | 据え置き |
G | E-Four | 4,339,000 | 据え置き |
Z | FF | 4,628,000 | 据え置き |
Z | E-Four | 4,848,000 | 据え置き |
Z レザーパッケージ | FF | 4,928,000 | 据え置き |
Z レザーパッケージ | E-Four | 5,148,000 | 据え置き |
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新型ハリアー PHEV 2.5L 価格表
グレード | 駆動方式 | 消費税込み車両本体価格 | 2023年10月~ |
Z | E-Four | 6,200,000 | 据え置き |
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新型ハリアー80系は特にハイブリッド車が人気
現行の80系ハリアーは東南アジアからの部品供給不足による生産調整などを大きく受けてきた。それでも2021年は、74,575台の年間販売実績を残すことができたが、2022年は34,182台と半数以下に落ち込んだ。その後、2023年は販売台数が大幅回復している。
このほかの国内ブランド中型SUVの2022年の販売実績は、トヨタ・RAV4が31,118台、スバル・フォレスターが25,096台、マツダ・CX-5が31,399台、日産・エクストレイルが18,066台となっており、2021年に引き続きハリアーが首位の座をキープした。
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ハリアーと共通プラットフォーム、新型2車種が2022発売された
80系ハリアーはグローバルプラットフォームのTNGA(GA-K)が採用されている。GA-KプラットフォームのクロスオーバーSUVタイプの車種としては、これまでRAV4、レクサスNX、さらに海外向けにはハイランダーなどが販売されてきた。さらにGA-K採用のクロスオーバーSUVモデルは、新型クラウンとレクサス新型RXを追加している。
レクサスRXは約7年ぶりのフルモデルチェンジとなった。最上級のRX500hでは、新開発の2.4Lターボハイブリッドが搭載される。このシステムは、2.4LターボのT24A-FTS型をメインユニットとし、リアドライブは高出力モーターのeAxleによって行われる上級ハイブリッドとなる。
さらに、クラウン クロスオーバー RSグレードでも、この2.4Lターボハイブリッド(デュアルブーストハイブリッド)が搭載された。トヨタブランド車への採用が進むことで、ハリアーへの搭載も期待したいが、ハリアーは先代3代目モデルから車格が下げられた経緯がある。現在のところハリアーに2.4L デュアルブーストハイブリッドが搭載されるという話は無い。
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ハリアー 一部改良、マイナーチェンジ後期型 まとめ
まとめ更新日: 2024/09/08
ハリアー マイナーチェンジ 予想 2025年
- 2025年前半ごろにマイナーチェンジ予想
- ハンマーヘッドデザインの採用なしの予想
- 2024年9月上旬、納期短縮、受注停止の動き無し
- 北米ヴェンザが2024年モデルを以て生産終了
- グローバル販売縮小につき、フルモデルチェンジが実施されない可能性
ハリアー 一部改良(小変更) まとめ 2023年10月
- 2023年10月の小変更、一部改良のプレスリリース無く実施
- バックドア警告音変更
- エントリーの「Sグレード」がガソリンFFだけを残し、廃止
- 値上げ無し
ハリアー 一部改良 まとめ 2022年10月
- ハリアーに一部改良(発売日2022年10月4日)
- プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車及び右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備
- コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを採用。12.3インチの大画面ディスプレイを設定したほか、車載ナビを搭載。クルマがWi-Fiスポットになる、「車内Wi-Fi」を採用
- 12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイを採用
- ハリアー PHEVを追加(発売日2022年10月31日)
- ハリアー PHEVは発売前から、各販売店の予定台数が予約済みでオーダーストップ
- ハリアー PHEVは、抽選で生産順番が決められ、納期は運次第
ハリアー PHEV 画像 2023年1月
新型ハリアー価格表(2WD ハイブリッド)2022年9月発表
旧価格(円) | 新価格2022年9月改定(円) | 差額(円) | |
S ハイブリッド・2WD | 3,580,000 | 3,718,000 | 138,000 |
G ハイブリッド・2WD | 4,000,000 | 4,119,000 | 119,000 |
G“Leather Package” ハイブリッド・2WD | 4,300,000 | (廃止) | (廃止) |
Z ハイブリッド・2WD | 4,520,000 | 4,628,000 | 108,000 |
Z“Leather Package” ハイブリッド・2WD | 4,820,000 | 4,928,000 | 108,000 |
新型ハリアー価格表(2WD ガソリン)2022年9月発表
旧価格(円) | 新価格2022年9月改定(円) | 差額(円) | |
S ガソリン・2WD | 2,990,000 | 3,128,000 | 138,000 |
G ガソリン・2WD | 3,410,000 | 3,529,000 | 119,000 |
G“Leather Package” ガソリン・2WD | 3,710,000 | (廃止) | (廃止) |
Z ガソリン・2WD | 3,930,000 | 4,038,000 | 108,000 |
Z“Leather Package” ガソリン・2WD | 4,230,000 | 4,338,000 | 108,000 |
新型ハリアー価格表(E-Four ハイブリッド)2022年9月発表
旧価格(円) | 新価格2022年9月改定(円) | 差額(円) | |
S ハイブリッド・E-Four | 3,800,000 | 3,938,000 | 138,000 |
G ハイブリッド・E-Four | 4,220,000 | 4,339,000 | 119,000 |
G“Leather Package” ハイブリッド・E-Four | 4,520,000 | (廃止) | (廃止) |
Z ハイブリッド・E-Four | 4,740,000 | 4,848,000 | 108,000 |
Z“Leather Package” ハイブリッド・E-Four | 5,040,000 | 5,148,000 | 108,000 |
新型ハリアー価格表(4WD ガソリン)2022年9月発表
旧価格(円) | 新価格2022年9月改定(円) | 差額(円) | |
S ガソリン・4WD | 3,190,000 | 3,328,000 | 138,000 |
G ガソリン・4WD | 3,610,000 | 3,729,000 | 119,000 |
G“Leather Package” ガソリン・4WD | 3,910,000 | (廃止) | (廃止) |
Z ガソリン・4WD | 4,130,000 | 4,238,000 | 108,000 |
Z“Leather Package” ガソリン・4WD | 4,430,000 | 4,538,000 | 108,000 |
新型ハリアー価格表(E-Four プラグインハイブリッド)2022年9月発表
価格(円) | |
Z PHEV・E-Four | 6,200,000 |