【新型】ハリアーが昨年フルモデルチェンジから販売好調、元祖プレミアム高級SUV

ハリアー

新型ハリアーが好調、フルモデルチェンジで人気化

トヨタ・ハリアーの好セールスが続いている。昨年2020年度の販売台数は86,843台を記録し、ランキングでも乗用登録車で7位となった。競争が激しいミドルクラスSUVのなかでも圧倒的な人気を誇る。

ハリアー

現行ハリアー 4代目モデル

今回の記事は、一時はモデルネームの存続すら危ぶまれたハリアーが、人気車種として復活できた経緯を追っていく。

ハリアー初代モデルは、元祖プレミアム高級SUV

ハリアー初代型がスタートしたのは1997年。当時は、まだ高級車と言えばFRセダンが存在感を示していた時代である。ただ、SUVカテゴリにおいてもランドクルーザー、三菱のパジェロといった本格的なクロスカントリー車は、上級車種としてのポジションを獲得していた。

そんななか、ハリアーは都市型のプレミアムSUVという、当時としては斜め上を行くコンセプトで市場投入されたわけだが、これが人気を博した。

ハリアー初代モデル

ハリアー初代モデル

さらに、北米市場ではプレミアムブランドのレクサスから、RXシリーズとして販売されたことも相まり、高級イメージを定着させることに成功した。

トヨタ・ハリアーが旧モデル継続のなか、レクサスは新型RX導入

その後、レクサスブランドが国内導入され、新型のRXシリーズが日本でも販売されるようになった。

一方で、ハリアーはトヨタブランドでのラインアップが継続されたが、旧型のままであったため、次第にその存在感は薄れていった。

ハリアー二代目モデル

ハリアー二代目モデル

「ハリアーは2代目モデルを以てカタログ落ち」そんな噂も流れたが、10年にも及ぶ販売期間を経て、3代目へのフルモデルチェンジを遂げることができた。

ハリアー3代目は国内専用車種としてフルモデルチェンジ

3代目ハリアーは、大型化したRXシリーズと決別し、日本市場に向けた独自設計が与えられた。

ハリアー

ハリアー 3代目モデル

エンジン選択肢では、直4 2.0L NAというリーズナブルなユニットを追加。そして、これまであったV6エンジンが廃止されるなど、車格ダウンとも言える変更が盛り込まれた。

それでもハリアーが築き上げてきたプレミアムイメージは、まだユーザーの記憶の中に残っていた。レクサスRXと比べれば完全に格下となったが、手に届きやすい価格設定もあってよく売れた。

ハリアー リアコンビネーションランプ

ハリアー 3代目モデル

日本市場向け車種として、好調なスタートを切ることができた3代目ハリアーであったが、モデル後期に差し掛かると、またもやラインアップ廃止の噂が流れた。その理由はRAV4の日本導入である。

既に、RAV4はミドルクラスSUVの主力市場である北米で、絶大な人気を獲得しており、グローバルモデルとしてのポジションを確立していた。

RAV4

RAV4

グローバルモデルとして揺るぎない販売実績があるRAV4を前に、日本専売のハリアーの存続が難しいことは明らかであった。

ハリアー4代目へのフルモデルチェンジはグローバルモデル化で実現

それでもハリアーはフルモデルチェンジを受けることに成功し、4代目へと進化した。その決め手となったのが、グローバルモデル化である。4代目ハリアーは北米、中国でも販売されることになった。激戦の中型SUVのセグメントをRAV4とハリアー併売の2モデル体制で、トヨタブランドの中でラインアップしていくことになった。北米では、ヴェンザ(Venza)の車名で売られる。

新型ハリアー

現行ハリアー 4代目モデル

ハリアー4代目モデルは、国内では2020年6月に発売された。そして、従来のトヨペット店から、全販売チャネルでの取り扱いとなったのも大きな変化である。これにより、車種に人気があれば、販売台数が出やすい環境になった。

新型ハリアー

現行ハリアー 4代目モデル

フロントの鷹のエンブレムがトヨタマークに変更されたのは、全販売チャネルでの取り扱いになったため。

新型ハリアー

現行ハリアー 4代目モデル

全販売チャネルのデメリットは、不人気化したときの落ち込みが激しくなることである。ハリアーのほかトヨタではアルファードが人気化したが、逆にヴェルファイア、CH-Rといったモデルの販売台数が減っている。ユーザーが販売チャネルの垣根を超えて、車種を選んでいることの表れとなった。

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