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日産 エルグランド、トヨタ アルファード&ヴェルファイアのLクラスミニバンを比較
エルグランドは2010年にフルモデルチェンジしたばかり。
FF化されパッケージングが良くなり、完成度は高い。
従来からのFRを捨てたエルグランドだが、意外にも走りの質に関する評価は高い。
一方、アルファード&ヴェルファイアは2008年のフルモデルチェンジデビューから少し時間が経つが未だ人気の衰えないミニバン車種。こちらは年内にもハイブリッドモデルがラインアップされる予定。
乗り心地
乗り心地に関してはエルグランドの勝ち。
アルファード&ヴェルファイアではかなり揺さぶられるような路面でも、しっとりとした乗り心地をキープ。
さらにエルグランドの2列目シートの出来がアルファード&ヴェルファイアよりも豪華かつホールド感もある優れたもので、同乗者からの評価が高い。首の傾斜までしっかりフィットし、長旅も疲れ知らずだ。
乗り心地重視のミニバンならエルグランドで間違い無し。
走行性能
ハンドリング性能に関してはエルグランドの勝ち。
ミニバンの中では低重心に設計されたエルグランドがコーナリングでは断然有利。
さらに足回りが適度な硬さで、運転していて安心感がある。
これは単にスピードを上げてコーナーを曲がれるという意味だけでなく、カーブでの同乗者への負担が少ないのもメリット。
コーナリング中の路面ギャップの拾いやすさは課題だが、ミニバンとしては最高の出来と言える。
一方、アルファード&ヴェルファイアは重心が高くロングドライブでは疲れが溜まりやすい。
アルファード&ヴェルファイアは標準装備のサスペンションの質が悪いので、ここをチューンアップすれば、別の車のように乗り心地が良くなる。
パッケージングの良さ
パッケージングの良さ、つまりは室内の広さはアルファード&ヴェルファイアが勝る。
これは荷室をより広くなるように設計されたハイエースをベースに開発されてきた経緯がそうさせている。
ベースが商用車だけに、信頼性も高く長年使ってもヤレが少ないのがメリット。
エクステリア
もちろん好みの問題もあるだろうが、デビューが2年早い分エルグランドの方が有利。
アルファードは高級、ヴェルファイアはスポーティーという位置づけでエクステリアが特化されているのはトヨタのミニバンが有利だが、エクステリア全体としての完成度はエルグランドだろう。