ラフェスタ ハイウェイスターがデビュー/プレマシーOEM

日産

日産フェイスのマツダプレマシー

ミニバン市場の縮小で、車種の統廃合が進んでいる。
今回、モデルチェンジしたラフェスタハイウェイスターもその一環で、一見新しい日産のミニバンだが、中身はマツダプレマシー。新型ラフェスタハイウェイスターはプレマシーのOEM車種ということになる。
メーカーエンブレムの変更だけのOEM車種が多い中、この新型ラフェスタハイウェイスターは専用のメッキ3本ラインのフロントグリルを持ち、プレマシーとは全く違う車種のように見える。
プレマシーが走りを重視したスポーティーなエクステリアであるのに対し、新型ラフェスタハイウェイスターはラグジュアリーで日産のミニバンらしさを強調した外観となっている。
ただし、この2車種の中身は当然同じ。
マツダ・プレマシーの長所でもあるミニバンでも機敏に動き回れるハンドリング性能は、新型ラフェスタハイウェイスターでも健在だ。

国内の販売では、正直な所マツダより日産の方がブランド力があり、人気が上がりそう。
ラフェスタハイウェイスターはオリジナル車種のプレマシーを凌ぐ販売が期待できる。

フロントのメッキグリルの他にラフェスタハイウェイスターの専用設計となる箇所は、バンパー形状、ボンネットまでも含まれる。リアにもメッキーパーツが加わる。
プレマシーとラフェスタハイウェイスター、どちらがカッコイイか、客観的な判断は難しいが、個人的な感想としてはラフェスタハイウェイスターの方が数段レベルが高いと感じた。
プレマシーの上級モデルを選ぶなら、デザインの洗練されたラフェスタハイウェイスターの選択がオススメとなる。

ラフェスタハイウェイスターの装備されるエンジンは標準、直噴、アイドリングストップ付きの3タイプ。
トランスミッションはFFは5AT、4WDは4ATとなる。CVTが採用されないのが燃費性能的に惜しいところだが、大きな問題では無いだろう。

(写真はOEM元のマツダ・プレマシー)
プレマシー

超お買い得?ラフェスタJOY

今回、新しくデビューしたラフェスタは上級グレードに相当するハイウェイスターのみ。
ベースグレードのモデルチェンジは現在の所なく、これについてはラフェスタJOYとして販売が継続する。
このラフェスタJOYは従来と同じく日産が生産し続ける。ただし、2004年のデビューから2009年のマイナーチェンジを経て熟成が進んだものの、デザインは古く感じる。
ラフェスタJOYの価格は179万3400円。ハイウェイスターとの価格差の約20万円は魅力に感じる、と思ったが、プレマシーのベースモデル20CSは179万9000円なので、ラフェスタハイウェイスターが予算オーバーという人はプレマシ20CSの選択がオススメとなる。
ラフェスタJOYは今更新車で買う車ではない。

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