安い中古車と出会う5つの知識

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中古車の価値は年式と走行距離で決まる

自動車には寿命がある

自動車というのは寿命があるものだと考えてください。
廃車まで、10年10万キロとよく言われますが、現在の車は丈夫に作られているのでもっと長く乗ることができます。
大体目安として13年ぐらは乗れると思っていいです。
走行距離に関しては、最近のエンジンはタイミングチェーンを採用しているので、10万キロの壁が無くなりつつあります。
以前は(現在でも一部車種では)10万キロごとにタイミングベルトの交換が必要となり、これが乗り換えのきっかけになっていました。(ベルト自体は安い消耗品なのですが、交換に手間が掛かり工賃が高いことが多かったのです。)
それでも走行距離が長くなると他の部分の傷みも激しくなるので、15万キロを超えるとそろそろ乗り換えの準備をしておいたほうがいいです。(過走行車はサスペンションもへたってきて、乗り心地も悪くなります。)
13年15万キロを過ぎると経年劣化が激しくなってきて、思わぬ修理メンテナンス費用が発生したりする場合があり、経済的に安全に乗るという意味ではベストとは言えません。
20年、20万キロぐらいなら修理をしながら乗り続けた方が安くなる場合が多いですが、手間も掛かりますし万人にお薦めできる乗り方ではないです。

年式と走行距離は妥協しない

寿命の迫った車は激安で売られているのですが、購入時に発生する登録手数料や整備料、車検費用などは新しい中古車と同様に発生します。
いくら車体価格が安くても買ってすぐに寿命が来てしまえば、こういった諸費用がムダになってしまうのは勿体無いです。
ですから、年式と走行距離では妥協をしない方がいいです。
普通車の場合はおおよそ6年落ち以内の中古車をお薦めします。
7年落ちでもまだまだ車としてしっかり乗れるのですが、今から買う車としては古過ぎて、余計なメンテナンス費用が発生する確率が高まります。
軽自動車なら4年落ち以内をお薦めします。
軽自動車の場合は4年を過ぎると、年式が古くなるにも関わらず車体価格が下がりにくい傾向があります。
あまり安くならないのであれば、なるべく新しい状態で買った方がお得です。

メーカーや車種で妥協をする

安く中古車を買うために妥協すべき点は、メーカーや車種にこだわりを持たないことです。
人気のあるメーカーは、トヨタ、ホンダです。
軽自動車ならダイハツ、スズキが人気があります。
詳しい車種については、後で書きます。

色も妥協するともっと安くなることがあります。
一般的に黒、白が人気で、次いでシルバーとなります。
テレビCMや広告に使われている色も人気色になり値段が上がります。
それ以外のちょっと変わった色は不人気色になりがちで、10万円ぐらい安くなることが多いです。

故障しないメーカーは都市伝説

ネットでの噂では、故障しないメーカーとして、一番にトヨタ、次いで日産などとよく聞きますが、実際に自動車整備業を営んでいる人に聞くと、現在の車なら国内メーカーであればどこも変わらないというのが実際のようです。
最も評判のいいトヨタと、最も評判の悪い三菱を比較しても、故障のしやすさはほとんど変わりません。

メーカー問わず、メンテナンスが不十分であれば故障はします。
トヨタが故障しないというのは、メンテナンスが十分にされた車が多いことや、車に与える負荷の少ない運転をするドライバーが多いことに起因しています。

外車は故障が多いので避ける

国産車の品質はメーカーを問わず向上しましたが、海外メーカーの車はまだまだ日本車の品質には及びません。
比較的高品質と言われるベンツやBMWといったドイツの高級車ですら日本車と比較して故障が多いです。
プジョー206やVWポロは中古車市場で格安で流通しており、フィットなんかよりも安いぐらいですが、買ってから出費がかさみます。
突然の故障が年に何回か起こることもあり、その度に予定もキャンセルしなくてはいけません。

低価格で買えるお薦め車種

販売台数が少なく、知名度の低い車が不人気になり、中古車相場が安くなる事が多いです。
ディーラーの新車販売で値引きの大きかった車種も中古車市場で安く出回ります。

軽自動車

軽自動車ではホンダ・ライフ、三菱・eKワゴン、三菱・トッポ、スバル・R2などが人気がなくて低価格で流通しています。
車としての出来はいいものばかりです。
詳しくは、軽自動車の中古車-不人気車リストをご覧ください。

コンパクトカー

コンパクトカークラスでは、日産・マーチ、マツダ・デミオ、ダイハツ・ブーン、三菱・コルトが不人気となっています。
ヴィッツ、フィットは人気が高く、割安とは言えません。

日産・マーチ(旧型のK12型)は、販売期間が長かったため、モデル後期に大幅値引きで販売していたことが激安の原因になっています。

マツダ・デミオ(旧型のDY型)も、新車の値引きが大きかった車種で中古車価格は低迷。中も広くてお薦めです。
現行DE系デミオも新車値引きが大きいので中古車価格は安いです。

ブーントヨタのパッソと同一車体なのに、ダイハツブランドというだけで安くなっています。

三菱・コルトはヴィッツやフィットよりもワンクラス上の乗り心地と、操縦安定性、さらに室内のセンスも良くてお薦めです。三菱ブランドのイメージが悪く、安くなっています。

ミニバン

ミニバンで人気が無いのはマツダ・プレマシー、日産・ラフェスタになります。
ミニバンは人気カテゴリーなので、極端に安くなることはないですが、トヨタやホンダに比べると10万円ぐらは安くなる傾向があります。

プレマシーは、マツダのブランド力の無さからくる安売り販売のおかげで、中古車価格が低迷。マツダはヨーロッパでは非常に人気のあるメーカーです。車自体のクオリティーは高いです。

ラフェスタはフルモデルチェンジから年数が経っており、新車でも安くで販売されているので、その分中古車価格も安いです。
価格の割に装備が充実しているのがメリットです。

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