プリウスαの追加要望あるも60系ベースでの実現は遠そう
プリウスαは2021年3月に生産を終了して以来、直接の後継モデルが設定されていません。現行60系をベースにした復活への期待はあるものの、新型のコンセプトカーや試作車の公開、販売店での受注開始といった具体的な動きは確認できておらず、実現はまだ遠そうです。
プリウスαは、3代目プリウスのZVW30型をベースとする派生モデルとして2011年5月に登場しました。ホイールベースを80mm延ばし、広い荷室を備えた2列シートの5人乗りと、3列シートの7人乗りを用意していました。7人乗りではプリウスシリーズ初のリチウムイオンバッテリーを採用し、センターコンソール内に収めることで3列目のスペースを確保していました。
一方、2026年7月に一部改良モデルが発売された60系プリウスは、HEVとPHEVを展開していますが、乗車定員はいずれも5人です。YouTubeでは60系をベースにした「ツーリング」仕様のレンダリングが話題になりました。ただし、これはTheottleが制作したファンメイドCGであり、トヨタの開発計画を示すものではありません。
現在、トヨタ車でコンパクトなボディと3列シート、ハイブリッドを求めるなら、シエンタが選択肢になります。2026年8月に一部改良モデルが発売され、5人乗りと7人乗りを設定しています。両側スライドドアを備え、HEVでは2WDに加えてE-Fourも選べます。HEV Zの7人乗りは2WDが318万3400円、E-Fourが339万7900円です。
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プリウスαの用途はミニバン・SUV・2列シートワゴンへ分かれる
2000年代初めには、トヨタ・ウィッシュやホンダ・ストリームなど、3列シートを備えた背の低いモデルが人気を集めました。
2列シートのステーションワゴンでも、トヨタ・カルディナ、ホンダ・アコードツアラー、スバル・レガシィツーリングワゴン、マツダ・MAZDA6 WAGONなどが販売されていました。
これらの多くは販売を終え、プリウスα、ホンダ・ジェイド、トヨタ・ウィッシュのような国産3列シートワゴンも新車市場から姿を消しました。プリウスαが登場した2011年には残っていた背の低い3列シート車の選択肢が、現状はなくなっています。
3列シートを求めるなら、トヨタではシエンタやノア/ヴォクシーなどのミニバンを選べます。SUVにもランドクルーザーやCX-80などの3列シート車があり、プリウスαが担っていた用途は複数のカテゴリーへ分かれました。
シエンタは2026年8月に一部改良モデルが発売されました。5人乗りと7人乗りを用意し、ガソリン車は2WD、ハイブリッド車は2WDとE-Fourを設定しています。一部改良では新色の追加やドアミラーのブラック加飾に加え、E-Fourの寒冷地仕様が標準装備になりました。
2列シートのステーションワゴンにはトヨタ・カローラツーリングやスバル・レヴォーグが残っていますが、車種は限られます。
一方、5代目プリウスは低重心化と大径タイヤによって、デザインと走りを重視する方向へ大きく変わりました。室内空間を広げた実用的な派生モデルだったプリウスαとは、商品の狙いが異なります。60系の登場から3年以上が過ぎても派生車を示す動きがないことと市場の変化を合わせると、プリウスα復活の具体的な見通しは立っていません。
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プリウスαで求められるスライドドアと4WD、現行シエンタの装備
従来型プリウスαは、5人乗りと7人乗りのどちらもヒンジ式の後席ドアを採用していました。狭い駐車場で乗り降りしやすいスライドドアや、雪道で安心感を得やすいE-Fourを次期型に求める声があります。
両側スライドドアを備えたコンパクトなミニバンのシエンタには、5人乗りと7人乗りが設定されています。ハイブリッド車にはE-Fourもあり、2026年8月に発売された一部改良モデルでは、E-Fourの寒冷地仕様が標準装備になりました。より広い室内が必要ならノア/ヴォクシーも選べます。60系プリウスは5人乗りで、ハイブリッド車にE-Fourが設定されています。
トヨタには両側スライドドアを備えた車種が複数あり、子どもの乗せ降ろしや荷物の積み下ろしを重視する人は、現行ミニバンから選ぶことができます。
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「プリウスα」フルモデルチェンジ復活 まとめ
まとめ更新日: 2026/10/05
- プリウスαは2011年に登場し、2021年3月に生産終了
- 2026年7月1日に60系プリウスが一部改良、3列シート車やワゴン派生車の追加なし
- 2027年以降の復活予想を裏付ける公式情報や試作車はなし
- 60系ベースの「ツーリング」仕様レンダリングはファンメイドCG
- 国産3列シートワゴンは新車市場から姿を消し、需要はミニバンやSUVへ移行
















