新型ワゴンRスマイル マイナーチェンジ 2024年12月上旬 予想
スズキの人気軽自動車「ワゴンRスマイル」が、2024年12月上旬にマイナーチェンジ相当の一部仕様変更が実施される見込みです。当初の予想時期よりも遅れています。
ワゴンRスマイルは、需要が高まるスライドドア装備の軽自動車の新たな選択肢として2021年9月に発売されました。2年が経過するタイミングで早くもフェイスリフトが含まれるマイナーチェンジ相当の一部仕様変更が実施されます。さらに、新色の追加や装備面でもハイブリッド車に電動パーキングブレーキを採用するなど大幅な強化が図られる見込みです。
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新型ワゴンRスマイルに新色が設定
新たに「トープグレージュメタリック」のボディカラーがラインナップに加わります。この上品で落ち着いた色合いは、洗練されたスタイルを演出します。また、ルーフカラーには「ソフトベージュ2トーンルーフ」が新たに設定され、ボディカラーとの組み合わせで個性的な外観を楽しむことができます。
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フロントグリルデザインの刷新
デザイン面では、フロントグリルが一新されます。上半分はボディ同色でクローズドデザインとなり、シンプルかつモダンな印象を与えます。下半分には4本の横桟が配置され、上2本はメッキ調、下2本はブラックで仕上げられます。このデザイン変更により、「オトナかわいい」フロントフェイスが実現されます。
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装備面の強化、電動パーキングブレーキなどを装備
装備面では、安全性と快適性を高めるための機能が多数追加されます。
デュアルセンサーブレーキサポートⅡへの変更や、低速時ブレーキサポート(前進・後退)の追加により、予防安全性能が向上します。さらに、フロントパーキングセンサーや車線逸脱抑制機能、標識認識機能の追加により、運転支援機能が充実します。特に標識認識機能では、「車両進入禁止」、「はみ出し通行禁止」、「最高速度」、「一時停止」、「転回禁止」、「赤信号」など多彩な標識に対応します。また、アダプティブクルーズコントロールには全車速追従機能と停止保持機能が追加され、渋滞時の運転負荷を軽減します。さらに、電動パーキングブレーキ、ブレーキホールド、車線維持支援機能の追加により、高速道路での運転がより快適となります。
快適性にも配慮されており、助手席シートヒーター(2WD車)の追加で冬季のドライブも快適になります。さらに、ステアリングオーディオスイッチの追加で、ハンドルから手を離さずにオーディオ操作が可能になります。
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HYBRID X (現行車からの変更内容)
- デュアルセンサーブレーキサポートⅡに変更
- 低速時ブレーキサポート(前進・後退)追加
- フロントパーキングセンサー追加
- 車線逸脱抑制機能追加
- 発進お知らせ機能「信号切り替わり」追加
- 標識認識機能「車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度、一時停止、転回禁止、赤信号」追加
- アダプティブクルーズコントロール「全車速追従機能、停止保持機能付」追加
- 車線維持支援機能追加
- 電動パーキングブレーキ/ブレーキホールド追加
- LEDヘッドランプを「ハイ/ロービーム、マニュアルレベリング機構付」に変更
- 助手席シートヒーター(2WD車)追加
- パーソナルテーブル形状変更
- フロントデザイン変更
- メッキバックドアガーニッシュ形状変更
- フルホイールキャップ「2トーンカラー」色変更
- インパネカラーパネル色変更
- フロントドアアームレスト色変更
- マルチインフォメーションディスプレイを「カラー」に変更
- ステアリングオーディオスイッチ追加
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HYBRID S (現行車からの変更内容)
- デュアルセンサーブレーキサポートⅡに変更
- 低速時ブレーキサポート(前進・後退)追加
- フロントパーキングセンサー追加
- 発進お知らせ機能「信号切り替わり」追加
- 車線逸脱抑制機能追加
- 標識認識機能「車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度、一時停止、転回禁止、赤信号」追加
- アダプティブクルーズコントロール「全車速追従機能・停止保持機能付」追加
- 車線維持支援機能追加
- 電動パーキングブレーキ/ブレーキホールド追加
- LEDヘッドランプ「ハイ/ロービーム、マニュアルレベリング機構付」に変更
- ワンアクションパワースライドドアは後席左側のみ搭載
- フロントデザイン変更
- フルホイールキャップをモノトーン「シルバー」に変更
- インパネカラーパネル色変更
- マルチインフォメーションディスプレイを「カラー」に変更
- ステアリングオーディオスイッチ追加
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G (現行車からの変更内容)
- デュアルセンサーブレーキサポートⅡに変更
- 低速時ブレーキサポート(前進・後退)追加
- フロントパーキングセンサー追加
- 発進お知らせ機能「信号切り替わり」追加
- 車線逸脱抑制機能追加
- 標識認識機能「車両進入禁止、一時停止、赤信号」追加
- スライドドアクローザー(後席両側)追加
- キーレスプッシュスタートシステム追加
- フロントデザイン変更
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ワゴンRスマイル 一部仕様変更 2023年7月
現行型ワゴンRスマイルは2021年9月に発売されたモデル。
シリーズ初となる一部仕様変更と値上げが発表された。特別仕様車「HYBRID S リミテッド」も用意され、2023年7月23日に発売される予定となっている。
通常モデルに対する値上がり幅は、55,000~62,700円となった。
機種名 | 駆動 | 燃料消費率 WLTCモード走行 (km/L) |
燃料消費率 JC08モード走行 (km/L) |
エコカー減税 (重量税) |
(新)消費税込み価格 (円) |
値上がり幅 (円) |
G | 2WD | 23.9 | 25.9 | 50% | 1,351,900 | 55,000 |
4WD | 22.5 | 24.0 | 1,475,100 | 55,000 | ||
HYBRID S | 2WD | 25.1 | 29.2 | 1,535,600 | 62,700 | |
4WD | 23.6 | 27.8 | 1,658,800 | 62,700 | ||
HYBRID X | 2WD | 25.1 | 29.2 | 1,647,800 | 55,000 | |
4WD | 23.6 | 27.8 | 1,771,000 | 55,000 | ||
特別仕様車 HYBRID Sリミテッド |
2WD | 25.1 | 29.2 | 1,586,200 | ー | |
4WD | 23.6 | 27.8 | 1,709,400 | ー |
一部仕様変更では、USB電源ソケットがType-Cに刷新された。
「HYBRID S」の値上がり幅がやや大きいが、メッキフロントグリル、メッキヘッドランプガーニッシュ、2トーンカラーホイールキャップが標準装備となる。
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特別仕様車「HYBRID Sリミテッド」の仕様
特別仕様車「HYBRID Sリミテッド」は、専用フロントグリルと2トーンカラーホイールキャップを備え、インパネカラーパネルやエアコンサイドルーバーガーニッシュなど、グレーやシルバー基調の専用色が採用された。これにより、高級感溢れるデザインに仕上げられる。車体色は、特別に設定された「モスグレーメタリック」と「ウッディブラウンメタリック」が選択可能となる。また、2トーンルーフ仕様車では、ルーフ色に「ソフトベージュ」が採用され、ホイールキャップやドアミラーのカラーと一致する。視認性の高いLEDヘッドランプも標準装備される。
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「ワゴンR スマイル」の主な特長
ワゴンRのボディサイズは、ライバルのムーヴキャンバスを上回る
新型ワゴンRスマイルのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1695mm、ホイールベースは2460mmとなる。
全高については、通常ワゴンRの1650mmを超えるものの、スペーシアの1785mmには及ばない。
そして直接的ライバルとなるダイハツ・ムーヴキャンバスの全高1655mmを超えており、居住性でアドバンテージを取りに行ったのがわかる。
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1.自分らしさを表現できる「マイスタイル マイワゴン」をテーマとしたデザイン
エクステリア
四角いボディーのフォルムと丸目ヘッドランプの組み合わせにより、シンプルで愛着とぬくもりを感じられるデザインとした。
LEDヘッドランプ内に透明な厚肉インナーレンズを用いたポジションランプを採用。また、メッキの加飾をフロントグリルやフォグランプベゼルに施し、ヘッドランプとの組み合わせにより上質さを表現した(HYBRID X)。
リヤのLEDテールストップランプに厚肉インナーレンズを採用しつつ、フローティングデザインで奥行き感を表現した。
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インテリア
艶と潤いを表現したインパネカラーパネルは車体色に合わせてアイボリーパールとネイビーパールの2種類を設定した(HYBRID X、HYBRID S)。
インパネカラーパネルとエアコンサイドルーバーにカッパーゴールドのアクセントを施し、洗練された印象とした(HYBRID X、HYBRID S)。
インパネとドアトリムに革を手縫いしたようなステッチ風の模様を施し、質感を高めた。
ルーフはキルティング加工を施し、あたたかさを表現した。
カラー
車体色は「コーラルオレンジメタリック アーバンブラウン2トーンルーフ」と「インディゴブルーメタリック2 ホワイト2トーンルーフ」を新たに採用するなど、2トーンカラー8色、モノトーンカラー4色、計12パターンのラインアップとして、自分好みの色が選択できるように多彩な車体色を設定した(2トーンカラーはHYBRID X、HYBRID S 2トーンルーフパッケージのみ選択可)。
ホイールキャップは車体色に合わせてホワイト×シルバーとガンメタリック×シルバーの2トーンカラー2種類を設定した(HYBRID X、HYBRID S 2トーンルーフパッケージ)。
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2.広い室内空間と乗り降りがしやすいスライドドアを搭載したパッケージング
ワゴンRに対して室内高を65mm拡大し、ゆとりある室内空間を実現した。
室内空間を拡大しながら、最小回転半径はワゴンRと同等の4.4mを維持した。
スライドドアは乗り降りがしやすいと定評があるスペーシアと同等の開口幅600mm、リヤステップ地上高345mmとした。
3.使い勝手に優れたユーティリティーとインフォテイメント
パワースライドドアが閉まる動作中にリクエストスイッチ、または携帯リモコンでドアロックを予約できる「パワースライドドア予約ロック機能」を採用した(HYBRID X、HYBRID S)。なお、「パワースライドドア予約ロック機能」のリクエストスイッチでの操作はスズキ初採用。
スマートフォンやウエットティッシュなどの小物を収納できるシートバックアッパーポケット(運転席)をスズキ初採用した(HYBRID X)。
インパネにはスマートフォンなどが充電できるUSB電源ソケット(HYBRID X、HYBRID S)とともに、大型スマートフォンも収納できるセンターポケットを設定した。
ワンアクションで素早く格納・復帰できるワンタッチダブルフォールディングリヤシートを採用した。
日焼けの原因となる紫外線(UV)とジリジリとした暑さのもとである赤外線(IR)をカット※して、強い日差しからお肌を守る「360°プレミアムUV&IRカットガラス」を採用した(HYBRID X)。
※紫外線(UV)は約99%カット、赤外線(IR)は約60%~80%カット。(スズキ調べ)
大きくて見やすく、操作しやすい9インチのスマートフォン連携メモリーナビゲーションをメーカーオプションとして設定した。
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4.予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」の搭載
夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーを標準装備した。
全方位モニター用カメラ装着車は狭路での車速が約5km/h以下でのすれ違い時に自動でナビゲーション画面に左側及び前方の映像を表示して死角を減らし、接触防止をサポートする「すれ違い支援機能」をスズキで初採用した。
運転に必要な情報をカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイ、長距離移動などでの運転操作の負担を軽減する全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)、ステレオカメラが認識した道路標識を表示する標識認識機能[車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度、一時停止]、さまざまな車両情報を楽に認識できるカラー表示のマルチインフォメーションディスプレイなどを「セーフティプラスパッケージ」としてメーカーオプション設定した(HYBRID X、HYBRID S)。
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5. 優れた走行性能とボディーの防音・防振対策により実現した快適な乗り心地と車内の静粛性
R06D型エンジンを搭載し、低速から中高速までの実用速度域で優れた燃費性能と軽快な走りを実現した。
ISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた独自のマイルドハイブリッドシステムを搭載。WLTCモード25.1km/Lの低燃費を実現した(HYBRID X、HYBRID Sの2WD車)。
構造用接着剤や高減衰マスチックシーラーの採用により、操縦安定性、乗り心地を高めた。
不快な音や振動を低減する遮音材などを最適に配置して、静かで会話のしやすい室内空間を実現した。
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新型ワゴンRスマイル、おすすめグレード&価格/装備と内装、外装
新型ワゴンRスマイルはワゴンRの車体をベースに後席両側スライドドアが装備され、独自の雰囲気を持つ専用エクステリアが特徴となる。
このページでは、価格(すべて消費税込み)と装備を比較していきながら、おすすめグレードを見ていく。
ワゴンRスマイル【G】一人乗りメインのセカンドカーとしてオススメなグレード
エントリーモデルとなるGグレードは、130万円台の価格が実現された。ワゴンRスマイルは、いわゆるプレミアム軽自動車と呼ばれるカテゴリの車種である。それでもR06D型のNAエンジンを搭載する低価格モデルが設定されたことは歓迎されるだろう。パワースライドドアが付かないなど、装備が簡略化されるなか、安全運転支援システムに関する多くの機能が標準化されており、「デュアルカメラブレーキサポート」、「誤発進抑制機能」、「車線逸脱警報機能」なども備わる。
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ワゴンRスマイル【HYBRID S】小さいお子様がいる方にオススメなグレード
ISG(モーター機能付き発電機)を搭載した「マイルドハイブリッドシステム」が装備される。ワゴンRスマイル各グレードのWLTCモード燃費は以下の通りで、ハイブリッド化による改善率は5%前後となる。
WLTCモード燃費(平均)
G | HYBRID S,X | |
FF | 23.9km/L | 25.1km/L |
4WD | 22.5km/L | 23.6km/L |
Gグレードに対する価格アップは、ハイブリッドシステムもそうだが他の装備によるところも大きい。「ワンアクションパワースライドドア」が装備されるのも、HYBRID Sグレードからとなる。
パワースライドドアは、「予約ロック機能」付きで、パワースライドドアを閉めている途中にドアロックの”予約”をフロントドアやバックドアのリクエストスイッチから操作可能。ドアが閉まりきるのを待たなくていいから、クルマを降りた後の行動もスムーズにこなせる。また、「一時停止機能」は、雨の日の乗り降りやちょっとした荷物の出し入れのしやすさにもこだわった機能となる。
インテリアでもガーニッシュが一部で施され、質感アップが盛り込まれるほか、最適なドライビングポジションを実現する「運転席シートリフター」、「チルトステアリング」が装備される。
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ワゴンRスマイル【HYBRID S 2トーンルーフパッケージ】エクステリアにこだわりたい方にオススメなグレード
2トーンルーフパッケージの内容一覧
- 2トーンルーフ
- 2トーンカラーホイールキャップ
- メッキフロントグリル
- メッキヘッドランプガーニッシュ
- メッキドアハンドル
- メッキバックドアガーニッシュ
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ワゴンRスマイル【HYBRID X】所有欲を満たしたい方にオススメの最上級グレード
最上級のHYBRID Xは、より拘りのある内外装によりプレミアムなモデルとなる。
「ヘッドランプ」、「ポジションランプ」はLED化される。ヘッドランプの下方に置かれる「メッキベゼル」付きの「LEDフォグランプ」もHYBRID Xだけの装備となる。「LEDサイドターンランプ」はドアミラー式となる。
インテリアでもメッキ装飾が増やされ、所有欲が満たされる。「フロントアームレストボックス」、「6スピーカー」、「360°プレミアムUV&IRカットガラス」も備わる。
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新型ワゴンR スマイルが売れる理由、スライドドア軽自動車が人気
国内市場では、乗用車から軽自動車へのシフトが進行してから久しいが、なかでも人気となっているのがスーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリである。ホンダ・N-BOX、スズキ・スペーシア、ダイハツ・タントに代表されるモデルがこれに相当し、各社が販売に力を入れてきた。
ただし例外的に、ダイハツ・ムーヴに関しては、全高1.65m前後のトールワゴン車でありながら販売が好調であった。そのムーヴの販売台数の内訳を見ていくと、実は過半数が後席スライドドアを装備するムーヴキャンバスで占められている状況である。全高が少々低くても、後席スライドドアと、所有欲を満たすエクステリアがあれば、人気車種となり得ることが証明されていた。
新型ワゴンRスマイルは、このムーヴキャンバスで成功実績のあるコンセプトをそのまま引用しており、セールスが好調となったと考えられる。
新型ワゴンRスマイルと通常ワゴンRの違い
従来型ワゴンRと新型ワゴンRスマイルの構造的な違いは、後席ドアにある。従来型ワゴンRは一般的なヒンジドアを採用しているのに対し、新型ワゴンRスマイルではスライドドアが採用される。
スライドドア装備車は子育てママから人気が高いものの、軽自動車ではスペーシアのようなスーパーハイトワゴン車において装備されることが多かった。
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ワゴンRスマイルは女子向けエクステリアだが男性でも乗れる
新型ワゴンRスマイルはムーヴキャンバスの対抗ということで、女性ユーザーをターゲットとしたエクステリアが特徴である。ただし、男性が乗っても違和感がなく、可愛らしさは程々に留められている。
さらに、スズキはラパンを2022年にもフルモデルチェンジ発売させる見込み。ラパンは女性ユーザーをターゲットとした軽自動車としては定番モデルである。
近い将来、スズキのラインアップでは、女子向けの新型軽自動車として2モデルが同時販売されることになる。
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スズキ【ワゴンRスマイル】発売初期はN-BOXの販売台数を超えた
軽自動車のワゴンRシリーズに、派生モデル「ワゴンRスマイル」が2021年9月に追加発売された。同年10月の販売台数はワゴンRシリーズ全体で8808台の実績となり、軽自動車販売ランキング首位の座を獲得した。
軽自動車セグメントでは、ホンダ・N-BOXが圧倒的な人気を誇ってきており、販売首位を22ヶ月間維持するという状況であったが、今回、ワゴンRシリーズがこれを陥落させた。
ワゴンRスマイルは、ワゴンRをベースに後席スライドドアを装備させたモデルとなっており、ダイハツ・ムーヴキャンバスの対抗車種に相当する。
このほかランキングでは、2位:日産・ルークス、3位:ホンダ・N-BOX、4位:スズキ・スペーシア、5位:スズキ・ハスラーと続き、スズキ勢の堅調なセールスが目立つ。
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新型ワゴンRスマイルに半導体部品が優先的に回された可能性
近年の販売台数は、半導体部品をどれだけ調達できたかに依るところが大きそうだ。半導体不足による生産調整は各社で行われているが、その程度はメーカーやモデルによって様々である。こういったなか、発売されたばかりのワゴンRスマイルに、半導体部品が優先的に供給された可能性はあるだろう。
前年同月の販売実績では、首位のN-BOXは16052台であった。ワゴンRは現在首位とはいえ、販売台数としては昨年N-BOXの半分程度の水準に留まっており、今の自動車業界を取り巻く環境の厳しさが数字から読み取れる。
ワゴンRが勝てた理由、N-BOX一部改良前の買い控えもありそう
一方で、ワゴンRシリーズの販売首位は、長くは続かないという見方もある。N-BOXは2021年12月に一部改良が予定されており、これにより電動パーキングブレーキ、全車速対応の渋滞追従オートクルーズコントロールといったユーザーから待望されていた機能が、ようやく装備される見込み。
この新型N-BOXの販売に向けて、ユーザー側が買い控えを行ったか、あるいはホンダでも現行N-BOXの生産を控える動きがあったことが予想される。
来たる2021年12月あるいは2022年1月における販売台数は、一部改良で装備を充実させたN-BOXが、再び首位に返り咲くかもしれない。
(このページには、権利者より報道目的または個人的・非営利目的の場合のみの使用が許可されている画像・動画を使用しています。)
新型ワゴンRスマイル モデルチェンジまとめ
まとめ更新日: 2024/11/21
ワゴンRスマイル マイナーチェンジ 2024年12月見込み
- フェイスリフト
- ハイブリッド車に電動パーキングブレーキ採用
- 安全運転支援システム大幅機能強化
- (新色ボディ)トープグレージュメタリック
- (新色ルーフ)ソフトベージュ2トーンルーフ
ワゴンRスマイル 一部仕様変更 2023年7月
- USB電源ソケット TYPE A/TYPE C インパネ2個(HYBRID X/HYBRID S)
- メッキフロントグリル(HYBRID S)
- メッキヘッドランプガーニッシュ(HYBRID S)
- 16インチフルホイールキャップ [2トーンカラー](HYBRID S)
- 特別仕様車 ワゴンRスマイル ハイブリッド S リミテッドを設定
特別仕様車 ワゴンRスマイル ハイブリッド S リミテッドの特別装備一覧 2023年7月
- 専用フロントグリル
- 専用2トーンカラーホイールキャップ
- インパネカラーパネル(グレーやシルバー基調の専用色)
- エアコンサイドルーバーガーニッシュ(グレーやシルバー基調の専用色)
- 特別仕様車専用の車体色「モスグレーメタリック」または「ウッディブラウンメタリック」
- 2トーンルーフ仕様車におけるルーフ色「ソフトベージュ」(ホイールキャップやドアミラーと同色)
- 視認性の良いLEDヘッドランプ
ワゴンRスマイル 画像 2023年7月
ワゴンRスマイル 発売 主要グレード構成、従来価格 2021年9月
※ 旧価格
機種名 | エンジン | 駆動 | 燃料消費率 | 燃料消費率 | 消費税込み車両本体価格(円) |
WLTCモード走行 | JC08モード走行 | ||||
(km/L) | (km/L) | ||||
G | 0.66L | 2WD | 23.9 | 25.9 | 1,296,900 |
DOHC | |||||
吸排気VVT | 4WD | 22.5 | 24.0 | 1,420,100 | |
HYBRID S | 0.66L | 2WD | 25.1 | 29.2 | 1,472,900 |
DOHC | 4WD | 23.6 | 27.8 | 1,596,100 | |
HYBRID X | 吸排気VVT | 2WD | 25.1 | 29.2 | 1,592,800 |
(マイルドハイブリッド) | 4WD | 23.6 | 27.8 | 1,716,000 |
ワゴンRスマイルはスライドドア+ハイブリッド+女子向け外装
これまでのスズキのラインアップでは、スライドドア装備の軽自動車としてスーパーハイトワゴンのスペーシアが販売されてきた。
ワゴンRスマイルは全高を低くし、ターゲットを女性ユーザーに絞った丸みのあるエクステリアが特徴で、ダイハツ・ムーヴキャンバスと直接対抗する車種となる。
そして、ワゴンRスマイルの車両価格もムーヴキャンバスを意識したものとなるだろう。
ムーヴキャンバスの現行ラインアップは低価格なLグレード系統のモデルが販売終了となっているが、これは消費税込み車両本体価格で127万円台に設定されていた。
ワゴンRスマイルも同価格帯のエントリーモデルが設定されることが期待され、129万6900円からのラインアップとなった。
ワゴンRスマイルは、ムーヴキャンバスに対してコンセプトで後追いとなってしまう。スズキが得意とするマイルドハイブリッドによる燃費性能で、燃費性能や先進性をアピールしていくことになるだろう。