日産は2024年5月16日、「エクストレイル」を仕様向上し、90周年記念車「90th Anniversary」とあわせて、同年6月20日より発売すると発表しました。
2024年の仕様向上に関して、多くのユーザーがフェイスリフトを含むマイナーチェンジ相当の内容を望んでいました。特に、北米ローグで導入されたデジタルVモーショングリルの採用が期待されましたが、日本仕様のエクストレイルには採用されないようです。今回の仕様向上は、以下の比較的軽微な内容にとどまりました。
今回の仕様向上では、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」と「インテリジェント ルームミラー」を全車標準装備することで安全性を強化しました。さらに、NissanConnectナビゲーションシステムにHDMI端子を設定し、日産オリジナルナビゲーションやディスプレイオーディオに「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」の映像を投影可能とするなど、使い勝手の向上を図りました。
また、Gグレードの内装では、タンに加えてブラックのナッパレザーシートが、Xグレードでは19インチタイヤとアルミホイールが選択可能となるなど、多様なオプションを用意しました。さらに、これまで2トーンカラーのみに設定されていた人気色のシェルブロンドが、単色でカラーラインアップに追加されました。
90周年記念車では、ルーフレールとフロントのVモーションをカッパー色化し、ブラックカラーにカッパーストライプがデザインされたドアミラー、ブラック化した18インチアルミホイール、「リモコンオートバックドア」を標準装備しました。シート地には、「テーラーフィットTM」にカッパー色のステッチを施し、90th Anniversaryのタグとともに特別感を演出しました。
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新型エクストレイル 価格表
駆動 | エンジン | シート | グレード | 消費税込み価格(円) |
2WD | KR15DDT-BM46 | 2列 | S | 3,601,400 |
X | 3,840,100 | |||
G | 4,451,700 | |||
X 90周年記念車 | 4,043,600 | |||
4WD (e-4ORCE) |
KR15DDT- BM46-MM48 |
2列 | S e-4ORCE | 3,851,100 |
X e-4ORCE | 4,140,400 | |||
G e-4ORCE | 4,752,000 | |||
3列 | X e-4ORCE | 4,271,300 | ||
2列 | X e-4ORCE 90周年記念車 | 4,343,900 | ||
3列 | 4,474,800 |
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国内向けエクストレイルにデジタルVモーションは不採用
現行型T33エクストレイルの国内仕様は、2022年7月に発売されたモデルで、販売期間2年となるタイミングを迎えようとしている。
一方、北米市場ではT33型ローグとして、2020年秋から販売されており、2023年にはデジタルVモーション採用のフェイスリフトが実施された。日産の国内ラインアップでは、軽自動車までもを含めた多くのモデルが、デジタルVモーションを既に導入済み。今回のエクストレイルの一部仕様向上のタイミングでも、デジタルVモーションの採用が期待されていた。
ただし、日産が直近に発表してきた、エクストレイルの展示車両を見ていくと、エクストレイルに関しては、デジタルVモーションを採用しない可能性を示唆していた。
2024年6月で創業90周年を迎える日産は、現行の主要ラインアップの特別仕様車「90th Anniversary」を発売する。ジャパンモビリティショーでは「エクストレイル 90周年記念車」が出品され、2024年春の正式発表が予告されていた。その展示車両は、デジタルVモーションを採用しない、従来型デザインをベースとしたものであった。そして、今回の一部仕様向上モデルと同じ時期に発売されることが予想される。
また、東京オートサロン2024では「エクストレイル CRAWLER CONCEPT」を出品。デジタルVモーションを早くも披露するのかと期待されたが、これも従来型フロントデザインをベースとしたカスタマイズモデルであった。
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東京オートサロン2024「エクストレイル CRAWLER CONCEPT」
日産は、東京オートサロン2024で、「エクストレイル CRAWLER CONCEPT」を参考出品した。
ルーフ上に取り付けられたワークランプが特徴となる。
北米ローグのような、マイナーチェンジによる後期型フロントデザインの要素も期待されたが、そういったものは無さそう。
日産は「エクストレイル CRAWLER CONCEPT」を、「エクストレイル」を基に、よりオフロード指向と耐久性を強調したコンセプトカーとして発表している。この車の外観は、険しい岩場を走破するロッククローリングのイメージを表現している。また、荷室には「エクストレイル」が目指す実用性と機能性を象徴するアイテムが装備される。
このほか、エクストレイルからは「AUTECH SPORTS SPEC CONCEPT」も参考出品された。
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新型エクストレイル 90th Anniversaryがジャパンモビリティショーで出品
「エクストレイル 90周年記念車」がジャパンモビリティショーで出品された。その特徴は、従来型フロントグリルの装着で、ボディカラーとしてカーディナルレッドが採用されたモデル。市販化も検討中とのことで、発売が大いに期待される。
日産の前身となる「自動車製造(株)」が設立されたのは1933年12月26日である。翌1934年の6月に行われた株主総会で「日産自動車 株式会社」に社名変更された。ちょうど90年を迎えるタイミングとなる、2024年6月頃に「エクストレイル 90周年特別仕様車」の発売がありそう。
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新型エクストレイルのマイナーチェンジ、北米ローグが先行実施、デジタルVモーショングリル採用 2023年10月
先行して北米ローグが正式発表され、日産の最新デザインである、デジタルVモーショングリルが採用された。
フェイスリフトを受け、後期型デザインとなった北米ローグは、先にWeb担当者のミスで一部画像がリークしてしまうという事故があったが、既にこの段階でデジタルVモーショーンの採用が明らかとなっていた。
日産の新しいファミリーフェイスであるデジタルVモーショングリルは、グリルの上下幅全体を使い、メッキガーニッシュとLEDデイタイムライトによってフロントに大きなV字が形成され、いわゆるセレナ顔とも呼ばれる。セレナのデジタルVモーショングリルは、フルモデルチェンジのタイミングで採用されたということもあり洗練されたイメージもあったが、マイナーチェンジ時に採用される他モデルへの展開では、その仕上がりが心配される。
国内市場では、軽自動車のルークスとデイズは、既にデジタルVモーションの採用が発表されている。これらの車種は、特に上級グレードのハイウェイスターにおいて、洗練されたデザインのフロントフェイスが特徴にもなった。しかし、標準モデルでは、グリルの高さが不足しているためか、デジタルVモーションのデザインが馴染んでいない印象が否めない。
国内仕様T33エクストレイルにおいても、2024年の実施が予想されるマイナーチェンジでは、マイナーチェンジ後期型の北米ローグと近い、デジタルVモーショングリルの採用が予想される。
日本仕様のマイナーチェンジでは、PHEVモデルの追加も期待される。プラットフォーム共用される三菱・アウトランダーのPHEVパワートレインを拝借することになるが、現状の選択肢は1.5L VC-Turbo e-POWERのFF/4WD(e-4ORCE)と限られており、ラインアップに追加されれば人気モデルとなるかもしれない。
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T33エクストレイル、マイナーチェンジ計画中、北米ローグがスパイショット、リーク画像
エクストレイルの兄弟車種、北米ローグは2020年よりT33型が販売されてきた。早くもフェイスリフトが含まれるマイナーチェンジが計画されており、motor1.comにより、開発車両のスパイショットが報じられた。
リーク画像によると、擬装シールが貼られている箇所は、フロントおよびリアのバンパーパネルのほぼ全域となっており、これにはVモーショングリルも含まれる。このあたりに新デザインが含まれている可能性が考えられる。
日産は、2022年末に発売した新型セレナより、ブランドのアイデンティティであるVモーショングリルのデザインを大きく変更した。
さらに、その後マイナーチェンジが施されたルークス シリーズでも、新デザインのVモーショングリルを導入した。
グローバルモデルであるT33型ローグ/エクストレイルも、Vモーショングリルのデザインが変更される可能性がある。
T33型のマイナーチェンジの時期は、北米ローグが2023年終盤にも実施され、2024年モデルとしての販売が予想される。日本仕様エクストレイルは2024年の実施が予想される。
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エクストレイル大幅値上げでオーダー再開、モノトーンカラーに限る 2023年4月
新型エクストレイル(T33)が2023年4月10日に価格改定され、受注受付が再開された。多数のバックオーダーを抱える中ということで、ボディカラーはモノトーン系に限り受注再開された。値上がり幅は、149,600~311,300円となり、「大幅値上げ」となった。
2022年7月に国内でフルモデルチェンジ発表された新型エクストレイルであるが、2022年10月には受注停止の措置が取られていた。約半年ぶりの受注再開となる。
新型エクストレイルは、2022年10月のオーダーストップ時点での受注台数が2万8千台以上であった。販売実績は、2022年7月から2023年1月までの期間で14,632台で、この数字には僅かながら先代型エクストレイル(T32)の台数も含まれる。特に2022年10月以降の販売実績では、月間2千台未満となることも多く、生産ペースが落ちていたようだ。受注再開後は月間3千台ペースへの回復が見込まれている。
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X-TRAIL AUTECH CUSTOMIZEDが出品、東京オートサロン2023
2023年1月に開催された東京オートサロンでは、「X-TRAIL AUTECH CUSTOMIZED」が出品された。オーダーストップの最中ということもあってか、話題性は今一つといった様子。
エクストレイルの販売台数、10月以降は不調、2023年春からの回復が見込まれる
2022年7月にフルモデルチェンジ発売されてエクストレイルであるが、販売実績は 8月が2,151台、9月が3,395台、10月が1,761台、11月が1,928台、12月が1,319台、1月が1,517台、2月が2,616台となっている。直近の2月では回復傾向にある生産台数が数字として表れるようになっていた。
新型エクストレイル、2022年12月の登録停止問題は解決済みか
新型エクストレイルは、完成検査における体制の不備が発覚したため、2022年12月の一部期間で登録停止の状態となっていた。ただし、2023年1月の段階において、納車が進められていることが多数確認されており、この問題は解決済みであることが想定される。
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新型エクストレイル、好調だった初期受注は1万2千台突破
2022年7月25日に発売された新型エクストレイルは、国内向けには約9年ぶりとなるフルモデルチェンジとなった。実はグローバルでは、T33型として2020年より販売されてきたが、日本仕様では日産の新世代SUVとして相応しい新技術、新開発の1.5L VCターボ e-POWERが搭載されたほか、電動駆動4輪制御技術の「e-4ORCE」も採用された。
8月7日時点の受注台数として12,213台が発表され、これは歴代エクストレイルで史上最速の受注実績となる。またe-POWER車としても発売から最短の日数で1万台を超える受注となった。
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新型エクストレイルの受注のほとんどは4WD(e-4ORCE)
駆動別構成比は、受注の90%が4WD(e-4ORCE)となっており、2WDモデルはわずかに10%となった。
新型エクストレイルのグレードは、最上級の「G」が人気
グレード別では、最上級のGが全体の61%で、続いて中間のXグレードが37%、エントリーのSグレードは2%となった。
新型エクストレイル 主要オプション装着率
主要オプションでは、「Nissan Connectナビゲーションシステム」の装着率が73%と非常に高くなっている。
Nissan Connectナビゲーションシステム (X・X e-4ORCE) |
73% |
BOSE Premium Sound System +パノラミックガラスルーフ(G・G e-4ORCE) |
29% |
防水シート(X・X e-4ORCE) | 55% |
ナッパレザーシート(G・G e-4ORCE) | 30% |
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新型エクストレイルの人気ボディカラー
ボディカラーはブリリアントホワイトパールとダイヤモンドブラックが人気色となっている。
ブリリアントホワイトパール | 29% |
ダイヤモンドブラック | 21% |
ブリリアントホワイトパール/ スーパーブラック 2トーン |
14% |
シェルブロンド/スーパーブラック 2トーン | 11% |
ステルスグレー/スーパーブラック 2トーン | 5% |
カーディナルレッド | 5% |
他 | 15% |
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新型エクストレイルの納期は、2022年秋のオーダーストップ直前で、およそ12ヶ月だった
新型エクストレイルの納期は、2023年秋頃(約12ヶ月)、もしくは「わからない」と案内されるケースが出ていた。2022年7月発売の直後は、この手の人気SUVとしては比較的手に入りやすい状況でもあった。しかし、これもオーダーが多数入ったことにより、状況は変わり、受注停止の措置が取られた。
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新型T33エクストレイル「ひどい」と言われる理由
新型T33エクストレイルの日本仕様が2022年7月25日に発売となったが、先行販売される北米仕様(ローグ)に対して、2年以上も遅れるというものであった。こういったこともあってか、発売前から「エクストレイル ひどい」という検索ワードが多く使われてきた。この傾向は、新型エクストレイル発売後も続いている。しかし、「ひどい」の中身は変化してきている。
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発売前の「エクストレイル ひどい」の理由
値上げが ひどい
エクストレイルは2023年4月10日に大幅値上げが発表される見込み。特にエントリーグレードの「S」(2WD)の値上げ幅は、31万1300円にも及んでいる。この他のグレードでも、24万9700円の値上がりといったケースが多い。自動車価格の値上がりは、メーカーを問わず実施されているが、エクストレイルの値上がり幅は大きく「ひどい」という印象が強くなっている。
日本発売の遅れが ひどい
T33エクストレイルは、北米仕様ローグが先行発売されるのは、元々からの計画であったようだ。日本仕様についても2021年年内の発売が想定されていた。また、2021年の東京モーターショーでの国内向けデビューも予想されていたが、東京モーターショー自体がコロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていた。その後は、メディアによる予想発売時期が2021年度内、2022年5~6月と順延するものの、日産からの正式な発売時期は示されなかった。
こういった度重なる予想発売時期の延期が「ひどい」と言われる原因の一つでもあった。
エクステリアが ひどい
T33エクストレイルは、先行販売される北米ローグ、中国仕様により、エクステリアが判明していたわけだが、これが「ひどい」と評されるケースもあった。また三菱・新型アウトランダーとはデザイン違いの姉妹車種の関係にあるが、これと比較されることも多かった。
発売後の「エクストレイル ひどい」の理由
順延する納期が ひどい
2022年7月に、ようやく発売されたT33エクストレイル国内仕様であるが、次は納期を巡っての日産の対応が「ひどい」と言われる主な理由となっている。販売店が契約当初に示した納期から順延するケースが発売当初に目立っていた。自動車生産の遅延は日産の問題だけではないが、トヨタなどでは契約時に提示した納期より実際には納車タイミングが早くなることも多いようだ。エクストレイルの納期は12ヶ月程度にまで延びたところで受注停止となった。
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T33型、新型エクストレイル日本仕様は2022年7月に発表された、「ひどい」と言われるエクステリア
日産は新型エクストレイルの日本発表を2022年7月20日に行った。
日産の新型エクストレイル(T33型)のフルモデルチェンジのスケジュールは、2022年7月20日に正式発表され、7月25日に4WDモデル(e-4ORCE)が発売日を迎えた。
半導体不足など自動車部品供給の問題により、これまで何度も発売が延期されてきたエクストレイルであるが、ようやく日本国内デビューを果たした。
販売店では発売前から先行予約がスタートしていた。納期が長期化するどころか、発売後は早々に受注停止となる可能性すら心配されていたが、案の定、その通りとなった。
既にT33型については、北米ローグあるいはエクストレイル中国仕様としての販売が約2年間行われており、グローバルに対して日本仕様の導入が遅れていた。
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新型エクストレイルのフルモデルチェンジ、日本仕様
新型エクストレイルは1.5L VCターボ e-POWERを搭載
フルモデルチェンジで登場する新型エクストレイル日本仕様に搭載されるパワートレインは、1.5L VC-TURBO e-POWERとなる。1.5L VC-TURBOエンジンは直列3気筒ターボの可変圧縮比が採用されており、そのコンベンショナル版が新型エクストレイルの中国仕様および米国仕様で搭載されてきた。日本仕様の新型エクストレイルにおいて、初めてe-POWERの発電機として採用されることになる。
日本仕様のパワートレインラインアップは、この1.5L VC-TURBO e-POWERの一本で、e-POWER専用車ということになる。
4WDモデルはアリアからの技術を転用したモーター制御による「e-4ORCE」が採用される。2WDモデルはドライブモーターはフロントのみが備わるが、その仕様はe-4ORCEと違いがない。
- エンジン(KR15DDT型): 最高出力106kW、最大トルク250Nm、圧縮比 8.0 – 14.0
- フロントモーター(BM46型): 最高出力150kW、最大トルク330Nm
- リアモーター(MM48型): 最高出力100kW、最大トルク195Nm
新型エクストレイルの駆動方式は4WD(e-4ORCE)が発売
新型エクストレイルの駆動方式はFFと4WD(e-4ORCE)が用意される。発売当初は、4WDが先行して生産された。
新型エクストレイルの乗車人数は、2列シート5人乗りと3列シート7人乗りを設定
新型エクストレイルのシート配列は2列シート5人乗りと、3列シート7人乗りがラインアップされた。
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T33型エクストレイルのフルモデルチェンジ、ボディサイズはT32型から大きく変わらない
T33新型エクストレイルのボディサイズは、全長4660mm×全幅1840mm×全高1720mmとなる。特にホイールベースは現行T32型と新型T33型は同値の2705mmで、フルモデルチェンジ後もサイズ感が維持されることになる。全長は先代比-30mmということで小さくなっているのが特徴。ただし、全幅は+20mmワイドでSUVらしい迫力のあるスタイルとなった。
プラットフォームは最新のCMF C/Dが採用される。三菱・新型アウトランダーとは、このプラットフォームだけでなく多くの部分が共通化されており、別デザイン、別パワートレインの姉妹車種と見ることもできる。
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エクストレイルの歴史を総チェック、新型のエクステリアは「ひどい」のか?酷評が多い?
新型のT33エクストレイルについては、既に中国仕様、および北米ローグが発売されており、海外仕様ではあるものの内装、外装が明らかとなっている。そんななか、新型エクストレイルのデザインについて、「ひどい」と酷評する声もある。歴代のエクストレイルのデザインおよび仕様がどういったものであったのが、総チェックしてみる。
初代型エクストレイルは2000年に発売、低価格で広い室内の新コンセプト四駆
初代エクストレイル(T30型)は2000年に発売された。この時代、既にトヨタ・ランドクルーザーや三菱・パジェロといった本格派クロスカントリースタイルの四輪駆動車は、高価格帯ながらも人気車種のポジションを確立していた。そんななか、お手頃価格でアウトドアでの使い勝手に加え居住性も重視された、新コンセプトのSUVとしてエクストレイルは発売された。
T30型エクストレイルに搭載されたエンジンは、直列4気筒 2.0L NA ガソリンエンジンのQR20DE型で、これはセレナ、アベニールなど当時の中型車に幅広く採用されたもの。
一方で上級モデルには2.0L ターボのSR20VET型が搭載されたが、これは結果的にエクストレイル専用のターボエンジンとなった。
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2代目エクストレイル、T31型が2007年にフルモデルチェンジ発売
2代目エクストレイル(T31型)は2007年にフルモデルチェンジ発売された。
エンジンラインアップは一新され、2.0L NAガソリンのMR20DE型と、2.5L NAガソリンのQR25DEが設定された。さらに2008年には新開発の2.0L クリーンディーゼルのM9R型が追加ラインアップされた。
3代目エクストレイル、T32型は2013年にフルモデルチェンジ、7人乗り仕様も設定、実は歴代で最も売れていた
販売が終わりつつある現行型のT32型エクストレイルは2013年にフルモデルチェンジ発売された。
エクストレイルはT30型の初代モデルが大ヒットとなったイメージがあるが、実は国内で最も売れたのがT32型である。2014年に53,736台、2015年に58,448台、2016年に56,151台のセールス実績を持ち、これらはT30型の最盛期であった2001年の42,867台を上回る。2列シート5人乗りに加えて、3列シート7人乗り仕様が設定された。
発売当初は、先代モデルからのキャリオーバーとなるQR25DE型とR9M型がエンジンラインアップとして用意された。その後、R9M型は直噴ガソリンのMR20DD型とリプレイスされる。2015年には、このMR20DD型をベースに30kWのRM31型モーターを採用したハイブリッドモデルが発売される。
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エクストレイルのフルモデルチェンジが遅れる原因、東京モーターショーの中止、半導体不足
日本発売が遅れたエクストレイルであるが、2021年より北米仕様ローグ、中国仕様エクストレイルが新型に切り替わっている。
当初、日本市場に向けては、2021年秋の東京モーターショーでフルモデルチェンジ発表、2021年内発売のスケジュールが想定されていた。しかし、東京モーターショーの中止が宣言されたことで新型発表の機会を逃していた。さらに半導体不足や東南アジアでのコロナウイルス感染拡大の影響で自動車部品の供給が不安定となったことが、日本発売を遅らせる原因となっていたことが予想される。
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T33エクストレイル日本仕様のフルモデルチェンジは遅れた
先行発売される北米ローグに対して、なぜ国内向け新型エクストレイルのモデルチェンジが遅れてしまうのか。まず、国内向けの従来型T32エクストレイルは2020年10月に一部改良を受けており、そこから一年間ほどは現行型の販売が継続されるのは当然の流れとなっていた。
ただし想定外だったのが、半導体をはじめとする自動車向け部品供給問題で、国内ブランドの中でも日産は特に影響を受けているように感じる。
ローグの生産を担う米国テネシー州の日産スマーナ工場も、半導体不足を理由に操業を一時停止させ、生産調整に入っていた。このほか日産自動車九州でも北米ローグの生産が行われているが、こちらは慢性的な人手不足で増産対応ができない状況にある。T33型は北米発売を先行させたものの、そこでの需要すら十分に満たせていない。そんななか国内向けT33エクストレイルの生産開始は大幅に遅れてしまった。
半導体不足を主因とする複数の事情が重なり、国内向け新型エクストレイルの発売日が2022年7月まで遅れることになった。
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「エクストレイル」受注再開、モデルチェンジ まとめ
まとめ更新日: 2024/05/19
- エクストレイル日本仕様が仕様向上し2024年6月10日発売予定
- 90周年特別仕様車も同時発売
- デジタルVモーショングリルは見送りで、マイナーチェンジ相当にならず
- 日本仕様にも将来的にPHEV導入の噂あり、2025年マイナーチェンジ以降の実施に期待
エクストレイル 仕様向上 2024年5月 画像
エクストレイル 90th Annivesary 画像 2024年1月
エクストレイル 90th Annivesary 画像 ジャパンモビリティショー2023
北米ローグ 画像 2023年10月 マイナーチェンジ
新型T33エクストレイル 価格表 2023年4月改定
グレード | シート | 新価格 (円) | 旧価格 (円) | 差額 (円) |
S | 2列 | 3,510,100 | 3,198,800 | 311,300 |
X | 2列 | 3,748,800 | 3,499,100 | 249,700 |
G | 2列 | 4,448,400 | 4,298,800 | 149,600 |
S e-4ORCE | 2列 | 3,759,800 | 3,479,300 | 280,500 |
X e-4ORCE | 2列 | 4,049,100 | 3,799,400 | 249,700 |
G e-4ORCE | 2列 | 4,748,700 | 4,499,000 | 249,700 |
X e-4ORCE | 3列 | 4,180,000 | 3,930,300 | 249,700 |
2022年7月、日本仕様フルモデルチェンジ発売
- 受注の9割がe-4ORCE、6割が最上級Gグレード
- 発売後およそ3ヶ月で、受注停止(2022年10月)
- 受注停止の段階で納期は約12ヶ月まで延長
- 1.5L VC-TURBO e-POWER専用車
新型エクストレイル e-POWER 画像 2022年1月
X-TRIL AUTECH
X-TRIL AUTECH CUSTOMISED 東京オートサロン 2023
新型エクストレイル e-POWER 車両本体価格
通常グレード 新型エクストレイル e-POWER 価格 2022/7/20発表時
グレード | 駆動方式 | シート配列 乗車人数 |
車両本体価格 (消費税込み) |
S | 2WD | 2列5人乗り | 3,198,800円 |
e-4ORCE | 3,479,300円 | ||
X | 2WD | 2列5人乗り | 3,499,100円 |
e-4ORCE | 3,799,400円 | ||
3列7人乗り | 3,930,300円 | ||
G | 2WD | 2列5人乗り | 4,298,800円 |
e-4ORCE | 4,499,000円 |
オーテック仕様 新型エクストレイル e-POWER 価格 2022/7/20発表時
グレード | 駆動方式 | シート配列乗車人数 | 車両本体価格(消費税込み) |
AUTECH | 2WD | 2列5人乗り | 4,205,300円 |
e-4ORCE | 4,467,100円 | ||
3列7人乗り | 4,598,000円 | ||
AUTECH ADVANCED Package | 2WD | 2列5人乗り | 4,846,600円 |
e-4ORCE | 5,046,600円 | ||
X-TREMER X | e-4ORCE | 2列5人乗り | 4,129,400円 |
3列7人乗り | 4,260,300円 |