エクストレイル2021年秋フルモデルチェンジへ、1.5L ターボ e-POWER搭載、追加PHEVの可能性

エクストレイル

日産ではエクストレイルのフルモデルチェンジに向けての準備が進められている。先行して、兄弟車である北米ローグが、T32型からT33型へのフルモデルチェンジを昨年2020年に受けており、既にセールスが開始されている。

次期エクストレイル

次期エクストレイル リアコンビネーションランプ

この新型ローグに搭載されたのは、新世代型の2.5L 直4 NAガソリンエンジンのPR25DD型で、大幅なパフォーマンスアップと環境性能の向上が盛り込まれた。

北米ローグ ルーフ

北米ローグ

北米ローグ シルバー

北米ローグ

ただし、国内向け次期エクストレイルには、別のパワートレインが用意される。搭載の可能性が最も高いのは、欧州キャシュカイに搭載された新世代e-POWERである。これは直列3気筒 1.5L 可変圧縮比ターボエンジンを採用しており、1.2L NAエンジンの従来型e-POWERと比較して発電能力が大幅にアップしている。

北米ローグ 走行

北米ローグ

北米ローグ ヘッドランプ

北米ローグ

また次期エクストレイルは、三菱の新型アウトランダーとプラットフォーム共用の関係でもある。新型アウトランダーについても既にフルモデルチェンジ発表が済まされており、さらに2022年には新開発のPHEVがパワートレイン選択肢の一つに加わる見込み。このPHEVパワートレインを次期エクストレイルに搭載することは技術的に可能となっており、もう一つの電動パワートレインとして注目されている。

アウトランダー

アウトランダー

新型エクストレイルの日本市場への導入時期としては、2021年秋の発表、そして発売は2021年末から2022年にかけてが想定される。東京モーターショーはオンライン開催となるかもしれないが、日産ブースにはフルモデルチェンジを受けた新型エクストレイルが出品されることになるだろう。

北米ローグ 発売

北米ローグ

北米ローグ インテリア

北米ローグ

現行型エクストレイルは一部改良済み、半導体不足の影響で2021年夏までの発売は無い

 

先行発売される北米ローグに対して、なぜ国内向け新型エクストレイルの導入が遅れてしまうのか。まず、国内向けの従来型T32エクストレイルは2020年10月に一部改良を受けており、そこから一年間ほどは販売が継続されることが見込まれる。

北米ローグ ワイン

北米ローグ

北米ローグ シフトノブ

北米ローグ

そして自動車向け半導体不足の影響も発売時期を読むにあたって無視できない材料となっている。既に、昨年2020年にフルモデルチェンジを迎えたノートに関しては、最上級モデルであるオーラの発売が延期となっているほか、4WDモデルの納車も進んでいない。

北米ローグ トランク

北米ローグ

北米ローグ ラゲッジフロア

北米ローグ

さらに、ローグの生産を担う米国テネシー州の日産スマーナ工場が、半導体不足を理由に操業を一時停止させ、生産調整に入った。このほか日産自動車九州でも北米ローグの生産が行われているが、こちらは慢性的な人手不足で増産対応ができない状況にある。T33型は北米発売を先行させたものの、そこでの需要すら十分に満たせていない。そんななか国内向けT33エクストレイルの生産開始が遅れることはあっても、早められることはないだろう。

こういった事情を踏まえると、新型エクストレイルの発売はいくら早くても2021年9月で、むしろ2022年に入ってからという可能性のほうが高い。

北米ローグ インパネ

北米ローグ

北米ローグ エアコン

北米ローグ

ただし、東京モーターショーでの車体出品はあるはずなので、エクステリア&インテリアの公開は遅くても2021年秋ということになる。東京モーターショーは未だ具体的な開催内容が見えてこないが、少なくともオンライン形式による開催は行われる見込み。

次期型T33エクストレイルに搭載されるe-POWERとは

日産の電動化はEVとシリーズ式ハイブリッドのe-POWERを主力に進められている。e-POWERについては、熱効率50%の達成が見込まれた次世代型の技術発表が2021年2月にあったが、エクストレイル発売のタイミングで量産車に搭載していくのは難しいだろう。

北米ローグ シート

北米ローグ

北米ローグ コンソール

北米ローグ

国内向けの現行日産モデルに搭載実績があるのが、1.2Lのe-POWERであるが、ノートのほか車体重量の大きいセレナでも採用されてきた。ただし稀に、長く続く上り坂などでバッテリー残量が底をついてしまうと動力性能で不満が出るケースがあり、弱点とされてきた。

北米ローグ ガソリン給油口

北米ローグ

北米ローグ サイドシル

北米ローグ

そして2020年、フルモデルチェンジを迎えた欧州の新型キャシュカイに搭載されたのが、1.5L 直列3気筒 可変圧縮比ターボエンジンを発電機として採用した新開発e-POWERである。

キャシュカイe-POWERは速度域の高い走行が多くなりがちな欧州ならではの道路事情に対応し、発電能力がアップされている。この1.5L e-POWERが、国内向けT33型エクストレイルへ搭載される見込みである。

北米ローグ フォグランプ

北米ローグ

北米ローグ ドア

北米ローグ

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