ホンダのステップワゴンがマイナーチェンジ相当の改良を受けて、2025年5月に発売されることが予想されます。4月には、エクステリアデザインなどの公開が行われるとともに、先行受注がスタートし、実質的な販売再開となる見込みです。
現行型ステップワゴンは2022年5月にフルモデルチェンジを実施して以来、2023年4月と2024年7月に価格改定が行われただけです。初期型のまま改良が施されず販売が継続されてきました。
今回、発売から3年目を迎えるタイミングでもあり、フェイスリフトを含むマイナーチェンジが行われると予想されます。
先代のステップワゴンでも発売から2年4ヶ月でフェイスリフトが実施されました。近年はフェイスリフトが施されない車種が増えましたが、ホンダはモデル中期にエクステリア変更を行う傾向があります。
オーダーストップとなっている現行型については、2025年4月の生産終了が見込まれており、その後にマイナーチェンジが施され販売再開となりそうです。
今回、新たな導入モデルとして、標準エクステリアの「AIR」に上級の「AIR EX」が設定される見込みです。ステップワゴンは標準エクステリアを採用する「AIR」と、エアロエクステリアの「SPADA」の二系統で展開されていますが、「AIR」は装備が控えめなエントリーモデルとして価格を抑えた仕様となっていました。
上級モデルとしての「AIR EX」には、「SPADA」と同等の装備の採用が見込まれます。
具体的には、ブラインドスポットインフォメーションやLEDアクティブコーナリングライト、運転席&助手席のシートヒーター、全列USB TYPE-Cチャージャー、メモリー機能付きパワーテールゲート、本革巻きステアリングホイールなどが「AIR EX」の標準装備として予想されます。
さらに、特別仕様車として「ステップワゴン e:HEV SPADA PREMIUM LINE」をベースに、ブラック色の装飾パーツを採用した「BLACK EDITION」が設定される見込みです。
一方で、今回のマイナーチェンジでは新たな安全運転支援システム「ホンダセンシング360」の採用は見送られることが見込まれます。ホンダでは次世代システムの「Honda SENSING 360+」をアコード e:HEVに導入し、2025年夏に発売する予定ですが、ステップワゴンへのホンダセンシングの機能向上は、今回は含まれないことが予想されます。
また、ハイブリッドモデル「e:HEV」への4WDモデル追加も期待されていましたが、実現は難しそうです。フリードやヴェゼルで採用されているe:HEV 4WDはプロペラシャフトを使った機械式4WDであり、ステップワゴンに適用するには床面構造の大幅な変更が必要となります。ホンダは2024年5月の「ビジネスアップデート」で後輪をモーターで駆動する電気式4WDを新たに開発し、2026年以降に市販車へ導入する方針を示しています。そのため、ステップワゴンへのハイブリッド4WDの導入があるとしても2026年以降となり、それは機械式ではなく電気式4WDになることが予想されます。
今回のマイナーチェンジでは、装備の充実が施される一方で、さらなる値上げも予想されます。近年の原材料費の高騰などを踏まえれば、価格改定は避けられないとの見方が強いです。
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ステップワゴン特別仕様車まだ?フルモデルチェンジ発売から2年経過
ステップワゴンのフルモデルチェンジ時には、月間販売計画として5,000台が発表されていました。
しかし、2023年上半期(1~6月)の販売台数は15,970台と、計画の半数程度に留まりました。この販売低迷の原因の一つであった部品供給の問題は、改善されている可能性があります。
その結果、2023年下半期以降から2024年上半期では、概ね計画通りの販売台数を達成しています。
今後、ステップワゴンの特別仕様車の発売も期待されます。
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新型ステップワゴン 値上げ 新価格 2024年7月
新型ステップワゴン、2024年7月より価格改定 – 新価格一覧を発表
ホンダは2024年7月4日よりステップワゴンの価格を改定しました。原材料価格や物流費などの世界的な高騰を受けて、今回の価格改定により、各モデルで値上げが実施されます。
AIRは一律115,500円の値上げ、SPADAは一律154,000円の値上げとなります。
モデル | 旧価格(円) | 新価格(円) | 差額(円) |
e:HEV AIR (7名) | 3,437,500 | 3,553,000 | 115,500 |
e:HEV AIR (8名) | 3,459,500 | 3,575,000 | 115,500 |
e:HEV SPADA (7名) | 3,696,000 | 3,850,000 | 154,000 |
e:HEV SPADA (8名) | 3,718,000 | 3,872,000 | 154,000 |
e:HEV SPADA PREMIUM LINE (7名) | 3,912,700 | 4,066,700 | 154,000 |
AIR (1.5L) (7名) | 3,053,600 | 3,169,100 | 115,500 |
AIR (1.5L) (8名) | 3,075,600 | 3,191,100 | 115,500 |
AIR (1.5L) (7名) 4WD | 3,295,600 | 3,411,100 | 115,500 |
AIR (1.5L) (8名) 4WD | 3,317,600 | 3,433,100 | 115,500 |
SPADA (7名) | 3,312,100 | 3,466,100 | 154,000 |
SPADA (8名) | 3,334,100 | 3,488,100 | 154,000 |
SPADA (7名) 4WD | 3,532,100 | 3,686,100 | 154,000 |
SPADA (8名) 4WD | 3,554,100 | 3,708,100 | 154,000 |
SPADA PREMIUM LINE (7名) | 3,528,800 | 3,682,800 | 154,000 |
SPADA PREMIUM LINE 4WD | 3,719,100 | 3,873,100 | 154,000 |
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新型ステップワゴンが値上げによる新価格 2023年4月
※表示は旧価格
ホンダは、2023年4月21日にステップワゴンの価格改定を実施しました。この改定により、消費税10%込みで「PREMIUM LINE」の各グレードが66,000円値上がりし、その他の各グレードは55,000円の値上がりとなりました。福祉車両については消費税が非課税のため、50,000円の値上がりとなりました。
新型ステップワゴンのエントリー価格は3,053,600円で、1.5リッターターボを搭載したFFモデル「AIR(7名)」がラインナップされました。一方、最上級グレードは3,912,700円で、2.0リッターのハイブリッドエンジンを搭載したFFモデル「e:HEV SPADA PREMIUM LINE (7名)」となりました。
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新型ステップワゴンが2022年5月にフルモデルチェンジ発売
ホンダ・ステップワゴンがフルモデルチェンジを受け、新型モデルを2022年5月27日に正式に発売しました。今回の販売計画では、月間5000台の販売目標が掲げられています。
新型ステップワゴンのグレード構成は三種類となっており、まず「AIR」は従来の標準モデルを継承したものです。上級グレードの「SPADA」も引き続き用意されており、さらなる選択肢が提供されています。最上級グレードとして「SPADA PREMIUM LINE」が新たに設定されました。
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ステップワゴンは1.5Lターボと2.0Lハイブリッドを採用
ステップワゴンは、1.5Lターボと2.0Lハイブリッド(e:HEV)の二種類のエンジンタイプが採用されます。1.5Lターボは低価格を実現し、2.0Lハイブリッドは環境性能に優れています。
駆動方式については、1.5Lターボエンジンには2WDと4WDが設定されています。一方、2.0Lハイブリッドは2WDのみで4WDのオプションは用意されておらず、この点は従来型から進化していない状況です。トヨタの新型ノアやヴォクシーが4WDハイブリッドを提供していることと比較すると、ステップワゴンのラインアップは劣る部分があります。
乗車定員に関しては7人と8人が用意されていますが、最上級グレードの「SPADA PREMIUM LINE」は7人乗り仕様のみとなっています。
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新型ステップワゴンはフルモデルチェンジでボディサイズ拡大、価格もアップ
新型ステップワゴンのボディサイズは従来型から全長、全幅で拡大された。ホイールベースは変更無しの2890mmとなった。
- ステップワゴンAIR:全長4800mm×全幅1750mm×全高1840~1855mm
- ステップワゴンSPADA:全長4830mm×全幅1750mm×全高1840~1855mm
- ステップワゴンSPADA PREMIUM LINE:全長4830mm×全幅1750mm×全高1845~1855mm
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STEP WGN e:HEV SPADA Conceptが東京オートサロン2022で公開
ホンダは「STEP WGN e:HEV SPADA Concept」を東京オートサロンで発表した。
フルモデルチェンジを受けて6代目モデルとなる新型ステップワゴンは、2022年1月7日にオンラインイベントで発表。その後、一般向けには東京オートサロンが初の車体公開となった。
オートサロンの性格上、新型ステップワゴンについてもカスタマイズが施されており、あくまでコンセプトカーとしての扱いとなった。
特に足回りは15mmのローダウンと、大径アルミホイールが履かされており、見栄えが良い。
ボディカラーは上下方向にグラデーションがかけられており、ミニバン特有のルーフラインの高さを目立たなくしてある。

2022年は国内ミドルクラスミニバンの競争が激化、各社が新型を販売
フルモデルチェンジを受けた新型ステップワゴンは、トヨタ新型ノア/ヴォクシーよりも先に正式発表されることになる。しかし、実際の生産、販売、納車は新型ノア/ヴォクシーが先行してスケジュールされている。
ステップワゴンの予約スタートもノア/ヴォクシーより遅れてからとなったが、これもライバルの価格を見ながら対抗してきた感がある。
さらに2022年度後半には日産・セレナもフルモデルチェンジ予定となっている。
2022年は、ホンダvsトヨタvs日産のミニバン戦争の勃発が避けられない状況となっている。
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新型ステップワゴン、オデッセイ後継としての役割を兼ねる
ボディサイズの拡大を受けた、新型ステップワゴンであるが、オデッセイの客層を引き継ぐため「SPADA PREMIUM LINE」が設定された。
販売終了となったオデッセイは、349.5万円からの車両価格が設定されていた。この価格帯に相当する最上位グレードが「SPADA PREMIUM LINE」となる。車両価格は発売当初が\3,462,800~\3,846,700で、2023年4月の価格改定で¥3,053,600~¥3,912,700となる。
ただし、2023年に中国生産のミニバンモデル(オデッセイまたはエリシオン)を輸入販売することで、オデッセイ後継モデルを設定する計画がある。
ライバルモデルでは、2023年にトヨタのアルファード/ヴェルファイアがフルモデルチェンジを受ける。さらに日産・エルグランドも少し遅れてフルモデルチェンジされることが予想される。
ステップワゴンを含む、国内中型ミニバンは全て新型に
ステップワゴンは全車3ナンバーとなり、価格もアップさせてプレミアム感を増してきた。
ライバル、新型ノア/ヴォクシーも、グローバルプラットフォームであるTNGA-Cの導入により、全幅1.7m以上の3ナンバーサイズとなった。
遅れて登場した日産セレナは、ボディ骨格は従来型キャリーオーバーながらも、新開発のシリーズ式ハイブリッドしすてむ、1.4L e-POWER搭載モデルが2023年4月に追加発売される見込み。
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ステップワゴン まとめ
まとめ更新日: 2025/03/24
- 一部改良の実施時期は2025年5月発売、先行予約2025年4月予想
- 特別仕様車「BLACK EDITION」
- 「AIR EX」追加
- 2.0L e:HEV 4WDの追加は、電気式の採用のため2026年以降に遅れる可能性
- 2022年5月フルモデルチェンジ発売
- エンジンは、「1.5L ターボ」と「2.0L e:HEV」
- 4WDは「1.5L ターボ」のみに設定
- 2023年4月21日の価格改定で、50,000~66,000円の値上げ
- 2024年7月4日の価格改定で、115,500~154,000円の値上げ