ノア、ヴォクシー、エスクァイアが一部改良、ライバルのフルモデルチェンジに対抗

トヨタ

トヨタのミドルクラスミニバン勢が一部改良、Toyota Safety Sense Cを装備

ノア、ヴォクシー、エスクァイアの一部改良が2016年1月6日に行われた。

(写真は新型ヴォクシー ハイブリッドZS)
ヴォクシー ハイブリッド ZS

現行のノアとその姉妹車ヴォクシーは2014年1月に発売されたモデルで、ちょうど販売期間が2年となるタイミングにある。2014年10月には第3の姉妹車としてエスクァイアを追加し、販売体制が強化されてきた。

ノア、ヴォクシーにエアロハイブリッド追加、ダウンサイジングターボ登場でも依然ハイブリッドが有利

一方でライバルのホンダはステップワゴンを2015年にフルモデルチェンジしている。ステップワゴンは新開発の1.5L VTEC-TURBOエンジンが搭載され、クラス初のダウンサイジングターボエンジン搭載モデルとなった。

(写真は新型ノア ハイブリッドSi)
ノア ハイブリッドSi

ただし、12月の販売台数を見てみると、ヴォクシーが7853台、ステップワゴンが3831台、ノアが3681台、エスクァイアが2776台となっており、発売から間もないステップワゴンが苦戦しているのがわかる。やはりダウンサイジングターボよりもハイブリッドの方が、販売面で有利となっている可能性があるだろう。

(写真はホンダ・ステップワゴン)
ステップワゴン

そんなこともあってか、今回のトヨタのミニバン勢の一部改良はハイブリッドモデルの設定拡大が盛り込まれている。通常ガソリンエンジン搭載のエアログレードであったヴォクシーZSおよびノアSiに、ハイブリッドエンジン搭載モデルが追加された。専用16インチ鍛造アルミホイールの装備や燃料タンク容量の削減により、エアロパーツ装備にもかかわらず、JC08モード燃費は23.8km/Lを達成している。

(写真は新型エスクァイア)
エスクァイア インテリア

また、Toyota Safety Sense Cの装備が多くのグレードで標準化される。Toyota Safety Sense Cはレーザーレーダーと単眼カメラによる安全運転支援システムとなる。ライバルの日産・セレナが2016年のフルモデルチェンジで自動運転装置を装備してくるとも噂されており、安全運転支援システム程度の装備は当たり前となってくる。

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