ピクシスにミライースOEMが追加
トヨタの軽自動車、ピクシス シリーズに、ダイハツのミライースがOEM車としてラインアップされる。
ミライースは昨年2011年にダイハツから発売されたばかりの新型軽自動車。
ハイブリッドシステムを持たない軽自動車で初めてとなる、JC08モード燃費30km/Lを達成。
ブルース・ウィルスのCMでお馴染みのダイハツの看板車種だ。
ミライースがピクシス シリーズとしてトヨタでの販売が開始されるのは2012年3月頃になりそうだ。
車名は未定だが、ピクシスセダンとも予想されている。
昨年2011年よりトヨタは軽自動車市場への参入を始めており、既にピクシススペース、ピクシストラック、ピクシスバンの3車種を投入済み。
これら3車種は全てダイハツの生産するOEM車であり、それぞれムーヴコンテ、ハイゼットトラック、ハイゼットカーゴをオリジナル車種としている。
ピクシス版ミライースは、これまでのピクシスシリーズ同様に、ダイハツのオリジナル車種と同グレード、同価格のラインアップになる予定。
車自体の違いは、エンブレムがダイハツからトヨタになるだけだ。
トヨタ版ミライース、ピクシスセダンは月販2000台
ミライースがトヨタのピクシスに加わるという話は、ミライースが発売された当初から噂としてあったが、実現したとしても、もう少し遅い時期を想定していた。
ミライースの販売台数に未だ衰えが見えないなか、3月という投入時期が決まりつつあるのは、ダイハツの販売サイドにとっては痛手。
2011年12月のミラの販売台数は軽自動車部門でダントツトップの17603台。
このうち、ミライースは1万台以上を占めると考えられる。
もちろん、トヨタもダイハツの事情を考慮してか、2000台/月ペースでの販売に留まる見込みだが、親会社の横暴に感じる関係者もいるはずだ。
ただ、ユーザーにとっては、そんなことは関係ない。
両方のディーラーで見積もりを取って安い方を買えばいい。
しかし、多くの場合、ダイハツの方が安くなりそうだが。
2000台/月という数字は、トヨタとしては何もしなくても売れる台数。
ダイハツのように大物ハリウッド俳優を起用したりと、大掛かりな販促もしないだろう。