新型eKワゴンの予約受付が開始、6月納車、発売が目標
三菱の軽ワゴン車、eKワゴンの約7年ぶりとなるフルモデルチェンジが行われようとしている。2013年04月18日からニューモデルの予約受付が開始されており、新型eKワゴンおよび新型eKカスタムの事実上の販売が開始されている。正式発表および納車開始は6月頃となる見込みだ。
(写真はeKカスタム)
新型eKワゴン最大の進化は、室内広さの拡大である。全高は現行1550mmから新型1620mmまで高められ、ダイハツ・ムーヴ、スズキ・ワゴンRといった主力軽ワゴン車らと近い寸法となった。また、燃費性能の進化も著しく、JC08モード燃費は29.2km/Lとなった。これは、現行eKワゴン 4AT FFモデルの19.6km/Lと比較して50%近い性能アップとなり、ムーヴの29.0km/LやワゴンRの28.8km/Lを追い抜くクラストップの燃費性能を獲得している。
(写真はeKワゴン)
新型eKワゴンは、日産の新型軽自動車デイズと車体の大部分が共通となり、どちらも三菱の水島製作所で生産される。開発は日産と三菱の合弁会社NMKVによって行われた。
新型eKワゴンで三菱は復活できるのか
三菱は昨年2012年頃より、コンパクトカーのミラージュ、SUVのアウトランダーと新型車を立つ続けに投入し、積極的な販売の巻き返しを図ってきた。しかし、ミラージュは国内の販売不振に見舞われ、三菱初のプラグインハイブリッド車となったアウトランダーPHEVはリチウムイオンバッテリーのトラブルで出荷を停止している状況だ。国内の自動車市場が普通車から軽自動車へとシフトする中、今回の新型eKワゴンにかかる三菱社内の期待は大きい。