シトロエン DSワイルド ルビスに三菱アウトランダーのPHEVシステム採用の可能性

シトロエン三菱

三菱のプラグインハイブリッドシステムをシトロエンDS6に搭載か?

2013年4月20日より開幕した上海モーターショーで、『DS ワイルドルビス』という新型SUVのコンセプトカーが発表された。シトロエンは、DSシリーズとして、メーカーの顔となる上級車ラインを確立してきた。現在のラインナップには、小型の5ドアハッチバックである『DS3』、小型クロスオーバーである『DS4』、ミドルクラスのクロスオーバーである『DS5』が名前を連ねている。今回、本格的SUVのコンセプトカーとして発表されたDS ワイルドルビスは将来的には『DS6』としての販売が待望されている。
DSワイルド ルビス DS6
DS6 上海2013

三菱とPSAの業務提携はDSシリーズにも展開されるのか?

エクステリアを見てみると、これまでのDSシリーズの流れを感じさせない独創的なデザインが採用されているのがわかる。ボディサイズは全長4700mm×全幅1950mm×全高1590mm。DSシリーズ初の本格SUVというのもあるだろうが、従来のDSシリーズにあった繊細な曲線美よりも力強さを感じさせる直線基調のラインが印象的である。ヘッドライトなどに見られるスクウェアな造形は、DSシリーズの次世代デザインとして以降のモデルに展開される可能性もあるだろう。
DS6 wild rubis 上海モーターショー2013
DS6 上海モーターショー
さらに興味深いのが、DS ワイルド ルビスの市販モデルに搭載されるパワートレインとしてプラグインハイブリッドの搭載が公表されていることである。同セグメントのプラグインハイブリッド搭載のSUVと言えば三菱のアウトランダーPHEVを思い出すが、PSA・プジョーシトロエンと三菱自動車はアイミーブのOEM等で提携関係にあることからも、アウトランダーのシステムがそのまま採用される可能性が高いと考えていた。しかし、これは誤り。
採用されるエンジンは、1.6Lの直4ガソリンターボで、最大出力225ps。これに70psのモーターが加わるということである。駆動方式も少し異なり、前輪はエンジン駆動のみでフロントモーターは設置されない。後輪がモーター駆動のみとなるところはアウトランダーPHEVと似ている。
三菱プラグインハイブリッド PHEV
現在、アウトランダーPHEVはリチウムイオンバッテリーのトラブルから出荷停止となっており、一刻も早い問題解決が求められている。

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