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次期コルトの市販タイプが東京モーターショーに出展
現行コルトは2002年に初期モデルが発売されてから来年で10年となり、次期モデルのデビューが待望されている。
2011年3月のジュネーブモーターショーでは、それに相当するコンセプトカーが展示されたが、未だ市販車とは程遠いデザインコンセプトの段階にあった。
それが2011年12月の東京モーターショーでは、市販モデルに近い形で公開されるという。
実質的にコルト後継となる三菱の新型コンパクトカーだが、正式車名については現在のところ未定。
タイで生産される
次期コルトはタイの新工場で生産される。
このことと、コルトがいつまでもモデルチェンジしないことから、三菱はもはや自力開発することができず、次期コンパクトカーは日産マーチのOEM車になるのではという憶測までされることもあったほど。
日本国内での生産からは撤退するものの、三菱は現行コルト以来10年ぶりに新型のコンパクトカーの発売にこぎつけることができそうだ。
ボディサイズは小さくなる
コンセプトモデルのディメンションは、全長3740×全幅1680×全高1490、ホイールベース2500と発表されていた。
おそらく市販モデルもこれに近いボディサイズになる。
現行コルトよりも全長が10センチ以上、全高が5cm以上縮小され、現行コルトよりも小さくなる。
日本よりもアジア新興国を意識したグローバルスモールカーとして開発されているということだ。
日本国内では、マーチがライバルとなる。
ベースモデルの価格は100万円未満に設定してくると考える。
エンジンは3気筒化し、燃費が向上
ボディが小さくなる次期コルトだが、エンジンもダウンサイジングし1.0Lと1.2Lの2タイプが用意される。
どちらも3気筒のMIVECとなる。
税制上のメリットから、日本市場でも1.0Lの方が主力となるはずだ。
1.2Lモデルは後に発売されるラリーアートバージョンのベースとしても使われるだろう。
驚きなのが燃費性能。
JC08モードで30km/Lオーバーを目指して開発されているという。
最近では、デミオスカイアクティブが10・15モードで30km/L、軽自動車のミライースがJC08モードで30km/Lを達成しており、非ハイブリッドでも30km/L台の燃費性能が実現されつつある。
ただし、非ハイブリッド&コンパクトカーでより実走行に近いとされるJC08モードで30km/Lオーバーとなるのは、この新型の次期コルトが初めてのはず。
いずれにせよ来年の夏頃には、コンパクトカーで30km/L台は、もはや当たり前の性能になっているだろう。
EVやプラグインハイブリッド仕様も開発中
次期コルトでも動力源としてガソリンエンジンだけを採用した非ハイブリッドがメインとなる。
ただし、EV化やプラグインハイブリッド化も見据えた開発が次期コルトではされている。
EV版、PHV版のコルトの発売時期は、ガソリンエンジン版の次期コルト発売から、1~2年遅れになると予想されている。