三菱自動車は、2023年3月10日に発表した中期経営計画「Challenge 2025」で、新型コルトのティザー画像を公開した。国内向けラインアップでは、ミラージュの販売が2023年3月を以って終了となる計画で、これを後継する登録車クラスのコンパクトカーの導入が待望されている。
新型コルトについては、2022年4月の段階で欧州向けに2023年秋に発売することが予告されていた。
当初公開されたティザー画像では、CMF-Bプラットフォームが採用されるルノー・ルーテシア(欧州名 クリオ)をベースとしたモデルが想定された。リアドアハンドルは、ピラーマウント式が採用される。三菱の専用デザインとしては、スリーダイヤが輝く、フロントアッパーグリルが特徴的であったが、ロアグリルなどは隠されたままであった。
現行型ルーテシアのボディサイズは、全長4075mm×全幅1725mm×全高1470mm、ホイールベース2585mmとなる。
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新型コルトには、ルーテシアのマイチェン版デザインを採用か
新型コルトのベース車であるルーテシアは、2019年のフルモデルチェンジ発表から時間が経過しつつあり、フェイスリフトが含まれるマイナーチェンジが計画されてきた。
Renault will soon reveal the facelift Clio, as proven by this spy pic shot in Spain. Clio was on the streets with a camera crew, probably shooting a promo ad. You can clearly see the updated Renault family front end via the lights. There may be a Hybrid engine on offer. pic.twitter.com/NJEjNR6y1t
— Thami Masemola (@ThamiMasemola) February 21, 2023
その開発車両もスパイショットされており、フロントロアグリルには「ハ」の字に並ぶデイタイムランニングライトが新デザインとして採用されることが、確認された。
今回、三菱が発表した新型コルトの新たなティザー画像でも、このデイタイムランニングライトが確認でき、このあたりは「マイチェン版クリオ」と「新型コルト」で共通デザインである可能性がある。
また、「Challenge 2025」の中で示された商品投入スケジュールによると、新型コルトらしきモデルは、「Alliance -Renault」のライムライン上にあり、やはり、ルノー生産のOEMモデルであることは間違いないようだ。また、その発売時期として2023年の後半から2024年にかけてが示されており、2023年秋の発売としていた当初の計画に大きな遅れは無いものと考えられる。
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新型コルトには、1.6L E-TECH FULL HYBRID搭載か
新型コルトには「1.6L E-TECH FULL HYBRID」の搭載が予想される。ティザー画像からは、ドアパネル前方に、パワートレイン種別を示すバッヂが確認できる。
プラグインハイブリッド車のアウトランダーに貼られているものとデザインは近いが、「PLUG-IN-HYBRID」に相当する部分が、新型コルトでは短くなっており、「FULL HYBRID」などの表記が想定される。
「1.6L E-TECH FULL HYBRID」は、日本販売されるルノー・キャプチャーでも採用されている。
まとめ
- ミラージュが2023年3月に国内販売を終了
- 後継の国内向けコンパクトカーとして、コルトの復活が期待される
- 欧州向けは2023年秋の発売が予告されている
- ティザー画像公開済み
- ルノー生産のCMF-Bプラットフォーム車、クリオ(ルーテシア)のOEMモデル
- クリオは2023年春のマイナーチェンジでフェイスリフト
- コルトのティザー第二弾を中期経営計画「Challenge 2025」で公開
- スパイショットされていた新型クリオと特徴が一致
- パワートレインは1.6L ハイブリッドのE-TECH