セニア日本発売の可能性は、ダイハツ新型コンパクトミニバン DNマルチシックス市販化2023年予想

ダイハツ新型ミニバン

DNマルチシックス コンセプト

ダイハツはインドネシア生産のセニアを約10年ぶりにフルモデルチェンジさせ昨年2021年11月に発売した。

一方で、国内向けには、東京モーターショー2017のコンセプトカー、DNマルチシックスの市販型を待望する声が高まっている。この新型セニアをベースとした国内向けモデルが導入される可能性はあるのか。

セニアはDNGAプラットフォーム採用の3列シートミニバン

セニア

セニア

セニアシリーズはアジア新興国向けの3列シートコンパクトミニバンとして2004年から販売されてきたモデル。現行モデルで3代目となる。
トヨタにもOEM供給され、アバンザおよびヴェロッツのモデルネームで販売されてきた。

新型セニアは、ダイハツの共通プラットフォームであるDNGAが採用されていることも大きな特徴で、従来のFRレイアウトから、パッケージングに優れたFFレイアウトへと構造を大きく変えてきている。
また、上位モデルではトランスミッションのD-CVTが搭載されるほか、安全運転支援システムについてもスマートアシスト相当の装備が採用されており、日本発売も期待される商品内容となっている。

セニア リアコンビネーションランプ

セニア

セニア日本仕様には、e-SMART HYBRIDの搭載に期待

ただし、新型セニアに搭載されるガソリンエンジンに関しては、国内向けの新型車として考えた場合、少なくとも環境性能の面で力不足だろう。搭載される1.3L NAの1NR-VE型は新興国向けのエンジンであり、もう一つの1.5L NAの2NR-VE型についても国内導入されてはいるがグランマックス、タウンエースなど商用モデルでの採用に留まっている。

セニア インテリア

セニア

こういった状況を考えると、国内向けには専用パワートレインの導入が必須となりそうで、そんななか搭載が期待されるのがシリーズ式ハイブリッドシステムの「e-SMART HYBRID」である。「e-SMART HYBRID」は現在のところ、小型SUVのロッキー/トヨタ・ライズのみで搭載されるが、今後、採用モデルを拡大させていかねば、開発コストを回収できない状況にある。セニアの国内仕様が設定されるとすれば、ハイブリッドモデルのラインアップが予想される。

セニアはコンパクトミニバンながらもSUVテイストのエクステリアで、シエンタと差別化

新型セニアのボディサイズは全長4,395mm×全幅1,730mm×全高1,700mmとなる。日本仕様を考えた場合、専用エクステリアで全幅を1.7m未満に抑えるかどうかが焦点となりそうだ。また、全長はトヨタの小型ミニバン「シエンタ」の4,260mmを超えている。ただし、シエンタは2022年のフルモデルチェンジが計画されており、ボディサイズを拡大させてくる可能性がある。次期シエンタは、新型セニアと近いボディサイズとなりそう。

セニア エクステリア

セニア

そんななか、セニアとシエンタの差別化が懸念されるが、これはキャビンスペースを重視したシエンタに対し、SUVテイストのセニアという方策が取られることが予想される。セニアのエクステリアは、小型SUVのロッキーがベースとなっていることは誰もが感じるところで、実際にインドネシアではロッキーの3列シート版というポジションでラインアップされている。一方でシエンタは、より環境性能に優れたTHSⅡを搭載する上位車種という位置付けとなるだろう。

ROCKY  Premium ver

ROCKY Premium ver. 東京オートサロン2022

ダイハツの新型ミニバンは「SUV×3列シート」を小型車で実現する

かつてのダイハツの国内向け小型ミニバンといえば、2012年まで販売されたブーンルミナスと、その姉妹車種トヨタ・パッソセッテがあったが、これらはセールス的には成功しなかった。当初の計画は、トヨタ生産のシエンタシリーズを廃止し、ダイハツ生産モデルに切り替えるというものであったが、これには至らなかった。現行ラインアップを見てもシエンタのみが継続されている状況だ。

シエンタ

現行型シエンタ

しかし、その後もダイハツでは、ブーンルミナスを後継する国内向け小型ミニバンの可能性について意欲的な姿勢を見せてきた。2017年の東京モーターショー発表のコンセプトカー「DN MULTISIX」では、SUVテイストのデザインを取り入れることで、小型の3列シート車ながらも所有欲を満たす内外装が特徴となった。

DNマルチシックス リアコンビネーションランプ

DN MULTISIX コンセプト

小型ミニバンのカテゴリで先行するシエンタ、フリードが居住性重視の設計により多数のユーザーニーズに応えていくなか、ダイハツは当時のトレンドであった「SUV×3列シート」というコンセプトを小型車で模索していた。マツダのCX-8が発売され人気となったのも同じ2017年であった。

ダイハツのハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」が新型SUVミニバンの市販化を勢いづける

ロッキー e-SMART HYBRID

ロッキー e-SMART HYBRID

新型ロッキー e-SMART HYBRIDは、ダイハツが独自開発したe-SMART HYBRIDを搭載。この新開発の1.2L シリーズ式ハイブリッドの登場により、同クラスにおける新型車投入の機運が高まっている。その中にはDN MULTISIXの市販型、つまりセニア日本仕様も含まれるはずだ。

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