三菱からデリカ D3が発売、日産NV200のOEM車

三菱

NV200のOEM車デリカD3が10月に発売

現在、デリカD5、デリカD2とラインアップされている三菱のデリカシリーズに10月からデリカD3が追加されることになった。
とは言ってもOEM車で供給元は日産のNV200バネットということだ。
ちなみにデリカD2もOEM車で供給元はスズキのソリオ。
発売日が10月となっている割には、情報が少なく三菱のやる気の無さを感じるがNV200はビジネスグレードの車種なので仕方ないか。
おそらく、オリジナル車種の日産NV200とデリカD3の違いはエンブレムだけということになるのではと予想。
というのも、デリカD2もスズキソリオとの違いはエンブレムのみだったし、OEM車の開発にまで予算が回せないのが、三菱自動車の実情ということだ。
近年、日本の自動車メーカーにおいて、他のメーカーに生産を委託するOEM車が増えつつある。
最近では供給元をマツダ・プレマシーとする日産のラフェスタ・ハイウェイスターもそうである。わずかながらも開発予算のある日産ではプレマシーとラフェスタ・ハイウェイスターの差別化に成功。
フロント回りを日産顔にリメイクし、リアも日産のミニバンと一目でわかるエルグランド風にアレンジして販売している。
こういったリメイクが日産は得意で、この他にもモコ(OEM元はMRワゴン)やルークス(OEM元はパレット)など軽自動車を中心としたOEM車種を展開しており、車種によってはOEM元を上回る知名度と販売台数を獲得し成功している。

オリジナルのNV200は一部のアウトドア用途を除けば、ビジネス向けのイメージが強い車種で、家庭用のミニバンを求めるユーザーからは認知度の低い車種であった。
現行のデリカシリーズはD5、D2とファミリー向け車種を中心にラインアップされているが、本来のデリカは商用車がメインであった。
デリカD3がNV200とエンブレムのみの違いということであれば、同シリーズのなかでファミリーカーとビジネスカーが混在するわかりにくいラインアップになってしまう。

デリカD4の可能性は?

今回、新型デリカD3が追加されるということだが、そうなるとD2、D3、D5の間を埋める車種、デリカD4の存在が気になるところ。
D4について公式な発表は無いが、三菱は新しくD4を開発するほどの力は無いだろうから、OEM車で賄うなんてことも考えられる。
となると、日産の人気ミニバン、セレナがOEM元として推定できる。

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